オープンとは、
- (広義)テレビや企業などの主催に拠らず、一般のクイズ愛好者が同じ愛好者に向けて開くクイズ大会。「オープン大会」「草クイズ大会」とも言う。
- (狭義・原義)1の中でも、「学生限定」などの参加者条件を設けず、誰でも参加できるもの。1.と区別して特に「フルオープン」とも言う。
クイズ界で一般に「オープン」と言った場合、1.の意味を指す場合がほとんどである。
概要
主催者
大学
クイズ研などのサークルが主体となって行うものと、「○○オープン実行委員会」のように有志が集まって行うものがある。特に個人が主催をする場合は「
個人杯」と呼ばれる。
会場
公民館や市民会館などの公共施設にある小ホールや多目的室、大会議室などを使う場合が多い。
かつては大学の教室や講堂なども使われたが、近年ではあまり使われていない(大学サークルによる開催の減少と、大学側の管理態勢の変化によるものであろう)。
日程
土日、あるいは祝日がほとんどである。年間を通じてどの時期でも何かしらのオープンが行われているが、特に3月や8月、11月は集中しやすい傾向にある。
時間
午前11時頃に開幕し、午後6時頃に閉幕するものが多い。午後スタートのものや、終了が午後8時を過ぎるものもある。
会場のキャパシティなどの都合上、参加のために事前
エントリーが必要なオープンが多い。必須でなくともエントリー推奨であったり、エントリーをすると有利になる大会などもある。
当日いきなり行って参加できるオープンも多いが、この区別は確認しておく必要がある。
参加費
かつては300円~500円の間で設定しているものが多かったが、近年は1000円以上を設定する大会も多い。
開催にかかるコストの多くは会場費が占めており、キャパシティが大きくなるほど高額になる傾向がある。
イベントの進行
参加者全員が解答する予選(
ペーパークイズなど)を経て、段階的に参加者を絞り込み、最終的に優勝者を決める方式のものがほとんどである。
優勝賞品
基本的に賞金などは出ず、賞品が出ても安価なものや洒落になるものがほとんどである。「優勝という名誉が最大の賞品」とよく言われる。
オープン大会の進行の一例
- 1R ペーパークイズ (全参加者→40人)
- 2R 2○2×クイズ ((10人→6人)×4セット)
- 3R コース別クイズ ((6人→3人)×4コース)
- 敗者復活 (敗者→2人復活)
- 準々決勝 (14人→8人)
- 準決勝 (8人→4人)
- 決勝 (4人→1人)
スタッフの役割分担の一例
- 司会者
- 問い読み
- 正誤判定
- 記録
- 音響
- 誘導
- 参加者の点呼・誘導を行う係。ルール説明なども行う。
- 得点
- 得点を表示する係。かつては得点板や紙コップなどを用いた手作業が多かったが、近年はPCとプロジェクタを用いた得点表示が行われることが多い。
外部リンク
最終更新:2025年02月07日 21:20