キリエ・ヴァギル・エーヴレイによって殺害された三姉妹、クロト・ラケシス・アトロポスの融合復活体。その際の基盤としてアシャ・ワヒシュタの魂を用いている。
三者の特性である「合唱詠唱」の術式の保有者。単純に技術だけのレベルで考えると、最高位術者相当となる。
表面的にはラケシスの因子が強く出ていたため、アシェル・ネイヴス・アストレーテに対して何らかの感情を抱いていた。
アシェルとの相打ち。もしくは、弱体化(させた後アシェルを殲滅しようという考えの下か)目的で送り込まれ、決戦に至るが、妨害を受け没収試合となる。その後、廃教会で、教会の"監視役"と会話を交わした末、自らの頭部を銃で打ち抜き自害し、その一生を終える。

クロト・ラケシス・アトロポス

強烈な姉妹愛で結ばれた三人娘。レ○といったらそれまで。
中でもラケシスのアシェルに対してのアプローチはある種過激なシロモノであった。
後にキリエに殺害されるが、それは後のアシェル殲滅のための布石だったのだろうか。

合唱詠唱

ノルンは単独で発動可能であるが、基本はクロト・ラケシス・アトロポスの三人で行う特殊詠唱。
呪文の基本形態である、詠唱を行い術式をくみ上げるという工程を歌のそれに近づけ、効果を増している。
呪歌の理論と似ているものがあり、言霊や特定の霊的言語を用いてくみ上げられた詠唱に旋律をのせ、別的な力を付与することで発動するモノを強化するのが呪歌の基本であるが、彼女らの場合はそれに弦楽器と管楽器、打楽器の概念を加え、小規模合唱のそれを作り上げ、呪音との複合効果を成している。本来ならば中規模集団で行うような術式を、わずか三人で行うのが高位術者たる所以。
ちなみに、クロトはその髪を用いた弦楽器。アトロポスは爪を媒介とした空間干渉による空間の打楽器化。そして両名共に口笛という形による管楽器を扱い、ラケシスはそれらの増幅結界と、歌唱を兼ねている。
ノルンはそれら全てを単独で実行する。中でも、ノルンの声帯は天界に干渉する媒介となりうるとされるほどに高魔力の塊となるとか。
神と意思を交わすために歌を作った、という起源に深く関係しているのだろうか。

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最終更新:2007年05月06日 21:26