フィンたちを連れ、バブルガムは城の大樹の中へ。その中には、琥珀に封印されている“
リッチ”という大昔の魔物の姿。それはかつて人の心と魂を操り、
ウー大陸を破滅に導こうとした元凶だという。事前に渡された
護りの宝石のおかげでフィンたちはリッチの呪文の影響を受けなかったが、偶然バックパックに忍び込んでいた
かたつむりが操られ、リッチの封印が解かれてしまった。
逃亡するリッチに驚愕する三人。ヤツを止めなければ大陸はリッチに滅ぼされてしまう…。バブルガムはフィンに
ビリーの小手と“大切な人への想い”を込めた
バブルガムのセーターを託し、リッチの討伐を命じた。…とそこへ
アイスキングの介入。リッチを追うフィンたちに「バブルガムとの結婚を認めて欲しい」と鬱陶しく付きまとった。蔑ろにされて逆上したキングは、あろうことかバブルガムを捕らえてフィンたちを追いかけ続けた。
突撃するフィン。その拳にはウー大陸とその人々の存亡が懸かっている
リッチが力を取り戻すために向かったという
リッチの塔の残骸から、禍々しい瘴気が…。フィンたちは地下に侵入し、ゾンビたちを蹴散らして
リッチの井戸の前でリッチと決戦。しかし頼みの綱の小手が砕かれ、ジェイクの捨て身の攻撃も跳ね返され、フィンは護りの宝石を失い心を操られてしまう。リッチの囁きによって井戸に引き込まれそうになるフィン…。
「寒くなんかないぞ!!!」…フィンの強靭な意志とバブルガムのセーターが、リッチの呪文と毒の炎を退けた。正気に戻ったフィンはリッチに飛び掛り、力技でその頭蓋を砕き、ヤツを消滅させた。安堵するフィンとジェイク、そして後を付いて来ていたキングとバブルガム。そのキングが喜びのあまりバブルガムを手放してしまい、バブルガムは井戸の中へ……。(
後半へ続く)