好きって言ってよ。 続き26

483: 名前:杏☆01/01(土) 20:53:38
なんか、梓ちゃんって愛されてるな




「彩花―っ! 遊ぼ!」
「うん!!」
「バスケやりにいこ?」
「うん! あたしバスケ得意!!」
「思い出した? バスケうまかった―」


『ねぇ俺達も混ぜてよ』



なんだ、コレなんかが頭ん中に引っかかってる


「彩花?」
「…あっ! ごめん行こ!」
「うん…」


なんか思い出したけど
分かんないからそれは思い出さないでおこ!






484: 名前:杏☆01/01(土) 21:03:47
「彩花やっぱうまいねぇー」
「えっ…優花ちゃんのほうがうまい、うまい!」

「優花でイイ!」
「優花……?」
「うん!」

優花ちゃんって優しい人だなぁ










記憶を失って5日が立とうとしていた

「ころっけ!」
「ころっけ言うな!」

今は誰と話してるかと言うと―?


太一と龍汰です。
この2人と意気投合してます

「じゃぁ、森のころっけ」
「意味分からん」
「意味分かんないなんてお前相当馬鹿ぁー!」
「馬鹿に言われたくないし―!」

「もう、2人と仲良しだね 彩!」
「梓妬くなよ~!」
「やっ、妬いてない」



梓ちゃんはツンデレ~~~?
可愛い

「妬くなよ~」
「別に妬いてないし」
「お前可愛いな」
「かっ、可愛くないもん!」


おぉーMきゃらご登場!!


あたしも記憶が戻ってきていた



485: 名前:杏☆01/01(土) 21:19:26
「あらっ、もうちょっとで記憶もどるんじゃない?」
「友達のことも思い出してきた?」
「うーん大体…でも1人だけ思い出せない気がする」
「あと1週間で卒業だからね! それまで記憶戻るといいわ」

うーん…なんか分かんない人がいる―

龍って……龍汰じゃないし―


「ねぇ、先生学校に龍って人いますか?」
「えっ…5年生の阿部龍くんならそうだけど―?」
「阿部龍汰じゃないんだ」
とボソっと呟いた


「やっぱ今のは聞かなかったことに! バイバイ!」
「……?」


ガラガラ―
     バッタン―




「ねぇ、龍! あんた龍汰じゃないでしょ!」
「えっ…!?」
「阿部龍でしょ!」
「ごめん…そうだよ―」



あたしの中にひっかかってたのがやっとわかった

龍太が龍だってこと
そして龍が好きだってことだ―



卒業式まじかあたしはようやく
記憶が戻った


「ねぇ…みんな、龍太って阿部龍でしょ?」
「えっ…なんで?」
「うーん本人に聞いたらそうだって言われた!」


あたし、あんな馬鹿のせいで記憶失ったのか
ある意味よけいに自分がアホに見える


「記憶戻ったんだ!」
「良かった―!」


みんなの笑顔は忘れなかった
あの笑顔だけは―






486: 名前:杏☆01/01(土) 21:26:54
卒業まであと5日

「あぁーあーっ!」
「アンタ記憶戻ったからって落ち着きすぎだアホ」
「だってぇ暇なんだもん」
「あぁーそうですかぁ、でも暇なのは自分でどうにかしなさい、じゃ」

と梓が言った

「あぁー太一のとこ行くんでしょ! ホントあんたら飽きないなぁ」
「うっさい」


あぁーぁ梓は太一にべた惚れねぇ
いいじゃん、いいじゃん


なんかあたしおばちゃんの喋り方になってる


「べた惚れかぁーいいんじゃねぇーの?」
「お前までぇ!!!」


「あははっ太一喜ぶよ~?」
「お前らそこに関わるな!」
「関わりますよ!」

そこにいたのは龍だった

「関わりたくなかったらこんな話してないって!」
「っち……」


「舌打ちしてごまかすな、ホントは太一のとこ早く行きたいくせに!」
「そーだ、そーだ!」


とあたしと龍がちゃかす



487: 名前:杏☆01/01(土) 21:31:50
でも、あたしと龍で会話をすることはなかったのだった

「じゃぁ旦那と楽しい時間をどーぞ!」
「うん、うん」

「旦那じゃねー」

もー旦那じゃないか!
婚姻届出してるくせに!


「梓婚姻届だしたんだから責任もって!」
「だしてない!」
「この目で確かに見た!」
「やってないって」
「あははっ!」


婚姻届マジでだそう?
あんた等そんなにらぶなんだから

「夫婦って感じだな」
「ヒューヒュー」

梓ちゃかすのうける
まぁ太一をちゃかしたら
殺されるだろうに



この家族
(梓/太一)
いろいろと大変だなぁ

まあ原因あたしらだけど


489: 名前:杏☆01/01(土) 21:38:17
卒業まで4日

卒業式練習
あと2日くらいしか練習できない
そして、今日は5年生が威風堂々の曲を弾くから
それで、去年担当した楽器を今年の5年生に教える

やだぁー男子だったらマジ最悪!


「じゃっ、鍵盤こっち」
「鉄琴、木琴、こっち」
「大太鼓、小太鼓こっち」
「ピアノとかこっち」


と分けられた
いやだぁーあたし小太鼓だぁ
みんなと一緒がいぃってっか大太鼓は優―
最悪

「じゃぁ5年生配置について!」
「はい」

あたしのとこに来たのは
なんと……龍…。


うっわもっとも最悪少年キタ━!!
いやだよー!
大太鼓太一だし…、




NO~~~~!!!





490: 名前:杏☆01/01(土) 21:41:57
「よろしくな、森のころっけ」
「はぁ…」

小太鼓希望すんじゃなかった
でも、4年のときやったから指名されたんだけど


これは希望じゃないのか―?


「お、ころっけ小太鼓? すっげ」
「すげくねぇー」
「そう?」


ダメだぁこの男たちといると
           体力持たん!


「じゃぁあわせてみるから! 5年生やって!」
「はい!」

そして、やっと5年生があわせるときがきた


492: 名前:杏☆01/01(土) 22:32:15
ハア…やっと終わったぁ
五年と合同ってめっさ疲れんダヨ!


――
卒業まで3日

今日は6年生を送る会

1年生~5年生まで6年生にお礼の言葉を送って劇などする会。

あぁー4年生の担任…豚谷なんか張り切ってる!
ゴメン、別カッコいくないし―
逆に吐き気が。




午前中をつかって6年生を送る会が終了。

いやぁ…ウチらはねえ…卒式前にやるからぁなんかいやだけど。



――――――*





493: 名前:杏☆01/01(土) 22:37:42
卒業まであと2日




今日は珍しく暇な日



でも卒業式の練習はある―



いやだよ―!!!





ってか、もう卒業式で良くないっすかぁ?



って思うけど、


マジ龍としゃべってない





まぁどっちにしろ分かれるんだからいっか!


ってか今年いろいろありすぎだろ




記憶無くなるは…振られるわ…もう最悪じゃんか!




「はぁ…」
「彩ため息ばっかり!」
「しょうがないじゃないか!」
「えっ逆切れって奴?」
「多分そう!」
「言った自分が分からんでどうする!」
「どうもしないわ!」

と長々コンとをするあたしと優奈。
最近長々コントみたいなのしてる
まぁ結局は口喧嘩みたいな奴を優しくしました―!
みたいなもんなんですが。





495: 名前:杏☆01/01(土) 22:46:22
卒業まであと1日 

今日は6年生から下級生へ送る言葉
ってか劇
もちろん、嵐とかの奴…。
チーンって感じです。


「ねぇもう明日で卒業だね」
「だねー」
「6年間も早いなぁ」
「うん!」

ホント長い6年間だった。
あぁー…もう疲れたよ
でも中学のほうが疲れそう。



「あーマジで終わっちゃうのかぁ!!」
「いやだよ―! 終わんないでぇ―!とか思ってんだろ? 梓 」
「いや、思ってない!」
「太一くんと1年間離れ離れで寂しい~んって思ってだろ?」
「思ってないってば!!!」


いやぁ、赤面だから絶対図星ですね!



もう、龍ともお別れだ―








明日で―










496: 名前:杏☆01/01(土) 22:55:11
卒業式当日―




「白い光の中に―…」
涙を流し歌ったあの曲―




そして5年生の女子も泣いてた
あの怖かったコまでも…。


その前にやったのは


「卒業証書授与」


卒業証書が授与される
最初は明菜。




「6年1組 安達明菜」
「はい」

卒業証書は自分たちで作った。
紙をすいて、とっても大変だった。


「6年1組 池田拓都」
「はい」


皆が呼ばれていき
あたしの番が来た



「6年1組 佐藤彩花」
「はい」

あたしの服装は制服みたいな
服装。
袴の子も多数居た


あたしが卒業証書を受け取って次の人の名が呼ばれた




「6年2組 佐藤慎也」
「はい」


とあたしの姉の同級生の弟
慎が呼ばれた。



こうして40分にも及んだ卒業証書授与が終わった
好きって言ってよ。 続き27

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最終更新:2011年01月28日 17:58
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