レイス・マリオンドール
種族:
ホムンクルス(
Last One Standing)
性別:男
年齢:15(稼動年数12年)
身長:154cm
体重:45kg
クラス:イレイザー、『Lasting Blue』本部所属・第一部隊副隊長、
六道家一員
属性:氷(虚無) 属性均衡:『刹』タイプ
戦闘スタイル:オールラウンダー
イメージCV:豊口めぐみ
「――だったらオレの手を取れ! お前がオレを頼ると言うのなら、オレはお前を決して見捨てない!!」
設定
そんな彼の正体は、名も無き姫君(現在の
アイディーリア・エル・アトゥリアス)と融合した『
全ての敵』の成れの果て。
永き時、幾多の世界を、幾度と無き転生を繰り返しつつ生きて来た時空の放浪者。
元来自我と名前を持たず、また、万能であるが故に生き神として祀られる筈だった姫君が、輪廻のシステムに介入して、個を維持し続けたもの。
自らが住んでいた
始原世界が崩壊したと同時に自我に目覚め、無限の輪廻と永劫の時を彷徨う宿命を背負ってしまった存在。
ある世界に存在する国々一つに纏め上げた覇王
グランス・レグナ・アーヴェリットや、
黎明の時代にて現れた、最初に魔王と呼ばれた人物…漆黒の
イザベルディータもまた彼の転生体の一人。
一時期、『全ての敵』としての無意識面が、アイディーリアの形を借りて行動していた時期もあったが、現在は完全にレイスと統合されている。
『光』の
概念適応体である
テレサ、『闇』の概念適応体である
ネルアラとは恋人同士。
傍から見るとハーレム…つーか二股だが、テレサとネルアラ、レイスが互いを大切に思っている事、そしてレイスが『二人と共に生きていく』という事を決めている為、軋轢そのものが生じていない様子。
アトリア・ラースティンとの関係は色々と微妙。旧き時代からの主従関係と、ある意味では互いの一番の理解者である為に、仲の良さは折り紙付である筈なのだが。
互いに深い愛情を抱いている癖に、お互い素直でない為、何かと衝突する事が多い。でも此処最近は一緒にいる事が多く、実質的には仲が良い……のかも。
周囲曰く、「仲が良いのか悪いのかハッキリしろ」との事。
七瀬静人、
七瀬柚佳、
アシェル・ネイヴス・アストレーテ、
テレサの四人とは、友人同士…というか腐れ縁。
何代転生してもこの四人とは全然縁が切れなかった位に、必ずと言って良いほど、どの転生体でも再会してしまうほどの腐れ縁っぷりである。ただし
テレサに関しては、彼女がレイスの転生ごとに毎回姿や気配を変えていた事もあって、彼女の存在に気づかない事が多かった。
性格はぶっちゃけた話、『捻くれたクソガキ』。冷徹っぽい外面をしていながら、根底ではどうしようもなくお人よし。自分を頼る者に対して、手を貸さずにいられないタイプ。現在を気だるく生きてる世捨て人っぽい少年。悪意の混じらぬ好意が苦手で、そのような感情を向けられると逃げる傾向がある。元々は結構怒りっぽかったが、最近は大分沸点の最大値が上がったようだ。ただ、
アポトーシスという少女が関わると、途端に沸点が下がる。
『許容はすれども同調はせず』が基本的なスタンス。
雨が大嫌いで、雨の降っている時はとことん不機嫌。当人曰く、「雨が降る日は碌な事が無い」との事。
神々が信仰している者達が思っている程万能ではない事を知っている為、人々の神々への信仰に対し、酷く褪めた視点で見る傾向がある。人々の神々への信仰そのものは否定しないが、「役立たずに祈る暇があるなら、とっとと行動しやがれ」的考え方な為、宗教関連の方々とは相性が悪い。仕事の邪魔したからという理由で一宗教を完全に潰してしまうくらいに、ありとあらゆる世界、様々な宗教の裏の密約に「間違ってもレイス・マリオンドールだけは敵に回すな」という特記事項がある位に相性が悪い。
他者のウォッチングが最近の一番の趣味。一時期娼館に勤めていた理由は、客や同僚といった『他者』の内に秘めた本音を、直接観察するのが好きだった為。数多の『他者』と関わり、交わる事で、色々な人間の在り方や生き方を見ようとした為。辞めた理由は、一歩離れた場所から『他者』を観察したくなった為である。その為、レイス自身が興味のあるモノに向ける視線は、何処か射抜くような、本質を直視しようとするような視線となる。
必死に生きている者、無様でも足掻いて強く生きている者に対して、憧れめいた感情を持つ傾向がある。
娼館時代では猫被っていた為例外だが、基本的には感情を表に出さない。余程心を許した者相手でない限りは、決して笑顔や涙を見せたりする事は無い。
チャットにおいてはジョーカー的存在の一人。如何なる状況にも対応出来てしまう反則キャラ。しかしジョーカーであるが故に、決定的な弱点もまた兼ね備えている。
限り無く万能に近いが、現状回復系の能力に乏しい。そもそも今までの戦いで、『他者を癒す』ということ自体が殆ど無く、また、その必要性があるかどうかという認識に乏しかった為。
実は
しんださかなのめを含む精神系ステータス異常に対し、最強の耐性を誇る。そもそも彼は精神的に死ぬ事が在り得ない。とっくの昔にぶっ壊れ、そこからもう『壊れようの無い機械』と成り果てている為。如何なる地獄や絶望、狂気であっても、彼を壊す事は既に不可能。もし彼を壊す事が出来るものがあるとするなら、彼自身にまっすぐ向けられる好意か、或いは
六道沙耶と言う少女のみであろう。
肉体系ステータス異常に対しては、睡眠系が僅かに効くだけ。他のステータス異常は全然効かない。
また、『永遠』『絶対』の特性を持つモノはレイスに対して使用しても、概念の根源から覆され、叩き潰される。故にそれらの特性を持つモノは通用しない。
ただ、吸血行為に弱いらしく、首筋に限らず血を吸われる、或いは舐め取られるという行為をされた場合、かなりの確率で脱力するとの事。グランスだった頃のレイスは、よく妻である人物にそういった行為をされていた。
アポトーシスという少女が天敵。アポトーシスの歪さとボケ加減に対する反発から、出来るなら関わりたくないらしい。
ちなみに大半のキャラにとって天敵である
セルフィア・クロイツェンは、彼にとってどうでも良い人№1…というのはある意味正しく、同時に間違い。セルフィアの持つ弱さ、歪さは彼にとって許せないものであり、逃避に走るセルフィアに同意出来ない部分が存在する為。他にも理由はあるが、彼女に対しては基本、視界の内に入れない傾向がある。
ハンターとしての仕事と平行し、コリンと共に
水原憐の元で探偵助手をしていた時期がある。彼がとことんお人よしな原因を間接的に作ったのが憐。割と衝突も多かったものの、何だかんだ言って彼女とは良い仕事仲間だったらしい。
ガイゼールとは昔、親友同士だった間柄。ガイゼールの恋人であった
エミリア・フェザーフォウル、そしてエミリアと体を共有していた義姉である
希朱とも関わっていた前世を持つ。
『全ての敵』を内包する為、レイスは誰であろうと勝利し得るが、同時に誰にでも敗北する可能性を持つ。
また、なまじ力を持っている者よりは、無力な幼子の方が、色々な面でレイスに勝ち得る可能性は高い。
無力且つ邪気の無い者であればあるほど、『全ての敵』はその対象に対し、性能、能力その他を発揮出来なくなる為である。よって強者よりは弱者の方がレイスに対しての勝率は高い。
ただしその特性上、絶対存在や超越存在の類に対しては極悪な殲滅性能を発揮する。
レイス・マリオンドール(Naked形態)
種族:還者(Last One Standing)
性別:女
年齢:不明(外見年齢12/15)
身長:122cm/154cm
体重:21kg/45kg
クラス:???
属性:??? 属性均衡:ALL
戦闘スタイル:オールラウンダー
イメージCV:下屋 則子
「…だからオレは、お前の未来(ユメ)を壊す。オレとアイツの未来を…貫き通す為に!!」
設定
『
Last One Standing』としての側面を極限まで押し出した形態。『白猫』というワードを自身に向けられると変身する、ネイキッドネコミミ形態という亜種も存在。
外見的にはLastOne形態をそのまま幼子にした姿。ワンピース系の服を好む、銀髪ツインテールに金の瞳の少女。
ただし、
Last One Standingの面を完全に押し出していながら、その人格は今代のレイスそのもの。ただ、肉体に精神が引きずられてしまう為か、女性的な言葉遣いになる事が多い。
それもその筈。今代の『レイス・マリオンドール』の人格は、
アイディーリア・エル・アトゥリアスの中に眠る『
Last One Standing』そのものの人格だからである。
長き時、転生の積み重ねと、とある一件でLast One Standingの欠片を全部取り戻した事から、
七輝衆だった頃の記憶は全て取り戻している。
尚、欠片を取り戻す際に
アリア・ツェアシュテーラーを取り込んだ為、意識の表層にアリアの人格が浮かび上がったり、アリアとスイッチして存在そのものが切り替わったりする。
ちなみにこの形態時は、『クラリス・アインハルト』の偽名をよく使っている。同じ姓を持つ
フィーネ・アインハルトは、『全ての敵』となる前のレイスの実の姉であるらしいが……?
言うなれば力の源がもう一つの
『』そのものである為、
四界の音階や
執行起源者、
災厄之原種をも圧倒し得る。
性能を数値に表しても既に意味の無いレベルに達しているのが、この形態の特質。暴力や技術を極限の更にまた極限まで極めた存在であっても、数値に換算した場合必ず上回ってしまう為、真っ向勝負では勝ち目は薄いと考えて間違いは無い。
ただし周囲の存在に、存在の根底で眠る防衛本能及び、それに付随する秘められた力を呼び覚まさせてしまう。
保有能力・スキル
【虚時葬殺】
世界で為し得る最速行動機構。
メルキア・レーテ・グランツが編み出した戦闘技。
繰空の法韻と呼ばれる技術の一つ。
時間の陥口に踏み込み、0秒の間を行動する『体術』。
因果の書き換えも無く、魔力その他の補佐も無いその秘奥は、あくまで身体技術に過ぎない…が、それを完全に会得した者は、ありとあらゆる『速さ』を凌駕する事が可能。
もしこの秘奥を会得した者がいたとして、その者と速さ比べをしたとしても、絶対に勝ちようがないのである。
もし勝ちたいならば、同じ虚時葬殺を相手より先に使うか、時の逆行を利用した反則で勝つ他は無い。その性質上、発動した者はその時点で初撃を奪える。
また、あくまで身体技術な為、概念や魔力その他を封じるような妨害手段では、『虚時葬殺』を止める事は不可能。
同時に、呼吸や筋肉の微細な動作等の予備動作と呼べるものが一切存在しない為、発動を予期する事は絶望的に不可能と言っていい。また同時に、発動した時点でその最中の動きは一切見る事は出来ず、読む事も不可能。
よって敵対者は未来予知染みた勘で、その発動タイミングを予期せねばならない。予期した所で対処出来るかは別の話ではあるが。
虚時葬殺解除後は、元の時流に戻る際に膨大な負荷が使用者にかかるものの、その負荷を外部に放出、使用者の負担をゼロにするという技術も組み込まれている。その余剰効果として虚時葬殺解除時に、不可視の衝撃波が使用者の周囲に発生する。
【虚幻疾走】
???
【永劫廻廊】
無限に存在する合わせ鏡の境界。アイディーリアの持つ魂の擬似神経にして設計図。
ありとあらゆる能力・武装を使用出来るようにし、それが極限に達した能力で無い限りは如何な能力であろうと、視認、或いは対象に接触した時点で使用可能になる。
自分で一から理論を構成し、新たな能力を生成することも可能。
また、手に入れた武装を永劫廻廊に登録・格納する事で、何時でもその武装を取り出せる。
取得した能力・武装は、デメリットを廃してメリットのみ得る事が可能な状態にする事も出来る。
限り無く万能に近い能力であるがそれもその筈。『永劫廻廊』はそれそのものが『』の……。
本来はアイディーリアの能力である為、レイス単体では使用出来ない筈だったが、アイディーリアより永劫回廊を複写して自身に組み込んでいるため、現状ではアイディーリアとの一体化無しでも能力行使が可能。
【抱き続ける傷】
ハートレス・ペイン。損傷保持。
レイス・マリオンドールが傷を負わせた存在は、その傷を、自分以外の誰か、或いは何かに押し付ける事ができなくなる。
分かり易く言うと、傷を負わされた場合、自分の能力や技能による治療以外は受け付けなくなってしまうという事。
また、負う筈の傷を他者に転移させる類、攻撃無効化系の力を、一切無効化してしまう。
ただし、この能力の保持者は、自分もまた他者からの治療、再生系能力を無効化してしまう。
【外に在るべきもの】
Last One Standingと融合しているが故の能力。
摂理や概念等と言ったものからの束縛が極めて弱い。
例え時間操作やその他干渉を受けたとしても、何の問題も無く行動が出来てしまう。
また、能力の発生を阻害する能力では、レイスが持つ全能力の発生を止める事は出来ない。
それはどれほどの絶対性能力であっても同じである。
【パーフェクト・スレイヤー】
『』を断つ刃。全てを切り裂くもの。
レイスは通常、腕に金色のオーラを纏わせる事でその能力を発動し、手刀で対象を切断する。
『在る』のならばありとあらゆるモノを消し去る事が可能な極光の刃。
一切の防御・摂理・法則・事象・能力・概念その他を無視して消滅を確定させてしまう為、
概念体や
始徒、
四界の音階クラスの存在であっても、直撃即ち完全な消滅を意味する。またキャンセル能力の類は一切働かないため、回避する側が生き残るには、かする形でさえ当たらない事が重要となる。
直撃した時点で、概念も何も無くその事実は正理として既に変えられないものとなる為、過去の改竄、上書き等による生存は不可能。『』への掘削行為の為、直撃時点でその対象が起こし得る全ては『無いモノ』として処理されてしまう。それが過去であろうと未来であろうと、矛盾時間であっても同じ事である。
『全ての敵』が持ちうる、世界への反逆の刃。
両腕に発動させる『クロスエッジ』、オーラを光刃として放つ『ハウリングエッジ』、非消滅存在であろうと確定で完全消滅させる最終段階たる『フルドライブ』のバリエーションが存在する。
絶えず進化し続ける特性を持つ為、仮に一撃目が効かなかったとして、二撃目が通らぬとは限らないらしいが……?
【開かれる
パンドラの箱】
還者であるが故の特性。
周囲の存在に眠る防衛本能及び、当人が未だ知らぬ秘められた力を目覚めさせる。発現する能力は個体差あり。レイス当人には発動しない…というよりは、既に覚醒している為に意味が無い。
レイスの近くにいる者のみが、能力発現の対象となる。発現した能力の本質を把握し、発動させる事で、発動者はその力を完全に取得出来る。
一度この状況下で発現した能力を発動させていれば、以後、レイスから離れてもその能力は使用可能。
Armord形態及びNaked形態専用能力。
【Close With Tales】
終わりを告げるもの。閉ざされし世界の物語。
最大出力での発動時には、過去も現在も未来も全て消失させてしまう、最悪の禁忌。
詠唱中は事実上無敵で限り無く対処が不可能に近く、発動を止めるのは不可能に近い。
しかし、周囲の者はどんな存在であろうと『Disclose With Tales』というカウンタースペルを使用可能になっている為、それを発動された場合は『Close With Tales』の効果が全部術者にはね返る。
その弱点故に、現在レイスはこの力を封じている。
【トゥルーティアーズ・ラストコード】※
パンドラの箱
―――No Data
最終更新:2009年07月23日 02:37