483: 名前:杏☆01/01(土) 20:53:38
なんか、梓ちゃんって愛されてるな
*
「彩花―っ! 遊ぼ!」
「うん!!」
「バスケやりにいこ?」
「うん! あたしバスケ得意!!」
「思い出した? バスケうまかった―」
『ねぇ俺達も混ぜてよ』
なんだ、コレなんかが頭ん中に引っかかってる
「彩花?」
「…あっ! ごめん行こ!」
「うん…」
なんか思い出したけど
分かんないからそれは思い出さないでおこ!
484: 名前:杏☆01/01(土) 21:03:47
「彩花やっぱうまいねぇー」
「えっ…優花ちゃんのほうがうまい、うまい!」
「優花でイイ!」
「優花……?」
「うん!」
優花ちゃんって優しい人だなぁ
*
記憶を失って5日が立とうとしていた
「ころっけ!」
「ころっけ言うな!」
今は誰と話してるかと言うと―?
太一と龍汰です。
この2人と意気投合してます
「じゃぁ、森のころっけ」
「意味分からん」
「意味分かんないなんてお前相当馬鹿ぁー!」
「馬鹿に言われたくないし―!」
「もう、2人と仲良しだね 彩!」
「梓妬くなよ~!」
「やっ、妬いてない」
梓ちゃんはツンデレ~~~?
可愛い
「妬くなよ~」
「別に妬いてないし」
「お前可愛いな」
「かっ、可愛くないもん!」
おぉーMきゃらご登場!!
あたしも記憶が戻ってきていた
485: 名前:杏☆01/01(土) 21:19:26
「あらっ、もうちょっとで記憶もどるんじゃない?」
「友達のことも思い出してきた?」
「うーん大体…でも1人だけ思い出せない気がする」
「あと1週間で卒業だからね! それまで記憶戻るといいわ」
うーん…なんか分かんない人がいる―
龍って……龍汰じゃないし―
「ねぇ、先生学校に龍って人いますか?」
「えっ…5年生の阿部龍くんならそうだけど―?」
「阿部龍汰じゃないんだ」
とボソっと呟いた
「やっぱ今のは聞かなかったことに! バイバイ!」
「……?」
ガラガラ―
バッタン―
*
「ねぇ、龍! あんた龍汰じゃないでしょ!」
「えっ…!?」
「阿部龍でしょ!」
「ごめん…そうだよ―」
あたしの中にひっかかってたのがやっとわかった
龍太が龍だってこと
そして龍が好きだってことだ―
卒業式まじかあたしはようやく
記憶が戻った
「ねぇ…みんな、龍太って阿部龍でしょ?」
「えっ…なんで?」
「うーん本人に聞いたらそうだって言われた!」
あたし、あんな馬鹿のせいで記憶失ったのか
ある意味よけいに自分がアホに見える
「記憶戻ったんだ!」
「良かった―!」
みんなの笑顔は忘れなかった
あの笑顔だけは―
486: 名前:杏☆01/01(土) 21:26:54
卒業まであと5日
「あぁーあーっ!」
「アンタ記憶戻ったからって落ち着きすぎだアホ」
「だってぇ暇なんだもん」
「あぁーそうですかぁ、でも暇なのは自分でどうにかしなさい、じゃ」
と梓が言った
「あぁー太一のとこ行くんでしょ! ホントあんたら飽きないなぁ」
「うっさい」
あぁーぁ梓は太一にべた惚れねぇ
いいじゃん、いいじゃん
なんかあたしおばちゃんの喋り方になってる
「べた惚れかぁーいいんじゃねぇーの?」
「お前までぇ!!!」
「あははっ太一喜ぶよ~?」
「お前らそこに関わるな!」
「関わりますよ!」
そこにいたのは龍だった
「関わりたくなかったらこんな話してないって!」
「っち……」
「舌打ちしてごまかすな、ホントは太一のとこ早く行きたいくせに!」
「そーだ、そーだ!」
とあたしと龍がちゃかす
487: 名前:杏☆01/01(土) 21:31:50
でも、あたしと龍で会話をすることはなかったのだった
「じゃぁ旦那と楽しい時間をどーぞ!」
「うん、うん」
「旦那じゃねー」
もー旦那じゃないか!
婚姻届出してるくせに!
「梓婚姻届だしたんだから責任もって!」
「だしてない!」
「この目で確かに見た!」
「やってないって」
「あははっ!」
婚姻届マジでだそう?
あんた等そんなにらぶなんだから
「夫婦って感じだな」
「ヒューヒュー」
梓ちゃかすのうける
まぁ太一をちゃかしたら
殺されるだろうに
この家族
(梓/太一)
いろいろと大変だなぁ
まあ原因あたしらだけど
489: 名前:杏☆01/01(土) 21:38:17
卒業まで4日
卒業式練習
あと2日くらいしか練習できない
そして、今日は5年生が威風堂々の曲を弾くから
それで、去年担当した楽器を今年の5年生に教える
やだぁー男子だったらマジ最悪!
「じゃっ、鍵盤こっち」
「鉄琴、木琴、こっち」
「大太鼓、小太鼓こっち」
「ピアノとかこっち」
と分けられた
いやだぁーあたし小太鼓だぁ
みんなと一緒がいぃってっか大太鼓は優―
最悪
「じゃぁ5年生配置について!」
「はい」
あたしのとこに来たのは
なんと……龍…。
うっわもっとも最悪少年キタ━!!
いやだよー!
大太鼓太一だし…、
NO~~~~!!!
490: 名前:杏☆01/01(土) 21:41:57
「よろしくな、森のころっけ」
「はぁ…」
小太鼓希望すんじゃなかった
でも、4年のときやったから指名されたんだけど
これは希望じゃないのか―?
「お、ころっけ小太鼓? すっげ」
「すげくねぇー」
「そう?」
ダメだぁこの男たちといると
体力持たん!
「じゃぁあわせてみるから! 5年生やって!」
「はい!」
そして、やっと5年生があわせるときがきた
492: 名前:杏☆01/01(土) 22:32:15
ハア…やっと終わったぁ
五年と合同ってめっさ疲れんダヨ!
――
卒業まで3日
今日は6年生を送る会
1年生~5年生まで6年生にお礼の言葉を送って劇などする会。
あぁー4年生の担任…豚谷なんか張り切ってる!
ゴメン、別カッコいくないし―
逆に吐き気が。
午前中をつかって6年生を送る会が終了。
いやぁ…ウチらはねえ…卒式前にやるからぁなんかいやだけど。
――――――*
493: 名前:杏☆01/01(土) 22:37:42
卒業まであと2日
今日は珍しく暇な日
でも卒業式の練習はある―
いやだよ―!!!
ってか、もう卒業式で良くないっすかぁ?
って思うけど、
マジ龍としゃべってない
まぁどっちにしろ分かれるんだからいっか!
ってか今年いろいろありすぎだろ
記憶無くなるは…振られるわ…もう最悪じゃんか!
「はぁ…」
「彩ため息ばっかり!」
「しょうがないじゃないか!」
「えっ逆切れって奴?」
「多分そう!」
「言った自分が分からんでどうする!」
「どうもしないわ!」
と長々コンとをするあたしと優奈。
最近長々コントみたいなのしてる
まぁ結局は口喧嘩みたいな奴を優しくしました―!
みたいなもんなんですが。
495: 名前:杏☆01/01(土) 22:46:22
卒業まであと1日
今日は6年生から下級生へ送る言葉
ってか劇
もちろん、嵐とかの奴…。
チーンって感じです。
「ねぇもう明日で卒業だね」
「だねー」
「6年間も早いなぁ」
「うん!」
ホント長い6年間だった。
あぁー…もう疲れたよ
でも中学のほうが疲れそう。
「あーマジで終わっちゃうのかぁ!!」
「いやだよ―! 終わんないでぇ―!とか思ってんだろ? 梓 」
「いや、思ってない!」
「太一くんと1年間離れ離れで寂しい~んって思ってだろ?」
「思ってないってば!!!」
いやぁ、赤面だから絶対図星ですね!
もう、龍ともお別れだ―
明日で―
496: 名前:杏☆01/01(土) 22:55:11
卒業式当日―
「白い光の中に―…」
涙を流し歌ったあの曲―
そして5年生の女子も泣いてた
あの怖かったコまでも…。
その前にやったのは
「卒業証書授与」
卒業証書が授与される
最初は明菜。
「6年1組 安達明菜」
「はい」
卒業証書は自分たちで作った。
紙をすいて、とっても大変だった。
「6年1組 池田拓都」
「はい」
皆が呼ばれていき
あたしの番が来た
「6年1組 佐藤彩花」
「はい」
あたしの服装は制服みたいな
服装。
袴の子も多数居た
あたしが卒業証書を受け取って次の人の名が呼ばれた
「6年2組 佐藤慎也」
「はい」
とあたしの姉の同級生の弟
慎が呼ばれた。
最終更新:2011年01月28日 17:58