03.Brotherfood
「・・さ~~ん!!ジン兄さん!!!」
船着場から一人の少年が走ってくる
よく見ると今より幼い顔つきをした旭だ
「はあ・・はあ~・・・・・お待たせしましたあ・・・」
「旭、早かったな」
走ってきた旭の姿を見て
ジャケットとジーパンのカジュアルな服装をした青年が返事をする
「久々に兄さん達との狩りですから。いてもたってもいれなくて」
「ははは!オマエがどのくらい成長したか楽しみだよ。
早く見てみたいもんだな」
ジンが旭の頭を撫で笑顔で返す
照れる旭
「そういえば・・アソ兄はまだですか?」
「ん?あ~・・・アソはイツモどおりだわ・・」
「また遅刻ですか・・・」
2人ともため息をつく
するとまた
旭が降りてきた同じ船着場の方から声がした
「わりい~、ちょっとゴタゴタがあってさ」
一見着物を着た女性にも見える青年が言い訳をしながら歩いてくる
ジンが呆れながら遅刻した青年に声を掛け詰め寄る
「アソ、オマエどうせまたデートだろ?
久々に3人集まるんだから遅刻すんなよ!
彼女とイチャイチャすんのもいいが
時間ぐらい守ってもらわないと困る」
「あ・・ばれた??ヘヘ・・・すません」
頭を掻きながらアソと呼ばれた青年は謝る
しかし彼が心から謝ってるかは不明だ
最終更新:2009年09月08日 23:05