The shores of hell (地獄の岸)
フォボスとデイモスの間のテレポーテーション実験は、地獄への接続、デーモンの侵攻、そしてデイモス自体の失踪という破滅的な結果を生んだ。Doomguyはフォボス基地へ突入してデーモンを掃討、ポータルを守っていた凶暴なバロンを倒してその先へと足を踏み入れた。しかし、惨劇はまだ終わっていなかった...
目を覚ましたDoomguyは、宇宙空間から消え失せたはずのデイモス基地に立っていた。彼は再びピストルを片手に、地獄に引き込まれた基地からの脱出を開始する。
EP1クリア時のメッセージでは、フォボスを一掃して終わりになることをDoomguyは期待していたようだが、冷静に考えてデーモンの侵入口に足を踏み入れればデーモンの領域に近づいてしまうだろうことは想像に難くない。むしろ積極的に乗り込んだのではないかと(特に彼の後年の振る舞いを見れば)思えてくる。
そして前エピソードで集めた武器類はすべてリセットされてしまう。あの地獄で落っことしたのかもしれないが、何故かいつもピストルと50発の弾丸は保持している。
E2M1 DAIMOS ANOMALY (デイモス異空間)
シークレット数:4
難易度:☆☆☆
宇宙空間から消滅してしまったはずのデイモス基地に飛ばされたDoomguy。フォボスを一掃したのにまた戦闘か...と普通なら落ち込むところだと思うが、このステージのBGM「I sawed the demons」(俺、デーモンを引き裂いた)は超アップテンポのノリノリBGMであり、その爽快感のあるリズムゆえオリジナルのDOOMにおいて屈指の人気曲である。やっぱりおまえわざと乗り込んだだろ
このステージではテレポータが初登場し、以後EP2では多数のテレポータが登場する。これは人工物なのだろうか?
デイモス基地でもテレポーテーションの研究がされていたのかもしれないが、同型のテレポータがEP3でも多数登場するし、もしかするとこの小型のテレポータはデーモン側の技術の産物なのかもしれない。
デイモス基地はもともと人工物なのだが、フォボスよりも悪魔の侵食が進んでおり、赤い十字架やフロア、血溜まりの上に立つとダメージを受ける。いったいどういう仕組みなのだろうか。
武器面ではEP2で最強の武器となるプラズマガンがいきなり入手可能で、敵の方はみんなのアイドル・カコちゃん(難易度によってはロストソウルに格下げされるが)が登場。いよいよDOOMらしくなってくる。
序盤の攻略が少し手こずるかもしれない。いきなり右手に進んでしまうとアサルトライフルでゾンビ共を相手取ることになるが、先にテレポータに入ってショットガンを回収したほうが手っ取り早い。
ただし多数のインプや軍曹に囲まれることになるので、プレイスタイル次第だが上からグレネードなどで攻撃したほうがいいかも。
シークレットはぐるぐる回っていれば容易に見つかるものも多いが、レッドキーにつながるスイッチの隠し方が巧妙。
何かが起こったときこそ、それをよく確かめよう。
E2M2 CONTAINMENT AREA (封じ込め区域)
シークレット数:11
難易度:☆☆☆☆
CONTAINMENTとは、放射能や病原体などの「封じ込め」の意。なぜかコンテナばかりが置いてあるので「コンテナ区」と誤訳したファンサイトがあった。
EP1のステージ名が純粋な設備の名前であったことを考えると、EP2のステージ名はややイメージ的なものが多くなってくる。
もしかするとこのコンテナたちは、デイモスの防衛隊がバリケードのために置いたものなのかもしれない。その成果か、コンテナ側は人工物の様相を色濃く残すが、そのエリアを抜けるとかなり基地がデーモンに侵食されている。
中でもドクロの描かれたクラッシャーは印象的で、迂闊に踏み込むと大ダメージを受けてしまう。しかしインプ共を殺すことも可能。なんで設置したん...
Ultimate doom屈指の怖いBGMに加え、複雑なマップに細かい敵が散りばめられており、敵の奇襲も罠も多くとにかく陰険なステージ。
特にコンテナのくぼみに一匹ずつ配置されたインプには手こずることだろう。横から引っかかれたり、いつの間にか後ろに回り込まれたりと攻略には結構な時間を食う。
危ないクスリことバーサークパックが初登場する。ありがたく乱用し、インプやデーモンはパンチで抹殺してやろう。フェイタリティを決めまくればかなりの体力・アーマーを得ることも可能だ。
シークレット数が非常に多いが、一つ見つけるとかなり連鎖的に見つかるので数字に圧倒される必要は特にない。上下左右に視野を広く持って慎重に進めばある程度は自力で見つけられるはずだ。
一点だけ、プラズマライフルの乗ったエレベータは一度しか下ろすことができないので、敵を後回しにしてでも掴みに行こう。
隠し部屋でコンピュータマップが手に入るので、入手できればかなり探索が楽になるだろう。問題はマップのある部屋を見つけられるかどうかだが、ヒントはないものの多少の偶然に助けられれば発見できるレベルである。閉じ込められたと思ったら、時には見苦しくスペースバーを連打するのも生き残るのには必要な戦術だ。
ただ、コンピュータマップを手に入れても、一箇所だけ開かない隠し部屋がある。あちこち回ってスイッチを探しても見つからず、時間がただ過ぎていくことだろう。
実は諸君がEP1序盤で複数回にわたって苦しめられてきたパターンと同じなのだが、それですら気づきにくいほどに、「灯台下暗し」にカギが隠してある。
E2M3 REFINERY (製錬所)
シークレット数:6
難易度:☆☆
製錬所とは、原油や鉱物といった資源を精錬して使える形にする工場のこと。至るところに炉があったり、大規模なピストンが動いていたり、汚染された工業排水らしきものがそこら中に溜まっていたりとそれらしき設備もあるが、一方で(火星の衛星の設備なのに)壁じゅうがツタに覆われていたり、デーモンの顔やドクロがそこら中にあったりと、侵食もかなり進んでいるようだ。
スタート地点から見える、檻に囲まれた排水のエリアがカコデーモンの巣にされている。しかしここに入る手段はプレイヤーにはなく、どうやって入ったのかは謎だ。上から侵入したのかもしれない。
いきなりインプエイリアンが目の前にいたり(このパターンはオリジナルのDOOMでは初めてで、シリーズを通してもかなり珍しい構成である)、進行に関係のない部屋に多数のモンスターが配置されていたり、アクション面が強いステージ。
シークレットも複数の戦闘エリアを一方通行の扉でつないでいるものがカウントされていて、正しい順序で攻略すればモンスターの背後を取れるが、敵から一方的に攻め込まれることもあるというTA的なやりこみ要素を助ける存在になっている。
そんなわけでほとんどのシークレットはマップを進める中で自然と見つかるだろう。
ラスト一つがやや難しい。ツタが邪魔で、ほぼノーヒントになっているのだ。しかし、マップをよく見れば見つけられる。
E2M4 DAIMOS LAB (デイモス研究所)
シークレット数:10
難易度:☆☆☆☆
デイモス基地の研究所。明るく開けていたフォボスの研究所とはかなり違った、薄暗く不気味な雰囲気を醸し出している。
Brutal doomでは、Revenantの実験体とでも言うべきExperimentが試験管の中から突如現れプレイヤーに殴りかかってくるなど、恐ろしさが増している。
それでなくとも、そこら中に血や溶岩が溜まっていたり、やたらと落下天井が配置されていたりしてかなり陰険。E2M2のクラッシャーと違いこちらは明らかに人工施設であり、なにかを潰した跡さえ残っていたりする。ファンメイドの解釈で付け足されたExperimentを差し置いても、なにかフォボス以上に危険な研究をしていて、その産物を破壊する施設まで備えていたらしいことがうかがえる。
マップでは、E1M8以来となるBaron of hellが登場。Cacodemon、Lost soulといった強敵も多く、Episode 2の中でも難易度は高め。その上、シークレットが10個もある。E2M2やE1M5と違い、連鎖的に多数見つかるような設計もされておらず、すべて取りつくすのは結構困難。
序盤のシークレットでコンピュータマップが手に入る。少し変わったタイプのシークレットではあるがヒントはあるし、隅々まで慎重に調べるようにしていれば自然と見つけられるだろう。
ただこれを獲得したとしても、マップ中に散らばる細々したシークレットをすべてカウントするのはなかなか骨の折れる作業だ。
特に注意が必要なシークレットが2つある。
一つは床がせり上がってきて、飛び退くとその後入れなくなるエリア。印象的な落下天井を脳裏に刷り込まれたプレイヤーは思わず撤退を選択してしまうことだろう。取り返しがつかないので、こまめにセーブして臨みたい。
もう一つは最後のエリアのソウルソフィア。怪しいところを調べて行けば自然と道は開けるだろうが、マップとにらめっこしているだけでは到達できないだろう。
E2M5 COMMAND CENTER (司令部)
シークレット数:10
難易度:☆☆
ここはデイモス基地の司令部。流石に防衛網にはこだわりがあるようで、スタート直後の一斉攻撃に始まり、司令室の手前ではバロンとカコデーモンを同時に相手取らなければならないなど、アクション面の難易度も高め。
侵食が結構進んできており、ツタのバリケードで出入りできない部屋があったり、壁が崩落して炎が燃え盛っていたりする。
序盤でコンピュータマップが手に入り、シークレット数は多いが探索は容易な部類であろう。
秘密のゴールに関しては、盲点となるような場所に入口を開くスイッチが存在するが、くまなく探索していれば気づかないものではない。
むしろ突入してからが問題だ。
シークレットではないが、プラズマガンの取り方がやや遠回りでわかりにくいだろう。少し離れたエリアにスイッチがあるのだ。
ツタのせいで余計な遠回りを強いられる。放射線防護スーツを無駄遣いすると、後々苦しくなってくるだろう。
E2M9 FORTRESS OF MISTERY (神秘の要塞)
シークレット数:1
難易度:☆
司令塔の会議室に隠しポータルが開いていた。突入した主人公を待ち受けていたのは、多数のバロンとカコデーモンが守る薄暗い要塞であった。
ピストルスタートの場合、バロンとカコデーモンを同士討ちさせるのが攻略のカギになる。プレイスルーの場合は弾薬が豊富にあるので自ら手を下しても良いだろう。
このステージにはシークレットらしいシークレットはない。
E2M6 HALLS OF THE DAMNED (亡者の館)
シークレット数:3
難易度:☆
もはやマップ名が設備名ではなくなってしまった。マップは、基地施設を進んでいるかと思ったらいきなり地獄のような血みどろの燃え盛る部屋に出くわしたり、不釣り合いな木造の迷宮に迷い込んだり、人工物が地獄の侵食を受けて変質していくさまを巧みに表現している。
毒の沼の通路を抜けると目の前にスカルキーで厳重に閉ざされた出口があり、館の中を鍵を探して彷徨うことになる。
暗い上に初見殺しの罠が多く、陰湿さはE2M2をも上回りEpisode2最悪といえる。
特に注意したいのが木造の迷路。暗く狭い中でデーモンやスペクター、果てはバロンまで相手取らなくてはならない。先にLAVを手に入れていれば多少は有利になる。シークレットではないが、ブルースカルの近くにある隠し部屋のチェーンソーを取れていれば、バロン一体になれば一撃で叩き切ることは可能。
また、偽のEXITという斬新な罠も登場する。おそらくはこちらが本来の設備の出口だったのだろうが、悪魔に制圧されてスカルキーで出口を隠されてしまったのか。ボタンを押すといきなり敵に囲まれるのでミニガンやプラズマガンで対処したい。
部屋に入るといきなり押しつぶしてくる落下天井にも注意が必要。挟まれるとほぼ死亡確定なので、こまめなセーブを心がけよう。
反面、シークレットはどれも簡単。罠の一つ一つがカウントされているので、100%を狙って見つからないということはまずないだろう。
E2M7 SPAWNING VATS (魔物を吐く甕)
シークレット数:6
難易度:☆☆
ここはデイモス基地における魔物の発生源となった場所だ。巨大な逆十字架、地獄の一部に入り込んでしまったかのような血塗られた壁が施設の中に現れる。
E2M2に類似の、コンテナばかりのエリアやダメージを受ける光る床もある。
Episode2の最終ステージではあるが、プレイスルーの場合は意外にも難易度は高くない。強力な武器がテに入りにくいのが厄介だが、最初から武器が揃っていればあまり関係はない。
シークレットに関しては、ややこしく隠してあるスタート地点の隠し扉がやや厄介だ。一番最後まで進めないと開くスイッチにたどり着けないので、探索を忘れないように。
E2M8 TOWER OF BABEL (バベルの塔)
シークレット数:0
難易度:-
デイモス基地の魔物の発生源を掃討した主人公は、基地になどあるまじき大理石の高い高い塔を登りつめた。
その頂上に待っていたのは、デイモス基地跡の支配者...サイバーデーモンだった。
このステージにはシークレットは存在しない。あの忌まわしき巨大なサイバーデーモンを殺すことだけが目的だ。
Brutal doom v21では、一層巨大なサイバーデーモンロードが登場。大きさゆえに機動力が高く、逃げることは難しいが的の大きさという利点もある。
最終更新:2024年04月28日 09:40