河田友二郞

 河田友二郞はライトノベル作法研究所の感想人、掲示板チャット利用者。
 過去二回、夏祭り企画08とバレンタイン企画09にて全投稿作品への感想制覇を成し遂げた。

解説

 かつては感想人として、ほぼ暴言でしかない感想を立て続けに書いたことで顰蹙を買い、ヲチャーにも痛い厨房として認識される。
 しかしこの手の人物としては珍しく、他の利用者からの注意が入ったことを機に比較的まともな利用者へと生まれ変わった。
 感想人としては未だに辛口精神が残っているのか、高得点が続々入っている状況でも周囲に流されない。ただしそれが、確固たる自己の現れであるのか、嫉妬等の感情に基づくものであるのかは、余人に判断できることではないだろう。

 ただし、そもそもの指摘内容のレベルはあまり高くない。

例:2009年04月22日 流離の転校生作・「星輝士 純輝」に対しての感想にこんな事を書いている。
(抜粋)
》逢魔が刻(とき)。
▲逢魔って何? こういう曖昧な情報から始めるのはアウトです。

 賢明なる読者諸氏は「逢魔時」あるいは「大禍時」が言葉として存在していることをご存知だろう。
 そのことを知った上で「判り難いかも知れないからもう少し描写を伴うべき」とか「世界観にマッチしていない」などを指摘をするならばともかく……
 まるで「この作品独自の設定ですか? きちんと説明してください」と言いたげな指摘である。

 無知そのものの良し悪しは置いておくとしても、感想・批評を行う姿勢として、何の調査もせず思い込みで恥を晒すのはいかがなものか。

(星輝士 純輝・本文より抜粋)

》少女の身長は百七十を軽く越えている。かなりの長身だ。ただ背丈が高いだけでなく、しっかりとした骨格と鍛えられた筋肉の豊かな肉付きが感じられた。スラリとした美脚が大地に伸びている。驚くほど長く、太く、脹脛や足首の引き締まりきった美脚である。

》両腕を脇に垂らし、挑発的に実った双乳と秘部を隠そうともしない。長い黒髪が僅かに肌を覆うのみ。

》炎の光を反射する双眸に、羞恥心は皆無だ。

》静かな呼吸を繰り返すたびに、乳房がゆっくりと上下する。それによって肌の表面の黒くて細い線が微妙にうねる。蛇が身をくねらせているようだ。

 この文章は稚拙ではありながらも、ことさら女体描写に力を入れる作家(例を挙げるなら菊地秀行)の影響を受けているのが明らかである。(転校生本人も過去、菊地作品が好きだと公言している)
 それを知らないためなのか、河田はこう記している。

▲全部無駄。しかも情報の出し方が下手で曖昧。切る。
▲こういう文章書いて恥ずかしくないのかなぁ……ホント、滑ってますよ。無駄。切る。
▲恥ずかしいから切る。視点保有者は変態ですか?
▲やっぱり変態ですね。無駄。切る。

 確かにくだんの文章は「ライトノベル的にどうか」と議論はあると思うが、プロ作家の手法も河田にかかってはかたなし、である。

なかなか理解できない感想かもしれませんが、わからないところや質問があったらしてください。知ったかや理解したふりは勘弁……。ちなみに、これ以上は読む気になれませんでした。技術を疎かにしてぽんぽん書いてダメですよ。

 これは同感想において河田友二郞が綴った言葉である。
「知ったかや理解したふりは勘弁……」
「技術を疎かにしてぽんぽん書いてダメ」
 これらを河田友二郞本人の自戒として書いているのであればよいのだが……。

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最終更新:2011年12月09日 11:58
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