48: 名前:まりあ☆04/01(金) 19:20:51
そろそろ計画は本題に入ろうかな。
う~ん、と どれにしようかなぁ…。えいっ!これ!
私が引いたのは、「万引きの刑」…自分で書いたくせにちょっと残念。まぁいいや
そろそろ 学校だわ。
「おっ…おはようございます!優奈さん…。」
絵里はトモダチが私しかいないから敬語になってる…。
ふふふっ! 財力がなくなったらこんなのになっちゃうんだ。 かーわーいーそーう。
私は「万引きの刑」を少しずつ説明していった。
あ、でもね、万引きっていってもお店のもの盗むんじゃないのよ?…誰のかって?………この学校のものよ。
「ねぇ絵里ちゃん?」 やさしそうに笑う私。内心はめんどくさいんだけどね。
「なんですか?優奈さん。」
「芽衣ってさ、うざくない?」
「私は………。」行き詰る絵里。さっさと言えっての。
「ほんしんをだしていいんだよ?」
3分間沈黙。きっといろいろなことを考えているのだろう。
「…い。」
「絵里ちゃんなんていったの?」
「芽衣なんてあんな大嘘つき大嫌い!」
「いい方法あるんだけど? 乗らない?」
「乗ります。」 その目は真剣そのものだった。
「うん。いい子ね。教えてあげる。
芽衣の筆箱みて? あれあなたがあげたものでしょう?
あれを買わなかったらお菓子とか食べ物買えたよね?
実はこっそりしているネックレス、私のなの。あいつに取られちゃって。」
本当は噓。ずっと前からあれ ほしかっただけなんだけど。
「私はどうしたらいいんですか?」 うろたえる絵里。
「あれ、ネックレス。取ってきてほしいの。」
「ええっ?!私には……できませ…。」
「あ、そう。別にいいのよ。じゃあ私たちもう終わりね。」
ため息をつくふりをする。
「い…嫌です! 取ってきます。 でもどうしたら…。」
「だーいーじょーうーぶ! きょう今日体育テストだからあいつはずすって。 あんた…いえ絵里ちゃんはおなかが痛いって言って休めばいいわよ。」
「でも…アリバイとかが…」
「私が何とかしとくって!」
「わ…わかりました。 私優奈さんのためにもがんばります。」
ふふっ こいつ 馬鹿だわ。私のためだってさ。
私はあんたを利用してるってこと気付かないのかしら?
私は体育のテストを無事におえ鼻歌を歌いながら教室まで走っていった。
…なんか騒がしいな。
「私の!私のネックレスがぁぁぁぁぁぁ!ないっ!」
だよね…あるわけないのに。
「……優奈さん。もってきました。コレ。」
「どうもありがとう。今度一一緒に出かけない?
お金は私が出すからさ。」
「本当ですか? 私とってもうれしいです!」
ばーか。 私のショッピングの荷物もちだよ。
そうこうしている間、芽衣がこっちへやってきた。
「ちょっと絵里。私のネックレスとったでしょ?」
「は? 私とってないんだけど。」
私が考えたアドリブ。
「芽衣ちゃん 絵里はずっと保健室で寝ていたわ。
だからきっとほかのクラスよ。」
「………ふん。」といってどこかへ行った。
ほんっとむかつくやつ。
50: 名前:まりあ☆04/04(月) 14:21:14
まぁいいか…。
そろそろ次の命令だそぉ~と…。
さっきは芽衣のネックレスとったから、人のはもういいや。
あ、いい事思いついちゃった!
「ねぇ~絵里?」
「はっ!…なんですか?」
元友人のものを取ったことに複雑な気持ちだろうね。
でも…そんな甘いことでくよくよしないでほしいわ。
「最後にとってほしいものがあるの。」
「な…なんですか?私、友達のは取りたくありません。」
大丈夫。ダイジョウブ。
友達のじゃないからね。
「私ね、…………がほしいの。
少しの沈黙。 そりゃそうだよね。
「い…嫌です!いくら私でもそれだけは…。したくないです。」
は??? なにいってんのこいつ?
「なんで?私はあなたをかばって仲良くしたのに…。
コレくらいのゆうこと聞いてよ。」
私は涙目になって絵里に言った。
「わ…わかりました。」
「ありがとう!私たち本当に親友ねっ!」
本当の親友? 私が本当にそんな馬鹿げたこと言って?
「私 がんばります!!」
私が何をとってきてほしいって言ったと思う?
それはね…期末テスト用紙だよ。
でも 残念な絵里ちゃん。期末テストの紙は、クラス分しかないの。 取ったってすぐばれちゃうね。
だから あなたが取った時点で私たちの友情は終わりなの。
51: 名前:まりあ☆04/06(水) 11:15:56
「じゃあ、明日絶対に持ってきてね!誰かにばれたら
どうなるかわかってるわよね?」
私は目を鋭くして言った。
「は…はい。 絶対に持ってきます。」
あーあ。可哀想。すぐばれちゃうのに。
私はあきれ半分興味半分。
すぐ 家へ帰った。
翌朝、何が大変なことが起こったらしい。
私はなんとなくわかってはいた。
すると
「優奈さん…。もっ…持ってきました。コレでいいですよね?」
って絵里がゆってる。
私はそれ今は受け取らなかった。
そして絵里のロッカーに入れるよう命令した。
あはは…こんなにうまくいくなんて!思っても見なかったわ
私はすぐさま教室へ戻った。先生がミンナに話があるらしい。
「えーと、期末テスト用紙が1枚ありません。それに解答用紙、問題用紙、すべて1セットなくなっています。
心当たりがある人先生の下へ着なさい!」
先生は冷や汗を書きながら私たちへ言った。
ついに…きた。 私はあらかじめ決めておいた演技をする
「せ…先生、私知ってます。誰が盗んだのか…。」
クラスがざわつく。 絵里は目を大きく開いていた。
「優奈さん…誰なんですか?」
「私、見てしまったんです。事務室からテスト用紙をもって走っていく女のこの姿を。」
「そ……それは誰なんですか?」
「絵里……です。」
一瞬教室が、静かになった。
すると絵里が「冗談じゃないわよ!私がやったっていう証拠はあるの?」 って言ってる。
大丈夫。思い出した?なんで私がロッカーに入れろって言った意味。
「だって…ロッカーにいれる絵里が見えたんだもん。」
「そ…それは。」
「絵里さんロッカーを見せなさい。」
ロッカーの中にはちゃんと用紙が入っていた。
「……ちょっと後で先生のところへ着なさい。」
絵里は泣いていた。 でもコレも私が作った作戦。
でも まだまだ 続くよ。
私はカードを引く。
「発見の刑」…だって。 コレは面白くなるわね。
私はニャリと笑い教室を出て行った。
52: 名前:まりあ☆04/06(水) 16:19:51
絵里はその後先生に怒られ、両親から捨てられたらしい。
今はバイトをしてすごしている、施設に預けられている。
…そんなうわさがたった。
私をあのときからずっと大切にしてきたらこんなことにならなかったのにね。
まぁ自業自得でしょ?
私は絵里がバイトをしている店へ向かった。
マクド○ルドみたいなフードコート。
よ~し!「発見の刑」実行!
私は公園へいって、ミミズとか蛾の死体、いもむしとかを捕まえた。……もちろん全部死んでるよ。
「いらっしゃいま……。」
絵里と私は目が合った。
私はかまわず注文をする。
「え~っと、ハンバーガとコーラ下さい。ホットドッグも」
「……かしこまりました。」
私の目をあわさずに絵里は言った。
5分位してやっときた。じゃあそろそろ始めましょうか。
私は人目のつきにくい場所をえらんだ。
まずはホットドッグ。ウインナーの代わりに死んだミミズを詰め込んだ。
ハンバーガは肉の変わりにねずみを挟んだ。
コーラは蛾、ミミズ余った虫を全部詰め込んだ。
これで ばっちり。
「あの…。」
私は絵里じゃない人に尋ねる。
「これ…なんですか?」
ミミズや虫がいっぱい入ったものを見せる。
「あっ…あのう、もうしわけ…。」
「絵里さんがこれを作ったので絵里さん呼んでもらえます?」
「わかりました。」
あはは…ここの店員って単純!
しばらくして絵里が顔を真っ青にしてやってきた。
「…これどういうことです?こんなものを客に食べさすなんて…。」
絵里はあの店員から話を聞いてないのか
「は?普通のものでしょ?」
といってる。
「じゃあ……食べてくれる?」
「ええ、いいですよ?」
私はあの虫がいっぱいはいった食べ物をみせた。
53: 名前:まりあ☆04/06(水) 16:46:42
「な…なによこれ?私こんなもの作ってないわ。」
さすがにあせる絵里。
「たべてくれるんでしょ??」
私はにっこりと笑う。
「冗談じゃないわよ。こんなの食べれるわけないでしょ?」
は?なによそれ。食べるって言ったじゃん。
「じゃあここの店長にいっちゃおうかな?あんた、間違いなくクビだね♪ 食べたら言わないであげてもいいけど?
お金、ないんでしょ? クビになったら困るよね?」
自分自身も納得しそうな発言。
「わかりました。その代わり絶対言わないでね?」
「うん。いいよ。さっさと食べて。」
こんな簡単に言ってるけど、中身知ってるの?
虫だけじゃないよ。砂とかタバコとか入ってるのにね。
「う~んじゃあ、ホットドッグ食べてくれない?」
ミミズがはいったホットドッグを指差す。
絵里は一口づつ食べていく。
「さっさと食えよ。ちんたら ちんたらしてんじゃねーよ。」
「うぇっ……ごほっ…うおぇ…。」
「なに?苦しいの?じゃあコーラー飲む?」
私はコーラーを渡す。
「ぢゅゅゅるるるるっ!うっうぉえ」
「ストローだもんね。飲みづらいよね。フタとってあげる。
だから、そのでっかいやつ、おいしくいただいて♪」
「ごほっ…この青いのなんですかっ?」
ああ、このジュースに浮いてるやつね。
「それ?鼠。くさって青くなってるから。」
その鼠は毛がなくつるつるで腐っていた。あげくにはジュースのなかなのに激臭を放っていた。
「……む…りで…す。」
それは私もそうなの。 誰だって食べたくないわ。
「大丈夫。私がドレッシングをかけてあげるから。」
私はそういって茶色い汁を鼠にかけた。
「ほら…食べなよ。 おいしいよ。」
「っつ!うぇぇぇぇぇぇ!も…いや。」
なんで?ドレッシングは犬のウンチを溶かしたもの。
なかなか食べれないから気に入ってくれると思ったのになぁ。
そうしてたかが鼠1匹食べるのに30分もかけてる。
まだ料理は残ってるのに。
コーラーも残り3分の2。
まだ ハンバーガが残ってるんだっけ?
「はい…ハンバーガ。これと残りのジュースで終わりだよ。がんばろうねー。」
まぁハンバーガ1番の難問なんだけど。
「っく!ヴヴヴうヴぇぇぇぇぇ。」
絵里は醜い音を立てながら1口1口食べていく。
絵里の口の中の音はすさまじいものだった。
だって、砂とか、ゴキブリの皮とか入ってるから硬いんだろうね。
「はいはい。絵里ちゃん。ドレッシングあげるよ。大丈夫。
今度はウンチのしるじゃないって♪」
私はハンバーガーの上にたっぷりとかけた。
深緑色をしたドレッシングを。
「はい、どーぞ♪召し上がれ♪」
「ヴェぇぇぇぇぇっ…ぐほっ…。」
「なんで~また気に入らなかったの?
池についていたコケと牧草とチーズと…隠し味に洗剤を入れたんだっけ?」
「ごめ…なさ…うえっ……うっ…」
んで、けっきょく2時間ぐらいかかった。
でも、コレで終わりじゃないんだよ?
54: 名前:まりあ☆04/06(水) 17:08:14
「はいはいはーい!これで最後だね♪コレで最後なんだからちゃんと食べてね~♪」
私があらかじめ作っておいた、「発見!おまんじゅう」
「ほら…たべて?」
大丈夫。中は餡子だから。
絵里は本当に中が餡子だったのでがつがつと食べる。
まぁ餡子はそれだけなんだけど。
「じゃあいっくよ~☆」
私は黒い饅頭を絵里に渡す。
「いただきます………うぇっ!っく…はぁっ!」
「じゃあ、もんだいでーす!そのおまんじゅうはなにあじでしたか?」
(正解はゴキブリと金魚のフンの混ぜ合わせ)なんだけど。
「……なにかの茸。」
「ぶっぶ~!間違えたのでもう1っこね。
1つでもあたったらもう帰っていいからさ☆がんばろ」
私はピンク色のお饅頭を渡した。
「はいっ!それはなにあじでしょう?」
「ごほっ…うっ…うぇぇぇぇぇ。」
(これは、カラスの血と腐ったトマトの混ぜ合わせ。」
「……トマトと血…。」
「おっ! あってるけど何の血かな?」
「……蟷螂(かまきり)。」 てか蟷螂の血くったことあんのかよ
「ぜんぜんちがーう。つぎっ!」
私は黄色いお饅頭を渡した。
「あっ! これ…おいし…い。」
「はい。こたえは?」
「…カスタードでしょう?これすっごくおいしいよ!」
「おいしそうにしているとこ悪いけど答えはマスタードと生クリームと猫の尿でした~」
「そ…そんなっ…うっ…がはっ…。」
「じゃあ 私のきげんがいいので最後の問題!」
私は赤とか黄色とか色とりどりの饅頭を渡した。
「あてたら…今までのこと許してあげる♪」
ま…あたることなんてないけど、ね。
「はっはっ…うぇぇぇぇぇぎゃぁぁぁぁぁっ!」
なんでそんな悲鳴みたいな声上げるの?
私は一生懸命つくったのに。
「ほら?こたえは?」
「わかりません……。」
「ええっーと答えは、
鼻水と、血と、シャンプーと、マヨネーズと、ゴキブリです!」
「っつ!」それだけ言って絵里は静かに倒れた。
まだまだ………「刑」は終わらないよ。
58: 名前:まりあ☆04/06(水) 22:59:59
学校で、うわさを聞いた。
絵里はかなりひどい食中毒で入院中だったらしい。
ま、知らないし。
えっ~と次は「液体の刑」……かぁ。
もうそろそろ、〆なきゃね。
あ~あ あいつさっさと退院しないかな?
ま、芽衣……あんたのこと、忘れたわけじゃないのよ?
絵里のことがおわったらじっくりと遊んであげるからね。
60: 名前:まりあ☆04/07(木) 10:32:55
かれこれ2週間。絵里が退院した。
結局私は余ったホットドッグを店長にみせ絵里はクビになった。
絵里は病院生活を満喫してただろう。
でも……最 後 か も ね
絵里は学校に来てからも誰とも話そうとはしなかった。
私の予想では人間不信になった、と思う。
私はそっと絵里に近づく。
「えーりーちゃん?元気ィ?」
「…………。」
シカトカヨ。
「……あのハンバーガ食べてる写真みんなにおくっちゃおうかな?。
「っつ!!それだけはだめぇ…。」
私の肩をつかむ絵里。 気持ち悪い。
「じゃあさ、明日の夜9時、私の家にきてね♪。パーティしよう★」
「えっ…?」
「こない?来なくてもいいけど……ね、。それに絵里だけじゃないよ。ほかの人も来るから。」
ほかの人がくると聞いて安心したのだろう。
「うん…わかった…よ。」
あはは、ほかに人なんて来ないよ。
スペシャルゲストの絵里ちゃんだけだよ?
今は8時30分。パーティの準備をしているところ。
たしか…「液体の刑」 だったよね。
ゲームもいっぱい作ったんだし、楽しもうね。
準備もばっちりできたところで絵里が来た。
「あ…あのう」
「いらっしゃぁ~~い」
「なんかみんな 都合が合わないみたいでこれなくなっちゃったの。」
「え……そんなぁ」
私に聞こえないようにつぶやく絵里。
「早速、ゲーム始めようか!
最初のゲームはね………「これってなーんだ」だよ」
ボックスに何かが入ってるから触って当てるゲーム。
まぁ簡単なほうかな。
「ボックス…この中に手を?」
「うんうん。さっさとして。」
ボックスの中に手が入る。
「あっ!……うっあっ!いたい」
だろうね。答えは………(針山)なんだから。
「針山……?」
手を血まみれにして言う絵里。
なんでわかってんのよ。
「正解。じゃあ次のゲームはね我慢大会だよ。」
我慢ならできそう、と思ってる絵里。
「じゃあここにきてくださぁい」
私はサウナ室へと連れて行く。
私は絵里の父親の財産をそっくりそのまま受け継いだ。
だから サウナとか作れたんだけどね。
「さ…さうな?」
「ここで1時間いてくださいー」
「えっ? でもで…「ばんっ!」
鍵を閉めて私は絵里の姿を見ていた。
「最初は45度にしとこうか。まだ死なれちゃ困るもの」
サウナは1分で300㍉の汗が出る。
だから 本当に健康な人が入れるのには30分が限界なんだけど。
~~30分経過~~
絵里は最初正座をしていた。
でも今は服を全部脱いでよこたわっていた。
じゃあ次50度いってみよー
だんだん絵里は目がうつろになっていった。
~~1時間経過~~
ぷしゅーとドアを開ける。絵里は「あ…う…あつ…い。」
といってる。 大丈夫。今度は涼しいから。
「よく耐えたねー死ぬと思ってた」
「はぁ…?わた…し…しな…な…い」
「はいはい。つぎいっこかー」
私はプール室へと連れて行った。
「じゃあここで100メートルバタフライでおよいでね。
100㍍だよ? 簡単だよねぇ!
じゃあ よーィスタート。 変な動きしたら許さないからね。」
「ばしゃばしゃ!勢いよく泳ぐ絵里ちゃんかっこいいいよー
。」
だいたい60メートルあたりだろうか。絵里の泳ぐペースが遅くなった。それによく見たら……足ついてんジャン
「おい、てめぇイカサマっしてんじゃねぇよ。
もっかい泳げやごらぁ!」
私はぶちぎれた。
「もういいよ…次のゲームいこっか。」
私は絵里の手を引っ張りながら次のゲーム会場へ向った。
最終更新:2012年01月24日 20:44