赤い赤い悪魔の館
悪魔の住まう館、紅魔館がここにたっている。
だが、こんな場所にあったといえばそうとはいえない。
周りには霧の湖に妖怪の山があるのだが、妖怪の山方面に
かすかに見える建物、それがここが幻想卿でないと示している。
それに気付くのは同じ幻想郷で紅魔館の存在を知る者のみ。
他作品の物に関しては知る筈がない、それと同じ。
普通に見たらただの館でしかない。だが実は悪魔の主人が『いる』
………いや、『いた』といったところか、ともかく紅魔館を知らない
者にはここが何なのか理解は出来ないのだ。
ただの赤っぽい洋風な館でしか―――。
「随分と無駄にでかい………それに変な事を僕はさせられてるのか?
ここはnのフィールドなのか……?あー頭が痛くなる」
一度は心を閉ざした少年、
想像通りの感想を紅魔館に向けて言っている。
あの雛苺と対峙した時のフィールドに似てる所か?
いや、場所なんか関係ない。
今はそれよりも………もっと大切な事がある。
アイツ等………そして、家族が………。
そうだ、僕は家族を失ったんだ。
糞な姉貴だと思ってた、でもアイツ等と出会って………
それなりに仲は取り戻して、学校にはまだ僕は行かなかったけども、
学校に行かないから友達もいない、そんな僕を支えてくれたのは誰?
当然、姉しかいない。
その姉を僕は目の前で………殺されてしまったんだ。
僕はそれを見るしか出来なかった。
そして真紅達だって助けに来なかった。
もしかすれば同じ様に動けなくされてたのかもしれないけど………。
「クソッ!」
姉を失った悲しみ、助けれなかった悔い、そして怒り。
様々な感情が入り混じり、結果としてそう言葉を発して地に拳をいれた。
そんなに力がある訳じゃない、でもやっぱりそれは痛かった。
でも痛みなんか気にする程度じゃない事が既にジュンには襲って来ている。
家族の一人が目の前で殺された事、その事が少年一人を取り囲む。
思い出したくもない、でも忘れられない。
何で………何でこうなったんだ………。
「………もういい、とりあえず会わないと。
真紅でも、翠星石でもいいから………」
桜田ジュンは、願っていた。
もうこれ以上、一人になる事など嫌だと。
主催者の殺し合いをしろって事なんてどうでもいい。
ジュンは取り敢えず、ローゼンメイデンの仲間に会いたかった。
真紅………アイツがいなかったら自分はどうなるんだ。
せめて、姉みたいにまた同じ様に真紅を死んでしまう。
それが怖かった。だが、ある意味、アイツが簡単に死ぬ筈がない安心もあった。
身体は確かに小さいがそれでもジュンよりは強い。
だからジュンは真紅が死なないと確信している。
―――だが、現実はそうは甘くない。
力が強い者は確かに残りやすい様に思えるが………。
その差が大きくても、それを埋める事がある。
それが油断、どんな強者でも抱けばいつかは殺される。
真紅の性格から油断はしてしまうかもしれない。
そうなれば最期だろう。
真紅が死んでしまえば、ジュンの心は正常を保てるか?
非常に怪しい所である。
さて、紅魔館の門を潜り敷地内へと入る。
豪華で不気味なこの館の入口の扉はかなり大きかった。
開くかどうかも不安な大きさだ。
扉に手をかける。
力を込め、ゆっくり扉を押す。
扉は音をたてて開いていく。
紅魔館の中が次第と見えていく。
真っ赤な床に広い空間。
まさに洋風な屋敷である。
「こんな所に住んでる奴は召し使いとかいるんだろうな。
はぁ………僕は真紅の奴の召し使いみたいになってるからなぁ。」
そうして、扉を閉める。
大きい割に簡単には開いた。
入ったのは良い、問題は………。
「おや、君は誰だい?」
まったく知らない変なガキがここにいた。
学校に行かない理由は、周りのせいだ。
ジュンの頭に嫌な記憶が流れ込んでくる。
だがそれを抑えて前のガキにジュンは話かける。
「………お前はこの館の持ち主か?
まあ、そんな事はどうでもいいけど」
適当に話す。
興味が無い、あまり話したくもない。
さっさとこの場を立ち去ろうと思っている。
どこかの部屋でゆっくり休憩ぐらい出来るだろうから………。
もっとも、そんな暇が無いのだが。
早くローゼンメイデンに会う、それが第一に僕のしたい事だから。
「……まあ、いいよ。名前なんて聞かなくてもね。
だって、君は今からここで死ぬんだもの」
目的を実行しに扉に向って歩くとそんな言葉が耳に入って来た。
でもジュンは興味が無い言葉なんて聞く気には―――。
と、冷静に考えたらここでお前を殺してやる、そんな理由が込められた言葉。
この先にある事は………。
一つの銃声が聞こえる。
ああ、それで何が起きる?
銃で狙われた人は当然、身体を崩す。
その次は?
撃たれた人は意識を少しずつ失っていく。
希望も見えない絶望の中で………。
だから今、自分が身体を崩そうとしてる。
次に意識を絶望の中で手放す。
実際、そうだ。
ジュンには希望がある。
まだ会えてない彼女が来てくれると信じてるから。
それでも、現実は甘くない。
希望など殺し合いには無い。
それでも、ジュンは希望を捨てなかった。
最後まで―――――
僕は―――真紅が助けに来てくれると思ってるから………。
そう信じていたのだから。
その近くで冷静で、でも狂気な少年が笑っていた。
顔、それは確かに殺し合いの乗るような顔だった。
どんな顔?わからないが、殺し合いに乗れば不安要素はあまりない。
それに少年には自分が天才という自覚がある。
この程度の事など、簡単に優勝出来ると思っていたからだ。
【桜田ジュン@ローゼンメイデン 死亡確認】
【H-4 紅魔館ロビー】
【出来杉英才@ドラえもん】
【状態】健康
【服装】私服
【装備】銃器
【道具】基本支給品 不明支給品1~3
【思考】基本思考:優勝狙い
1、天才の僕にかかれば優勝なんて簡単……。
※ジュンの死体はロビーに放置されています。
※ジュンのデイバッグはロビーに放置されています。
俺は見てしまった。
一人の子供が一人の子供に殺される所を……。
だが正直、止めれる気はしなかった。
あの子は完全に殺し合いに乗っている。
………そしてロビーにてずっと待機している。
俺が出来るのは部屋に隠れつつ様子を見るだけだろう。
もし、俺が死んでも………鈴木先輩やとおこがいる。
俺は既に呪われた存在、だから殺されるのも時間の問題。
せめて、誰か一人でも命を救えたら良いという俺の思いはそういかない。
―――やはり、生き残りたい、そう俺が言っている。
でも、俺は生き残れない存在なのだ。
わかってても、やはり自分は生き残りたい。
………いや、その願いは間違えてるか。
やはり、俺はあの子を止める必要がありそうだ。
今はとおこじゃないが、俺が守るべき存在は後ろにあるのだからな。
………あの子達と同じくらいの年齢であろう。
青い髪というどこか珍しい少女だったが………。
俺が見つけた時はまだ眠っていた。
おそらく人によって目覚める時差があるのだろう。
寝てる間は………誰一人として近づける気はない。
勝手だが決めたのだ、俺はこの子を必ず守ると……。
もちろん、この子が同様に俺を襲って俺を殺そうとしても……。
俺は逆に殺そうと思わない、それが少女の決めた行為だから。
せめて、上手くやってと願って意識を手放す程度でしか俺はない。
―――俺はそんな存在
【I-4 紅魔館 2階】
【佐々木いちろ@いちろ少年忌憚】
【状態】健康
【服装】制服
【装備】なし
【道具】基本支給品 不明支給品1~3
【思考】基本思考:青い髪の少女を守る。
1、あの子(出来杉)を何とかしたい。
2、この子(芽衣)が決める事なら別になんだっていい。
【I-4 紅魔館 2階】
【
春原芽衣@CLANNAD AFTER STORY】
【状態】健康 眠っている
【服装】私服
【装備】なし
【道具】基本支給品 不明支給品1~3
【思考】基本思考:???
1、???
最終更新:2011年03月13日 22:20