ココドラ
英名 Aron 学名
標準体高 0.4m 標準重量 60.0kg 特性:石頭/頑丈
主な生息地:ムロ・石の洞窟 など
体表面が鉄そのものの金属成分で構成されたカラで覆われたポケモン。
分類の「てつヨロイポケモン」は勿論それが由来となっており、並のやり方では
その体にダメージを与えることは困難である。食性も特殊で、動物性蛋白質や
果実類よりも鋼鉄の体を作ることに大きく繋がる金属、特に鉄鉱石を好んで
摂取することが大半である。だが、生息地域であまりに鉄鉱石が枯渇するように
なると、人里近くまで降りてきて鉄橋やの線路のレール、時には我々が交通で
用いる車などすら食料にしてしまうことがあり、それに関連する事件・事故の
引き金になってしまうケースも多い。進化してもその性質が変わらなかったり、
ボスゴドラにまで育つと山1つを縄張りにするあまり人間や他のポケモンと対立する
機会が増えてしまって駆除対象となることがあったり、鉱物資源のない場所ではロクに
姿を見かけなかったりという要因がいろいろ重なり、一般のトレーナー達がゲット
できそうなポケモンにしては、レアリティはやや高めな印象がもたれている。
そんな食性の関係や一般での飼育が体の小ささに対して密度がありとても重いその体故に
じゃれられて大怪我に繋がる可能性もあるとして、免許がなくては私有することが
できないといった要因こそ重なるものの、決して厄介なポケモンというわけではない。
彼らの体を覆う鋼鉄のカラは成長や進化の機会の際に新しいものへと変化し、その時
既に覆っていたカラは抜け殻のように体から分離する。そのカラは鉄製品の材料として
遜色ない出来であり、ごく稀に人間の技術を超えた強度・品質をもったカラを
ココドラ種自体が遺すことがある。またココドラ・コドラ達が生息している場所は
鉄鉱石だけでなくいい湧き水が湧き出ている場所であることが大半でもあり、
昔の鉄鉱業者たちはココドラとその進化系と時には争ったり、時には互いに利用しあったりして
土地や事業の発展を成していった、という古めな話も各地に埋もれていたりするのだ。
ちなみにこの種、一部では同じく土を食して宝石探り当てようとする
ヤミラミと同様に
外国で語られる鉱山の妖精にまつわる話のモデル・ポケモンではないかとも考えられている。
冒頭でも述べたように彼らの鋼鉄のカラはただの力技で傷つけることこそ困難だが、
格闘ポケモンたちや格闘タイプの技はそのカラを打ち砕けるポイントを
正確に捉えることができるらしく、そういった術を見につけたポケモン達には
あっさりと倒されるケースの方が圧倒的に多い。また、急激な地盤変動に対しても
その重量級の体は上手な対応をこなすことは絶望的に困難なようだ。
同タイプで太古に活動していたトリデプスと同様に、そのガードはまさしく
強いものにはとことん強いが、弱いものにはとことん弱い極端な性質である。
最終更新:2011年06月30日 16:27