町に入るやいなや、街の人が老若男女問わず絶えず盗みを働いていることに驚いたフィンたち。目まぐるしい窃盗劇の中から花かごを見つけたフィンは、盗人たちを制裁しながら追うが、すぐに見失ってしまった。ペニーの「
泥棒の王様の塔にあるかも」という考えに従って塔をめざすフィンを尻目に、ジェイクはブーツの店からブーツをくすねてしまっていた…。
盗みをしていない者しか入れない塔のバリアを通り抜けたピュアなフィンは、首尾よく王様の宝箱をゲットし戻った。するとペニーが突然豹変、箱の宝を持ち逃げしていった。ペニーもまた泥棒で、彼女に騙されていたのだ。
復讐に燃えるフィン。その顔は、もうピュアな少年のそれではない
罪悪感に苛まれつつもフィンは開き直り、ペニーへの復讐へと動きだす。途中武器や石鹸を強奪し、ペニーの住処へ。騙まし討ちしようとするペニーをジェイクがブーツで反撃、フィンは手に取った石鹸でペニーもろとも自分たちを洗浄し、心まで洗われたような心地に。ペニーはお礼を言って足早に去る。掠めたフィンの衣服を手に。フィンの「ペニィィィーーッ!!」の叫び声が、町中に空しく響き渡るのであった…。