259: 名前:時雨☆11/05(木) 18:41:54
双祈様リクエストのS受けです。
S受けって書いた事無い上に読んだ事も無かったのでこんな感じかな…と。【S受け=往生際が悪い】みたいな。思っていた物と違いましたらすみません。
少しでも楽しめて頂けたら幸いです。
※※
【獣の匂いがする人】
『つかさ、M啼かすよかS啼かした方が燃えね?』
『あ、オマエもそう思う?』
『え? お前も?』
なんて会話をしたのが数時間程前。今、俺の下には射殺さんばかりの視線を向けて来るアイツ。両腕の拘束が無かったら今にも飛び掛かって来そうな風にギラつく目はまるで肉食獣を思わせて、より一層俺の征服欲を煽った。因みに足は俺が上に乗ってるから動かせない。
この堪らない優越感は、S相手じゃないと味わえないんだよな。
「離せ」
ドスの利いた声で凄まれる。本気の抵抗をしないのは、プライドが許さないのか、はたまたそうすると俺が喜ぶのを分かっているからなのか。俺には分からなかったけど、これからの行為が俺にとってとてつもない至高を味わわせてくれるのだけは分かった。
「イヤだ。オマエだってSを啼かす方が燃えるって、言ったじゃねぇか」
「だったら俺に啼かさせろ」
「もっとイヤだな。俺はバリタチだ」
言えば元々整ってた顔を歪めた。まるで俺だって挿入れる側だ、と暗喩に言われてる気分だ。
そんな、いい加減往生際の悪い感じも俺を興奮させる。ボトムの中で俺のが窮屈そうにしてるのが嫌でも分かった。
とりあえず唇同士を重ねて、舌を侵入させた。途端に舌を噛まれて、錆臭い味がするけどこんなのは予想の範囲内だ。むしろこれ位じゃないと楽しく無い。
「ざまーみやがれ」
唇の端を俺の血で汚しながら笑った顔も堪らない。俺も笑い返せば、一瞬目を瞠ってから盛大に舌打ち。
あぁ、楽しい。
「いつまでその強気が続くか楽しみだ。イイ声聞かせろよ?」
「ふざけんな。お前の拙い愛撫じゃ感じたくても感じれねぇよ。短小」
ホント、口が悪い。大体俺の見た事ねぇくせに短小とか分かんねぇだろ。
まぁ、そんな事よりコイツの着てるシャツの釦を全て外して、いい感じに引き締まった上半身を曝す。細身って訳じゃないけど、余分な脂肪も筋肉もついてない俺好みの身体だ。
「ジロジロ見んな。殺すぞ」
物騒な事を口にするコイツは、どうしようもなく俺の嗜虐心を煽ってくる。
「今に「もっとシて」って言いたくなる様にしてやるからさ」
「絶対言わねぇ。喘ぎもしねぇよ」
こんな事を言われたら、意地でも強請らせたくなるのが、Sの性って奴だろう?
最初は初めてなんだろうし優しくしてやろうとも思ったけどやめた。さっさと股間に手を伸ばす。
「っ……」
股間に触れれば微かに息を詰める声がした。見れば唇を噛み締めてて、悔しそうに眉を寄せてる。それに俺はわざとらしく笑ってから握ってた股間をゆっくりと揉み込んだ。徐々に俺の手の中で硬度を増していくのが分かる。
「っ、ふ……くぅ」
微かに漏れ聞こえる喘ぎ。己の意思とは反した身体の反応に羞恥で真っ赤に染まった顔が堪らなく可笑しい。
羞恥、恥辱のせいか、赤く染まって潤んだ目元。そんな目で睨まれても怖くもなんとも無いどころか、余計に興奮するのをコイツが判らない筈が無いのに、それでも睨むのをやめようとしないコイツは大概諦めが悪い。
「可愛いな」
「っ……だ、まれ……!」
更に鋭く睨まれる。それを敢えて知らない振りで、スラックスを中の下着と共に脱がせた。手早く脱がしたお陰でコイツは驚いたらしく、ろくな抵抗すらない。
「クソ野郎が……っ!」
「褒めんなよ。余計興奮すんだろ」
悪態を軽く躱しながら、両足を左右に大きく開く。全てを晒す格好に閉じようとした足の間に身体を滑り込ませれば、拘束してた手首から伸びる鎖が耳障りな音をたてた。
「手首、傷つくぞ?」
「もう遅ぇよ。離せ変態が」
「だから嫌に決まってんだろ」
変態は敢えてスルー。第一、こんな状態で終わらせて困るのはお互い様だ。
そんな事を考えながら、ジャケットのポケットから普段持ち歩いてる小振りのボトルに入ったローションを取り出す。それの中身を見せつける様に零せば、ローションがゆっくりとコイツの震える中心を伝って奥にある窄まりをも濡らした。
初めに前を緩く扱いて、それから窄まりの方にも触れる。ローションを伸ばしながら襞をなぞって、入口の部分を軽くノックすれば、次第に緩んできた。
「挿入れんぞ」
「挿入れるな、っぁ!? く……ぅっ」
先ずは一本。異物感に顔をしかめてはいるけど、中の方は指を締め付けて奥へと引き込もうとしてくる。異物感だけでキツかったり痛くは無いみたいだ。指をギリギリまで引き抜いて、指を増やした。
一気に三本目。さすがにキツそうだったけど仕方ないな。
「くあっ……抜、け……っ」
「抜いて良いのか?」
「抜け、ぇ……っ!」
言われた通りに指を抜いてやる。圧迫感が無くなって大きく息を吐いたのを見届けてから、俺はボトムの中でいい加減窮屈そうにしてる自分のを取り出した。取り出したそれを今まで慣らしてた窄まりに宛てがう。
「っ!? ま、待て……っ!」
「待たねぇよ」
「ぅ、あっ……!」
制止の声も聞かずに一気に穿つ。初めてなだけあって狭いしキツい。もっとしっかり慣らしておけば良かったなんて思った。
このままじゃキツくて動けないから圧迫感と異物感で萎縮してしまったコイツの中心を扱いてやる。びくびく震えて徐々に硬度を増してきた中心に合わせて、キツかった中が緩んでくる。緩むと言っても適度な締め付けはあるから俺も気持ちが良い。
「動くぞ」
緩慢な動作で腰を前後させる。角度を変えたりして、丁度コイツの雄の裏側辺りを掠めた瞬間、俺のモノの先端にコリコリとした感触があった。途端に下から声が上がる。
「ココがお前のイイ所か?」
「や、やめっ……動くな、早漏っ」
「言ってろ。バーカ」
俺は早漏どころか遅漏でもない。でも今の発言はムカついたから、コイツが反応した場所を重点的に狙って腰を打ち付ける。
もはや声を押さえようとする事すら出来なくなったらしく、ただただコイツは声を上げるだけ。思ってたよりも数段イイ声で啼いてヨがる姿に、俺は盛ったガキみたいに腰を打ち付けまくった。
初めてで後ろだけじゃイケないだろうから、先走りでドロドロになってるコイツの前も腰を打ち付けるのに合わせて扱いて、絶頂へと導いてやる。
「あ、イ、クっ……ぁあああっ!」
背中を反らして盛大に放出したのに合わせて、俺のモノが今まで以上にキツく締め付けられた。俺はその締め付けに耐えられなくて低く呻きながら中へと種を植え付ける。
「っ、はっ……抜け、よ」
「何言ってんだよ。まだまだ、これからだぞ?」
「俺は疲れた、んだよ。絶倫野郎……っ」
「だから褒めんなよ」
本気で辛そうなコイツに鼻で笑えば「頭に蛆涌いてんのか」って。あんまりな言い草だ。
でもなんだかコイツはこうやって悪態ついてる時が一番“らしい”気がする。それこそ、言い過ぎかもしれないが強い肉食獣みたいな。
「オマエ、肉食獣みたいだな」
「はあっ? それを言ったらお前の方がよっぽど獣染みてる」
「マジでか?」
獣が二匹。
朝まで交じり合った。
265: 名前:灰人(元:時雨)☆11/05(木) 22:04:11
【痛みの先にあるもの】
優しい貴方。優しいキス。優しい愛撫。
僕を大事にしてくれる貴方の優しさ。
ごめんなさい。僕に優しくなんかしないで。僕に優しさなんか要らないんだ。
「……え、?」
驚いた表情で僕を見る貴方。
その瞳には驚愕と信じられないものを見た時の色。
あぁ……ゾクゾクしちゃう。
「ね? 前戯とか要らないから酷くして?」
「でも……」
「大丈夫。僕が痛がっても気にしないで」
そう言って彼の手を取って僕のを握らせる。その上から自分の手を重ねて、力を込めた。
「いッ……! んぁ……っ」
痛みと、その奥にある快感に僕が喜悦の声を洩らしたのに貴方が目を見開く。
ごめんなさい。
僕は痛いのが好きなんだ。痛みがないと感じれない。
今までは事前にちょっとだけ薬を使ってたんだ。
「痛いのが……良いの?」
「うんっ。ごめんなさい、気持ち悪い?」
至って普通の。ノーマルなセックスしかしない貴方に嫌われるのを覚悟でのカミングアウト。
気持ち悪いって思ったなら、その上で僕を苛めて? 貶して?
そう思ってたんだけど、僕の予想に反して貴方はどこか楽しそう。
「そんな事ないよ。ごめんね、気付いてあげられなくて」
「え? っ、ぁんっ!」
不意に僕の乳首に爪を立てられた。痛みが快感に掏り替わる。
「良い声だね。次はどうして欲しい?」
どうしよう……。
「ぁぁん……後ろ、後ろも苛めて……」
「そんな事言って、淫乱だな」
彼は意外に鬼畜だったみたい。
僕にもっと、もっと痛みを下さい。
そうすれば僕は貴方を感じられるから。
※※
蔵出しDEATH☆(殴←
S受けが来たらM受けでしょう?←
という訳で丁度良いのがあったのでコレ。
拙過ぎる!!羞恥で死 ねる!!!!(*/ω\*)←
271: 名前:灰人(元:時雨)☆11/06(金) 19:47:55
※人物紹介※
煌崎 白鴉(コウサキ ハクア)
朱雉 (シュキ)
紫燕 (シエン)(俺の~に登場)
とりあえず登場人物の名前に色と鳥の名前を使いたかっただけです←
※※
【私の、ご主人様の起こし方】
「--様。白鴉様。もうお目覚めのお時間ですよ」
「んっ、ん……」
私のお仕えしている御方。煌崎白鴉様は大変朝に弱く、白鴉様がご幼少の頃からお世話をさせて頂いている私と、もう一人が交代で白鴉様を起こしに参るのが恒例となっていた。
そして今日は私が白鴉様を起こす日。
声を掛けながらカーテンと窓を開け空気の入れ替えをする。
朝日が眩しいのか、シーツを頭まで被り丸くなる白鴉様は大変愛らしい。
しかし時間は待ってはくれません。私は心を鬼にして白鴉様の身体を揺さぶり、なんとか起こそうと致します。
「白鴉様。朝ですよ」
「ン……あと五分……っ」
こうして我が儘をおっしゃるのもいつもの事。白鴉様は決してご自分からはベッドを出ようとはしないのです。
「白鴉様。お願いですから起きて下さい」
最終的に私は白鴉様のベッドに乗り上げる事になるのです。お屋敷から支給される燕尾服に皺が寄ってしまうのに内心申し訳なく思いながらも、白鴉様の為なので仕方がありません。
「白鴉様?」
「ん……朱雉、?」
寝起きで未だ焦点が定まっておられない様子の白鴉様が掠れた声で私を確認されます。
「はい。朱雉にございます。お目覚めになられましたか?」
「うん……朱雉おはよ……」
「おはようございます。では、私は朝食の支度が出来たか確認して参りますね」
白鴉様が頷かれたのを見届け、私は白鴉様の朝食の支度が出来たかどうかを見に食堂へと向かった。
根気よく。
それが私の、ご主人様の起こし方。
272: 名前:灰人(元:時雨)☆11/06(金) 19:55:40
【俺の、ご主人様の起こし方】
「--い。おい。起きろ白鴉」
「んー……っ」
俺が一応仕えてるコイツ。煌崎白鴉は朝がめちゃくちゃ弱い。だから俺と、あともう一人が交代で起こしにくんのが毎朝の恒例になってる。
そんで、今日は俺が白鴉を起こす日。
声を掛けながらカーテンと窓を全開にする。しかも今日は朝から風が強いから白鴉のくるまってるシーツが飛ばされそうになった。それなのに意地でもシーツを離そうとしないコイツはもうバカだ。
ただでさえ時間は刻一刻と過ぎていく。
俺はいつものように中々起きようとしない白鴉からシーツを奪った。
「さっさと起きやがれッ」
「やだよ……あと五分……っ」
こうやって小せぇガキみたいに我が儘を言うのもいつもの事だ。白鴉は絶対自分からベッドを降りようとしねぇ。
「いい加減にしろッ」
最終的には俺が白鴉を蹴り飛ばす事になるんだ。屋敷から支給される燕尾服に皺が寄ろうが関係ねぇ。これも白鴉をさっさと起こして自分の負担を減らす為だ。
「っあ!? 紫燕!?」
盛大にベッドから落ちた白鴉が目を丸くさせながら俺を確認する。
「他に誰が居んだよ。目、覚めたか?」
「あ、うん……紫燕おはよ」
「おう。起きたんなら俺はお前の朝食の準備が出来たか見てくるからな」
白鴉が頷くのを見届ける前に、俺は白鴉の朝食の準備が出来てるか見に部屋を出て食堂に向かった。
確実に目を覚まさせる。
それが俺の、ご主人様の起こし方。
※※
主人を蹴るなよ←
とりあえず私は朱雉派です。寝起き悪いんで(笑)←
で、紫燕は友人に欲しい←
275: 名前:灰人(元:時雨)☆11/07(土) 13:09:55
片思い。甘くは……無いです。
※※
【片隅でも良い。貴方の中に居れるなら】
俺は、どうして男に生まれてきてしまったんだろうか。
もしも女にさえ生まれていればあの人にもっと近付けたのかもしれない。
そんな事を思った所で、性転換でもしない限り俺は男で。あの人も俺と同じ男。
不毛でしかないし明るい未来が見える訳でもない。
世間だって認めちゃあくれない。
それ以前にあの人は俺の事を多分、覚えてはいないだろう。
俺の、一方的な片思い。
「……あれ、君は確か前に会った事があるよね」
独り想いに耽っていたらいつの間にか俺の顔を覗き込んでいた貴方。
俺を覚えていてくれた喜びよりも先に、今の今まで思っていた人の登場に驚きで言葉が出ない。
「同じ大学だったんだね」
「あ、はい……」
にこっ、と可愛らしい笑みを浮かべた貴方に見惚れる。もっとまともな事を言えれば良いのに俺の頭は正常に機能しない。
「また会えて嬉しいな」
「え?」
嬉しい……? 俺に会えて?
貴方がそーゆー意味で言ったんじゃないのは分かってる。それでも初めて会った時から貴方に恋い焦がれていた俺にとっては堪らなくて。
貴方の中に少しでも俺が居たと分かったその時。
俺は、貴方にもう一度“恋”をしてしまったんだ。
278: 名前:灰人(元:時雨)☆11/07(土) 17:49:34
トランプ(←)がもう全面に、ね?←
貴方の側で笑ってる人。その人、本当に笑いたくて笑ってますか?
そんな話です…?←オイ
笑いたくも無いのに笑ってると癖になって泣きたい時に泣けなくなります← ホントに
あぁ、もう。意味不だぁ…orz
早くトランプ(←)脱出したい…(ΘoΘ;)
※※
【リプレイボーイ】
「僕は君が嫌いだよ」
そう、貴方は俺に言う。その顔は普段の天真爛漫な笑顔が嘘みたいに酷く歪んでいた。
「知ってますよ」
そんなの、いつもの事、だ。
「でも、俺は貴方が好きです」
嫌いだと言われても俺は貴方が好きだと言う。滑稽だと思うかもしれないけど、しょうがないじゃないか。
もう一度、好きだと言えば彼は歪んだ顔を更に悲痛そうに歪めた。まるで“信じられる訳が無い”と暗喩に言われているようだったけど、その瞳は何か、俺の言葉に縋りたいとでも言うような色をしていた。
これも、いつもの事、だ。
「君もしつこいよね。しつこい男は嫌われるよ」
「もう嫌われてますから」
「ね?」と笑えば彼が眉を寄せた。
「揚げ足とらないでよ」
「すみません」
膨れる貴方。
俺は知っているんだ。この人は表面を必死に繕ってる。身体だけの関係しか持たないとか言って本当はそれ以上の関係になるのが怖いだけ。
「僕が好きならさっさと抱けば良いじゃない」
だからこんな事を言って自分に幻滅させようとしてるんだ。だけど俺はその辺の奴等とは違う。
「嫌です」
「どうして。僕が好きなんでしょ?」
「俺は貴方の心も欲しい」
言った途端、彼が目を瞠る。そしてなにを思ったのか大きな溜め息を吐いた。
「ほんと、恥ずかしい人」
「ほっといて下さい」
天真爛漫とは言わないものの、今の、まるで悪戯をする子供を見つけて困ったような微苦笑は決して取り繕った表情じゃなかったと思う。
きっとこの人にこんな顔をさせられるのは俺だけ。多分、自意識過剰なんかじゃない。
「僕は君にそんなに思って貰えるような、価値のある人間なんかじゃないよ」
「俺が好きになったんです。十分価値がある」
今までに何度も言ってきた台詞。それでもこの人は信じてくれない。いや、信じようとしてくれない。
今回も彼は“価値がある”とほざいた俺に顔を歪ませた。
「僕は君が嫌いだよ」
きっとこのやり取りは彼が俺を好きになってくれるまで終わらない。
「知ってますよ」
俺が彼を好きじゃなくなるのは有り得ない事だから。
「でも、俺は貴方が好きです」
まるで録画したビデオみたいに
また同じ部分が再生[リプレイ]される。
279: 名前:灰人(元:時雨)☆11/07(土) 19:15:03p
【硝子の向こう】
「ん…… ふ、ぅっ……」
大好きな彼のに一生懸命に奉仕する。たまにチラッと彼の様子を窺えば、硝子の向こうで細められる目と目が合った。
奉仕してるのを彼に見られるのは恥ずかしいけど、この後の事を考えて僕のはもうはち切れそうな位に興奮しちゃってる。
「もう良いぞ」
やっと彼にお許しを貰って、座ってる彼の膝を跨ぐように、向かい合った形で彼の膝に乗った。
「どうした? 早く腰を下ろせ」
「待って。眼鏡、外さないの?」
銀色のノンフレームの眼鏡をしてる彼は見るからにエリートっぽい。実際エリートな彼は僕とエッチをする時だって眼鏡を外そうとしない。
「何を言ってる」
そう言った彼の硝子越しに見えるどこか冷たい瞳。硝子の向こう側で僕を冷ややかに見つめてくる瞳に僕はゾクリとした。
「お前は、私に黙って従っていれば良いんだ。余計な事は言わずにさっさと腰を下ろせ」
硝子の向こうで、彼が薄く笑ったのが分かった。
「はい。僕のご主人様--」
※※
M受けまだあったじゃないか!!
という訳で蔵出しDEATH☆d(・ω・´)←
ただ眼鏡の酷い人が書きたかっただけ←
TU・TA・NA・I☆←(馬鹿
284: 名前:灰人(元:時雨)☆11/08(日) 13:40:53
怜様リクエスト【攻めっぽい受け】です。
これもまた初めてでしたのでこんな感じかな、と。思っていたものと違いましたらすみません。
少しでも楽しめて頂ければ幸いです。
この二人が女装なんてしたらもう百r(殴←※※
【三秒後には新世界】
えーと……。ひとまずそうだ、こんな状況になった訳を整理しよう。
まず、僕は何時もの様に近所のハッテン場で僕を可愛がってくれそうな格好良いお兄さんを探してた。
そうしたらTシャツにジーパンってラフな格好が良く似合う、ちょっと俺様っぽそうなイケメンのお兄さんを発見。僕のもろ好みなそのお兄さんに声をかけて、OKしてもらって、そのままいかがわしいホテルに直行。お風呂で二人で洗いっこをして、お互いバスローブ一枚の姿でベッドに。
……うん。最高だね、ここまでは。それでめちゃくちゃに僕を抱いてくれれば、もうやばいくらいだ。
そう思ってたらこの状況だよ。
「んっ…… ふ、っあ」
艶めかしくて、それでいて切なげな喘ぎ声。因みにこれは僕のものではない。
だから、えっと……。
「お前の、俺のナカで大きくなってんじゃねぇか」
なんでこの人が僕のを受け入れて、しかも僕の上で腰振ってるの?
「だって男だもん」
そう言って僕が頬を膨らませれば、彼は「ハッ」なんて格好良く笑った。その笑みはとてもじゃないけど現在進行形で男を受け入れる様には思えなくて、むしろ僕の方が犯されてるような気分になる。
いや、肉体は別にして、精神的に優位に立ってるのはどちらかと言えば彼だから、その点では確かに僕は彼に犯されてるのかもしれない。
それでも、だ。いやそれだからこそ、僕は肉体的にも征服して欲しかった。
「そうだな、男だな」
「あっ、ちょっと、んんっ!」
不意に中をキュッと締められて、普段抱かれてる時みたいな声が出た。
彼の中はすごく気持ちが良いんだ。温かくてぬるぬるしてて、僕のを柔らかく包んでくれるのに適度な締め付けもある。きっと名器ってのはこーゆーのを言うんだと思う。
「っはぁ……良く我慢したな?」
「……正直危なかったけど」
彼が楽しそうに僕の様子を見て笑ったけど僕は笑う余裕なんて無い。童貞では無かったけど、僕は基本ネコだ。しかも自分から好んでソッチ側でいる。そんな僕がただでさえ久し振りな“挿入れる側”でのセックスをしてるんだ。余裕なんて、ある訳がない。
「お兄さん、ネコなの?」
「うん? あぁ……どうだろうな?」
「そう……でも慣れてるね。びっくりだ」
本当にびっくりだよ。僕みたいなネコ専は大抵露出度の高い服を着てたり、細身で可愛い顔をしてるのが多い。でも彼は普通の格好をしてたし、顔だって格好良い部類に入る。どっからどうみてもタチっぽい。だから声をかけたのに。
「ん。良く言われる」
やっぱり彼の笑った顔は格好良い。さっきみたいな男っぽい笑みも良かったけど、今みたいな微苦笑もなんだか堪らない。ただの笑みなのに背筋にゾクゾクと快感にも似た不可思議な感覚が走った。
「んっ…… でも、僕なんかで良いの? 分かってると思うけど僕ネコ専だよ?」
「別に、そんなに体格差があるわけでも、んぁ……ない、し」
あ。今の声ちょっとエッチだった。表情も。僕の位置からだと丸見えな、両足の付け根の真ん中にある昂ぶりも、その更に奥にある僕のを銜え込んでギリギリまで広がってる彼の秘所も、卑猥すぎて僕の方が恥ずかしくなってくる。
今の彼はどこもかしこもエッチだ。妖艶って言うの? 辛そうに寄せられた眉も、動きに合わせてシーツに飛び散る汗だって。
「っはぁ……現に、気持ち良い、だろ?」
僕は頷くしか無かった。彼の言ってる事はその通りだし、わざわざ嘘を吐く理由だってない。
素直に頷いた僕に彼はイヤらしく笑って激しく腰を使い出した。すぐにでも持っていかれそうになって、僕は必死にシーツを握り締める。歯も食いしばって絶頂感に耐えた。
「なぁ、イケよ。俺も、ッン。イキそ、だからさ……」
せっかく我慢してたのにこんな事言われたら終わりだ。
身体中を巡ってた熱が、欲が、彼に導かれるように一気に外へと吐き出される。今までも十分気持ち良かったけど、やっぱり絶頂に達した時の快感とは比べ物にならない。
いつものとは違う絶頂だったのもあって暫く酩酊したように放心状態でいた僕はふと気付いた。
「お兄さん……僕の、中にかけられてイッちゃったの?」
僕の上で荒い呼吸を繰り返している彼。その腹筋は彼が出したであろう白濁で汚れてて、彼もどこか恍惚とした表情。
「んっ……俺達、相性良いのかも、な?」
「っ!?」
彼の達したばかりで気怠そうな掠れた声と更に艶めいた表情に、僕の心臓が一際大きく脈打った。
「っあ……なんだよ、足りないのか?」
「え、あ……ごめんなさい……」
別に咎める様な口調だった訳でも無いのに思わず謝ってしまう。彼の中に未だ埋まったままだった僕のが再び硬度を得てきてしまったからだ。
口元に薄く笑みを浮かべる彼がゆっくりと手を伸ばしてくる。大きな手に頬を撫でられたかと思えば、唇を塞がれた。
「…… もう一回スるか?」
どうしよう。挿入る[こっち]側もくせになりそうだ……。
285: 名前:灰人(元:時雨)☆11/08(日) 19:11:21
【王子様と目覚めのキス】
「龍。龍、起きろ」
オレが風呂から上がってみればテレビを点けっ放しのままソファで居眠りをしている龍が。
こんな所で寝れば風邪を引いてしまうだろうし、何より邪魔だから身体を揺さぶって起こそうとする。でもいくら揺さぶっても一向に目を覚ます気配が無い。
いい加減イライラしてきた。これが他の人、例えば弟達だったりしたらまた微笑ましかったりするのかもしれないが、こいつはまた別だ。邪魔以外の何物でもない。
「起きろ。邪魔だ。座れないだろ」
……返事がない。ただの屍のようだ。
これ、一度言ってみたかったんだよな。
「龍。いい加減に起きないと殴るぞ」
…………起きない。
こういう時はどうすれば良いんだ? オレが前に此所で居眠りをしてしまった時はこいつが寝室まで運んでくれたらしいが、オレには無理だ。体格が違いすぎる。むしろオレがこいつを運べたら怖い。うん。お姫様抱っこなんて以ての外だ。
お姫様……眠ったお姫様といえばキス?
「有り得ないっ! こいつはむしろ赤頭巾の狼だ!」
……いけない。一人でオレはなにをしてるんだ。恥ずかしい。
だがそれ以外は何も思い付かないぞ。どうする? 試しに一度してみるか? それで起きなかったら殴るなりすれば良いか。よし。
とりあえず自分の中で整理をつけて、相変わらず眠ってる龍の顔に自分のを近付ける。
キスなんて数え切れない程して……されているのに、妙に心臓がうるさい。
そして唇同士が触れた。ゆっくりと顔を離す。
「大胆だな」
「な、っ……!?」
ついさっきまでは確かに寝ていた龍がいつの間にか起きていた。しかもオレがキスしたのを知っている様子だ。
「お前いつから!?」
「「赤頭巾の狼だ」の辺りからだけど?」
「なんで起きた事を言わないんだ!」
最悪だ。という事はキスしようとした時には起きてたという事じゃないか!
「ふざけるな!」
「痛って!」
龍の腹を思いきり殴る。腹を押さえて蹲る龍を置いて、オレはさっさと上にある寝室へと向かった。
うん? ちょっと待てよ。
て事はオレは王子様か?
狼よりは全然マシだな。
※※
「返事がない。ただの屍のようだ」は私が使いたかっただけ←
や、恭悟さんごめんなさいm(_ _)m←
こんな事言うキャラじゃないんだけどさ。一応天然キャラだから良いかな、なんて…ね?←
龍もまぁ、殴られても仕方ないよ。相手恭悟だもん←
にしても龍がお姫様はやっぱり無いって。恭悟ならアリだけどさ←
あぁ、女装とかさせたいな…←
286: 名前:灰人(元:時雨)←300までコレでいきます☆11/10(火) 06:18:57
おはようございます(ρ.-)
昨日色々あってあげれなかったので朝から一つあげときます。
小説って基本記号は駄目らしいので【☆】や【♪】とかってモノローグ(?)なんかで表現(?)なんですよねー。たまに悩みます((意味不。判りやすく説明しろ自分ww←(殴
※若干下品注意かもです←
※※
【ドクターの仰る通りです】
俺は田舎で小さな開業医をやっている。名前は広瀬 圭吾。歳は二十代後半。因みに独身。
「せーんせ」
語尾に星やら音符マークが付いていそうなテンションと、正直、気色悪い裏声でそう言ってきたのはつい先日、風邪で診察にやってきた患者。掛布 凛。歳は俺の少し下だ。
どうやら先日の風邪は完全に治ったらしい。顔色も先日と比べると幾分も良くなっている。
「掛布さん。どうかしました?」
「俺ね、まだ具合悪いみたいなんだ」
「と、言いますと?」
見た感じでは元気そうなんだが、本人がそう言うんだ。どんな症状なのか等を聞かないといくら医者でも病気かそうでないかは判らない。
俺が少し身を乗り出しながら尋ねれば、掛布は何故だか頬を上気させて、上目遣い気味に俺を見遣ってきた。
え。なにこの状況。
「えっと、なんてゆーか“恋の病”みたいな? 圭吾先生にぜひ治して欲し--」
「誰かー。掛布さん元気そうだから、お引き取り願ってくれー。それから次の人呼んでー」
「ちょっと先生ってば酷い!」
出来れば関わりたくないのが本音だ。この間は本当に風邪だったからアレだけど、“恋の病”とか今時痛すぎる。これは俺の手には負えない。というより、大学病院とかでも駄目だと思う。
「掛布さんから診察代ちゃんと貰えよー」
「ちょっとぉっ!? 診察なんてしてないじゃん! それに、俺「先生のおっきな注射、俺に打って」って言ってないし!」
「言わんで良いっ! さっさと帰れ! 後の患者に迷惑だろ!」
大体なんだ。「先生のおっきな注射、俺に打って」って。一昔前のAVか。ふざけんな。
「大丈夫。今患者俺しか居ないから」
これだから田舎って奴は……っ!
「ね? 俺の病気、治して?」
「多分、貴方のそれは一回死なないと治らないと思います」
それだけ言い放って、俺は後で確認しようと思って置いておいた他の患者のカルテを持って席を立った。
すると、散々痛い事を吐かしていた掛布が今度は泣き真似を始める。いい加減疲れた。
「酷い……。俺、必死の思いで告白したのに。先生のばかぁ……っ」
「勝手に言ってろ」
「圭吾先生のホモー。童貞ー。短小ー。包茎ー。イン--」
「死にたいのか?」
それ以上言わせまいと掛布の顎を容赦無く掴みあげれば、涙目になりながら死にたくないと言う様に掛布が首を振った。
解放してやればあからさまに助かったと言わんばかりの表情。
かなりムカついた。
「ほら、さっさと帰れ。じゃないとマジで診察代ふんだくるぞ」
これ以上はほんとに相手にしてられないと、掛布に背中を向ける。
「うぅっ…… 分かった。今日はもう帰る」
「は? “今日は”ってまさか明日も--」
「来るのか?」と言おうとした俺の声はそこで途切れた。振り返ったそこには掛布の野郎がもう既に居なかったからだ。
なんだって今回に限って行動が早いんだよ。
思わず舌打ちをすれば、たまたま様子を見に来た看護師にあからさまに怖がられてしまった。
次の日、俺の予想通り、またも懲りずにやってきた掛布に半ば追い出す形でお引き取り願ったのは言うまでも無い。
289: 名前:灰人(元:時雨)☆11/10(火) 20:10:12
もう、なんか色々とアホです←
あぁ、エロ書きt(ry((殴 ←
※※
【いえ、いつの間にか習得してたんですよ】
信じて貰えないかもしれないが、俺の恋人は所謂、黒魔術ってのが使える。
ついこの前にも、俺が全く身に覚えのない因縁をつけられて不覚にも殴られて。その事を恋人のあいつに愚痴った次の日、因縁をつけてきたそいつが事故にあった。
不幸中の幸いと言うべきなのか、腕の骨を折っただけで済んだらしいんだけど、その知らせを聞いた時のあいつの真っ黒な微笑みは一生忘れられないと思う。
かなり、怖かった。
それにあいつの黒魔術伝説はこれだけじゃない。
あいつは恋人の俺の家族にまでお得意の黒魔術を使ってきたりする。例えば、俺には3つ年上の兄ちゃんが居る。で、それがもう超ド級のブラコンで、俺に恋人が出来ようものならどんな事をしてでも別れさせようとする厄介な兄ちゃんなんだ。
だがそんな兄ちゃんにあいつは黒魔術とやらで俺達の仲を認めさせた。あいつを見る時の兄ちゃんの目には恐怖しか映っていないのに、俺は兄ちゃんには悪いけど気付かない振りをしてる。
兄ちゃん、ほんとごめん。
「……え? 黒魔術を教えて欲しい?」
「うん。黒魔術ってどうやったら出来るようになるんだ?」
そして今日、俺はついに黒魔術について本人に聞いてみる事にしたんだ。
いざ聞いてみれば返って来たのは俺の予想を見事に裏切る答えだった。
「さぁ。解りません」
「はぁ? じゃあ、お前はどうやって黒魔術覚えたんだ?」
俺の疑問にあいつは目の前で小さく笑った後にこう言った。
「あぁ。いえ、いつの間にか習得してたんですよ。だから解らないです」
どこか困ったように笑うその顔は、嘘を言ってる風には見えなくて、俺は残念に思いながらも「そっか」とだけ呟いた。
黒魔術をいつの間にか習得してたとか、俺は最強の恋人を持ったんじゃないかと思う訳で。
最終的に自分は覚える事は出来なかったけど、あいつが居るならそれで良い。
だってこいつは本物だ!
本物の、黒魔術師だ!
292: 名前:灰人(元:時雨)☆11/11(水) 17:07:46
お兄ちゃんズですw←
龍視点と恭悟視点でそれぞれ一つずつ。
龍視点→恭悟視点の順でいきます。
※※
【壊れ物の様に】
大事にしたいのに、愛しいからこそ壊してしまいそうで怖いんだ。
オマエはそんなに柔じゃないなんて事くらい分かってる。でも、分かってはいてもどうしようも出来なくて。
俺はこんなにも慎重になっちまうんだ。
「恭悟……」
我ながら情けない声。
覚える必要すら無い不安を勝手に覚えてまるで縋るかの様に自分よりも一回り程、小さな身体を抱き締める。
大人しく抱かれてくれる恭悟は、またかなんて言いたげな顔をしながらも何も言わずに俺の背に腕を回してくれて、宥める様に撫でてくれた。
その恭悟の優しさが堪らなく嬉しい。
「好きだ……」
「知ってる……んっ」
恭悟の薄くそれでいて弾力のある唇を自分ので塞ぐ。酸素を求めて苦しそうに小さく喘ぐ唇を何度も啄む。
少し性急に求め過ぎたかもしれない。背に回された恭悟の手が控え目に俺の背中を叩いてきた。
解放してやれば肩で息をしながらもその表情は恍惚として、白い頬には鮮やかな朱が散っている。
そんな頬を撫でてやれば快楽に色っぽく潤んだ瞳で見遣られた。
「恭悟……」
テラテラと艶めいた唇を指でなぞって、もう一度、触れるだけの接吻けを落としてからその身体を抱き竦めた。
ほんの僅かだけ腕に力を込める。
「龍。オレはそう簡単に壊れないぞ」
「ッ……、ン。そう、だな……」
壊れ物みたいに扱うなんて、
むしろオマエに失礼なんだよな--
293: 名前:灰人(元:時雨)☆11/11(水) 17:20:55
【馬鹿な人】
龍はオレに物事を考え過ぎだと言うが龍の方も大概考え過ぎる部分があると思う。
特にオレの事に関しては。
「恭悟……」
普段の龍からはとてもじゃないが考えられないくらいに情けのない声。そんな声でオレの事を呼びながら、まるで親に縋る子供の様に俺に抱き付いてくる。
内心またか、なんて思いながら自分より大きな身体を逆に抱いてやる様に龍の広い背に腕を回してやった。
大丈夫だ、って言う代わりに龍の背を撫でる。こうすればこいつが喜ぶのを知ってるから。
「好きだ……」
「知ってる……んっ」
何を今更。
龍の唇に唇を塞がれる。欲求を隠そうともしない龍に何度も啄まれて、軽い酸欠を起こしそうになった。堪らず酸素を求めて口を開けば喘ぎが洩れる。
相変わらずろくに呼吸も出来なくて、ついに仕方なく龍の背を叩いて離して欲しいと告げる。
漸く解放された時には肩で呼吸をする程だったけど、決して快感が無かった訳じゃない。頬を撫でられる感覚も気持ちが良くて、生理的な涙でぼやけた視界で龍を見上げた。
「恭悟……」
龍の長い指に唇をなぞられる。そしてもう一度、触れるだけの接吻けを唇の上に落とされた。すぐに離れたかと思えば再び抱き付かれて、今度は龍の腕に力も込められた。
こんな時に思う。こいつは意外にバカなんじゃないのかと。
「龍。オレはそう簡単に壊れないぞ」
「ッ……、ン。そう、だな……」
具体的にどんな想いがこいつの心をこうも揺さぶってるのかは知らないが、間違いなく原因の根源はオレで。
それが判っている上で詳しい事を聞いてやらないのもオレだ。
馬鹿な人。
オレを壊れ物みたいに扱う癖に
むしろそっちの方が壊れ物みたいだ--
※※
とりあえず一つ。
お前(龍)誰だw(・ω・)←
恭悟も無意識に惚気やがってww←
あ。二つだった←
龍は基本恭悟に色んな意味で弱くて、自分でも気付かない所で少し依存してる節があります。恭悟が居さえすればそれで良いって風に。
恭悟の方も実は龍に依存してる気がありますが表には出ません。元の性格と、龍がナチュラルに甘やかしてるので一応満たされてる感じ。
キャラ設定、変な所まで細かく考えてる割に生かせてないという…orz←
294: 名前:灰人☆11/12(木) 17:12:20
受けの子がアホの子です←
ノリで書いてしまったんで全体的にアホ←
あと短いです。
因みに私はこんな(受けみないな)人じゃないですよ!!←聞いてない
※※
【ぐーパンチに一目惚れ】
「どうしよ……」
ただいま僕、絶賛迷子中です。
でも辛くなんかありません。むしろこの道に迷ってしまって途方に暮れる感じ、ハァハァしちゃうっ!
だからって、わざと迷ってる訳じゃないし、当たり前だけどこのまま迷ってて良い訳でもない。僕にだって用事の一つや二つがあるんだ。
「仕方ない。もう少しこのままで居たかったりもするけど、道聞こう……」
独り溜め息を吐きながら、今度は目的地の代わりに僕以外の人を探して歩く。数分もしない内に結構長身の男の人を発見。
「すいませーん。貴方はSで--」
「うっせぇんだよ! 変態がっ!」
「げふぅっ!」
思い切り質問の内容を間違えた僕も僕だけど、相手を確認もせずにいきなり良いパンチを繰り出した彼も彼だよね。
あ。血の味がする。口の中切れた。
「やべ。人違いだ」
そんな声が頭の上から聞こえる。
コンクリートの地面に這い蹲るような格好で殴られた頬を押さえてた僕は、人違いで知らない人間を殴った上に、その事を謝ろうともしない彼に内心トキめいていた。
なにこれ。うっそ本当に? サド? 本物のサド?
「アンタ、あんな変質者染みた質問するからそんな目に合うんだぞ。じゃあな」
最後の最後まで謝罪は無し。しかも悪いのは全部僕みたいな言葉を残して去ろうとする彼に僕は確信した。
この人、色んな意味で本物だ!
「あの、僕を貴方の犬にして下さい!」
「消えろ変態変質者っ!」
ドゴッ、と鈍い音が頭の中に響く。
あぁ、本当に良いパンチだ--。
最終更新:2010年05月20日 17:58