分類:ふゆうポケモン
英名:Jellicent 学名:Spiritus malignus Pelagius
プルリルの進化系。
頭部と胴体が異常に発達し、融合して大きな球体のようになっている。
手足はそこまで伸びていないため、真っ先に目がいくのはこの頭部だろう。
体色は進化前と変わらないが、雄と雌ではやはり成長部位に大きな違いがある。
雄は襟部分が雌より発達して口を覆い隠し、まるで髭のように見える。
雌は口の周りに唇のようなものができ、口紅をつけているように見える。
進化をしても、基本的に生活パターンは変わらない。
しかし、プルリルのように獲物に近づくことはあまりしなくなった。
元々プルリル族の移動方法は、海水を吸い込んで吐き出すことによるものなのだが、
ブルンゲルは体が大きい分、より強力な水流を生み出せるようになった。
この水流によって無理矢理小さなポケモンや人を引き寄せたり、
逆に吐き出すことによって船を沈没させ乗組員を襲う。
幸か不幸か、ブルンゲルは肉はほとんど食べず、生命エネルギーを主食としている。
そのため、犠牲者は
サメハダーなどに食べられなければ死体を回収できる。
……そのことごとくが、恐怖と苦痛に顔をゆがめているのだが。
ちなみに、飼育下ではポケモンフードを食べはするのだが、
やはり勝手に飼い主や他のポケモンの生命エネルギーを吸収している。
そのため、飼育には厳重な注意が必要だ。
このように危険なプルリル族を駆除しようという動きがなかったわけではない。
しかし、彼らの中には襟部分の毒嚢が薄く破れやすい個体がしばしば存在する。
攻撃時に襟にダメージを与えてしまうとここから毒が流れ出し、
攻撃したポケモンを痺れさせ、しばらく技が出せないようにしてしまう。
これは特性「のろわれボディ」として認識されており、プルリル族特有のものである。
この特性と、海というプルリル族の庭のような環境とが合わさって
討伐隊は成果をあげるどころか、逆に彼らの晩餐になってしまった。
船乗り達は、今でもブルンゲルが多く生息する地域を「魔の海域」として避けている。
プルリルの生息する海域には近づかない。これが、一番の安全策だ。
最終更新:2011年04月28日 23:02