シンデレラ 続き3

82: 名前:海☆07/23(金) 19:49:26










誰もが何も言わない。





そんな時、




「申し訳ありませんが…


そういう者は受け取れないですなぁ………」




ポツリと呟く。



城の使い。






「なんでよっ!?


はいったじゃない?!


あんたどこ見てんのよっっ!!!!!!!」




怒鳴り散らす奥様。








83: 名前:海☆07/23(金) 20:00:05






そんな奥様をよそに、シンデレラ







「私にも…履かせて頂けるかしら?」








そう問う。




シンデレラが言った瞬間、



奥様は大爆笑。







「あはははっははははははははははは!!!!!!!!!


シンデレラがぁ?!



あーーーーーははははっはっ!!!!!!!


そんなの、ありえないわぁぁぁあ」







思いっきり笑い飛ばした。










が、












84: 名前:海☆07/23(金) 20:15:29









赤くなったガラスの靴を、







意図も簡単にスルリと履いて見せた。






「…………………」









奥様は驚いた。




履いた後シンデレラは、更に










もう片方のガラスの靴を





取り出した。











これには周りも茫然。




「舞踏会に現れた美しい女性は……






あなた様だったのですねっ!!!!!!!!!」





城の使いは、すぐさま城に帰り







見つかったという事を伝えに行った。












85: 名前:海☆07/23(金) 20:38:18











その次の日、




シンデレラと王子は結婚。








美しい未来が約束された。










舞踏会のときの階段を、



王子と二人で歩く。









シンデレラは思っていた。








後、一人……



後、一人………………









ふと思うと、





周りは真っ暗だった。







86: 名前:海☆07/23(金) 20:40:59





さっきまで、





花や、拍手でいっぱいだったのに。





なぜか周りは、









真っ暗になっていた。





「え…何?…何なの?」










周りを見渡す。



けれど、人の気配すらしない。





87: 名前:海☆07/23(金) 20:44:32






「王子様?どこですか?私はここです」




呼んでも、呼んでも








返事がない。









「王子…………………………」





シンデレラが言葉を言いかけたその時、





















『シンデレラぁ……シンデレラ……』













誰かがシンデレラを呼ぶ声がした。







88: 名前:海☆07/23(金) 20:48:31







「誰なのですか…?」




暗い中で、目の先に








あの赤いガラスの靴が見えた。












      『………………シンデレラ………』










またその声がした。



その声の主は……………















89: 名前:海☆07/23(金) 20:49:53













聞き覚えのある。






『シンデレラ…………………』


























亡きお姉さまの声。










90: 名前:海☆07/23(金) 20:53:10






「なぜ?なぜ、お姉さまが……」





声のした方を振り向いた。





そこには、


















『シンデレラぁぁぁぁぁぁぁああぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!』












この世の者とは思えない顔をした姿。










91: 名前:海☆07/24(土) 09:17:45












「ひゃっ………!」




シンデレラは戸惑う。




自分が殺した相手が、





こんな姿で、


こんな所で、














巡り合わせになるなんて思いもしなかったから。













92: 名前:海☆07/24(土) 09:57:33





『シンデレラ……お前が…お前が私を………


シンデレラのくせにぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいい!』




顔の皮膚ははがれてる。


肉が丸見えだ。



手や足からは、ドロドロ血が流れてる。













――――――舞踏会の夜、



階段から落ちたお姉さま達は、







まだ生きていた。






しかし、シンデレラはそんなお姉さま方を






大きな大きな暖炉に押し込んだ。





『熱い、熱い』と叫ぶお姉さま方を










焼き殺したのであった。






93: 名前:海☆07/24(土) 10:06:47









このままじゃ殺されてしまう。



そう感じたシンデレラは逃げた。






『シンデレラぁああああああああああ

熱いわ…熱いわ…熱いわぁあああああああ!!!!!!』





叫び追いかけてくるお姉さま。



それから逃げるシンデレラ。







そんな時、





「きゃ……!」




シンデレラは転んでしまった。



赤くなったガラスの靴につまずいたのだった。






シンデレラは急いで立ち上がろうとする。










………が














『捕まえたぁ……………………………』











94: 名前:海☆07/24(土) 10:17:36









シンデレラは、自分の足首の違和感に気付いた。



肉が見えている手が







自分のの足をつかみ、その足が徐々に溶けていることに…








『お前も……死ぬんだよ』












「いやぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」






















95: 名前:海☆07/24(土) 10:23:55


















―――――――――――





周りの話によると、






シンデレラの体が急に燃え上がり


『熱い、助けて』と叫び、






長い長い階段から転げ落ち












そのまま即死したそうです。













96: 名前:海☆07/24(土) 10:36:17















『シンデレラ』




それは何もかもが報われなかった、



悲しい、悲しい、


一人の少女のお話。




このもう一つのラスト。


あなたは信じますか?





この悲しいもう一つの物語を。








                [シンデレラ・END]


97: 名前:海☆07/24(土)









‐‐‐‐‐‐‐キリトリ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐




『シンデレラ』もう一つの話が

終わりました!

応援してくれた皆様、本当にありがとうございました∩^ω^∩

感謝、感謝です♫

次の作品でも見に来てくれれば嬉しいです~*^_^*


でわでわ…✌



                       by, 海

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最終更新:2010年07月25日 20:31
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