《山彦「ヤマビコの本領発揮エコー」》

No.1472 Spell <Arcane Magic Vol.4
NODE(5)/COST(3) 術者:幽谷 響子
効果範囲プレイヤー、手札、デッキ、冥界に及ぶ効果
発動期間:瞬間

【オーバードライブ】

 〔相手プレイヤーのデッキの上のカードX枚〕を破棄する。Xはこのカードの「オーバードライブ」の効果で除外したカードの枚数の3倍に等しい。

過去の反響を更に増幅し、限界を超えた山彦。

Illustration:茶葉

コメント

幽谷 響子のスペルカード
オーバードライブにより大量に相手のデッキを削る。

同じく冥界を要件としてデッキを焼く響符「マウンテンエコー」と比較した場合、冥界のカード1枚につき焼けるデッキの枚数はなんと6倍。
要件の競合を超えて尚、山焼きデッキのエースとして活躍するに十分なポテンシャルを持っている。

エコーが3ノード2コストで6枚相手のデッキを破棄していることを考慮すると、エコーの1.5倍のコストを払っているこのカードは9枚のカードを破棄、すなわちオーバードライブで3枚以上のカードを除外すれば元を取れると考えられる。
特定のカードを3枚以上冥界に用意することは通常のデッキでは少々骨が折れるが、響子を搭載した山焼きデッキは響符「マウンテンエコー」の存在から自分の冥界を肥やすことを戦術に含んでいる場合が多い。
そのため、オーバードライブの素材を揃えることはそこまで難しくないだろう。

非常に派手で強力なカードだが、冥界が肥えていないと何の仕事もできないため、速攻を身上とするタイプの山焼きデッキとはアンチシナジーを形成する。
いざとなれば知識の墓などでよりアグレッシブに冥界を肥やすことを考慮してもいいかもしれない。
知識の墓1枚で9枚分山焼きの枚数を増やせるため、十分に有用な選択肢である。

  • オーバードライブの枚数の決定、すなわち破棄する枚数の決定はこのカードの解決時なので、この手のド派手な山焼きにありがちな「相手のデッキ枚数が破棄するカードの枚数を下回っていて解決に失敗」というケースはほぼない。しかし、相手のデッキが2枚以下だと解決に失敗するので、油断は禁物である。


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最終更新:2014年11月26日 00:35