第四十九話「栄光の失墜」

前回までのあらすじ

ちなみにこのギラティナはオリジンフォルムです。




本編

現れたミュウツー。
破壊行動を続けるギラティナ。

ミュウツー「ギラティナ、何故こんな事をする?」

ギラティナ「何故、だと?
その前に」

キング「全身一撃(ギガインパクト)!!!」

ギラティナ「このうっとうしいゴミを片付けるか」

キング「ハハハ、全ッ然効かねぇでやんの」

キングも攻撃を受け、倒れる。

ギラティナ「何故、か…
そう聞かれると全く分からぬな。
ということは、イミなど無いということだな。
イミが無いということは、私は元々こういう生物だったということだ。」

ミュウツー「キサマッ…!
サイケ光線!」

ギラティナ「そのような攻撃が何になる?
何故、敵わぬ相手と知り尚も攻撃を続ける?
分からん、私はキサマが判らん」

ミュウツー「分からんのなら教えてやる!
キサマには、義というものが無い!!」


ついにミュウツーとギラティナが本気で激突。
しかし…

ギラティナ「これが、『義』?
こんなものが『義』なのか?
このような弱いものがそうだというのなら、私はこんなものは要らぬぞ。」

カンナ「そんな、ミュウツーまでもが…!」

キング「ヘヘッ、もう無理だ。動けねぇ」

コーラ「ああ、そんじゃ…かげかつ」

かげかつ「無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理」

ギラティナ「五月蠅い!」

またもや破壊光線!

もはや、コーラ達の手元にはまともに戦えるポケモンはいなくなった。
コーラ達だけではない。

カントー・ジョウト全てのポケモン達は…
まるでシンクロニシティのように、戦意を失っていた。
例外なく、全てである。
それもすべて、ギラティナの放つ闘気であった。

ギラティナ「フン…つまらんな」

アンズ「圧倒的すぎる…!」

レッド「俺でも手も足も出ないや」

ミュウツー「ギラティナ、恐らくお前は、破壊という行為そのものを欲しているのだ。
そうだろうな、何もイミなど無いのだから…
それは、お前が個人的に欲望として持っているもの。
何も悪い事は…無い!
だが、この世の中は、破壊など善しとは思っていない者だらけだ!
そういうものがいる以上…キサマが…破壊を続けるというのなら…
今すぐ、消えろ!
キサマはこの世界には不要なのだ!
キサマの入る余地など、この世界には…無い!」

ミュウツーは、恐らく最後の力を振り絞っていた。

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最終更新:2010年02月10日 21:14
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