康翠蓮(コウ スイレン)
種族:妖魔
性別:女性
年齢:不明(外見年齢・妖魔と化した時は20代前半~半ば 実年齢千数百歳)
身長:163cm
職業:皇帝妾妃、貴妃
属性:?
属性均衡:?
「真心をもってお仕えする者です。どうぞお召しください」
設定
概略
ヘルツォーク公
バージルに仕え、その弟フレイオニールの恋人である妖魔。
高涼荊とともに公爵家に取り入り、
フレイオニールを誘惑して転覆を目論んだが失敗。以降、忠実な部下として、またフレイオニールの伴侶として仕えている。
結いあげた髪は鴉の濡れ羽色、切れ長の目に朱の化粧を施し、優しげな口元には紅、細い首と白皙を月に輝かせるしなやかな美女。
気品ある物腰と真心を持って仕えており、現在、七海に拾われた桃李を養子として実の子のように可愛がって育てている。
過去
皇帝に楯突き「龍を殺す者」と呼ばれた異民族系の豪族の娘として生まれた。
父を皇帝に処刑され、幼くして後宮に入れられるが、美しさを目にとめられて皇帝の寵を受け、貴妃の位にまで上る。
その時、宦官として仕えていた高涼荊と知り合い、親愛の情を育む。
やがて国が乱れ、皇帝が自害して宮殿が炎に包まれる中、国の乱れは己の責任であるとして自害しようとしたが涼荊にとめられ、助け出され山奥に逃げる。
しかし、涼荊は追手から逃れる中深手を負い、身重であった翠蓮も流産し、互いに弱って死を待つばかりの身となる。
その時、「また良いことはきっとある。生き延びて世に唾してやろう」という涼荊の言葉に惑わされ、共に外法を執り行って妖魔へと変じる。
その後、国が変わるたびに涼荊とともに君主に取り入り、乱して滅ぼすという所業を続けていた。
ヘルツォーク公家に取り入り、同じ方法で潰そうとしたが、涼荊が心変わりしたこと、また翠蓮がフレイオニールを慕うようになったことで計画は頓挫。
現在は公爵家の部下として、またフレイオニールの伴侶として桃李を育て、幸せな日々を送っている。
性格
悪事をなしていたころは気位が高く妖艶で、冷酷な妖魔であった。
しかし、本来の性格は優しく柔和で懐深く、また潔く気品があり、一途で貞淑である。
幼いころお転婆であったことや、数々の修羅場をくぐってきたことで姐御らしい気風の良さ、貫録も持ち合わせるようになり、いざという時には非常に肝の据わった行動をとる。
心の奥には生娘のような無邪気な可愛さもまだ穢れずに残っている。
関係
涼荊とは恋愛・友情・主従、あらゆるつながりを超えた人間の最高の絆を持って結ばれている。
バージルには敬愛の情と忠誠心を抱き、己を部下として受け入れてくれたことに多大な感謝の念を寄せている。
フレイオニールには言いつくせぬ愛情を抱き、一途な真心を持って仕え、相思相愛の仲である。
桃李に対しては、育て始めたばかりであるが、実の子にも劣らぬ豊かな母性愛を注いで育てている。
ヘルツォーク公家の他の人間とも関係は良好。
備考
時折少女のように無邪気な、あるいは天然な行動をとることがあり、涼荊を慌てさせることがある。
妖魔としての特性から艶やかな肉の美を持ち、精気を食らうが、現在はその操をフレイオニールに捧げている。
最終更新:2009年03月28日 23:13