潮鳴市(シオナリシ)

海岸線が側にある、都会と田舎の中間に位置する市。
この市もまた、夕凪市と同じ時空の特異点に存在する為、ありとあらゆる世界に繋がっている。
古き時代の建造物が多く、そこかしこに古い和風建築が見られ、また、都市としても機能している為に割と店の数、品揃え等も悪くない。
名所と言える場所は高台にある緋乃崎神社、砂浜が美しい潮鳴海岸、海岸より沖に見える巨大な一本柱『海神の牙柱』位。
二大財閥『緋乃崎財閥』と『蒼坂財閥』が居を構える場所であるが、この二大財閥は基本的に仲が悪い。
不思議と、今までの歴史で津波や塩害、台風等による被害を被った事が無いらしい。

夕凪市とは逆で、超人等が跋扈するような場所ではない。ただ、それはあくまで下記の内容の影響であるが故。
潮鳴市そのものの性質か、空間そのものが平静過ぎて一切の魔術や特殊能力等の行使、その他町に壊滅的被害を与えるような行為は悉く無効化される。特殊効果を持つ道具、一定以上の爆発力を持つ物等(花火はまだギリギリ範疇で有効だとか)はほぼ無力とされる。
また、あくまで『一般の者』が住む町である為か、ここに訪れた外部の者は一切の逸脱効果(※1)を無力化される為、戦闘やテロ等の行為が極めてし辛い場所と言える。
例え概念適応体始徒四界の音階災厄之原種といったレベルの存在でも、ここではあくまで一般人の範疇でしか戦闘力を発揮出来ない。しかも、能力や何らかの補助、概念による不死、不滅効果もこの場では全く期待出来ない為、ここで『殺された』場合は例えそれが第一級超越存在級でも、死ぬ危険性が極めて高い。

※1:言うなれば、現実に於いて人間が為し得る範疇を超えた身体能力、及び魔術や能力といった一切の特殊効果。

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最終更新:2008年03月08日 19:07