ドガース
英名 Koffing
標準体高 0.6m 標準重量 1.0kg 特性:浮遊
進化過程:ドガース →
マタドガス
主な生息地:炎の抜け道、鐘の塔焼け跡、タマムシシティ他
タマゴグループ:不定形グループ
薄い膜状をしたバルーンのような体に、さまざまな種類の毒ガスを貯蔵して
空中を漂うように移動するポケモン。分類は当然の如く、「どくガスポケモン」とされる。
手も足も無く、ただ微妙に微笑んでいるような顔とガスの放出口しか見受けられない体の
内側では、常時外部から取り入れた毒ガスが渦巻いており近くで見るとその様子が
薄い皮膚ごしにわかる。腹部にあるドクロマークを模した模様はその部分だけ意図的に
体内の毒ガスの濃度を薄めて作られたもの。何故この形なのかという件についてある研究者は
「模様を自分の顔面の上に大きく見せた個体もいることから、外的への警告・威嚇の手段として
浮かべてみせているのではないか」と発表しているが、自爆で共倒れを狙う個体も多かったり
毒ガスと悪臭のせいで近寄るのも大変なことから公認には今ひとつ至れていない。
このポケモンは自身の生命維持や外部への攻撃の手段として、毒素の取り入れを行う。
毒素の種類自身に大まかな分け方は無く、天然の毒素から人工的な毒素までなんでも取り入れる。
毒素を取り入れて進化のためのエネルギーとしても蓄えられるよう、
ゴミ捨て場やガスの吹き溜まりになりやすい洞窟での発見例が8割を占めている。
ドガース自体は大きく分けて2種類の生息地域を持っており、ひとつは大都市部の
廃棄物処理場付近や毒沼地帯。もうひとつは焼け跡の廃墟や火山地帯のガスが
吹き出ている洞窟やその付近である。生息地域は体色・行動パターン・戦闘能力に
大きな影響を及ぼさないものの、生息地域の異なるドガース同士を
なんらかの形で接触させる場合は、生命活動を維持するのに取り込んだ毒ガスの種類が異なる以上、化学反応による
さらなる有害ガスの精製や爆発事故の危険性について警戒した方がいいだろうという声がある。
体内の毒素には可燃性の物質が含まれているケースも大変多く、迂闊にドガースに刺激を加えると
臭素だけではなく毒素を直接噴出したり、時にはガス爆発を起こして周囲に被害を及ぼすことがある。
飼育についてはある程度慣らすまでは上記のような事故の危険性が付きまとう他、
そこにいるだけでも臭い匂いを漂わせたり、興奮のあまり毒素を漏らしてしまう可能性もあるので
無免許でドガース系を飼うのは上級者クラスの経験を要することになるだろう。
一部には自身の可燃性ガスを凝縮したあと、点火しながら噴出して火炎放射を行ったり
エネルギーを10万ボルトの電圧やサイケ光線といったサイコ・エネルギーに変換する能力を
トレーナーの元などで身につけた個体が確認されている。
同じ火山帯に生息しているマグマッグ・ベトベターのような物質系不定形グループだけでなく
ゴース・ムウマのような気体系不定形グループとの異種交配例も報告されており、一部の研究者は
全身がドガース同様にほぼガスで出来ている
ゴースとの関連性について熱心に調査中だそうな。
最近では都市部での発生を受け、危険携帯獣指定を求める声も強まっているようだ。
最終更新:2007年01月03日 16:21