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バルジーナ

バルジーナ

学名:sepelia regina(葬儀の女王の意)
進化過程: バルチャイ バルジーナ


バルチャイの報告書より続き)

バルジーナとウォーグルが対をなしていると古来から考えられてきたこともあり、
イッシュ地方では、結婚式の日にバルジーナとウォーグルが一緒に飛んでいるの見ると幸せになれるという言い伝えがある。
これにあやかろうと、ヒウンシティの市営結婚式場や、サザナミタウンのリゾートブライダル社では
社員が捕獲して訓練したバルチャイとワシボンを、花嫁に付き従ってヴェールを嘴で持たせる
フラワーガール・フラワーボーイとして使っており、可愛らしいとなかなかの評判である。
これについてはサンヨウ出版から出ている『ブライダル業界今昔』に詳しい。

バルジーナは骨で身を飾り立てる習性があり、長い骨をかんざしのように頭の羽に刺している。
これは彼女らが娘に与えるおむつのようにどこかから拾ってきたものではなく、自分でしとめた獲物の骨を飾っていて、
自らの強さと美を誇示しているものであるとされる。
また、草の実や花を磨り潰して爪や嘴に塗る習性もある。
イッシュの民話では、あばた顔で色味の無い青白い頬に悩む娘に、
小麦の粉をはたいて白粉とし、クラボとナナシの実を磨り潰して紅とするよう教えたのはバルジーナであると言われている。
イッシュとカントー・ジョウトが交流を始めた100年程前には、使節団が連れてきたバルジーナのその骨の装飾が女性の間で話題となり、
一時期は遊女や流行に敏感な伊達女のかんざしは、骨そのものが使われていたという記録が、エンジュの歌舞練場に残っている。
現代のパンク少女もびっくりである。

バルジーナは自ら狩猟をする以外にも死肉を食べる。
この行為をみた人間が、バルジーナは死、ひいてはその先にある輪廻や再生の象徴であると捉えた。
これはイッシュ地方北部に顕著であり、南部はデスカーンやシンボラーを崇める傾向が強い。
昔は宗教家などが自分の死体をバルジーナに食べさせたり、
バルチャイを連れてきて自分の死肉を食わせ、その個体を自分の寄り代の生き神として祀らせたという。

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最終更新:2010年10月05日 03:09