117: 名前:浅葱☆09/05(日) 10:35:44
優奈ちゃんの、躊躇いも無い声が真っ直ぐに私の耳に届いて、消えた。
覆っていた手を離し、視線を優奈ちゃんに向けた。
「ウイは、我慢しすぎだと思うよ」
その一言は、素っ気無い言葉のようで、優奈ちゃんの優しさが込められていた。
「チアキは待ってるよ、ウイのこと。ウイが苦しんでることも分かってる。……ウイの気持ちも分からないわけじゃないよ。でも、これはウイの人生だから、ウイの好きなように生きても良いんじゃないかな」
優奈ちゃん――……。
視界が滲む。
最近泣くことが多くなった気がする。
「優奈ちゃん……私、良いのかな? 蓮君……許してくれるかな?」
「そんなの分かんないよ。優奈には分かんない。でも、レン君、ウイのことを憎んだり恨んだりはしてないと思う」
「……本当……?」
優奈ちゃんの言葉の一つ一つが重く圧し掛かってくる。
でも、決して苦しいわけじゃなくて、優奈ちゃんの優しさの重みだ。
「チアキのところ、行かなくて良いの?」
ハッと気づいて立ち上がる、が、心にブレーキを掛ける。
「私、良いのかな。津田のこと散々傷付けてきたのに……」
「さっきも言ったじゃん。チアキはウイのこと待ってるよ」
「……会いに行って、良いのかな」
「ウイ、会いに行かなきゃ後悔するよ!」
優奈ちゃんに背中を押され、「有難う」と言って歩き出した。
それがいつの間にか小走りになり、最終的には全力で走っていた。
会わなきゃ、津田に。謝らなきゃ。
そこで、ハッとして、足を止める。
……その前に、会わなきゃいけない人が居る。
意を決して、止めた歩を進めた。
118: 名前:浅葱☆09/06(月) 18:51:50
ピンポーン
前来た時とは違う緊張が、私を襲う。
「はーい! ……あら、憂ちゃん。また来てくれたの?」
「今日は。あの……、蓮君のお墓って、何処にあるんですか……?」
突然来て、そんなことを訊いて失礼だったかな、と思ったけど、蓮君のお母さんは快く教えてくれた。
教えてくれた場所が書かれた地図を手に、蓮君のお墓へ向かった。
「此処だ……」
歩いて数分のところに、それはあった。
『杉野森家之墓』
と書かれたお墓を発見する。
深呼吸して、蓮君に語りかけるように、話し始めた。
「……蓮君、私ね、好きな人が出来たの」
聞いていますか? 蓮君。
「その人のこと、初めは最低な奴だって思ってた。
でも、いつも迷子になる私を見付けてくれて、私のこと、大事だって、言ってくれた」
もう、懐かしい。
そんなに月日は経ってないのに。
鼻の奥がつんとした。
今、泣いちゃ駄目だ。
「私も……その人のこと、大事にしたい……っ」
私の、津田への想い。
「……ねぇ、蓮君。
私のことを憎んでる? ……恨んでる?
ごめんね、蓮君は私のこと、守ってくれたのに。
でも私、もう我慢したくない。
自分の人生だから……好きなように生きてみたいの」
我が儘かな?
心の中で独りでに呟く。
「でも蓮君なら許してくれるって、私の気持ち……分かってくれるって、信じてる。
有難う、私のこと守ってくれて……。
こんな言葉じゃ言い表せないくらい、本当に感謝してる。
……でも、私生きてみるね。精一杯生きてみる。
それで、私なりに頑張ってるって思えたら、また此処に来る。
そのときは、その人と一緒に来るね。
蓮君にも見て欲しいから。私が好きになった人のこと……。
……ね、約束だよ」
そっとお墓に触る。
涙は流さない。
これは始まりだから。
またね、と心の中で告げ、愛する人の元へ駆け足で向かった。
119: 名前:浅葱☆09/11(土) 11:26:31
津田の家は、灯りが付いていた。
そういえば、津田の家に両親は居るのだろうか。
だったら今からの訪問は迷惑だろうか。
でも、迷っているわけにもいかない。
ドキドキしながらインターホンを押した。
物音。
ガチャ、と扉が開いた瞬間にそこに居たのは津田だった。
――上半身裸で。
「憂!?」
「つ、津田、なんで裸……っ」
「あ、悪い。今風呂入ってたから」
そう言われれば髪が濡れている。
っていうか、色気がヤバいのだが。
「そ、そうなんだ……っ」
「……なんで来てくれたの?」
「え!? あ、えと、あの……」
「……会いに来てくれたの?」
取り敢えず首を縦に振る。
多分、というか絶対、私の顔は赤い。
「なんで逃げたの?」
「……」
「ごめんってどういうこと?」
「……」
「なんか言えよ」
「……」
「……俺のこと、好き?」
どき、と胸が高鳴った。
今、言わなければ。
私はそれを伝えにきたんでしょう?
「……うん」
津田は何も言わなかった。
顔を上げ、津田の目を見つめて、言う。
「好きだよ」
125: 名前:浅葱☆09/13(月) 21:53:37
すると、津田の顔が一瞬にして赤くなった。
その変化に今度は私が驚いた。
「……津田、顔、真っ赤」
「……憂の所為だよ、馬鹿」
「なっ、何回馬鹿って言う……!?」
腕を引っ張られ、強引に家の中に入れられた。
津田が勢いよく玄関の扉を閉める。
それと同時に唇に生温かい感触。
「ん、……っ」
津田の濡れた髪が顔にかかって、私の顔を濡らす。
そういえば家の人は居ないのだろうか?
さっきから人の気配を感じない。
考えていたら唇が離れた。
「……っ、冷たいってば……」
「あ、わり」
津田が、タオルで髪を拭きながら、
「……上がってく? てか」
津田の次の言葉を待つ。
「……泊まってく……?」
「え、」
「あー別にヤろうとかそういうんじゃないから。ただ、一緒に居たいっつーか」
無意識にホッとする。
一瞬考えて、ゆっくり頷いた。
126: 名前:浅葱☆09/13(月) 22:11:21
「じゃあ、上がって」
「あ、でも津田……っ」
先ほどからずっと気になっていたことを訊いてみようと口を開いた。
「その、家族の人、とかは? 居ないの?」
あんまりプライベートだったかな、と思ったが、訊いてしまったものは仕方ない。
少しドキドキしながら津田の返答を待った。
「あー……うん」
……やっぱり、聞いちゃいけないことだったかな。
「……津田、ずっと1人暮らしなの?」
「うん」
「……寂しくない?」
通されたのはリビング。
結構広い。
こんなところに一人暮らし……津田の家ってお金持ちなのかな……?
「座ってて」と言われ、ソファーに座る。
わ、ふかふか。
「寂しくねぇけど、たまに……俺はなんでこんなとこに居るんだろうな、って……思う」
この前と同じように目の前にお茶を出された。
津田が横に座る。
「……ごめんね」
「だから、そのごめんってなんなの?」
笑いながら言う。
「あ……あの、津田のこと、傷付けちゃったから……ごめんって、思って……」
「……うん、傷付いた。だから」
津田がこっちを見て、微笑む。
ていうかニヤニヤしてる。
このパターンは……
「憂が癒して?」
やっぱり……!!
「え、つつ津田!?」
「何?」
はい、今のこの状況を説明しましょう。
目の前に津田の顔。
頭の真横に右手、脇腹の真横に左手。
……つまり、逃げられない状況。
132: 名前:浅葱☆09/21(火) 19:04:21
「さ、さっきそういうことしないって言ってたじゃん!」
「あぁ、でもキスなら良いでしょ?」
「良いとか、私了承してな、!」
言い終わる前に口を塞がれる。
ちょっとは私の話を聞けぇ!!
「っふ……ん、ん……」
流石に限界だと思い、胸板を押す。
名残惜しそうに透明な糸が繋いだ。
「も、いきなり……っ」
「エロいね」
「何処が!!」
「憂の全部が」
そう言うと、津田の人差し指が私の唇を塞いだ。
「憂のこの唇、とか、」
私の身体の至る所に触れられる。
「キスだけで涙目になってるとことか、真っ赤になったほっぺとか、真っ白な鎖骨とか……――」
津田の口角が上がり、ふ、と微笑った。
「可愛くて、――穢したくなる」
私の首筋に顔を埋めた。
さらさらな髪が頬に当たってくすぐったい。
刹那、首筋にちくりという痛み。
思わず「んっ」という声が漏れた。
「あーもう手出さないつもりだったのになぁ」
津田のその言葉で一瞬にして我に返る。
私が口を開こうとするより先に、津田が告げた。
「ごめん」と。
133: 名前:浅葱☆09/21(火) 19:13:15
「え――……っちょ、」
津田が軽々と私を持ち上げた。
これは所謂お姫様だっこという奴ではっ
……って、そんなこと考えてる場合じゃない。
これはマズイ、この状況は完璧マズイ。
だって、ベッドの上とか、絶対、“そういうこと”でしょう。
「つつつ津田っ、津田!?」
抵抗の言葉が出て来ず、津田の名をひたすらに呼んだ。
だが、津田の耳には届いていない様子。
こういうことしないって言ったのに……!
私が抵抗しないことを確認したのか、丁寧に制服を脱がし始めた。
あんまりするする脱がされてくもんだから自分が何をされているのか気付くのに数秒かかった。
「や、待って、津田っ、待っ……!」
唇を津田の唇で塞がれる。
こうなると、漸く述べられた抵抗の言葉など無意味に等しかった。
長かったキスが終わると、私はもう裸で、恥ずかしくて隠れようにも何処にも隠れられそうになかった。
津田の手が、乳房を捉え優しく揉みしだく。
先端の突起を舌でねっとりと舐め上げ、上目遣いで私の様子を窺う。
「ん、あ……っ」
我慢してもやっぱり出る声が恥ずかしい。
そんな私を見て嬉しそうな顔をする津田にも少し腹が立つ。
……こういうことしないって言ったくせに!!
134: 名前:浅葱☆09/21(火) 19:33:42
すると、津田の少し冷たい指先が私の秘部に触れた。
突然のことに身体がビクンと跳ねた。
「あ、っ」
もう充分濡れていた私のそこに指を埋めていく。
それだけで、もう声が出てしまう。
津田の指、一つ一つに身体が反応してしまう。
同時に胸の突起と秘部の蕾も弄ばれる。
ビクビクッと、身体が仰け反り、私は絶頂を迎えた。
そして、部屋にカチャカチャという音が響く。
それはこれから私たちが一つになる合図だということを言葉も無く告げていた。
一気に身体に緊張が走る。
分かってるけど、津田のことが好きだけど、――怖い。
どうしよう、怖い。
自身にゴムを装着した津田が、それを秘部に宛がう。
どうしよう、未だ、心の整理がついてないのに――。
……そう思っていたら、津田の動きが、止まった。
「……? 津、田?」
すると突然視界が先ほど見ていた景色と変わる。
温もり。
あぁ、……私、津田に抱き締められてるんだ。
「ごめ、ごめん……怖かった、よな。……本当にごめん……」
弱々しい津田の声。
一体何があったのだろう。
何が津田をこうさせた?
「だから、だから泣くな」
137: 名前:浅葱☆09/25(土) 16:03:10
……泣く?
私、泣いてる?
「ごめん、今日はちょっと、久し振りに憂と一緒に居られて、憂が好きって言ってくれたから、浮かれてた」
何度もごめん、ごめんと謝る津田に私は何も言えず、ただ抱き締められているだけだった。
「ちょっと、もっかい風呂入ってくるわ。頭冷やしてくる」
そう言って、立ち上がろうとした津田の腕を、殆ど無意識で掴む。
驚いた顔を此方に向ける津田に、何を言えば良いのか分からず俯いた。
ぽんぽんと頭を軽く叩かれる。
考えるよりも早く、声が出た。
「い、いよ!」
津田が再び驚いた顔で私を見る。
自分の言った言葉に恥ずかしくなり、津田の顔など見ずに言葉を続けた。
「ごめん、ちょっと吃驚して、それで泣いちゃっただけだから! もう、だ、大丈夫、だから! だから……その、あの」
言葉が続かない。
なんと言えば良いんだろうか。
「……っ、が、我慢しないでっ……!」
私の、精一杯の言葉。
恥ずかしくて、恥ずかしすぎて、目を堅く瞑る。
ふと、唇に違和感を覚え、恐る恐る目を開いた。
目の前に、津田の顔。
あ……キスされてるんだ。
唇と唇が触れ合うだけのキス。
だけど、凄く心地よかった。
138: 名前:浅葱☆09/25(土) 16:16:11
唇が離れ、目が合う。
照れくさかったけど、不思議と笑みが零れた。
「……でも、良いの? 憂」
「う、うん。平気。全然大丈夫」
「馬鹿、強がんなよ。止めたくなったら直ぐ言えよ」
……馬鹿は津田じゃん。
途中で「止めたい」なんて言ったら辛くなるのは津田でしょう?
私、津田にいっぱい辛い思いさせたから、少しでも幸せになってほしいの。
「大丈夫」
深呼吸して、もう一度口を開いた。
はっきりと、津田に届くように。
「津田のこと、大好きだから」
津田の顔が一瞬にして赤くなったのが、薄暗い部屋でもはっきりと分かった。
恥ずかしさを隠すかのように、再び私の秘部に自信を宛がった。
「良い……?」
「うん」
ゆっくり、だけど確かに、津田のモノが徐々にナカへ入ってくる。
「ぅ……い、痛、っ」
下腹部に激痛が襲う。
目を堅く瞑り、痛みに耐える。
「は、憂、こっち、見て……っ」
恐る恐る目を開ける。
そこには先ほどの照れた顔とは打って変わって、顔を顰めた津田が居た。
津田のこんな表情、見たの初めてだ……。
139: 名前:浅葱☆09/25(土) 16:34:08
「ん……っふ」
すると、突然キスをされた。
深いキス。
「んん、っ」
唇が離れる。
キスばかりに気を取られていた所為で、津田のそれが私のナカへ入りきっていることに気が付かなかった。
「憂、大丈夫? 動く、よ?」
津田がゆっくりと動き始めた。
それでも未だ怖くて、やっぱり身体が強張る。
「憂、力、抜いて」
津田自身も余裕がないのだろうか。
途切れ途切れに聞こえた言葉を、私は素直に実行できなかった。
否、実行しようと試みたものの、出来なかった。
「や、無、理……っ」
“初めて”を言い訳にしたいわけでもなかったが、初めての私がどれだけ努力してもそう簡単に力など抜ける筈もない。
それどころかますます身体は強張るばかりだった。
シーツをギュッと掴む。
「憂、好きだよ」
「え……」
津田の突然の言葉に驚き、一瞬力が抜けたのを津田は見逃さなかった。
ピストン運動を始める。
それによって私に快感が襲ってきた。
「あっ、あっ、駄目……!」
津田に奥を突かれるのと比例して声が出るから恥ずかしい。
快感で頭がおかしくなりそうだ。
思わず、津田の首に手を巻き付け、津田に抱きついた。
「津田っあぁ、っ」
「憂、千昭って、呼んで……っ」
津田の言葉を素直に受け取る。
「ち、あきっ、千昭……! んぁあっ」
私がそう言ったことに満足したのか、津田が腰の動きを速めた。
「あっ、ぁ、駄目……! 千昭、っ!」
そして津田が自身をギリギリまで抜き、一気に突き上げた瞬間――
「あぁあ……っ!!」
「イッ、……!」
大きな波のようなものが、私を襲い、今まで感じたことのない快感が私の身体に廻った。
そして、大きな嬌声を上げ、私たちは2人同時に果てた。
140: 名前:浅葱☆09/27(月) 19:29:33
目覚めると、一番最初に見慣れない天井が目に入った。
辺りを冷静に観察する。
そういえば、泊まったんだっけ……。
起き上がろうとすると、下腹部がズキと痛んだ。
でも、決して不快な痛さではない。
これは――私が今幸せだっていう証拠だよね。
再びベッドに寝転ぶ。
私の横には無防備な寝顔を見せる津田が居た。
……私、津田と――
そう思うと、急に恥ずかしくなり、布団を頭まで被る。
そういえば今日は休日だったな……。
暫く津田の寝顔を眺めていたら、津田が小さな声を出して目を開けた。
「……憂……?」
「……津田、起きた……?」
「…………うん」
なんか津田が可愛い……。
思わず笑顔になると、津田が気に食わなかったのか、「何?」と不機嫌そうな顔で言った。
「なんでもない」と答える。
「なんか、身体べたべたする」
そう言われればなんだか私も身体がべたべたするような。
……汗?
「……風呂、入る?」
「え」
私の返事を待たずに、「お湯沸かしてくる」と言って、腰にタオルを巻き、部屋を出て行った。
津田が出ていった扉を数秒見つめ、ふぅ、と溜息を吐き、ベッドに倒れ込んだ。
なんだか、色んな事が一気に起きて、ちょっと混乱してる。
本当は何一つ解決なんかしてないんだけど、でも、幸せ。
……幸せ。
そして暫くすると、津田が戻ってきた。
「行くぞ」
そう言って、裸の私をお姫様だっこした。
「えっ……ちょっと! まま待って!!」
落とされぬよう、津田の首に手を回して暴れる。
「ったく、黙ってて」
「だだだって……っ恥ずかしいって!」
「昨日全部見たって」
「そ、それとこれとはっ」
せめて身体を見られないように津田にしがみつく。
お風呂場の扉を開けると、もあっとした空気が私たちを包んだ。
広いなぁ、と思ったのが、一番の感想。
浴槽のお湯に2人で浸かるとちゃぷ、という音がした。
……これ、凄く恥ずかしいんだけど……!
143: 名前:浅葱☆10/01(金) 22:09:08
身体を見られたくなくて、津田に背を向ける。
すると後ろからあからさまに不機嫌そうな声が飛んできた。
「……なんでそっち向いてんの」
「だだだって、恥ずかしいじゃん!!」
膝を抱えて、丸くなる。
少しの沈黙の後、津田が私の名前を呼んだ。
「憂」
「な、何?」
「キスして?」
「は!?」
「俺、今凄い憂にキスされたい。キスして」
「むむ無理だって! 絶対無理!!」
「なんで」
「は、恥ずかしいでしょっ」
「俺はいつも憂にしてんのに……」
「だ、だって津田は余裕な感じじゃん」
「んなことねーよ」
「嘘」
「ホントだって」
絶対嘘だ。
だって津田はいつも余裕で。
私ばっかり追い詰められて。
津田の言葉をもう一度否定しようとしたら、思いがけない言葉が聞こえてきた。
「……お前にするときはいつも緊張してんだから」
……え?
津田の方を見ると、照れているのか、お湯の熱によって火照っているのか顔が赤い。
「こっち見てんじゃねぇよ」
最終更新:2011年07月10日 16:47