ツールバーの説明
ツールバーには、以下の「描画ツールバー」と「アクションツールバー」の2種類があります。
絵を描いてみよう
線を描いてみる
線を描くには描画ツールバーの[ペン]
を選択し、ホワイトボード上でドラッグすることで線が描かれます。
ペンの形状を変える
[ペン]の右隣の「▼」の部分を押すことで、ペンの形状を変えることが出来ます。
消してみる
描画ツールバーの[消しゴム]
を選択し、ホワイトボード上でドラッグすることでドラッグした周辺が消されていきます。
色を変えてみる
描画ツールバーのカラーパレット
をクリックすると、クリックした色が現在の色になります。
現在の色は RGBA調整でドラッグすることで細かい調整ができます。さらに詳細な設定を行いたい場合は現在の色で右クリックすると別途、色調整ダイアログが開きます。
現在の色から、パレットへ右ドラッグすることで、現在の色をドラッグしたパレットへコピーできます。
隠し機能として、現在の色でダブルクリックをすると・・・
線の太さをを変えてみる
ペンの左にある線幅調整部
をドラッグすることで、線の幅を変更できます。右端よりもさらに右にドラッグすると最大で255まで設定することができます。下の矢印をクリックすると、線幅選択ダイアログが表示されるので、そこから選択することでも設定可能です。
消しゴムについても同様に設定可能です。
レイヤーを変えてみる
炬燵のホワイトボードは以下のようなレイヤー構造になっています。このうち、「レイヤー1」「レイヤー2」「背景」に対して描き込むことが可能です。 レイヤーを追加したり、削除したりすることはできません。
描き込むレイヤーは、描画ツールバーのレイヤー選択部
で選択できます。さらに、目のマークの部分をクリックすると対応するレイヤーの表示・非表示を切り替えられます。(右クリックでもできます)
四角を描いてみる
四角を描くには、描画ツールバーの[四角]
を選択します。
連続で[四角]ボタンを押すと、塗りつぶしのON/OFFができます。
描き方としてはマウスの左ボタンを押した場所を始点とし、ドラッグします。最後に左ボタンを離した位置を終点として、始点と終点を対角線とする四角が仮描画されます。四角の形が決まったら、次に角度を決めます。そのままカーソルを動かすと四角が回転するので、ここと思う位置でクリックするとホワイトボードへ描き込まれます。
追加機能として、Shiftキーを押しながら四角のサイズを決めると正方形になります。さらに角度調整時にもShiftキーを押すと、45度刻みに角度が固定されます。
円を描いてみる
円を描くには描画ツールバーの[円]
を選択します。連続で[円]ボタンを押すと、塗りつぶしのON/OFFができます。描き方としてはマウスの左ボタンを押した場所を中心点とし、ドラッグします。最後に左ボタンを離した位置を終点として、中心点と終点を半径とする円が仮描画されます。円の形が決まったら、次に角度を決めます。そのままカーソルを動かすと円が回転するので、ここと思う位置でクリックするとホワイトボードへ描き込まれます。
追加機能として、Shiftキーを押しながら円のサイズを決めると真円になります。角度調整時にShiftキーを押すと、45度刻みに角度が固定されます。なお、Shiftキーを押して円を描いた場合、角度調整は省略されます(回転させても意味がないため)
文字を描いてみる
ホワイトボードに文字を描くには、まず、描画ツールバーの[ABC]
を選択します。
選択すると、文字装飾用のツールバーが別途表示されます。
次に、ホワイトボード上でカーソルをドラッグして文字を入力する範囲を決めます。すると範囲内にキャレット(文字入力用のたて棒)が表示されますので、そのまま書きたい文字を入力します。
文字のサイズや色を変えたい場合は、変えたい文字を選択し、文字修飾ツールバーで操作します。
文字の色を規定の6色以外にしたい場合は、文字修飾ツールバーのパレットを右クリックしてください。
最後に、文字修飾ツールバーの「決定」を押すと、ホワイトボードへ描き込まれます。
文字入力中に、ホワイトボードの別の場所をクリックすると、書き込みが決定されます。
一度「決定」して書き込まれた文字を消すには、消しゴムを使ってください。再度選択して文字を入力しなおすことは出来ません。
塗りつぶしをしてみる
塗りつぶしを行うには描画ツールバーの[塗りつぶし]
を選択します。炬燵の塗りつぶしは通常のペイントツールと異なり、塗りつぶす最大量を設定することができます。これは、複数の人によって描かれる場において、誤ってホワイトボード全体を塗りつぶしてしまうことを防ぐための機能です。
塗りつぶしは、ホワイトボード上でマウスボタンを押すと、その場所の色を基準に隣り合う同じ色を、指定の色で塗りつぶしていきます。塗りつぶし処理中は、処理の進捗状況が表示されます。進捗が100%になると、塗りつぶし結果が一時表示されます。このとき、予想外の場所まで塗りつぶされていた場合など、塗りつぶし結果に満足しない場合は、マウスの左ボタンを離す前に右ボタンをクリックすると、塗りつぶしをキャンセルできます。(進捗が100%になる前に左ボタンを離すと100%になった直後に、即座に塗りつぶしが反映されます)
スムージング
炬燵のお絵かき機能では、描いた線や円などを綺麗に処理するスムージング(一般にはアンチエイリアスと呼ばれる)機能があります。ツールバーの[スムージング]
を押すことでON/OFFを切り替えられます。
- スムージングを有効にした場合と、無効にした場合の比較
【ワンポイント】スムージングされて描かれた絵に対して、塗りつぶし処理に行うと、塗りつぶしの境界がはっきりしないため、綺麗に塗りつぶされないことがあります。塗りつぶしを多用する場合には、スムージングをOFFにしておくと綺麗に塗りつぶしができます。(この場合、線のギザギザが気になるかもしれませんが・・・)
簡易マスク機能を使ってみよう
炬燵には、簡易的ながらもマスク機能があります。マスク機能とは、指定した色(マスク色といいます)で描いた内容を、他の描画ツールで上書きさせずに保護する機能です。
マスク機能を使う場合は、ツールバーのマスク設定
をOnにします。クリックするたびに、MaskOFF → MaskON → 逆Mask → MaskOFF と切り替わります。
マスク色の部分をクリックすると、現在の色がマスク色として設定されます。(右クリックで別途設定可能)
逆マスクとは、指定の色以外を保護します。つまり、指定の色の箇所にのみ描き込めることになります。
簡易マスク機能は、特定の1色に対してのみ機能するため、スムージングがONの場合、描いた線の縁に中間色が発生し、うまくマスク機能が使えないことがあります。
サムネイル表示
メニューの「表示」-「サムネイル表示をする」にチェックを入れると、ホワイトボードのサムネイル表示が行えます。 (ショートカット Ctrl + S )
サムネイルは、定期的にホワイトボードの画像を取り込んで縮小表示しています。このため、更新頻度を高くすると重たくなることがあります。 (★サムネイルはTEST的な実装となっています)
画像を貼り付けてみよう
画像ファイルの貼り付け
デスクトップなどにある画像ファイルを、炬燵のホワイトボードへドラッグすることで、ホワイトボードへ貼り付けることができます。扱える画像はJPEG、GIF、PNG、BMPです。(一部環境ではBMPが動作しません)
ホワイトボードへドラッグすると、ホワイトボードに貼り付けようとしている画像が表示され、貼り付けモードになります。
貼り付けモードで、貼り付けたい場所やサイズを決めてEnterキーを押すと、ホワイトボードへ貼り付けられます。 (通信環境によっては、貼り付けが完了するのに時間がかかることがあります)
[Enter]キー |
決定(貼り付けられます) |
[ESC]キー |
キャンセル |
ドラッグ |
貼り付けたい位置に移動。枠をドラッグでサイズ変更(Shiftキーを押しながら枠をドラッグすると縦横比を固定できます) |
ホイール |
拡大・縮小 |
コピー
アクションツールバーの[範囲選択]ボタン
をONにすると、範囲選択モードになります。この状態でホワイトボードでクリック・ドラッグすると範囲選択を行えます。範囲選択枠自体をドラッグすることで、移動したり、枠のサイズを変えたりできます。
範囲を決めたあと、アクションツールバーの[コピー]
ボタンを押すと、選択単位の画像をクリップボードへコピーします。このとき、レイヤー構造は無視され一枚の画像データとなります。範囲選択枠の設定で指定のレイヤーのみをコピーすることもできます。デフォルトではレイヤー1とレイヤー2が選択されています。
コピーされたデータはクリップボードにコピーされるため、他のアプリケーションでも使用することができます。
ペースト
アクションツールバーの[貼付]
ボタンを押すと、クリップボード内の画像データが、ホワイトボードへ貼り付けられます。貼り付けられた画像は、貼付モードになっているので、場所やサイズを決定後、[Enter]キーを押すことでホワイトボードへ完全に貼り付けられます。
[Enter]キー |
決定(貼り付けられます) |
[ESC]キー |
キャンセル |
ドラッグ |
貼り付けたい位置に移動。枠をドラッグでサイズ変更(Shiftキーを押しながら枠をドラッグすると縦横比を固定できます) |
ホイール |
拡大・縮小 |
画面を取り込んで貼り付けみよう
炬燵には、パソコンの画面を取り込んで、ホワイトボードへ貼り付ける機能があります。取り込み方には、
- パソコンの全画面を取り込む
- 画面の一部を選択して取り込む
の2種類があります。
メニューの「ホワイトボード」-「全画面キャプチャ」を選択すると、即座に画面を取り込み、現在アクティブなホワイトボードに対して貼付モードになります。
メニューの「ホワイトボード」-「範囲選択キャプチャ」を選択すると、範囲選択モードになりますので、取り込みたい範囲をドラッグして選択します。選択が終わると、現在アクティブなホワイトボードに対して貼付モードになります。なお、範囲選択モード中に、何かしらキーを押すか一定時間経過すると、範囲選択はキャンセルされます。
連続キャプチャで動画再生?
炬燵には、一定時間間隔で画面の指定範囲を取り込んでホワイトボードに表示する機能があります。取り込み間隔を短くして動画を流したり、他のアプリケーションの動作を説明するのに利用することができます。
まずはメニューの「ホワイトボード」-「連続キャプチャー設定」を開き、取り込みたい範囲や時間間隔を設定します。取り込み間隔を1秒以下にしたり、取り込む範囲を大きくしたりすると、取り込む側、再生される側の双方に負荷がかかります。
設定が終われば、あとはメニューの「ホワイトボード」-「連続キャプチャ(一時貼り付け)」にチェックを入れるだけです。停止は、チェックを外すだけです。
仕様上、音声と画像は同期がとれません。(音の再生遅延時間を短くすると多少は改善しますが、完全に同期することはありません)
描いた絵を保存してみよう
まずは、保存したいホワイトボードを選択し、アクティブな状態にします。その後、メニューの「ホワイトボード」-「ホワイトボードを保存」を選ぶと、保存先の指定ダイアログが表示されますので、適宜、保存したい場所とファイル名、画像の種類を選び、「保存」を押すと保存されます。
画像の種類には「jpg」と「png」がありますが、綺麗に保存したいのであれば「png」をおすすめします。「jpg」の方は圧縮率が高めなため、絵によっては綺麗に保存されないことがあります。(その分ファイルサイズは小さいですが)
なお、範囲選択を使用した状態で、メニューの「ホワイトボード」-「ホワイトボードの範囲選択部分を保存」を選ぶと、範囲選択している部分だけを保存することができます。
全て消してみよう(全消去)
ツールバーの[全消去]
ボタンを押すと、ホワイトボードに描かれている内容を消去することができます。
消去には、以下の4通りがあり、駒が乗っている場合には駒の消去確認もされます。
[完全消去] |
ログも含めた完全な消去です。 |
[全消去(駒含む)] |
ホワイトボードの内容と、その上に乗っている駒全てを消去します。 |
[全消去(駒除く)] |
ホワイトボードの内容だけを消去します。 |
[レイヤー消去] |
指定のレイヤーの内容のみ消去します。 |
サーバの設定によっては、消去時に多数決を取ります(そのとき、接続している人全員が対象)。半数以上の賛同が得られた場合、もしくは全員の賛同が得られた場合に消去が実行されます。
Copyright H.Ayame - 2008
最終更新:2009年05月02日 11:50