CardWirthPyLiteの目標

 CardWirth1.28~1.50とPyRebootとの互換をCW優先で保ちつつ、軽い・シンプルを目指しています。

スペック PyLite2 Py 2(Reboot) 1.50fullpack
パッケージサイズ 32MB 62MB 13MB
オプション数 45 55 10
対応シナリオ規格※ 1.20-1.50
WSN1-2
1.20-1.50
WSN1-2
1.20-1.50
対応OS Windows専用
(wine動作不可)
Windows(wine動作不可)
Linux GTK(Python開発環境必須)
Windows専用
(wine動作可)
※バグやマイナーな仕様の再現・対応度で細かい差異があり、PyLiteでは、Pyで不具合の出るシナリオにも一部対応しています。
Py,PyLiteはCW1.28の仕様変更で進行停止を含む不具合が生じた、修正版がない10前後の1.20シナリオに対応しています。


Py Rebootとの違い


◆軽さの追求◆

  • デフォルトフォントやオリジナルスキン・アイコン・ボタンを削減
  • 設定の簡易モードと一部重要度の低いオプションを廃止

PyRebootのフルパックは50MB近くありますが、その半分はフォントです。
&bold(){IPAUIゴシック、IPA等幅ゴシック、IPAPゴシック、IPA等幅明朝、IPAP明朝}が同梱されています(約27MB)

同梱している理由は、Linux環境ではCWで本来指定されているMS系フォントが使えないためですが、
Windows環境ではメリットがない上、起動時にフォントを5つもインストールするため、7秒近い遅延が生じることがあります。
PyLiteでは梅HYフォント(約2MB)を1つだけ同梱し、約半分(24MB)の減量になっています。
3.0以降は、どちらもフォントが起動に必須ではなくなりました。


◆CWの外観に近づける◆

カード操作ダイアログとステータスバー

  • フォントの初期設定をCWに準拠
  • ダイアログ、バーの幅、描画タイミング(PCカードの表示順等)をCW準拠で調整
  • デバッガアイコンなどを一部ASK製に差し替え、デフォルトで同梱
 CardWirthからPyへの移行で不満としてよく挙がっていたのが細かいデザインの食い違いです。
PyRebootでは、CardWirthが必ずしも最大の判断基準ではないため(完全フリーライセンス優先)、独自デザインになっている部分があります。アイコンなどはユーザが自由変更できるといっても、移行者にはデフォルトで設定・同梱されている方が望ましいため、PyLiteでは完全なフリーライセンスは重視せず、これらの初期同梱・初期設定を行っています。

◆細かい挙動の再現◆


  • シナリオ選択DLGでキーやホイールで操作すると済み印が付いたシナリオに入れる
  • F9で済み印/ゴシップが巻き戻らない1.28仕様や1.50変数=バグのオプション化
  • その他の詳細はコチラ

 PyRebootでは利用シナリオが存在している挙動は極力仕様を合わせる方針が取られているものの、
開発者意向の仕様変更やバグ修正により、遊べなくなった1.28-1.50用シナリオが存在します。
PyLiteでは、対応シナリオの増加を最優先し、可能な限りの一致を目指します。
(宿が破損するバグなどは当然対応しません。)
今のところ、利用シナリオが存在するものであれば、バグでも挙動を合わせ、最低限オプションを設ける方針です。

◆独自の機能◆

 PyLiteでは、CardWirthの再現重視が前提ではあるものの、
単なるRebootの軽量化、CWの再現だけではなく独自の要素も少数持っています。

  • 種族が有効なスキンなら他のスキンで設定された種族でも表示
  • 多くの場面でDELETEキーでの削除などキー操作に対応
  • 「荷物袋から使用」時、直接ダイアログを閉じられるように
  • サウンドフォントの差替
最終更新:2019年04月10日 21:22