Inferno (業火)

デイモス基地を制圧し、支配者たるサイバーデーモンを抹殺したDoomguyはデイモスの"岸"にたどり着いた。そこは地獄の空―デイモスは地獄の空に浮かんでいたのだ。
全ての元凶たる地獄を掃討せんと、Doomguyは地獄そのものに突入する。あんな高いところから飛び降りて大丈夫なのかは謎

E3M1 HELL KEEP (地獄の天守)

シークレット数:1
難易度:☆☆☆☆

地獄に降り立った主人公が最初にたどり着いたのは、地獄の城の天守閣だった。KEEPとは、西洋建築のTower keepのことだろう。
Episode3の舞台は完全な地獄。目の前にはいきなり肉壁と目のスイッチがあり、いきなり度肝を抜いてくる。
ゴールエリアも印象的な星型のポータルだが、やはりこのポータル自体が地獄の産物だということなのだろうか。

このステージはピストルスタートの場合、とにかく武器が手に入らない。その上Brutal doomの場合はスタートエリアの敵の数が非常に多くなっており、アサルトライフルならともかく、ピストルだと自力で掃討するのは苦しい。同士討ちを誘おう。
また、ラストのエリアではバロンが登場。狭い中で戦うのは危険だが、ショットガンでヘッドショットを狙いたい。

シークレットは一つだけだが比較的難しい部類。ノーヒントの隠し部屋なのだ。
ステージ内では活用しにくいが、見つけておくと後の攻略はかなり楽になる。

E3M2 SLOUGH OF DESPAIR (絶望の泥沼)

シークレット数:3
難易度:☆☆☆

次にたどり着いたのは見たことのない色合いの砂地だった。至るところに沼や溶岩が溜まっており、岩場ばかりで視界が悪い。
それどころかこのマップはそれ自体が巨大な手の形をしている。最初に気づいたときにはかなり不気味だろう。
この一本ずつの指を攻略していくと、最終的にゴールにたどり着ける。

敵が多い割に弾薬は少ない。スタート地点から少し離れたところにバーサークパックが隠されているが、これを入手できればデーモンの掃討はだいぶ楽になるはず。
ゾンビが多いので、ショットガン・ライフルなどが頼りになる。
その他、背後から奇襲されたり、急に多数の敵が現れたりするなど、地獄の陰険さを垣間見せてくれる。

シークレットは3つ。
2つは自然と見つかるだろう。もう一箇所はマップ上のヒントはない。
このステージのカギは地図だ。印象的な手のひらの形も伊達ではないということだろう。

E3M3 PANDEMONIUM (伏魔殿)

シークレット数:6
難易度:☆☆☆

伏魔殿とは、魔物の潜む館のこと。オリジナルでは妙にフォボスチックなテクスチャだったが、Brutal doom導入で一気に地獄らしいテクスチャに差し替えられる。それとも本来人工の施設だったのだろうか?

ゾンビが少なく、インプとデーモンが敵の勢力のほとんどである。なおかつ、人間の死体は至るところで串刺しや宙吊りにされている。破壊するとボーナスが得られるのでありがたく粉砕しよう。

シークレット数は6個とやや多めだが、難しいものは少ない。地図をよく見て探索しよう。
ただ、攻略順序によっては獲得にかなりダメージを負ってしまうものもあるので、むやみに突っ込まないほうが良い。
また、最後に残る2つのシークレットについては、ゴール手前の祭壇で怪しいところをくまなく調べよう。

E3M4 HOUSE OF PAIN (苦痛の屋敷)

シークレット数:4
難易度:☆☆☆☆☆

確かにどことなく家を思わせる造形のステージだ。至るところにローソクの火が灯り、大理石のセクターは丁寧にドアで仕切られ、ボタンを押して開け閉めするさまはまさに家。一階は肉壁や血の池に埋もれており、二階の廊下からは地獄の家人が楽しもうというのか、人間を吊り下げて拷問する巨大なホールが見える。実に凝った演出だ。
中庭では2つのクラッシャーが何かを潰している。これらにハマるとまず助からない。逆にこれらはデーモンを殺すのにも使える。

途中、フォボスのテクスチャが意図的に使われたらしい部屋に遭遇する。
前ステージといい、地獄に人工物らしき施設があるというのはどういうことなのだろう。この地獄も、もとは人工物だったのだろうか。それとも、人間が強制労働でもさせられて作らされたのだろうか?

シークレットは4つだが、一つは簡単、もう一つも目星はつくだろう。そこでBFG9000を入手でき、前のステージで取れていなければここで獲得となる。
だが残り、ほぼノーヒントの2つがかなり難しい。いずれも決して目立たない場所というわけではないのだが、この広いマップにおいてその二箇所に対してスペースバーを叩けるかというのはかなり微妙な問題である。
一度嵌ると場所の見当を付けることすら難しいだろう。ヒントを与えるならば、1つはマップ中央付近の「く」の字の壁だ。大量の弾薬を入手でき、このあとの多数の敵を叩くのに有用となる。
もう一つはゴール付近のダメージ床の手前のエリアだ。怪しいところを徹底的に叩こう。ここで放射線防護スーツが手に入り、このダメージ床のエリアでの戦闘を大いに助けてくれる。

E3M5 UNHOLY CATHEDRAL (邪悪な大聖堂)

シークレット数:10
難易度:☆☆☆☆☆

屋敷を抜けて大聖堂にたどり着いた。いきなり4つのエントランスに出くわし、一体どこから攻略していいものか戸惑う。
内部も地獄らしい肉壁や血溜まりは少なく、むしろ鮮やかなレンガや大理石の高級感のある建造物で、如何にも地獄の聖堂といった印象だ。

おそらくはオリジナルのDOOMの中でも最も悪評の多いマップである。
広大かつあまりにも複雑な構造で、世界記録を複数保持する某日本人スピードランナーでさえ「スピードランを走るために調査して初めて知ったことがいくつもあった」と語るほど難解なマップに加え、シークレットも多く難しく、
その上敵がなかなかテレポートしてこない欠陥構造の最終エリアなど、なかなかどうして遊びにくい。
比較的コンパクトなマップの多い初代DOOMにあって、場違いさを覚えるほどに難しいマップである。
のみならずアクション面でも、狭く障害物の多いエリアでバロンやカコデーモンを多数相手取ることになるなど、困難を覚える場面は多い。

マップの構造として、エントランスエリアを除くと、中央の聖堂および外郭の廊下に大別でき、聖堂の四隅、廊下との合間に大きなテレポータが配置されている。
この4つのテレポータのうち、北西の一つだけは廊下(デーモンの部屋)へのアクセスが可能で、それ以外はすべて聖堂の中央へのテレポータである。基本的にこの北西のものを使って外郭に戻ることになる。

シークレット数が非常に多い上に、今ひとつ開放の条件がわかりにくく難易度は非常に高い。
壁に文字らしきものが描かれているのだが、これがヒントになっていたり、なっていなかったりする。また気づきづらい目印も多い。ヒントとして、「Y」のような形の文字についてはシークレットの目印になっているので付近を重点的に探そう。
また、聖堂中央のエリアの隠し扉は外郭から中央へ戻るテレポータで踏み込む際、特定の向きから踏み込むことで中央へ戻った瞬間に開くようになっている。同じテレポータに踏み入るのでも、違う向きから踏み込むようにして探していこう。

最後に、手に入れたイエロースカルを使用する場所が無いことに気づくだろう。聖堂の壁をよく眺め、怪しいところを片っ端から調べてみよう。スカルキーを手に入る前には開かなかった場所が開くはずだ。

E3M6 Mt. Erebus (エレバス山)

シークレット数:4
難易度:☆☆☆☆

エレバスとはギリシャ神話に登場する冥界の神の名。南極に同名の山があることから、地獄の山の名として付けたのだろう。
地球のエレバス山は常に雪を被っているが、こちらは周囲を溶岩に囲まれ見るからに暑そうだ。

基本的に施設内や地下などを歩き回ってきた今作において、爽快なほど開けたマップである。
敵の数がかなり多く、狭い廊下や不安定な足場などで包囲されることもしばしば。Episode3でも最難関といえる。貯めてきた弾薬を躊躇なく注ぎ込んで突破していこう。
溶岩はダメージが非常に大きいので、スーツなしで歩き回るのはなるべく避けよう。

シークレットは4つ。3つは比較的簡単に見つかるだろう。ただしチェーンソーの手に入るシークレットが少し厄介で、マップ上で正方形に見える建物を先に攻略してしまうと入手できなくなってしまうので、当該エリアの攻略は後回しにした方が良い。

ラスト一つ―秘密のゴールへのルートが難しい。慎重に探し回れば目星は付けられるだろうが、到達できるかが問題だ。
通常の走力でたどり着けない場所へ行こうとする場合、2つの手段がある。
一つは、ナナメに走ることだ。Strafe runと呼ばれる裏技で、通常の走力よりも速度が上がる。これはオリジナルのDOOM発売時では想定されていなかったらしく、ナナメ走りを用いることで普通は行けないはずの場所に行けることがある。
もう一つは、爆発物の衝撃を利用することだ。手持ちの武器を改めて眺めてみよう。時には傷つくことも必要だ。

E3M9 WARRENS (群生地)

シークレット数:1
難易度:☆

E3M6の隠しゴールにたどり着いたあなたは、どこか見覚えのある穴の中に居た。
そこからも、ずっと見覚えのある道を辿って...

E3M1と途中までほとんど同じだが、ゴール以降に新たな展開が付け加えられた奇妙なステージ。
サイバーデーモンとの一騎打ちに勝利し、カコデーモンやスペクターの群れを掃討し、ゾンビの蠢く暗い部屋を突破せよ!

アクション性の強いステージで、シークレットは一つのみ。それもE3M1と全く共通なので、そちらを見つけていればこちらで迷うことはない。見つけていなくても、完全マップが手に入るので発見は容易だ。
なお、シークレットにカウントされていないが、BFGと弾薬を手に入れることができる。真のエリート隊員は入手すること。

E3M7 GATE TO LIMBO (リンボの門)

シークレット数:4
難易度:☆☆

LIMBOとは、死後の魂が浄化される前に通過する苦痛に満ちた領域のこと。スタート地点の印象的な"門"が、それ以降の血溜まりの領域=リンボへのゲートだということか。

至るところにダメージ床が敷き詰められており、防護スーツなしで歩き回るのは避けたい。
地下通路に多数のスーツが置いてあるので、探索するときはちょくちょくここに戻ってスーツを入手することになる。
しかし、人間の産物であろう放射線防護スーツがなぜ地獄の地下通路にこんなに配置されているのだろう?

このステージは広大で、ダメージ床の配置が非常にいやらしいのだが、敵の数は少なく、防護スーツの多さから体力的にも意外と厳しくない。Episode3の実質最後のマップでありながら、その難易度は拍子抜けするほど低く感じるだろう。
シークレットも4つあるが、探索の中で自然と見つかるだろう。マップを隅々まで歩き回って埋めていこう。

E3M8 DIS (冥界)

シークレット数:0
難易度:-

地獄での長い戦いの末にたどり着いた"冥界"。そこには、人類の領域を侵そうとする悪魔の頭脳―スパイダーマスターマインドが居る。
この巨大な脳髄を粉砕し、地球への道を開け!

このステージにはシークレットはない。あの大蜘蛛を殺すことだけが目的だ。
とはいっても、E2M8のサイバーデーモンに比べると体力は低いし、プレイスルーの場合はBFGを筆頭とする強力な武器を保持しているだろうから、存外に苦戦しないかもしれない。
最終更新:2024年04月30日 21:41