27: 名前:モネカ☆09/29(水) 18:10:02
「ごめん。陽菜ちゃん。恨まないで」
「いや、ちょっと待ってください!いやだ!いやぁぁぁぁぁ!」
甜羅が包丁を向けた。
バンッ!
「陽菜!」
「瞬希君!」
いきなり瞬希がでてきた。
「……!」
「お前バカか!こうなったらお前逮捕されるんだぞ!?」
「だって……。」
甜羅はその場にしゃがみこむ。
「お前を信じた俺がバカだった。」
「いや!離れないで!私から離れないでよぉぉぉぉ!」
甜羅は瞬希にすがりついた。
「瞬希君。甜羅さん。もういいです!甜羅さんがもうこんなことしないんだったら。」
「陽菜ちゃん……許してくれるの?」
甜羅は陽菜に聞く。
「許しませんよー!?ホントに怖かったんだから!……
でももうこんなことしなんでくださいよ~!」
「分かったわ!だから許して!」
「分かりました許します。」
陽菜はにっこりした。すると甜羅もにっこり
「ちょ、ちょっと俺のこと忘れてねーか?」
「「わすれてた!」」
「はあ!ひどいよ!」
そんなこんなで一件落着ですかね……?
28: 名前:モネカ☆09/29(水) 18:52:31
~追加CAST~
古松由莉
〔こまつゆり〕
陽菜と同じ光山保育園という一般の保育園より2ランク上の保育園育ちで親友。だが漫画家ということは知らない。
なのに陽菜田のの(野々村陽菜のペンネーム)先生が大大好き!
平多里久
〔ひらたりく〕
瞬希の幼なじみで親友。
由莉に思いを寄せている。
29: 名前:モネカ☆10/01(金) 18:46:52
由莉からの目線
「陽菜~~!」
「あ、由莉だ。」
今日は土曜日!陽菜と119行く約束したのにちょっと遅れちゃった。
「待たせたでしょ?ごめんね。」
「全然!あたしも来たばっかだし。」
「そっか!じゃあ行こ!」
「うん!」
じつはこの前の帰りに陽菜が言ってきたんだ
:回送中:
「ねえ由莉~」
「なに?」
「あたしねぇ好きな人できたんだ~。」
「え~~~~~~~っ!だれだれだれ~?」
「実は……瞬希君が好きなんだよね」
「ふ~ん。でどうしたの?」
「今度の土曜日あいてる?」
「あいてるよ!でもなんで?」
「瞬希君の誕生日が来週だからプレゼントを買おっかなーなんて」
「わかった!」
:回送終了:
ウィーン
「わぁ!涼しー」
「たしかにー」
何買うのかな?陽菜の恋も応援しなきゃ!
―……
ウィーン
「やっぱ外はあちーねぇ」
「ほんとホント!」
ほんとにあちー。外出たくなかった。
―……
この二人は恋の波乱が訪れていることは知らなかった……
31: 名前:モネカ☆10/06(水) 15:54:56
追加CAST
眞湖麻鈴〔まこまりん〕
お嬢様でいじめっ子。父が社長で母がタレント。
大金持ち。陽菜と由莉の幼なじみ。
柊夏希〔ひいらぎなつき〕
麻鈴の手下で親友。まえはいじめられっ子がったが
麻鈴に助けてもらったので手下になった。
32: 名前:モネカ☆10/08(金) 17:53:53
麻鈴からの目線
――――翌朝――――
「ねぇ由莉~これみて!超可愛くない!?」
「なにぃ?わお!超可愛いじゃん!」
あたしの前で由莉と陽菜がしゃべっている。
どうして!?あたしも一応幼なじみだよ!?
あたしは20%あの2人に嫉妬心を抱いた。
「今日は友達と自由行動です!」
今日は遠足。畑の見学をしに来たのだ。
「由莉!」「陽菜!」
「「はもった~~!」」
あたしの目の前で陽菜たちが笑っている。
あたしはまた嫉妬心を抱いてしまった。50%だ。
「麻鈴さ~ん!」
「な、夏樹!?」
「一緒に行動しましょ!」
いま取っても仲良しの夏樹。
妹みたいでかわいい。
あたしの妹と比べ物にならないくらいかわいい。
―……
陽菜……
あたしの中の陽菜はどこに行ってしまったんだろう。
あたしの頭の中は陽菜と仲良く遊んでいた記憶しかない。
そのときは『由莉』という存在はなかったのに。
あたしの陽菜の間に『由莉』言う存在は要らない。
邪……魔……という存在……?
邪魔……。
いらない……。
=
いじめ……
そうだ!『由莉』という存在を消せば陽菜はあたしを向いてくれる……。
33: 名前:モネカ☆10/08(金) 18:36:00
麻鈴からの目線
翌朝
「ゆーりーちゃん!」
「はい!」
「放課後ぉ第1倉庫に来てほしいんだけどぉ!ダメ……?」
麻鈴は初めて喋る由莉にわざとこの人はぶリっこなんだと思わせている。
「ぜ、全然いいですよ……?」
「ありがとっ♪じゃあねぇ!」
麻鈴はニコニコしながら帰ってく。
麻鈴の進む方向は……陽菜。
「ひな!」
「ん?どしたの?」
「第1倉庫に放課後来てほしいんだけど。」
「オッケイ!じゃあとでね!」
だ~まされた!騙された!
由莉のバーーーーーカ!
夏樹に報告報告!
「夏樹!」
「はい!」
「セイコー」
「マジっすか!?あいつらもすぐ引っかかるのですね~。」
放課後が楽しみ!
―……
「おそ!」
ガラガラ
「ご、ごめんなさい!遅れました!」
「ぜ~んぜんまってないで~ちゅ!」
「すいません。」
「もういいでちゅから!」
うわ!思いっきり引いてるし!
うける~
34: 名前:モネカ☆10/09(土) 12:40:30
由莉目線で行きまーす!
「で、何するの……?」
「さ~て何しよっかな~。」
カチカチカチカチ
ラ、ライター……?
「何すんの!?ライターなんか持っちゃって。」
「なにすんだろーねぇ。」
いいかえさなきゃ!
「するんならさっさとしてよ!」
「さーていつまでそんな強気でいられるのかしらぁ……」
え……?
「ただいま戻りましたー!」
「お帰りなちゃーい!夏樹!」
だ、だれ……!?
「由、由莉……。ごめん……ね…。」
由莉の目の前にはぼこぼこにされた陽菜が立ちすくんでいた
「陽菜……!?大丈夫……!?」
「ほーらぁ、可愛いえじきの登場ぉしましたよぉ」
「何でこんなことするの!?陽菜をかえして……!」
「はぁ!?こんなことさせたのはあんた!古松由莉なの!」
え・・・・・・?なんで!?なんでなの!?
何であたしのせいなの!?
「なんであたしのせいなのよ!」
「あんたがいるだけで邪魔!」
あたしは邪魔なの……?
陽菜から見ても邪魔だったのかな……?
36: 名前:モネカ☆10/11(月) 11:29:05
由莉からの目線で行きます!
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「あたちねぇずっと思っていたんだけど
あたちよりながいかみはいらないんだぞぉ!」
「そーだそーだ!」
何それ……?だから何……?
何するつもり!?
そう思っているのに恐怖で声に出ない
「だからぁあんたがあたちたちに殺される前に
その長~い、髪。焼いてあげる!感謝しな!」
「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!」
もうあたしには抵抗する力など
―……
ない
「やめて!やめてぇぇぇぇ!」
あたしの耳からうっすら聞こえるこの声
陽菜……?
「もうやめて……?あたしが悪いから!」
陽菜のせいじゃない!
「も…うやめ……て……?」
疲れ果てた陽菜の声が聞こえる
「陽菜ぁぁぁぁ!」
最後の力を振り絞って言った
「くそぉぉぉ!」
「麻鈴。やめてよ!こんなことしないで!」
ありがとう!陽菜
「こんなことしなくてもうちらは友達でしょ!?」
「え……?まだ友達でいてくれる?」
「当たり前!」
「分かったもうこんなことしないだから「親友!」
陽菜も麻鈴も泣きじゃくっている
するとあたしにも一粒の涙が落ちた
『親友』その言葉はどんな力があるのだろう
一件落着!
最終更新:2010年11月22日 11:41