39: 名前:未来☆09/09(木) 19:51:40
「あき……ら?」
「アッハハっ。 面白いわ~。
あんたら見てるの」
私は、何も言えなかった。
これが、前世だったの。
どうして私はいじめられていたの?
「どうして、私はいじめられなきゃならないの?」
私は、呟いた。
その場で、静かに涙を流しながら。
これが、本当だと言うのならばかえてやる。
私の前世、変えてやる!
40: 名前:未来☆09/09(木) 20:04:12
第05話 「強い意志」
「ん~。 なんかぁ、言いたそーね」
私は、シュリさんの上から目線にいらついた。
「こんなことして喜ぶなんて馬鹿げてる」
「馬鹿で良いよ?」
「馬鹿にこんな事される覚えはありません」
「ん? 違うって。
確かに馬鹿で良いって言ったけど、アンタの方が馬鹿だもーン」
45: 名前:明日☆09/11(土) 09:59:27
ちう様
いえいえ、マジ常連様ですよ。
頑張ります。
ところで、ちう様の小説題名教えていただけませんか?
―――――――――――――――――――――――――――
私は、走ってその場から逃げた。
怖かった。
あの人達の目が。
まるで、悪魔の様だった。
死神の私は、死神という地位が有ったから死んでも強がっていられたんだ。
私は、晃さんを探した。
上靴をはかず、ていうか、履けない。
あんなの。
こうしてると、生きてる意味、無かったのかも。
なんて、自殺して良かったて、思う。
思いたくないのに、思う。
皆、私を冷たい目で見る。
私は、この世にきてから、初めて死にたいって思った。
元々、死んでるけど。
けど、神様はなんて卑怯なの?
神様は、良い人みたいに扱われてるけど、死神と同じじゃないか。
47: 名前:明日☆09/11(土) 20:11:57
ちう様
あげ、有り難うございます>3<
聞いといて、失礼ながらカラダは。
幻灯歌は、見に行きました。
―――――――――――――――――――――――――――
私は、今まで、心の奥どこかでしっかりと希望があった。
なのに……この世界は、苦しい。
私は、ここの空気が気に喰わない。
―……バッ
「つーかまえーたー」
シュリさんに手を掴まれた。
怖い。
「何、逃げてんの? 超低能ちゃん」
と、楽しそうに言った。
私は、自然と涙がでた。
一言で、怖い。
49: 名前:明日☆09/12(日) 11:13:54
ちう様
そうなんですか?
上手いなんて……うれしいですw
―――――――――――――――――――――――――――
私は、この時、初めて自分の無力さに気がついた。
私は、この時、初めて自分の存在価値は無いんじゃないかと思った。
何回も何回も、蹴られて、殴られて。
その度、苦しくて、辛くて。
泣けなかった。
涙が出なかった。
涙が出てくれれば、少しは楽だったかもしれない。
けど、身体が泣くのを許してはくれなかった。
「あははは。 よえ~」
シュリさんや、周りの人の笑い声が聞こえる。
この人達は、罪悪感は無いのだろうか?
そう思いながら、ゆっくりと私は、立ちあがる。
勿論、身体じゅうに、激痛が走る。
けど、そんなのに、負けていられない。
「何? 何する気~」
と、また笑いながら私に蹴り・殴りをする。
痛い。
でも、また立ちあがる。
その時、鐘がなった。
私は、必死に抵抗したがコンなぼろぼろの身体では何もできなかった。
私は、体育倉庫に入れられた。
そこは、カビ臭くて、暗かった。
この暗闇は嫌いだった。
まるで、死神になる始めの頃の様で。
ガチャン
という音が響く。
それは、明らかに鍵を閉めた音だった。
50: 名前:明日☆09/12(日) 14:53:59
私は、よろよろしながら入口へ向かった。
暗いせいで、何回か転んだりしたが、なんとか取っ手にたどり着けた。
ガチャガチャ
やはり、あかない。
「助けて! お願い!」
叫ぶが返事はない。
別に怖くは無かった。
けど、この空間がとても嫌いだった。
ドンドンと扉を叩くが、何も変わりやしない。
「せめて、体育の授業で開けてくれたらいいのに」
その時……
ズキン
頭に激痛が走った。
流れ出た映像は、全く同じ私だった。
51: 名前:明日☆09/13(月) 16:10:16
体育倉庫に閉じ込められていた。
けど、少し違かった。
私は、泣きやんで多分今の方向から左に進んでいった。
私は、全く同じように行動した。
すると、何かの取っ手に手が触れた。
私は、必死に押した。
引いてもみた。
けど、開かなかった。
私は、やけくそになった右方向に引っ張った。
すると、ガラガラ―……という音と共に光が少しずつ差し込んできた。
私は、眩しさのせいで、目を瞑った。
すると、そこは、体育館だった。
静かだった。
誰もいなかった。
私は、行くあても無いのでとりあえず、近くにあった跳び箱にすわった。
「ふぅ」
溜息を吐くだけで響き渡る。
広い体育館。
自分、1人だけだからかな?
52: 名前:明日☆09/14(火) 17:11:18
第06話 「最後のチャンス」
私は、鐘がなるまでずぅっと、体育館にいた。
けど、残念ながら鐘がなった。
私は、仕方なく教室に行く事にした。
さっき上靴のとき見た。
私は、3-Dだった。
でも、年齢不詳。
玄関まで『感』で歩いた。
―5分後
私は、5分かけてたどり着いた。
そこには、校舎の地図があった。
私は、それ目当てで歩いたのだ。
見ると、1階だった。
私は、地図の内容を覚えて教室まで走った。
すると、教室の上には、3-Dと書かれた札が合った。
私は、迷いなく入ってしまった。
すると、不自然な光景があった。
真っ黒の男の人がいたのだ。
包丁を持って……。
「なんだ。 まだいたのか。 適当に座れ」
私は、指示にしたがった。
なんというか、あの低い不気味な声に逆らえなく。
みると、シュリさんが喉元に包丁を自ら突き付けていた。
「お前にしていたことを言ってやるよ。
こいつは今から、自殺しようとしてんだ」
53: 名前:明日☆09/15(水) 19:29:36
え?
そんな訳ない。
だって、泣いてるよ?
私は、状況の整理ができなかった。
「やんなかったら、銃で撃ち殺すぜ?」
低い笑い声が教室に響く?
駄目だ。
そんなの。
「ほら、10、9、8、7、6」
その時だった。
シュリさんは、ゆっくりと刺そうとした。
「駄目!」
気づいたら私は、包丁をお腹に刺さっているのをガン見していた。
その時、激痛がはしった。
私は、立っていられなくて、倒れた。
その時、思いっきり床に頭を打ったから、頭からもちが出てきた。
「うわぁぁぁ」
と叫びながら、犯人は走り去った。
なんて、無責任。
と、思った時シュリさんの顔が目の前に現れた。
「ごめんね。 何時も。 ……何時も。 イジメ……てて」
掠れつついった。
54: 名前:明日☆09/18(土) 10:32:38
その瞬間息が絶えた。
けど、それと同時に温かい光に包まれた。
とても、温かい……。
私は、涙がでてきた。
そして、ゆっくりと目を開けた。
そこは草木が美しい自然の中に存在する神殿だった。
「アスカ、貴方がさっきまでいた世界は偽りなのです」
目の前には、女の人がいた。
金髪のロング。
美しい。
そして、私の内心など気にせず話し続ける。
「貴方は、命続く者を安易に殺した。
その罪と同時に、貴方は1人の命続くものを守った。
なので、特別貴方に無断でテストをしました。
あのカウントを最後まで聞いていたら、新たな人生を歩いていました。
だが、あの場で人の心を傷つけし者をかばった。
我々は、あの者に罰を与えようとしていた。
けど、かばった故、貴方が代わりとなるのだ」
私は、すぐ思ったんだ。
この人は、間違ってる。
「間違ってるよ。 そんなの。
シュリさんは、確かに人を傷つけたかもしれない。
けど、貴方がいうようにあの人はまだ、命続く者だったんだよ?」
「そうか。 分かった。
お前を身代わりに許してやろう」
55: 名前:明日☆09/19(日) 19:58:21
第07話 「地獄」
「身代わり……?」
身代わり……、私がシュリさんの代わりをする?
「一応言っとく。 ここは、『天国』だけでは無いぞ。
地獄でも在り、死神界でもあるのだ」
だけ?
「こんなに美しい場所が?」
「そうだ。 お前ら、人間の考えとは最も違う。
お前には、特別地獄と呼ばれる理由を知らせてやろう」
地獄の意味?
「地獄に来るのは、悪い人間……そんな考えを持っているかもしれないな。
いや、空想と思っている人間もいるはずだ。
しかし、実を言うと、死神界も地獄も……天国も同じ場所だ」
「同じ?」
意外だった。
「そうだ。 人間界にも、日本や、アメリカなどが有るだろ」
そうか。
「そして、人間がどうしてこの場所を知っているかは分からん。
しかし、人間達の空想とは別なのだ。
ここは、とにかく死んだ人間が来る。
そして、最初の検査がどうしても人間どもには辛いようだ」
56: 名前:明日☆09/20(月) 18:45:42
その言い方は、馬鹿にするような言い方だった。
「それで?」
私は、続きを聞こうとする。
「芯が強い人間は、乗り越えるのだが、弱い人間は、苦痛に感じる。 だから、地獄。
しかし、乗り越えるととても楽なのだ」
そうなんだ……。
「楽って?」
「その検査を乗り越えたら、乗り越えられただけ立場が偉くなる。
つまり、乗り越えれば乗り越えるほど他の者をみくだせる」
それが、楽な事?
そんな馬鹿ゲてる事楽な事?
57: 名前:明日☆09/20(月) 20:30:47
第08話 「消滅」
「さぁ、そんな無駄話はやめてお前に罰をあたえよう。
着いてきなさい」
そう言われ、歩きだした。
神殿の中に入る。
とても神秘的な場所だ。
けど、沈黙だった。
恐ろしいほど。
58: 名前:明日☆09/21(火) 17:56:59
正直、嬉しい。
なんでだろ、そんなの思っちゃいけないはず。
どうして?
心の中に2つの感情が芽生える。
私は、好奇心で聞いた。
「ねぇ。 罰って?」
「お前には、消滅してもらう。
つまり、魂に死を与える」
魂に?
それってもう、生まれ変われないの?
なんとなく、最悪こうだろうと予測していた。
けど、どこかで信じてた。
そんなことは無いって。
私は、止まった。
いや、歩けなかった。
身体中が震える。
「どうした。 止まるな」
そう言い、腕をひっぱられる。
その力は強かった。
59: 名前:明日☆09/22(水) 17:49:24
私は、引きずられるように足を動かす。
顔を上げたくない。
あんな眩しい光を見たくない。
本当に、神様はいたね。
けど、私達人間が望む神様はこんなにも残酷なの?
こんなに、残酷な神様に感謝していたの?
全てが全て馬鹿らしく見えて仕方が無い。
さっき、好奇心で聞いた私が馬鹿だった。
私は、静かに頬に雫を垂らすことができる事だった。
けど、そんなの嫌だ。
けど、喉の奥が熱い。
「フッ、恐れるコトは無い。
人間は相変わらず弱い。
消滅と聞いただけで恐れる。
本当に、弱者のくせして強がるおろか者だな。
消滅と言っても、とある部屋の扉をくぐればいいんだ。
痛みも何もない」
この人は、美しい女性を超えて、最低な悪魔に見える。
口調は、全くの男ぶり。
悪魔に乗っ取られてるのかな?
60: 名前:明日☆09/25(土) 17:02:41
すると、女は私の心を読んだかのように、優しく微笑み、優しい口調で話した。
けど、どこかあざ笑うかのように。
「嫌なら辞めても良い。
貴方が、シュリを裏切れるのならば……のお話ですけど?」
私は、女を睨みつけた。
「いえ。 良いです」
そう言い放ったとたん、足取りが軽くなった。
「……フン」
女は、詰まらないような顔をしていた。
しかし、そんなのお構いなしだ。
61: 名前:明日☆09/25(土) 17:27:15
第09話 「遂に」
私は、遂に扉が見えだした。
すると、神殿を抜けた時だった。
私の頭に雷でも落ちたかのように、聞こえた。
<アスカよ、お前の行く道はそっちではありません。
そこは、死神界。
さっきの女がいっていたのは嘘なのです。
私の指示に従いなさい>
イキナリ聞こえてきた声に私は、どう動けというの?
62: 名前:明日☆09/27(月) 17:03:22
<さぁ。 お前は、本当の天界へ来なさい。
来るべき道を歩むべき道を歩きなさい。
光について行きなさい>
私は、その『声』に従う事にした。
すると、目の前に目を瞑りたくなるような眩しい光が現れた。
しかし、段々と慣れてきた。
63: 名前:明日☆09/28(火) 20:20:18
そして、ゆっくりとゆっくりと目を開ける。
すると、女が、苦しんでいた。
「止めろ! 止めろ! クソ!
ま、眩しい! そいつを、連れていくな!」
しかし、光がどうも苦手のような女を置いて、光について行く。
光のスピードは、早かった。
あせっているようだ。
私も、見失わないように早足であるく。
どこまで行くのだろう?
と思う。
けど、眩い光に包まれると気持ちいい。
64: 名前:明日☆09/30(木) 16:04:41
ご報告……。
主コト明日は、明日から学校行事の合宿です。
なので、明日から10月2日まではできません。
3日に帰ってくるのですが、疲れて出来ないかもしれません><
―――――――――――――――――――――――――――
気づいたら、神殿を抜け、泉にきていた。
水の底が見える。
けど、ずっと透明だ。
私は、その水にそっと手を触れた。
するとどうだろう。
人間界が見えた。
「そこは、人間界へ行くための道でもあり、
見える場所でもある。
けど、今お前がつかうなら、
生き返るための道だ」
私は、ハッとした。
そこには、見慣れぬ顔があった。
けど、見ていて分かる。
女神さまだ。
その方は、金髪を地面ぎりぎりまで伸ばし、
白いワンピースをきて、
白く純潔な大きな羽根を背中につけていた。
そして、真っ白の杖。
「お前は、白川 明日花だな。
素敵な名だ。 名付け親に感謝しろ。
お前の道は、過酷だったな。
お前は、死神の日本地区リーダーのシュリ共に死んだんだ。
状況を、知らないだろう。
教えてやろう」
私は、急に不安になった。
過去を知るのが。
けど、女神さまは、さっきの女とは違う優しいほほ笑みを見せてくれた。
けど、どこか似ている。
「悪かったな。
妹が、迷惑をかけて」
「妹?」
「あぁ。 さっきの女は、私の妹のジェリアだ。
言い忘れていた、私は、ジェミアだ」
65: 名前:明日☆09/30(木) 17:54:44
どうりで、似ているんだ。
「そろそろ、和んだから説明するぞ?」
私は、静かにうなずいた。
遂に、ここまできたんだね。
66: 名前:明日☆09/30(木) 18:06:10
第10話 「前世の記憶、明らかに」
「お前は、父母もいる、いたって普通の家に生まれた。
お前は、1人娘として、大事に育てられ、時にはきつく叱られる時もあった。
しかし、ある時学校で、長野 守理(ながの しゅり)にいじめられた。
ドンくさいを理由に」
私は、父や、母の顔を知らない。
けど、きっといい人だったんだ。
「そして、ある日学校行事の海の清掃時の時、守理とその守理の友達に呼ばれ、崖にきた。
そして、お前と守理の思いを全て言いあった。
その際、口論になり、2人で崖から落ちたという、結果だ。
お前は、3日目にしんだ。
それまでは、ずっと意識不明だった。
しかし、守理は即死だった。
いじょうだ」
短い説明だったけど、実際は長かったのかな?
「どうする? この泉を通るか?」
私は、何故か迷いがあった。
そして、何も考えも得ず言ってしまった。
「この職業を続ける」
私は、内心びっくりした。
けど、何故かもっと今の自分でいろんな人を知りたいという思いだった。
「……そうか。 お前からは、迷いをかんじない。
良いだろう、いつも見守っている」
そう言われた。
67: 名前:明日☆10/04(月) 15:03:04
「しかし、このチャンスを逃すと当分この職業を止められん。
いいか?」
それは、もうチャンスは無いと言われている様だった。
正直、もうこの苦しみから逃れない、そう思うと怖い。
けど、進むべき道はきっとこっちのはず。
理由なんてこれっポッちも無いよ。
けど、今は自分を信じるしかないんだ。
私は、何も言わず頷いた。
すると、女神さまは、静かに目を瞑った。
「今から、お前を死神batに任命する」
死神……バ、バット?
「そうだ。 これから、お前をホントの死神にする。
お前は、「死神道」を歩め」
意味が分からないけど、やるべきことは分かった。
それの日から本当に死神生活が続いた。
68: 名前:明日☆10/05(火) 09:50:33
END
最終更新:2011年05月23日 17:42