355: 名前:杏☆11/28(日) 21:24:25
「コロッケって……龍!??」
コロッケって言うのは太一と龍にしかいないけどね
まぁ太一はなんか旅行言ってるとかなんとかっていってたから
太一はいないだろうから、コロッケって呼ぶ奴は龍しか今存在しないというわけである。
「な、なんで!? ココに?」
「見れば分かるだろ! 買い物中」
買い物中!?
龍が?
考えるだけで笑えてくる。
「お前なー笑ってんじゃねーよ」
「だって……龍が……買い物って……アハハハハハ!!」
あたしは大爆笑。
あの、龍が買い物なんて……!!!
ありえないし~~!
「うける~!」
「確かに!! 龍君が……買い物って」
梓も爆笑。
龍のほうをチラって見てみると赤面。
「何赤くなっちゃってるの?」
とあたしは聞いて見た
龍恥ずかしいのかな?
「うっせ」
「アハハッ」
あたし、今告白したほうがいいのかな_
さっきのおみくじに書いてあったけど……。
勇気が無いよ!!!
でも逃したら終わっちゃう!!
「龍ちょっと来てくんない?」
「お、分かった」
「梓はココで待ってて」
「うん」
あたしは、龍を裏のほうに連れてった。
伝えなきゃいけない。
この気持ちを。
356: 名前:杏☆11/29(月) 08:23:51
龍Side
……!?
なんで俺こんなとこ連れられてきてるの?
まさか!? イジメとか……!??
そんなことアイツがする訳ねーか。
俺マジ何されるんだよ~!!!
357: 名前:杏☆11/29(月) 08:43:12
「龍…あのさ……」
「ん?」
龍はいつものように満面の笑みを見せてくれた
やっぱこういうとこいいけど……!!
告白できないよぉ~~!!
「あのね…スキなんだ……。」
言っちゃったよぉ~!
「え……?」
引いてるし……。
「もう、あの仲よかったころに戻れないね 龍は中学校あたしと行くところ違うんだよね。もう会えない…ね。 じゃあバイバイ」
さよなら、龍。
「おいッ!」
龍の言葉を聞いたらそこで泣いてしまいそうで……。
あたしは、走って梓の元へと向かった。
「あ、彩! うまくいった……ってえぇ~!! なんで泣いてるの~!」
「あずさぁ~~~~!!!」
この思いはやっぱり大事にしまって措くべきだったんだよ。
あたしは、梓に事情を話した。
そしたら優しく背中を擦って、『うん、うん』と話を聞いてくれた。
梓は絶対太一と付き合ってね。
1月1日、新年から最悪。
新年からこんなことあるなんて……。
おみくじなんて信じたあたしが馬鹿。
うまくなんかいってないっつーの……。
あたしの初夢は絶対変わらないものへと変わっていったのでした
358: 名前:杏☆11/29(月) 08:47:10
龍Side
え、俺のことを好き……?
あまりにも急すぎて、俺は言葉を失った。
アイツは今にも泣きそうな顔をしてた。
「もう、あの仲よかったころに戻れないね 龍は中学校あたしと行くところ違うんだよね。もう会えない…ね。 じゃあバイバイ」
と俺に言い残すと、アイツは走っていってしまった。
ごめん……俺も好きだよ……。
ってか! 俺中学お前と一緒なのに・・・・・・・なんで?
俺、中1になったらやっぱアイツに想いを伝えたい。
362: 名前:杏☆11/29(月) 10:31:36
あの最悪な日から2週間が立とうとしていた
もう昨日から学校が始まった。
龍との会話は無い
あたしは龍とすれ違わないように、気をつけてた
ハッキリ言うと避けてた。
ばらされたときみたいにまた追いかけてくるかもしんないから…・・・。
それが怖くて__
「彩ぁ~龍くんとはどーなった?」
優花が明るく聞いてきた
でもあたしは冬休みあけから笑顔1つつくれない
あんなに思ってたのに……。
もう忘れたいのに、なかなか忘れられなくて……。
「あ、もう諦めた」
あたしは優花に迷惑かけたくなかった。
今まであんなに応援してくれたのに完璧失礼なの分かってる
でも・・・・。
「えぇ~あんなに思ってたんじゃ?!」
「なんか冷めたっていうかー!」
あたしは嘘をついた
冷めてるわけ無い あんなに大好きだったんだから__
363: 名前:杏☆11/29(月) 13:42:17
「あんなに好きだったのに?」
「うん!」
優花本当にごめんなさい。
でも……もうイイんだよ
「そっかぁーってか今日習字!」
そっか、今日金曜日か。
金曜日なら_
いっつもアイツと遊んでた。
遠くに居ても、龍を目で追ってたっけ……。
もう龍の近くにいちゃいけない。
「そうだったね! あたし今日は遊ばないで行く」
「え! 遊んでい行こーよ!」
遊んでたら、絶対龍と会っちゃうし。
「あたし先行ってるから!」
「分かった!」
優花も納得したみたい。
一番イヤなのは、龍と太一と習字が一緒で習字教室で会ってしまう事だった。
冬休みは、1回も会わなかった。
水曜日コースに行ってたし……。
なんでこんなんになっちゃったんだろ__
368: 名前:杏☆12/01(水) 16:10:54
習字教室の中はざわついていた。
「こんにちわぁー」
テンション低めで入った。
「お、佐藤チャンいらっしゃい!」
「どーも!」
あ、席1つしか空いてないや。
ってかもうあの2人(太一&龍)いるじゃん。
早く来た意味ないし。
「佐藤チャンそこの空いてる席座ってちょーだい」
「はーい」
そこわ、太一の隣だった。
龍もそこの隣に居た。
あたしは、習字の手本と紙と筆をもってそこへと座り込んだ。
2人は話していないからあたしも太一に話しかけなかった。
今、学校でだす作品を書くことだった。
1月20日が締め切り。 それまで仕上げなきゃ。
376: 名前:杏☆12/04(土) 20:38:54
あたしは書き終わったのを先生に見せに向かった。
「あら佐藤チャンうまくなったんじゃない?」
「そう? 全然ダメじゃない?」
「先生―出来上がりました」
龍だった。
「あ、龍チャン待ってね!」
「へーい」
スタスタッ
あたしはすぐ自分のところに戻った。
アイツと話したくない
ってかもう話せる関係ぢゃない
もうなんでこうなっちゃうの?
381: 名前:杏☆12/06(月) 17:11:20
1時間後_
「先生~! これ書き終わったら終わっていい?」
「いいよ~!」
もう一時間以上書き続けてるよ…。
その割りにはあの3人がこないし…
隣ではメッチャ真剣に書いてるし。
この空気メチャクチャ気まずい。
誰かこの空気どうにかしてくれ!!
そうすると_
「先生俺終わっていい?」
太一が先生に言った。
「いいよ~電話かけるの?」
「いや、5時50分に来る」
って! あたしと向かえ一緒じゃん!!
コイツと一緒って。
「先生俺もその時間! ってかもう終わる」
龍もそういった。
この2人と一緒でスカイ?
マジでぇ!??
「せんせーはい!」
あたしは書き終わった奴を先生の元へと持ってった。
「本当に上手くなったわね! もう終わっていいわよ!」
上手くないって…逆にこの2人が居るから下手になったよ。
「「うまッ!!」」
龍と太一が驚いてた…ってか驚くようなものじゃないし…。
「うまくないよ…」
「上手いでしょ!」
「お前最強じゃん!」
だからぁ!!!!
人の話し聞け! アホ!
「ぢゃぁあたし片づけしたら下いくから! 」
あたしは先生にそういうと、筆を洗って月謝袋に作品を入れて、習字教室をでた。
「先生さよーならー!」
「さようなら」
あたしが出て階段を下りるとそこに居たのは、
龍と太一だった。
コレからこいつらと待つの??
はやく摩耶とか来てよ!!
そうすると_
「彩花!ってかなんでこの2人と一緒に!?」
あの3人組が来た。
小声「3人とも誰でもいいから早く終わらせてコッチきてあたし1人じゃココいたくない!!」
「はいはい! すぐ終わらせるから!」
そういうと三人は習字教室に入ってった。
コレから何かが起きそうな予感……。
最終更新:2011年01月15日 19:20