丙子椒林剣(ヘイシショウリンケン)

ランク:???
種別:直刀・実体剣・聖剣
刃渡り:およそ60cm
属性:???

かの聖徳太子が佩刀したと言われており、現在は大阪の四天王寺に保管されている国宝の聖剣・・・と言うのが一般的に知られている丙子椒林剣だが、実はそれはレプリカであり、西方涼碁が愛用している丙子椒林剣こそが本物であり、2代目の『黒の猟者(シュバルツ・イェーガー)』である涼碁の父が奮っていた剣である。

分類上は魔剣にも神器にも類さない刀で、作ったのも鍛冶の神ではなく人である。それが『聖剣』と呼ばれる由縁はこの刀が『人が振るい、人ならざるものを斬る刀』として作られたコトにある。『人が振るい、人ならざるものを斬る刀』として作ったために人ではない異形のものや元は人であったが人ではなくなったものなどの人外に対して絶大な威力を発揮する。また、『人ならざるもの』とは神、もしくはそれに類するものも含まれているため、振るうものが強ければ『神殺し』も行えるほどのものとなる。ただし欠点らしい欠点ではないが、『人が振るい、人ならざるものを斬る刀』ゆえに人間にしか振るうコトができないことであり、魔族や英霊などでは握った瞬間に拒絶反応を起こして短時間しか握れない。

なお、この刀が魔剣にも神器にも類さないのは、『魔剣のような邪道も神器のような聖なる力も用いず、それらを凌駕できる最強の刀を作る』と言う課題に挑んで出来上がったからである。つまり純粋な鍛冶技術のみで作られているコトになり、それは現代に生きる鍛冶師らに遺された『宿題』とも言え、この剣とまったく同じものを作れたならばその者はすでに神域に達せし鍛冶師となっているだろう。

ちなみに冒頭で四天王寺に保管されているものはレプリカと言ったが、実はそれを作ったのは鍛冶の神である。

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最終更新:2008年09月16日 21:17