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deb.prep.usb - (2009/10/18 (日) 21:57:57) のソース

*&bold(){debian/lenny pre-install procedure}

**なぜUSBメモリなのか。
一番確実なのはインストールCD/DVDを作成すること。
CD/DVDで起動しないパソコンなんてめったにないですし。
PXEブートはFTPサーバ・DHCPサーバの設定が必要で、
市販ルーターがローカルのDHCP/DNSをかねていることが多い現状
サーバーを立てたりWindosに仕込んだりするのは面倒ですよね。

また、インストールなんてうまくいけば、CD焼いてもそれでお役御免。
amd64/i386をどちらも試してみたいとなると2枚焼きますか?

ってわけで、きっとその辺に転がっているであろうUSBメモリがあれば
それで試してみませんか?


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**準備するもの
***使用機材
-USBメモリ 
使うイメージにもよりますが、最低64MBあれば良いかと。
名刺サイズ用CDイメージ(40MB弱)+Linuxブート用プログラム(7MB程)
-インストールされるマシン
「USBメモリから起動できる」こと。
最新・廃スペックマシンでもかまいませんが、ここの趣旨は
『手元にあるマシンの有効利用』
-Windowsマシン
今お使いの機械でよろしいかと。
ただし、debianをインストールするマシンで作ってしまうと(ry

***使用ファイル
-syslinux:[[kernel.org>http://www.kernel.org/pub/linux/boot/syslinux/]]ここから最新版zipを。
-vmlinuz と initrd.gz を[[debian公式内FTPサーバ>http://ftp.nl.debian.org/debian/dists/lenny/main/installer-i386/current/images/hd-media/]]から
-Debian lenny 5.0.3 ネットワークインストール用イメージ
ビジネスカードサイズにも収まるイメージ[[ここ>http://www.jp.debian.org/distrib/netinst]]から[[これ>http://cdimage.debian.org/debian-cd/5.0.3/i386/iso-cd/debian-503-i386-businesscard.iso]]

それぞれのファイルは、その時々に新規にダウンロードしたほうがよいです。
vmlinuzとinitrd.gzには、バージョン情報も入っているそうなので、違うバージョンだとうまくいかないこともあるようです。

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**作業手順

***Step:1 まず最初に

-&bold(){バックアップを取りましょう。}

くどいようですが、一度消すと取り戻すのにとても面倒。
インストールしようとしているマシン・インストール用USBメモリのみならず、
今使っているマシンからも消えたら啼くデータは拾っておきましょう。
#え、だからNAS作ろうとしているんだろう!って話なんですけどね。

 &italic(){デュアルブートは、ここでは取り扱いません。}


***Step:2 USBメモリにファイルをコピー+作成

-dosフォーマットされたUSBが必要です。FAT16というdos時代から引き継がれてる(?)伝統のフォーマット。
メモリをさして&bold(){マイコンピュータ}内のドライブを確認しましょう。
ファイルシステムが&u(){FAT}なのを確認。
違ったら&bold(){USBメモリのドライブを右クリック>フォーマット>ファイルシステム}を&bold(){FAT16}に変更してフォーマットをしなおしましょう。
#最近のものはいちいち確認していませんが、1GのUSBが出たあたりまでは
#FAT16でフォーマットされていました。
#2GB以上のUSBメモリはFAT32のはずですが、試していません。


-中に入れるものをwindowsマシンのデスクトップなどに用意します。
今回は以下のとおり。
 debian-503-i386-businesscard.iso
 vmlinuz
 initrd.gz
以上3点のファイルをUSBメモリにコピーしてあげます。

-ブートするための仕掛けファイルsyslinux.cfgを作成
USBメモリ上に直接メモ帳などで作成します。
拡張子が&bold(){.cfg}である必要があります

syslinux.cfg
 default vmlinuz
 append initrd=initrd.gz
たった2行。されど2行。
最初に躓くのは、ファイルを作るときに拡張子がどうなってるかわからないことがあるでしょう。

拡張子を表示させる<=>させないは、WindowsXPなら 
 ツール>フォルダオプション>表示(タブ)>詳細設定欄
にある &bold(){登録されている拡張子は表示しない}のチェックをはずしてください。
目障りなら作業が終わったあと元に戻せばよいのです。


***Step:3 syslinuxをしこむ
MBのbiosにもよるようですが、起動させるためのフラグを立て、MBRにその情報を書き込みます。

-ファイルの確認
USBメモリ内に
 debian-503-i386-businesscard.iso
 vmlinuz
 initrd.gz
 syslinux.cfg
の4点が入っていることを確認します。


-syslinuxでUSBメモリ内のデータから起動させるための情報を書き込みます。
USBメモリ内に4つのファイルがあることを確認し、USBメモリのドライブ名を確認してください。
今回は&bold()[F:]になったのでsyslinux内のwin32ディレクトリに移動し、以下のとおりに。
 syslinux.exe -ma F:

ma というのは、syslinux.exeに仕込まれたスイッチでそれぞれ 
&bold(){m = MBRにかきこむ}
&bold(){a = パーティションをアクティブにする}
の意味を持ちます。

ここでドライブ名を間違えると、使ってるマシンが立ち上がらなくなることがあるので注意。
 内部参照>[[コマンドプロンプトでの小技>some.tricks]]


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※参考
debian公式:[[4.3. USB メモリでの起動用ファイルの準備>http://www.jp.debian.org/releases/stable/i386/ch04s03.html.ja]]
ぴえーる氏:[[USBメモリをインストールメディアとして、別USBメモリにdebianをインストール>http://pierre.vg/x/modules/pukiwiki/?USB%A5%E1%A5%E2%A5%EA%A4%F2%A5%A4%A5%F3%A5%B9%A5%C8%A1%BC%A5%EB%A5%E1%A5%C7%A5%A3%A5%A2%A4%C8%A4%B7%A4%C6%A1%A2%CA%CCUSB%A5%E1%A5%E2%A5%EA%A4%CBdebian%A4%F2%A5%A4%A5%F3%A5%B9%A5%C8%A1%BC%A5%EB#ct49_1_0]]
syslinux:
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