始徒
『神の雛形』と呼ばれる存在。
『』より生ぜし、始まりに最も近き者達。
幾度となき起こりし世界の創造と崩壊を見届けてきた、究極的な傍観者。
ありとあらゆる世界に存在する全ての神は、何かしら始徒のルーツを受け継いでいる。
元来ならば全次元に存在する世界を統一する最高神として祀られる筈の者達だった。
今では神々にさえその存在を忘れられたとされるが、原初の最高神(絶対神、或いは絶対存在と呼ばれているらしいが詳細は不明)をも凌駕するその力は未だ健在。
絶対性、究極性を持つ能力に関して最高位の耐性・干渉性を持つため、俗に言う絶対能力で彼らを縛り、また、その力で抗う事は事は不可能。それらも
『』の一端に記されているものである以上、それを根底レベルから干渉、改竄してしまえるのが始徒という存在だからである…というのは表向き。実際は『絶対』と言うものが、この世界に存在する概念の中で最初にして最大の嘘だという事を、彼ら自身が明確に知っている為である。(それでも絶対が存在すると言うならば、『絶対』なんて存在しないと言う事実のみが絶対と言うべきか)
もしも彼らを完全に滅ぼすとしたら、
『』と同位の『何か』を行使するしか術は無い。だが、そんな存在は絶無と言って良い程に在り得ない為、事実上滅ぼす術は存在しない。
なお、存在としてのレベルは
概念体、
概念適応体や
概念成体とそう変わらず、事実上彼らとの間に優劣は存在しない。始徒も概念体も『』に食い込む存在であり、最重要機構である事は変わらないからである。
世界に生きている者達に混じり、人間や竜、魔族などといった形を取って、世界に関わってくる事が多い。
存在が発生した順番に位付けをされている。(例:第一始徒、第二始徒、等のように)
元来彼らという存在は、世界の内側に介入する意味は無く、また、介入するべきではない。
その為、彼らは意図的に『始徒』としての情報を『無いモノ』として封じている。
ありとあらゆる宗教、数々の聖典に彼らの記述が無いのはその為。
彼らの情報を世界に残そうとしても、結局は誰にも気付かれる事無く風化するだけなのである。
尚、彼らは
カオスアイズ事変の時に一度きりのみ、ありとあらゆる世界を歪ませるほどの干渉をしている。
彼らにとって、世界に囚われた第二始徒の奪還は急務であり、放置しておけば、現在過去未来平行世界異次元全てが創造も崩壊も無き、何も無き絶無へと消え果てしまう事態に陥ってしまう可能性があったためであるのだが…それでも全世界に形容し難いほどの歪みを残してしまったのは間違いない事実。
始徒
第一始徒『』
第二始徒『』
第三始徒『』
第四始徒『空白の座』
第五始徒『終焉の鐘』
第六始徒『破幻の顎』
第七始徒『七天蒼森』
第八始徒『』
第九始徒『』
第十始徒『光天の翼』
第十一始徒『滅天の翼』
第十二始徒『死天の翼』
第十三始徒『闇天の翼』
最終更新:2007年07月16日 23:46