貨車を除く車輌PIを製作する際、ほぼ作成することになる窓のテクスチャ。
人によって表現方法はさまざまですが、窓はかなりの面積を占めますので、
適切に表現することでPIの印象をグッと良くすることが期待できます。
このページは様々な表現技法をまとめることで、皆様のPIの品質向上、
また新たな技法の開発を目的としています。新たな技法があれば追加して構いませんし、
より良い方法があれば追記・訂正して技法を皆さんで共有してください。
はじめに - 技法の研究
窓の表現でも大切なのは「実物を再現すること」
架空車輌であろうと、ガラスの特性や車内の影などをテクスチャに書き込めば
かなりリアルに見えてきます。実際に列車を見に行ったり、写真を見ることで
どういう風に表現すればいいか見えてくるかもしれません。
グラデーション
グラデーションによる窓表現はグラデーション作成機能の付いたペイントソフトなら
手軽に作成できるため、導入は簡単でしょう。効果としては、周囲の反射光を
再現できます。例えば下端は草の色を反射した緑色、上端は空の色の青色。
これを薄く加えた色でグラデーションを作成すれば反射する性質が再現できるようです。
2色塗り
※名前は仮なので、適宜変更してくださって結構です。
2色塗りは通常の色に加え明度を下げた色を用意し、この2色で窓の中を塗ります。
暗色は窓枠の周りや座席がある場所などに使います。使う色は2色のみですので、
MSPaintなど簡素なペイントソフトでも容易に作成できます。
この技法の効果は、車内の設備の影・差し込む光を再現することでテクスチャで
車内の奥行きという要素を表現できます。シルエットを薄く書き込む、といえば
分かりやすいかもしれません。
グラデーション + 2色塗り
上記の2技法を組み合わせた技法です。
2色塗りをベースに、それぞれの色をグラデーションに変更します。
両方の要素を組み入れることができるので、より実感が強くなると思われます。
写り込み合成
写り込み合成は、実写の風景を薄く合成することで、
ガラスの反射による写り込みを再現する技法です。
森などの写真がやりやすいでしょう。まずこれを左右方向にぶらし処理します。
できたものをガラスの部分に半透明合成します。これを完成後の窓テクスチャに
施工することでガラスの質感が増す効果があります。
最終更新:2010年10月07日 22:45