16: 名前:刹那☆06/06(土) 12:38:49
第二章
「~♪。」
「あれ?香織、嬉しそうじゃん、何かあった~?」
「えへへ、ちょっとね!」
ちょっとじゃない。
すんごく嬉しい。
だって
邪魔者がいなくなったから・・・。
奈々が消えてから1週間。
あれから、悠とはラブ02だし、もうサイコー!!!
17: 名前:刹那☆06/06(土) 12:45:17
でも、奈々を刺した時のあの感覚・・・。
忘れられない。
おもしろかったから・・・。
もっと人を殺したい。
そう思った。
そんな時、あのニュースを見た。
”怖いですね~、最近、誘拐や交通事故で死者が増えているんですよ~・・・。あなたも気をつけて下さい。”
見~つけた。
18: 名前:刹那☆06/08(月) 21:54:11
私は放課後、誘拐犯、殺人犯に会いに行った。
刑務所に向かう。
え?
勝手に入っちゃいけないんだって?
フフフフフ・・・・・・。
大丈夫。
ちゃ~んと準備はしてあるもの。
カツカツ・・・。
周りはしんとしているから私の足音だけが響く。
そして、入り口から入ろうとした時―・・・
「こら~っ!なにやってるんだ!一般人は立ち入・・・。」
グサッ!
ポタ・・・ッ。
これよ・・・。
この感覚よ。
私はこれを求めていたのよ!!
た~のしい♪
私は奥へと入っていく。
私の後には倒れた、警務員。
コツコツ・・・。
足跡は・・・赤い。
牢屋を覗き込んでみた。
おっさんが2人、しゃがみこんでいる。
私に気づいたらしい。
「たっ、助けてくれぇ!」
「ここからだしてくれぇっ!」
残念ね・・・。
あなた達はこれから、殺されるの。
私の手によってね。
「いいわ、出してあげる。」
「ほっ、本当か!?」
「出してくれるのか!?」
『やっと出れる!!』
目が輝いている。
可哀想に。
もうすぐその目は光を失うわ・・・。
「ただし!」
2人の会話をさえぎって私は続ける。
「1つだけ条件をのんでもらうわ。」
「いい。」
「ここから出してけれるならな。」
言ったわね・・・・・・?
「誓う?」
「ああ、誓う―・・・。」
言っちゃったわね・・・。
「フフフフフ・・・。」
「!?」
「お、おい。どうしたんだよ!!」
「ア~ハッハッハッハ!!!」
ガチャリ。
鍵が開いた。
「よし!条件はなんだ?言ってみろ、何でも聞くぜ?」
「・・・・・・・。」
「ほらほら。」
「じゃあ・・・・・・。」
「?」
「あなたを殺したい・・・。」
「え!?」
グサッ。
男はその場に倒れこんだ。
「お・・・まえ・・・だま・・し・・・た・・なぁっ・・・。」
「何が?私はだましてなんかいない。何でも聞くって言ったあんたが悪いのよ。」
「・・こ・・・のや・・・ろ・・・。」
ガクッ。
男はそこまで言って、死んだ。
「・・・・・・。」
もう1人の男はそれを黙ってみていた。
「さぁ、次はあなたの番よ・・・。」
「い、いやだぁっ!殺されるのは・・・いやだぁっ!!」
男の目は見開いていた。
「何を言ってるの?あなたが散々してきたことじゃないの。」
「許してくれぇっ!!殺さないでくれぇっ!!」
私は男の方に近ずいていく。
「くっ、来るなッッ!」
ガチャリ。
鍵を開けた。
バァン!!
「きゃ・・・ッ!!」
鉄格子が勢い良く開く。
私は押し倒された。
「へっ!鉄格子が開けばこっちのもんだぜ!」
男はそう言って、逃げた。
「・・・・・・・。」
ひざに擦り傷ができた。
あの男・・・!
私を怒らせた罪は重いわよ・・・?
22: 名前:刹那☆06/12(金) 21:26:31
ガシッ!!
男の腕をつかんだ。
次第に力が強くなる。
「言ったわよね?私を怒らせた罪は重いって・・・。」
「うわあぁぁっ!!」
私を見る男の目には、光が灯っていない。
私が口を開く。
「知ってる?私はたこ焼きがだぁい好きなんだぁ。」
私の唇がめくれる。
犬歯がチロリと見えた。
ドサッ!!
男を押し倒す。
そして
私はポケットからつまようじを出した。
「私ィ、食べるのはスキなんだケドォ、作ったコトないんだよね~。」
男の震えが止まらない。
「だからぁ、ちょ~っと下手かもしんないけどォ、我慢してね☆」
「おいっ・・・、それってまさか・・・。」
クスっ。
「そう、そのまさか・・・。」
私はつまようじを男の目に向かって、突き刺した。
25: 名前:刹那☆06/13(土) 10:31:47
「うっ、うわぁぁぁぁ!!!」
ブスッ!!
鈍い音がした。
「1度やってみたかったのよね。こういうの。」
フフフッと不敵に笑う。
そして、グリグリとつまようじを動かす。
「確か、こうやるんだったよね。」
コロン・・・。
「あれぇ?とれちゃったね。ごめんなさい。」
目玉が取れた。
「でもホラ、だんだん上手くなってきてる~。」
もう片方の目を動かす。
「あれ~?ジジィ、生きてるゥ?」
男からの返事は、もちろんない。
「キャハッ、死んじゃった?」
さて・・・。
今日はココまで。
26: 名前:刹那☆06/13(土) 10:40:30
さて―・・・。
ここで私のコトを少し紹介しておくわ。
↓ ↓ ↓
・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
☆花咲 香織 プロフィール☆
年齢 中学2年生
得意科目 社会
好きなもの たこ焼きと悠
趣味 人殺し
生年月日 12月9日
・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。
では、本題に戻るわ。
32: 名前:刹那☆06/14(日) 19:39:40
名無し様、本当にありがとうございます!!
でわでわ更新しま~っす^^
・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*。*・。*・。
翌日、昨日のコトがニュースでやっていた。
”速報です!昨日、午後6時ごろ、××警察署で警察官、殺人犯、そして牢屋の中で、誘拐犯が殺されていたのが警察官の友人により発見されました。”
フフ、やってるやってる♪
”全員、数ヶ所に刃物のようなもので刺され、ほぼ即死状態だったと思われます。ただ1人だけ、目がくりぬいてあったとあります。この情報は入り次第お伝えします。”
「こわいわね~・・・。」
お母さんが言う。
「あなたは、あんな風にならないでよ。」
「・・・分かってる。」
犯人、私なんですけど・・・。
33: 名前:刹那☆06/14(日) 19:45:20
「行って来ま~す。」
学校に行くと、例の噂でもちきりだった。
「××で人が殺されたって・・・。」
「あ、それニュースで見た。こわいよね~・・・。」
おもしろい。
みんな、私がやったとは気づいていない・・・。
「お~い!香織!」
後ろから私の名を呼ぶ声がした。
その声の持ち主・・・
『愛』
私の新しい親友だ。
「ねぇ、今日のニュース見た?こわいよね~・・・」
34: 名前:刹那☆06/15(月) 20:21:00
愛まで言っちゃって・・・。
とりあえず話を合わせるコトにした。
「見た!こわかったよ~・・・。」
「だよね、だよね!どうする?この町に来ちゃったら!」
「ない!それはない!来ないでよ~!」
「そうそう!捕まってほし~、ってか死んでほしいんだケド!!」
は・・・?
愛、今なんて言った?
死んでほしい?
私に?
私に死んでほしいの?
35: 名前:刹那☆06/15(月) 20:32:36
愛・・・・・・。
いくら私の親友だからって、許すワケにはいかないわ。
あなたも消してあ・げ・る☆
「愛っ!明日、一緒に買い物行こうよ!」
「買い物?いいよっ!全然OK!」
愛は笑顔で答えてきた。
「じゃあ明日、××ビル、集合ね!」
まんまと引っかかったわね。
愛・・・・・・!
~翌日~
「あっ、香織~!」
もう待ってるし・・・。
「ごめん!遅れた~。」
「いいの、いいの!それよりドコ行く~?」
ちゃんとコースはきめてあるんだから。
「あのね・・・!映画・・・見たいの!」
「映画?いいよ、私も見たかったし!」
私達は
『ココロ×ココロ』
というものを見る予定だ。
愛はポップコーン、ジュースを買って、映画を見る準備。
「そんなものばっか食べるから、太るんジャン?」
私は小声で言った。
「ん?香織なんか言った?」
「ううん!なんでもないよ!あっ、ホラ!始まるよ!」
38: 名前:刹那☆06/17(水) 20:50:23
『沙希っ!』
『真奈ぁっ!』
あ~あ、この映画つまんな~い・・・。
「う・・・ひっく・・・。」
私の横では愛が感動して涙を流している。
うるさいな・・・。
もうそろそろ・・・。
私はわざとらしく体を細かく左右に動かした。
「あれ?香織、どうかしたの?」
「うん、トイレ行きたくなっちゃって・・・。」
「な~んだ。」
「愛も一緒に来てくれる?」
「もぉ、しょうがないなぁ・・・。」
もうちょっと。
~トイレにて~
「早く~!」
さて、どうしようか・・・。
とりあえず、愛を背後から押した。
私も入って洋式のトイレのドアを閉める。
「いった・・・ちょっと香織!?何す―・・・!!!」
ごぼごぼごぼ!
愛をトイレの中の水につっこんだのだ。
「あ~ら、汚い!」
39: 名前:刹那☆06/17(水) 20:56:04
これからは、××サイドなど書いていくますね!
~愛サイド~
香織が私を押した。
「香織!?何す―・・・!!!」
目の前が真っ白になった。
水!?
やめて・・・ッッ。
苦しい・・・ッ。
息が・・・できない・・・。
まさか・・・・・・。
あのニュースの犯人って・・・・・・!
「あ~ら、汚い!」
汚い・・・?
そうよね。
私は汚いわよ!
でもね、香織・・・?
あんたの心の方が汚いわよ!!
40: 名前:刹那☆06/18(木) 21:00:08
苦しい・・・・・・。
だんだん、意識が・・・
遠のいてゆく・・・・・・。
私はもう
死ぬんだ。
そう思った。
「ばいばい、愛❤」
ひどい・・・。
ひどいよ、香織・・・・・・!
47: 名前:刹那☆06/23(火) 21:57:45
☆飛鳥様☆
グロイですよね^^;
”いい”って・・・
嬉しいな♪
あと何日か放って置いてすみません><
更新しますね!
「「ガチャ」」
えっ!??
誰かが入ってきた!
女の人・・・・・・。
不運なことに私達の行動は見られていた。
ヤバイ!!!
やっと今の状況を理解したようで
そして・・・青ざめた顔で
女の人は叫んだ。
「きっ、きゃあぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
そして倒れこんだ。
チッ!
邪魔者が入ったわ。
愛を放って、女に近ずく。
「ひ・・・っ。」
「さっきの見てた?」
ガタガタと震えながら答える。
「みっ、見たとい・・・ったら・・・?」
「そう。」
その一言で女の人はホッとしたようになった・・・。
「じゃあ、あなたも・・・。」
「いやよっ!私は死ぬなんて絶対イヤ!!」
「だぁいじょうぶ。スグに楽になれるから。」
「いっ・・・・・・!!」
サクッ・・・。
と、その時!
ドアが開いた。
そして声がとんできた。
「警察だ!手を上げろ!!」
ハッ。
「おじさぁん?何言ってんの?ココは女子トイレだよ・・・?」
「おまえを逮捕する!!」
男の後ろにはもっとたくさんの警官がいた。
「じゃあ、力づくで
48: 名前:刹那☆06/23(火) 22:03:53
すみません~><
続きです!!
「じゃあ、力づくで逮捕してみなさいよ。」
すました顔で笑った。
「お前、まさか逃げられると思っているのか?」
「何人いたって同じよ。」
「このやろう・・・!かかれ!!」
ワアッ!!
警官が一斉に襲い掛かる。
だか・・・・・・
グサッ!
グサグサッ!!
あっけなくやられてしまった。
「これだけぇ?警察ってよっわ~い!」
フフフフフ・・・・・・。
ア~ハッハッハッハッッハッハ!!!
響き渡る声。
床にポタポタと落ちる血・・・。
そう。
私は恐い者なんて
何もない―・・・・・・。
第二章 END
最終更新:2010年11月25日 17:20