「 俺だけのプリンセス 」 続き4

73: 名前:乃愛☆12/28(月) 18:28:04

 でぃあ*玖羅さま

 評価ありがとうございましたッ!!

 キュンキュンしちゃってますかぁ~えへへ((←
 結夏ちゃんは結構のほほ~んてしますんで、
 書いている乃愛自身も癒されちゃってますw
 庵蓮くんは、はい…もう…ねぇ((は/
 あ-、雄輔くん派ですかぁ♪
 可愛い系が好きだなんて…うふ❤((キモ/

 はいッ、更新頑張ります!!

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 啓斗Side


 本当はだるくなんかなかった。
 ただ……結夏と距離を置いておきたかっただけ。
 あんなことを言う結夏のそばにいたくないんだ。


 “あたしと庵蓮くんはただの席が隣ってだけだよ!!”

 この結夏の言葉だけが、俺の頭の中を支配している。


 「 どしたん?啓斗 」

 俺の顔を覗く相川の顔。
 こいつ…何で俺のこと呼び捨てにしてんだよ。 
 つか、何どさくさに紛れて腕絡めてるんだよ。

 「 ……別に 」

 俺はどうでもいいような顔を浮かべて
 ふいっとすぐに目を逸らした。

 「 きゃッ!! 」

 相川の小さな叫び声と共に
 絡めていた手の方がグンッと下に引っ張られた。

 「 !? 」

 俺は声にならない驚きを隠しつつ床に座ってしまった。
 隣には何故か涙目の相川の姿。

 はぁ……何かめんどくせぇ。
 俺は1人になりたかったのに、何でこいつが来るわけ?

 俺は相川の方を見ずに深い溜息をした。

 「 ねぇ……啓斗 」

 「 あ? 」

 嫌々振り向くと、頬には冷たい手の感触。
 相川は俺の頬を触りながら近づいてくる。

 「 あたし…あたしね、啓斗のことね…好きなの 」

 はぁ!?
 こいつの言っていることが理解できねぇ。

 「 何言って…「 黙って… 」

 相川は俺の気も知らずに唇を近づけてくる。
 俺は結夏がっ……。


 ガタッ

 「「 !? 」」

 俺と相川は音のするほうを見る。
 そこにはゴミ箱を動かしてしまった結夏の姿。


 「 あ……何だ、そっかぁ…… 」

 「 結夏? 」

 「 あたし1人だったんだね………  
   あたし1人で舞い上がって、勘違いしてたんだね…… 」

 結夏の大きな瞳からは大粒の涙。
 下唇を強くかみ締めて拳にも力が入っている。

 「 違っ……!!誤解だよ、結「 言い訳なんていらない!! 」

 結夏は耳を塞いで左右に何度も首を振っている。

 「 もういいよっ!!庵蓮くんなんか大ッッッ嫌い!!! 」





74: 名前:乃愛☆12/29(火) 08:29:24

 啓斗Side


 結夏は溢れる涙を拭かずに走っていってしまった。
 今すぐ涙を拭いてあげたい……。
 でも……足が床にくっついたみたいに離れない。
 これは、俺の意思なのか…?

 「 可愛いなぁ、あんなに転ぶぐらい走っちゃって 」

 さっきまで何も言わなかった相川がクスクスと笑って結夏を見送っている。

 「 お前ッ……… 」

 お前のせいで、結夏とまた……
 俺は相川を睨むと近くにあった保健室に入った。

 保健室には誰もいなく、俺はすぐにベットに入った。
 疲れていたのか、見えていた天井が見えなくなっていった―……。

 「 庵蓮くんは蕾さんのこと好きだったんだね…… 」

 「 違うよ、結夏… 」

 結夏は俺の前でまたぼろぼろと泣いている。
 今度こそ……俺の手は結夏の頬へと近づいていく。

 「 なぁに、キス? 」

 目の前にはにっこりと微笑む相川の姿。

 「 なッ……何でお前ッ……… 」

 「 また………あたしを裏切るんだね 」

 相川の後ろから悲しそうな顔をしている結夏の姿。


 冷たい―…

 結夏……お前今泣いてるのか?

 「 結夏ッ!! 」

 俺は、ハッと我に返って目を覚ます。
 見えるはずの天井は見えない……。
 代わりににっこりと微笑んでいる………相川の姿。

 「 相川……… 」

 「 飲みます? 」

 涙だと思っていたものは缶ジュースからのしずく。

 「 ……いらねぇ 」

 むすっとしている俺の顔を見てクスクスと笑う相川。
 そのクスクス笑い……気に入らねぇ。


77: 名前:乃愛☆12/29(火) 16:51:41

 でぃあ*藍華さま

 はじめから読んでいただけるなんて嬉しいデスbb*
 お……面白い!?∑、 まぢでアリ(●´・ω・)(●´_ _)ガト♪
 はい、更新頑張りまぁすw

 でぃあ*まひろさま

 はじめから読んでいただけるなんて嬉しいッ☆
 超ついちゃいますか!?えへへWW
 更新頑張ります⇒

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 結夏Side


 庵蓮くんと蕾さんがキスしようとしているところを見てから少し経って……

 あたしは、授業を受ける気にもならなくて帰ることにした。
 鞄を休み時間の間にこそっと取りに行き昇降口まで小走りで向かった。

 自分の靴箱を見ると何か紙が入っていた。
 何……?

 紙を見ると、内容はこうだった。

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 to 今村 結夏様

 はじめまして。
 今日、体育館の裏庭で待ってます。
 時間はいつでもいいです。
 あなたに会いたいです―…

 -------------------------

 ………何、これ。

 もしかして……
 もしかして……


 裏庭に呼び出されていじめ!?
 や、やだ……。行かないほうがいいよね?
 ……行かないほうがいい、んだよ…ね?
 でもでもッ!こうゆうのって行かないとヒドいことされないかな?

 相手の人は待ってるんだし…
 行ったほうがいいね!
 ちょっと怖いけど…、一応学校内だし叫べば大丈夫だよね。

 あたしは心の中で結論を出すと、
 さっそく靴を履いて裏庭に向かった。

 「 今村さん? 」

 裏庭に着くと後ろからいきなり名前を呼ばれた。
 恐る恐る振り返るとそこには……チャラ男。

 「 あ、はい…… 」

 あたしはにっこりと作り笑いを見せた。
 すると相手の人はにっこりと可愛く微笑んだ。

 「 良かったぁ!手紙、見てくれたんだ!!
   あ、俺…竹林隆司。知ってる? 」

 あたしは何も言わずに首を左右に振る。
 男…隆司は“そっか”と少し残念そうな顔を見せると、
 すぐにまたにっこりと可愛らしい笑みを見せてきた。

 「 ね、俺…今村さんのこと好きなんだけど…
   どう?良かったら付き合わない? 」

 「 え!?あたし? 」

 あたしの大きな声にびくともせずに隆司はこくこくと頭を上下に振る。

 つ……付き合うとか。
 マジ有り得ない…。

 「 あ、あたし……その、隆司さんのことよく知らないし…。
  だから、あの…ごめんなさいッ! 」

 「 ……チッ… 」

 え……?
 あたしの言葉の後になった舌打ちの音。

 隆司さんを見ると何故かニヤニヤしている。


 「 あの、じゃあ…あたし帰ります! 」

 あたしは嫌な予感がしたので、お辞儀をして
 小走りでその場から去ろうとした。

 「 待てよ!! 」

 「 きゃっ! 」

 右手をグイッと強く引っ張られ、あたしは学校の壁に追い詰められた。
 隆司さんはあたしの体をジロジロと見てくる。

 「 なぁ……俺の女になれよ 」

 「 はッ!?だからそれはお断…んッ…ふ… 」


 言葉をさえぎられるようにあたしの唇は隆司さんに奪われた。
 まとわりつくようなキス。
 口を開けてはいけない……。

 「 んん~…あッ!!ん…ふぁあ… 」

 あたしの胸元に違和感を感じ見てみると制服の中にすでに手が入っていた。
 思わず口を開けてしまいその瞬間を待っていました、とでも言いそうな顔をしている隆司さんに舌を入れられてしまった。

 長い長いキスの後―…

 あたしは肩で息をしながら、隆司さんを睨みつけた。
 隆司さんはくすっと悪魔のような笑みを浮かべた。

 「 お-、可愛い子の睨みはいいねぇ。
   すっげぇ、そそられる…… 」

 「 くっ…!! 」






78: 名前:乃愛☆12/29(火) 17:09:02

 「 こんなことしていいと思ってンの!?
   思いっきり大きい声で叫びますよ!! 」

 すると隆司さんはくっと微笑むと、
 あたしの体を見て、


 「 別に叫べばいいじゃん。
   その格好…みんなに見られるけどな 」

 気づけばあたしの上半身は裸。
 ブラも制服もすべて、隆司さんの後ろに捨ててあった。

 「 やだっ…!! 」

 あたしは腕で胸元を隠し、また隆司さんを睨みつけた。

 「 隠すなよ…どうせ、これからヤるんだし? 」

 「 何言ってんの!?…あんっ! 」

 隆司さんはあたしの睨みを気にせずに乳首を強くつまんできた。

 「 へ~え…結構可愛い声出すんだな 」

 そういいながら隆司さんの手はすばやく動き出す。
 右手はあたしの右胸をいじって、
 左手はすでにあたしのあそこを探り始めてる。

 マズい……このままじゃやられる!!
 あたしは今更自分の身の危険に気づき始めた。
 今、隆司さんはあたしの体に夢中なんだし…チャンス!?
 手を動かそうと後ろに回っていた腕を動かそうとした。

 「 いっ…!! 」

 気づけば、あたしの腕は結ばれていた。

 「 ふふっ…もっと暴れろよ 」

 笑っているけど目は笑っていない。

 「 あっ…あんっ!…やめっ… 」

 「 止めて?体は止めて欲しく無さそうだけど? 」

 いつの間にかあたしのあそこに顔を埋めている隆司さん。
 あたしのクリトリスだけどいじり続けて反応を楽しんでいる。

 「 …そろそろだな 」

 隆司さんはボソッと何か呟くとズボンのベルトを外し始めた。
 まさか……!!
 体中の血が引いていくような感じがする。

 隆司さんのモノを見て、さらに恐怖は上回った。

 「 やだっ…止めて、許してっ… 」

 あたしの目からはたくさんの涙。
 首を左右に何度も振りながら泣く。

 「 今更?無理無理、だって俺の…あんたのに入りたいって言ってるし 」

 そう言いながらあたしを壁にくっつけて、
 バックから入れようとしている隆司さん。

 ズブブブ……

 「 あああああッ 」

 体をそらして叫ぶあたし。
 そんなあたしの髪を掴んでパンパンと腰を動かす隆司さん。

 いつしか望んでないような声が出るようになった。

 「 あっあっあっ…あんっ… 」













83: 名前:乃愛☆12/30(水) 18:22:57

 でぃあ*藍華さま

 初めから読んでいただけて嬉しいです!
 て、天才ですか!?!?そんなことないですよおv
 本当ですか!?も-、是非って感じでs…((殴/

 結「 大丈夫じゃないですよお~、助けてください! 」

 でぃあ*苺さま

 お久しぶりです^^
 はい、も~大変ですよッ。

 でぃあ*亜蝶さま

 続き気になりますか?
 これから更新しますね!

 でぃあ*まひろさま

 はい、も~結夏ちゃんモテ子なんで大変なんですよ?
 続き気になりますか?
 有難うございます、頑張ります^^


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 「 言っとくけど、謝んないから俺 」

 肩で息をして倒れているあたしに向かって放った言葉。
 何も言わないあたしを見てふっと鼻で笑うと、隆司さんは歩いて何処かへ行ってしまった。

 ………何だったんだろう。

 あたしは全裸のまま立ち上がり、投げ捨てられた
 あたしの制服と下着を身に着けて鞄を持ち学校を後にした。

 「 ただいま…… 」


 誰もいない家に向かって声をかける。
 机の上に紙があるのを横目でみると、鞄を足元に置き手をのばした。


 -----------------------

 to:結夏へ

 今日はママが親戚の家に行って、
 パパが出張です。
 お留守番宜しくね。

 -------------------------

 お留守番…か。
 何かいいな、懐かしい。

 あたしはクスッと微笑むと紙を元の位置に置き
 鞄を持って階段をのぼり、自分の部屋に入った。

 部屋に入ったとたんに体の力が抜けて、
 制服のまま、ベットに寝転がった。

 そして、目からは大粒の涙。
 あたし……レイプされたんだ。

 初めてでもないし、体は痛くはないけど…
 心が痛い…心が痛いよ、庵蓮くん……。

 はッ!違う、庵蓮くんのこと何か考えてない。
 あたし……庵蓮くんにも裏切られたんだから。

 信じれる人が……誰もいない。

 「 ふえ…庵蓮くぅん…ヒック 」

 自然と出てくる庵蓮くんの名前。
 認めたいのに認められない。

 どうしたらいいの? 
 どうしたら………。


 ♪~♪~♪~

 タイミングよくあたしの携帯が鳴った。
 あたしは涙を制服の裾で拭くと、鞄から携帯を取った。

 「 はい… 」

 《 結夏!?やぁ~っと出たよ 》

 電話の先には安心したかのような声を出している、優莉。
 何で……優莉があたしに電話を?

 《 聞いた…聞いたよ、庵蓮くんから 》

 何も言わないあたしを心配したのか、
 溜息混じりに優莉は言った。

 「 ふッ……ふええ…ゆ、優…莉ぃ… 」

 《 えッ?ちょ、結夏!? 》

 優莉の声を聞いて安心したのかあたしは電話越しに泣き始めた。

 《 何があったの? 》

 「 ひっ…う… 」

 言えない…
 言えないよ…

 あたしは何も言わないでただ泣いていた。
 そんなあたしに優莉は優しく声をかけてくれた。

 《 電話じゃ言えないこと?
   言えないんだったらいいよ…?
   あたしは無理に聞こうとは思ってないから…。 》

 優莉……。

 「 あッ…あした…ヒック…明日、話すッ…ね 」

 《 うん、じゃあね 》

 電話を切ると、あたしは枕を顔に押し付けて、
 声を殺して泣いた。




 -

 ピチチ…チチ…


 「 ん… 」

 可愛らしい小鳥の囀り。
 カーテンの隙間から明るい日差しが覗いてきた。

 「 朝!? 」

 あのまま寝ちゃったんだ…。
 制服を見ると、ちょっとしわが出来てる。

 学校…行きたくないな。
 でも、行かなくちゃ……。

 行って…優莉に話を聞いてもらおう。

 あたしは、少ししわが出来た制服を手でのばすと
 全身が見える鏡を見た。

 目…赤いし、腫れてる。
 そりゃあ…あんなに泣いたらこうなるよね。

 あたしは溜息をつくと1階におりた。
 リビングには誰もいない……。

 そうだ、お父さんもお母さんもいないんだ。

 あたしは朝食も取らずに家を出た。





84: 名前:乃愛☆12/30(水) 18:32:38

 啓斗Side


 朝。

 俺は目が早く覚めたので家を出た。

 昨日は、相川のせいで結夏に誤解されちまった。
 今日会ったらすぐに誤解を解こう。

 俺、相川とは何もないよ―…
 俺、結夏が一番好きだよ―…

 …って言わなきゃ。

 色々と考えているうちに目の前に同じ格好をした女の子。
 間違えるはずがない…。
 あれは、結夏だ!!

 俺はダッと走ると、結夏と思われる女の子の肩を叩いた。
 女の子はゆっくりとこちらを向く。

 ふわっ…。


 その子の周りだけに桜が舞っているように見えた。

 ドキッ……


 「 あ…庵蓮くん? 」

 やっぱり。
 俺の予想は見事的中。

 「 うん 」

 結夏は俺を見て驚いている。
 たけど…俺と目を合わせようとしない。

 何……その態度。

 俺は結夏の右腕をぎゅっと掴み引っ張った。
 結夏はそれでも目を合わせようとしないで、顔を背けた。

 でも…俺には見えてしまった。

 俺以外がつけた首筋のキスマークと、
 無理やり犯しただろうと思われる手形。

 「 …!?これッ… 」

 「 はなしてッ!! 」

 結夏は俺から避けるように掴んでいた手を振り払った。
 結夏の目からは溢れるばかりの涙。

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最終更新:2010年11月26日 18:06
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