The velocity
幻想郷最速の風神少女にして、
妖怪の山に住む天狗であって、
文々。新聞を幻想郷の住人に届ける新聞記者。
最速を活かして速報を皆を告げれる訳だが、
読者達側からは捏造と既に認識される哀れな新聞。
彼女自身、正確な情報をいち早く届けてるとのことだが………。
新聞を真面目に読んでくれる者も極僅かにいるであろう。
そんな彼女が、突然にも殺し合いの地へと招かれたのだ。
殺し合いという地の中、冷静に彼女は頭の中で考えた。
(殺し合い……んー、ネタとしては最高かもしれないけど……。
問題は、ここが一体どこか?殺し合いの中、どう行動するか?
以上については速効に決めておいた方がいいでしょうねぇ)
射命丸文、彼女こそが幻想郷最速の少女である。
文が現在いる場所は真っ暗であって何が何だかよくわからない。
ここが洞窟内であると理解するのは難しいものだった。
彼女が速効に決めるべき事項の二つ。
ここが何処か?そして、殺し合いの地にてどう活動するか?
まずは、前者の何処であるかについて文は考える。
(まず、ここが何処か?なんですが………暗過ぎてわかりませんね)
暗過ぎる、何も見えない場所で何処か把握するのは不可能に近い・
………だが、ここがエリアとしてどこかを考えるのではなく―――
(―――ここが幻想郷か?ですかね………)
殺し合いが始まったこの地が幻想郷なのか?
だがすぐに答えは出た。答えは、別の場所という事だ。
冷静に考えれば、あの時に知らない者が二人殺された。
その時の場所は幻想郷にあるとも考えられない所だった。
どこか機械的な場所、そんな場所は幻想郷にはない。
一応、片っぱしから場所を思い返して行くと、
まず妖怪の山はあり得ない。他、博麗神社や守矢神社等も考えられない。
魔法の森一帯にあるとも考えられないし、霧の湖付近の紅魔館等にも機械的な場所無し。
永遠亭や人里や白玉楼等も機械というより、昔っぽさを感じさせる場所だ。
他の場所を思い返しても当てはまる場所は一考になかった。
つまり、幻想郷とは違う別の地という事だ。
でも何故、幻想郷と違う場所に連れて来られたのだろう?
外の世界の物が入って来る事もあるけど………。
逆にこちらから、しかも普通に物じゃなく者の方が入って来るにはどんな事が起これば?
また冷静に考えると、一人の存在が浮かび上がる。
(八雲紫―――あの方以外には不可能でしょうねぇ………
あの場所にはいませんでしたが、絡んでる可能性は高いですねぇ……。
同郷の人達が私と同じ様に連れられてる事も考えますと………。
厄介ですねー………数々の人達を取材してきた私だからこそわかりますよ。
危険人物という存在が―――――ですね。)
文は色々な人を取材してきた。
つまり面識の幅がかなり広いのだ。
性格から危険人物がどの人か把握出来ている。
(とりあえず、注意する人としては吸血鬼の姉妹二人、
その近くにいるメイドも吸血鬼達側に付く可能性は高いというより、
必ず付くでしょうねぇ……。後、花の妖怪の方も少し危なそうです。
天人の方もなんだか好みそうな遊びですし………危険ですねぇ)
文が考えた危険人物は最終的にそれなりの数となった。
最も警戒すべき対象として、吸血鬼の妹、地霊殿の妹。
後は天人の方、紫の式の藍、その辺りは警戒対象だ。
逆に出会っておきたい方としては、異変解決をしてきた霊夢や魔理沙。
妖怪の山にて同じく住む同僚達、そして椛。
無事である事を祈って、文は真っ暗な洞窟を歩き始めた。
デイバッグを持ち忘れず、適当に歩む。
歩きながら、第二の事項を考えた。
(次に殺し合いの中、どう行動するかですねぇ………。
基本的に無茶な行為は控えなくてはいけませんね。
自分の身が一番ですし、いざという時は逃げれば安全です。
主催者の言う通り、殺し合いに従ってみるのもいいのですが………。
やはりリスクが少し大きいでしょうし……やはり自己保守しておく方がいいでしょうね)
一応、殺し合いはしたい訳ではない。
文はただ、生き残って殺し合いの記事を書く事を考える。
殺し合いに乗ってもいい、それはネタを考えての事だ。
ネタとしては、人殺しをした方が盛り上げる事は出来そう。
………でも、内心は殺し合いに乗ってもいい訳じゃない。
文としては人を殺すのは気が進まない。むしろ、嫌だった。
人殺しのネタを書いたとすれば、読者は減ってしまうだろう。
それにその記事を書きたいとも思わない。
内心、文は殺し合いには反対していた。
でも………だからと言って主催者を倒しに行く気もあまりない。
倒せば解決して記事的にも良いだろうけど、本当に倒せるかどうかだった。
負ければ勿論、殺される。当然だけど殺されるのは御免。
負ける可能性のある事をするのなら………。
と、少し考えるのはまだ早いと思って考えるのをやめる。
まだ殺し合いは始まったばかり、まだ幾らでも考え方はある。
落ち着いて、自己保守をしながら先を考えればいい。
まだ文には余裕がある。
殺し合いに対する行動もまだ幾らでも変えれる段階なのだ。
とりあえず今は、この真っ暗な場所から出る事を考えた。
数分は歩いた。
未だに脱出は出来ない。
真っ暗な空間がずっと続く。
少しこの場所はおかしい気もしてきた。
普通の殺し合いの地の一ヶ所の筈なのだが………。
(逆に奥へと進んでいるのでしょうか………?
とりあえず、来た道を戻るのは最速でも気が引けますね)
幻想郷の住人は飛べる者もいるから飛べば良い、
そう考える人は冷静に場所を考えるしかない。
頭をぶつけそうな感じな場所で飛べと言うのだろうか?
そういうことで、飛ぶ事は残念にも出来ない。
最も、文は普通に走るもかなり速いのだが………。
文が前へとまた足を動かすと、突然にも声が響いた。
「そこの奴、少し止まるがいい」
後ろから聞こえた声は、少し高い声ですが若干機械っぽい声。
かといって棒読みでも無い声。
でも感情も籠らない冷たい声が後ろから聞こえて来た。
文は反応して止まろうと思ったが冷静に考えると真っ暗の中、見つけた事は
暗闇の中をも人を見れる程の目を持つ者だという事は実力者。
殺し合いに乗った者だとしたら、停止したと同時に殺害されたりして?
それは嫌だと、文はその者の言いなりにならず―――。
「私を騙せはしませんよ!」
そう言って前へと最速の足を生かして逃走した。
声を掛けた主は舌打ちをすると、文の後を追う。
距離が離れたかと思って文は足を止める。
(ふー、危なかったですねぇー………)
現在、武器等を手に持ってない。
戦って勝てるとは思えない訳じゃないが、能力制限等がされればどうか?
実際、逃走中に勘付いた。いつもより速度が少し遅かったのだ。
地形が原因かとも思えるが、風を操れる文は風をも利用して速度を上げる。
だがその風の量がいつもより少量で、速度としては納得のいかない速さとなった。
(やはり………これは不利ですね……。
最悪とも言えますよ………能力が制限されたのは非常に不味いですね……。)
能力制限に気付いた所で、さらに不味い状況が文を襲う。
突然にも、背中に衝撃を感じた。
何か硬い棒の様な物で叩かれたような感じがした。
とにかくその一撃は致命傷ではないが、態勢が崩される程の威力ではあった。
「このTASから逃げれるとは思わない事だ」
先程、止まれと言った声が聞こえる。
考えずとも、攻撃したのがこのTASという人なのがわかる。
文の速さはかなり速く、常人なら一瞬で見失う程の速さだった。
そう、常人なら………だった。
このTASという人は常人ではない、このTASこそも最速。
幻想郷最速の文に対し、TASはどんなゲームをも最速クリアする。
最速クリアの為なら犠牲をも身を少し削るゴリ押しをもする。
そのプレイを見る者もきめぇwと動きを見てつい言うのもいる。
幻想郷最速以上にも、TASはかなりの強敵の存在といえるだろう。
「私の速さに着いて来れるなんて………貴方は何者ですか?」
文は起き上がって暗闇の中にいるTASに話す。
突然、襲われる事も考えて逃げる態勢も完全に整えた状態で。
「そんなことはどうでもいいだろう」
「……?どういうことでしょうかね?」
文がそう言うと、TASの口元が歪み―――。
「貴様はここで 死ぬ からだ」
TASがそう言った頃にも文はまた逃げた。
予想が出来ていた。
既に攻撃されたのだから、このまま一緒にいたら殺されるのは確定だから。
当然、逃げられると予想していたTASも文を追う態勢は万全だった。
二人の読みは互いに的中し、そして洞窟内の逃走・追想劇が始まる。
幻想郷最速の射命丸文と、最速クリアのTAS。
今まさに、最速同士の競争が始まったのだ。
【E-2 - 洞窟】
【射命丸文@東方project】
【状態】背中に打撃
【服装】文の服
【装備】なし
【道具】基本支給品 不明支給品1~3
【思考】基本思考:自己保守しつつ、どうするか考える。
1、真っ暗な此処から抜け出す
2、TASからとりあえず逃げる
※幻想郷の住人としては、レミリア・フラン・天子・幽香・こいし・咲夜・藍を警戒
※八雲紫が幻想郷からこの殺し合いに参加させたと推測しています。
同時に、八雲紫が主催者側に潜んでると推測しています。
※此処が幻想郷ではないと推測しました。
※能力制限に気がつきました。
※TASを危険人物だと認識。
【E-2 - 洞窟】
【TAS@TAS動画シリーズ】
【状態】健康
【服装】???
【装備】???
【道具】基本支給品 不明支給品1~3
【思考】基本思考:???(殺し合いには乗っている)
1、文に追いついたら殺す。
※【擬人化設定】
未成年の外国系な女の子なのは確かで、ただ最速クリアしか頭にない。
つまり、感情など込められていやしない子となる。
こう考えるとかなり………。それでも外見は美幼女。
一人称等は不明だが、私やTASと言って現す設定にしている。
最終更新:2011年08月24日 12:10