概念存在制御刻印
概念体、
概念適応体、
概念成体と等の概念存在と強制契約、従える機構を持つ刻印。
この刻印を持つ者は、一つの刻印に付き一つの概念体と契約し、因果を結ぶ事が出来る。
ただし概念に対するキャパシティの問題もある為、人間の範囲では許容をオーバーしてしまい、自滅する危険性が高い。故に、扱うには極めて高い霊格を求められる。
契約は一人につき一体のみ、余程次元違いの存在であっても二体までが限度。
尚、他者が契約している概念存在と契約する事…つまり重複契約は不可能。
また、概念存在が刻印を持つ事も可能だが、刻印の相性の問題で、概念存在では刻印がまともに機能しない。よって、後述の契約者への譲渡の時以外はまるで役に立たない。
その本質は、分かり易く言うと令呪(コマンドスペル)の一種。概念存在の瞬間強化、強制命令を掛ける事が可能。
ただし、概念存在の意に沿わぬ命令は、
契約者と概念存在のレベルにも寄るがキャンセルされる場合がある。また、後世に残っている刻印は全部、概念存在側が全力で気合を入れれば解除出来てしまう程度の強制力しか持たない。
強化の場合、その分のエネルギーは契約者が賄わなければならず、そう乱発は出来ない。精々が1日一回(膨大な力を持つ契約者であっても二回)が限度。
元々は
始原世界にて、『原初の最高神』と『破滅の神竜』の手によって作られた、概念存在への抑止力。
現在ではその刻印を創り出す手段はほぼ失われている。
その為『破滅の神竜』たる
マーシャ・エルリィズしか、その刻印を創り出す手段を持たない。
尚、概念存在の内、一部の存在がその刻印を持ち、契約する者に移植する場合があるが、その場合大抵は絶大の信頼を寄せるという意味。
たった一人、自分という存在を賭けてでも守りたいと思う契約者にのみ渡される、信頼の証という意味をその刻印は持ち合わせる。
刻印保持者
最終更新:2007年05月27日 22:09