ラ研クエスト・ファンタジー

ラ研クエスト・ファンタジーmaya?著のラ研パロディ小説。GW企画で感想総数2位を獲得した。

概要

 2009年GW企画に投稿された短編小説。
 ライトノベル作法研究所の利用者(主にチャット)を登場人物とする冒険ファンタジーである。
 以下、作者コメントを抜粋。

 この作品がどういうものなのかを簡単に説明します――
 1. 逆高得点王に俺はなる!
 2. 赤点がほしいか? なら、くれてやる!
 3. (赤点から)逃げちゃダメだ……逃げちゃダメだ……逃げちゃダメだ
 4. 赤点が付いたらそこで作品終了だよ
 5. 諸君、私は赤点が好きだ。諸君、私は、赤点が好きだ。諸君、私は赤点が大好きだ。殲滅赤点が好きだ、電撃赤点が好きだ、打撃赤点が好きだ、防衛赤点が好きだ、包囲赤点が好きだ、突破赤点が好きだ、退却赤点が好きだ、掃討赤点が好きだ、撤退赤点が好きだ。平原で、街道で、塹壕で、草原で、凍土で、砂漠で、海上で、空中で、泥中で、湿原で、この地上で行われるありとあらゆる赤点が大好きだ。
 どうぞ、よろしくお願いします!

 作品は企画終了後に削除され、跡地には以下のコメントが残された。

 こんにちは、mayaです。
 本作はGW企画の感想投稿期間が終了したということもあり、作品の本文を削除させて頂きました。来週末ぐらいには、本作そのものも削除させて頂く予定となっております。ご了承ください。
 本作については、名を出さず、雪野珍月名義にして、彼に全責任をぶっかけ、逃げの一手を打とうかとも考えたのですが、どうやら、拍手機能のバグによって名前が早々にバレてしまっており、最早、後の祭り……
 こうなったら、何かいいこととか、面白いこととか、下世話なネタとか、そんなことでも書いて、お茶を濁してから、ばっくれた方がベターです。
 というわけで、以下、本作の制作過程について、ちょこっとだけお話しさせて頂きます。
 本作を書こうと思ったきかっけは、ほとんど覚えていませんw
 とりあえず、GW企画には一日に一作、投稿しようと考えており、その予定通り、初日と二日目の作品を投稿して、そろそろ作品という名の弾丸も尽きかけた頃、さて、三日目の分は何を書こうかな――初日は公募用のコメディ作品を出したし、二日目は本気汁のダークファンタジーを出したし……となれば、そろそろネタ小説にでも手をつけるか、
 といったところから、本作の創作は始まったのだと思います。
(ちなみに、結局のところ、本企画には作品を三作しか提出していません)
 そこで、投稿期間二日目、5月3日(日)の19時頃――
 ネタ小説と言えば、最近、企画では、龍咲さんやたちばなさんがラ研をモチーフにした作品を出していたなあ、よし、じゃあ、わたしもそれを真似してやれ、というアイデアがどういう脳内のシナプスの異常発火で起こったのかは知りませんが、
 とにもかくにも、そんな感じで、30分ほどで5枚ぐらいのパイロット版を書き上げてみたわけです(龍咲さんが主人公で、たちばなさんがヒロインなのは、そんな理由によります)。
 ところが、途中でふと、気がつきました。
 本人たちに全く了承を得ていないのです!w
 さすがにこれには、面の皮ばかりが厚いわたしも焦りました。
 身内ネタ小説ですから、最低限の礼儀は守らないとルール違反です。そんなわけで、龍咲さんとはすぐにメールにてやりとりをしました。
 当時の文面を誠に勝手ながら、公開します――
(M=maya、L=龍咲さん、と略させて頂いています)
 M「こんな作品を書いてみたのですが、Lさん的にOKですか?」
 (内心では、止めてほしかったのです、本当ですよ^^)
 L「ちょw 面白れえ、もっとやれw」
 M「え? マジですか……いやあ、ネタ的にはどうにも……」
 L「これが投稿されなかったら、完走制覇しません!」
 M「マジでか! なら、書かなくちゃいけないのか……ちくそう!!」
 と、ちょっとだけ記憶も曖昧で、肝心のメール文書も手もとにないため、大まかな話となってしまうのですが、いずれにしても、こんなふうなやり取りを(たぶん)経てから、わたしはたきつけられるようにして、本作を再度、書きはじめたのです。
 ちなみに、少し本当のことを書くと、「身内ネタ小説ですから、あまり刺激的なものにしない方がいいですよ」とか何とか、そんな温かいアドバイスもされたような気がしますが、熱くほてったわたしの心には、龍咲さんのやさしい言葉など届きません!
 で、登場するモンスター……、じゃなくて、出てくる方々の条件となったのは――
 1)基本的に今回の投稿室に作品を出していそうな方
 2)わたしが何かを書いても怒らなそうな度量の広くて紳士的な方
 3)亀さん、かちさん、寺さん、元村さん、そして神さまは特別超銀河友情出演
  (ただし、ご本人たちには一切の何の断りもなしw)
 といったところで、おおよそ、21時前後に半分以上、書きかけていたのですが、ここで少し心が砕けたのです。というのも、途中で気分転換に読みはじめた冬目景さんの『ももんち』(小学館)が面白くて、そのじんわりとした温かい作風を前にして、
「わたしはいったい、何をやっているんだ……いい年こいたおっさんが、こんな阿呆みたいな身内ネタ小説を書いて……鬱だ、そろそろ首吊って……いや、その前にトイレ行ってから、飯食ってこようか」
 と、意気消沈してしまったのです。
 そんなふうにして、近場の行きつけの焼鳥屋に行って、近所のおっさんたちと、「豚インフルエンザが流行っても、練馬だけは大丈夫さ、馬だけに!」なんて根拠ナッシングの下らない会話をしながら、22時頃、家へと戻り、ふたたびPCを開いたわたしは、本作をゴミ箱に捨てるつもりでおり、そのことを龍咲さんに伝えようとチャットに入ったのです。
 以下、そのときの会話の内容を簡潔に転載します――
(M=maya、L=龍咲さん、T=たちばなさん、と略させて頂いています)
 M「Lさん、ごめん……もうわたしにはこれ以上、書けない!」
 L「ネバー・ギブアップ。ドント・ウォーリー!」
 M「そ、それは、松岡修造!」
 L「Mさん、あきらめたら、そこで試合終了ですよ」
 M「…………」
 L「Mさんはただ書けばいい。後のことは僕が全て、責任を持ちます」
 M「分かりました。ありがとう、Lさん!」
 T(この人たち……いったい何の話をしているのかしら……)
 L「いきいきするぞー!」
 M「熱くなるぞー!」
 と、5月3日(月)22時頃の雑談用チャットのログを確認したら、そんな会話は微塵もしていなかったのですが、とりあえず、精神的にはこんな感じでやり取りをし合い、再度、龍咲さんにたきつけられたわたしは、さらに登場人物を増やし、ネタも増強し、どの方面から怒られても龍咲さんが盾となって、責任を被ってくれると信じて、25時頃には脱稿を果たしたわけです。
 途中、トイレに行ったり、マンガを読んだり、焼き鳥を食ったり、エ× ゲをしたり、賢者タイムに入ったり、といったふうに色々なことをやっていたので、たぶん、差し引いて5時間ぐらいで本作は完成したことになります。
 もちろん、推敲する気にはなりませんでした。このダイヤの原石のような身内ネタ作品をさらに磨き上げるなんて、わたしにはできません!(面倒だからやらなかったわけじゃないよ!)
 で、日曜の深夜は、関東圏ではアニメ『咲 ―saki―』がやっているので、それを見ながら「やっぱり、ぱんつはいてないよ」と膝を叩いてにやにやしてから、本作を投稿したわけです。反応が怖くて、ちらちらとチャットを見ていたら、旧の方では30分もせずに正体がバレていましたw(さらに追い打ちをかけるように拍手バグが!)
 と、まあ、以上が本作のいきさつとなります。
 で、とりあえず、わたしは言いたいのです――
 本文で作者が分かるというのは仕方がないです。うん、ま、それはもう文章の癖みたいなものだし、わたしの文体はそこそこ特徴的みたいだから、わりと諦めてもいます。
 が、……
 作者コメントで分かるって何だよ!w
 あと、タイトルだけで臭ってくるって何だよ!w
 こっちだって、企画の最後になって、「じゃーん、本作の作者はわたしでしたー♪」みたいなのをたまにはやりたいんだ! ちくしょう……、一度も、匿名企画で最後までバレずにいたことがないというこの心の痛み……こうなったら、次はもっと変な作品を書いてやる!
 と、新たな決意表明をしたところで、本稿を閉じます。
 最後にひとこと――良い子は、反面教師にして、決して真似しないでください^^

ストーリー

 勇者パンツと相棒へべが繰り広げる冒険ファンタジー。

登場人物

 以下、多すぎる(面倒くさい)ため登場した利用者の名前を編集者が覚えているだけ列挙する。誰か補完してください。
 ふんどしのひと、カズナ、ラスト、夜凪、エルス、ゆーぢ、高橋アキラ、元ガス屋、ガタック、たちばな、Sのひと、遥風彼方、雅、雨杜 潤、雪野新月、寺宙、クッパ、かっち、亜寺。

余談

 結果は本人の希望通りに赤点をつける読者が多かったため、感想総数23個、得点60点、総合42位だった。
 本人の狙いとは裏腹に、投稿された瞬間に多くの利用者がmaya?しかいないと悟った。匿名企画としては致命的な問題作である。
 爆発的に感想数が伸びてしまったため、当初はこの作品が感想数部門1位を獲得してしまうのではないかと危惧されたが、最終的に2位に終わって多くのヲチャーが胸をなでおろした。


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最終更新:2011年12月09日 13:45
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