問題潰し(もんだいつぶし)とは、
早押しクイズにおいて問題が読み始められてすぐにボタンを押し、故意に誤答する行為。
一般的にマナー違反とされ嫌われる。しかしルール違反ではなく、また問題潰しに見えても正答の意志がある場合や、単純な暴発の場合などもあり、厳密に防ぐことは難しい。
2001年に行われた
オープン「
マンオブ・サイヤー」では「
ルールに定められた範囲内で、自分が勝利を目指すためにはあらゆることを行ってよい」として、作戦としての問題潰しを奨励。
クイズ界に一石を投じた。
例
- 40問限定の7○3×、5人から2人抜け
- 40問終了時、○が多い人→同じなら×が少ない人が上位と判定する
という条件で迎えた
最終問題で、各解答者の成績は以下の通り。
A |
B |
C |
D |
E |
7○1×(1抜け) |
6○1× |
5○0× |
4○2× |
1○2× |
最終問題でCが正解すると6○0×となり、×の数の判定でBを上回って2着となる。
そのためBが問題を1文字しか聞かず押して誤答した(問題を潰した)。
成績は6○2×となったが、正解数でCを上回っているため2着となり勝ち抜けとなった。
企画側の対策
- 問題数や時間の限定を撤廃する。
- 残り問題数や残り時間を試合終了まで非公開にして、問題潰しができる状況かどうかを参加者に不明瞭にする。
- どんな場面でも誤答により第1判定基準が下がるような判定基準にする。
- 最終問題の誤答は誤答者の解答権を剥奪しもう1問出題する。
- 上記例でそのルールが適用された場合、41問目でCがBを上回る可能性が残る。
- 「これ以降問題潰しをすれば勝てる」という状況下で、問題開始前にその旨を進行役に宣言できる制度を設ける。この場合、問題を消費せずに試合終了とし、そのプレイヤーを勝利扱いとする。
- 「あるプレイヤーがこれ以降問題潰しをすれば勝てる」という状況になった場合、その旨を進行役が通告し、試合終了とする。
最終更新:2024年09月25日 17:12