はー。
すっごく、疲れたよ。
ほんとに。
でも、あたしたちのやらなきゃいけないことってのはわかった。
そして……
ううん、今は考えるのをやめよう。あたしらしくないし。
とりあえず、ちゃんとやることをやった気がしたから。
お兄ちゃんにも電話できたし。
……あたしの正直な気持ちは希に伝えたし。
希が悩んでたなんて、あたしは何もわかってなかった。
だから、びっくりした。
……でも。希の言ってることは違う、そう思った。
望と希の間には、あたしじゃ入り込めない絆があるってこと、そんなんわかってるし邪魔する気なんてまったくない。
だって「一対」ってのはそういうもんだと思うから。
ある意味、うらやましいくらいの絆だから。
……でも、お互いしか見ないのはやっぱり間違ってて。
あたしは二人の友達で。
友達が間違ってる方向に行こうとしてるのを止めないのも、きっと……間違ってる。
今度は、上手く自分の気持ち、希に伝えられたのかな。
伝わったんなら、いいな。
望は……会えたから、もう、十分。
誰かに「くっつけてやろうか」って言われたけど、そんなのあたしたちの望む結末なんかじゃきっとない。
あたしはあれでいい(……あんまりよくないのかもしれないけどこの際いいことにしとく)。
何も言わないで行ってやるつもりだったのに、なんかわかられた風になってたのが悔しかったけど!
あれでいいよ。
でも。
帰ってきたらまたラーメン食おうかって誘ってみようかな。
そしたら一緒に食べてくれるかな。
お兄ちゃんと電話して勇気もらったし。
もうお兄ちゃんは、あたしの頭をなでてくれることはないから、立ち上がることはひとりでやらなきゃだけど。
だけど、あたしは頑張る。
ここに帰ってきたいから頑張る。
ラブラブ二人のカップルを助けたり(ほんとごめん……)
ちゃんと勝てた(藤咲のおかげだけど)。
あたしはやること全部やった。
あとは、梵を助けて、みんなで一緒に帰ってこよう。
一回しかないこの人生、ハッピーエンド以外いらない!
よっしがんばろーーうえいえいおーー!!
最終更新:2009年11月08日 22:14