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勘違いプラス




早く堕天使達との戦いをしなければならない。
そんなイーノックの前に倒れているのは小さな少女。
妙な髪で、妙な帽子を被った妙な少女。
思えば何故この湖に落ちたのか、霧で覆われていて理由も分からなくはない。
でも見えない訳では無い、そんな視界の中で湖へと落ちる。
相当目が悪いか、周りが見えていなかったかの二つに絞られるのは先ず分かる。
イーノックは決して混乱しなかったが、このように小さい少女が殺し合いと聞いて、
その意味が理解出来たとして恐怖しない筈が無く、錯乱していた事も考えられる。
そう、そう思えば自然。自然ではあるが…………。

「大丈夫だ、多分問題ない」

ポジティブに考えて、こんな小さな子がいてもどうにかなる。
自分の様な年齢で殺し合いに乗っている者がいてもどうにかなる。
どんな存在であろうが、何とかなる。何とかしてみせる。
イーノックは少女、イカ娘を守るという事を考えた。
何とかなる、大丈夫だ問題ないという心でいれば必ず守れる。
どんな凶悪な敵が来ても一番良い装備なら大丈夫だ、問題ない。
72通りの名前、その名前での間の記憶のすべてが言っている。
神も言っている―――すべてを救えと。


―――すべてを、救えと。


それから、イーノックはお姫様抱っこしていたイカ娘をゆっくり降ろした。
起きた時にこんな状態だったら――女の子は赤面しちゃうだろう。
別にそんな意識を持ってイーノックは降ろした訳ではないが………。
姫の様に眠るイカ娘は今、霧の湖周辺にて眠る。
まさに眠れる湖のイカ様。いや、まんまお姫様でもいける。
結論としては、やっぱりイカ娘可愛いっていうこと。
そして大丈夫だ、問題無いということ。
イカ娘を降ろしたイーノックは、その場から離れて湖を見る。
どれくらい深いのかは先程、助ける為に潜ったから大体わかる。
だから今見るのは、この霧の湖の風景。美しく、まさに絵そのものだった。
ここが殺し合いをしている場とは思えない程、この場所は安楽を感じさせた。
イーノックはこの場所でデイパックの中身を確認する事にした。

「一番いいのを頼む」

そう懇願して出て来たのは、ダイヤ色のつるはしだった。
一番良い訳ではないが、武器にならなくはない。
まだラッキーな装備だったと思えばこれでいい気もする。
その他、食料と地図が入っているという感じだった。
当たりでもハズレでもない何とも微妙な支給品。
それをイーノックは気にする訳でも無く――――。


「ファルコォォォン!パァァァンチ!!!」

後ろからの攻撃をまともに喰らってイーノックは湖へと落ちていった。



                         ◆◇



「はぁ……はぁ……今度は、もうちょっとゆっくりしてくれよなぁ……」
「悪い悪い」

研究所から脱出し、二人はダッシュしていた。
ファルコンのあまりの速さにKAITOは着いていけなくて現在、
何やら霧に覆われた場所で休憩をしている段階である。
主にKAITOの体力がもたない為に休んでるだけだったりするのだが………。
恐怖体験をしてきたKAITOは心身諸戸も既に疲れ果てていた。
そんな様子を見て、ファルコンは本当にレース気分で走って悪い気持ちになっていた。
次はKAITOのペースに合わせる、そういった考えでファルコンはKAITOの復帰を待つ。
………そんな最中、KAITOは奥に見えた人影を捉えた。
何やら人を抱えており、そして脳裏に浮かんだのはあの恐怖の存在。

(っ!!!嫌だ……殺されたくない………)

トラウマは、錯乱を呼び起こした。

「う、うわあああああ!!!た、助けてくれファルコン!!あっちに!あっちに!!!」

とにかく声に出す。
恐怖で、裏声になり声量は決して大きいものではなかったが、
その声はファルコンを動かすには十分だった。
その言葉を受け取って、ファルコンは直ぐに動き出した。

「KAITOはここで休んでおけ!!!」

そう言って、ファルコンは人影の方へと、KAITOが指した方へと走って行った。
実際、その人影はイーノックのもので殺害した訳ではない。
………だが、混乱したKAITOの目はそれを殺人鬼として捉えてしまった。
それが、殺し合いを混乱の渦へと更に巻き込んでいく。
結果、ファルコンはイーノックへと飛び掛かっていった。
遠くで見える戦闘風景、一瞬にして一つの影は湖の中へと消えていった。
KAITOはファルコンを向かわせてから、そこに落ちているデイパックを見た。
もしかしたらあの漢も殺し合いに乗っているかもしれないという余計な考えがうまれる。
この中に武器があれば………絶対に何時か殺される……!
殺される………殺される……………。

(嘘だ……ろ……?)

KAITOは中身を見てしまった。
そのデイパックの中には武器が入っていた。
立派なダイヤモンドの剣が、それを見てKAITOは確信した。
キャプテン・ファルコン。あの漢は殺し合いに乗ってるのだと。
そんなのに着いて来ていた自分が無事なのは奇跡に近い。
今、生きてる事に良かったと思いつつももうすぐ殺される可能性を考えての恐怖もあった。
―――だから、KAITOは決めた。


殺られる前に、殺ってやる。


ダイヤモンドの剣を盗むと、KAITOはファルコンの帰りを待った。
次に来た時、この手で必ず殺してみせると決めて。
………だがファルコンが先に帰って来る事はなかった。
何故なら、背後から別の者がそこにいたから。
振り返ってKAITOは口にした。

「ミ、ミク!!」

そう言って、KAITOはミクに近付こうとした。
………だがミクはそんなKAITOを快く引き受けはしなかった。
ここは殺し合いの世界、武器を持つ者に出会えば誰だって抱く感情。
その感情でいっぱいになってしまえば幾ら知ってる者でも簡単には会えない。

「こ、来ないで!!い、嫌……」

ミクはそれだけを言って、KAITOから離れて行く。
瞬時、KAITOはミクを追い掛けた。
何故逃げるんだと。せっかく出会えたのに何故か?
それが分からないまま追いかけるKAITOはミクからすれば殺そうと近寄る存在。
恐怖で埋め尽くされたミクは、悲鳴を上げる。
助けてくださいと、周りに叫ぶ。

「おいミク!!待て!!……うわっ!」

ドラマの様なタイミングでKAITOは転んだ。
視界にはどんどんと遠ざかって行くミクの姿。
何故なのか?まったく理解出来ないままその姿は霧の中へ消えて行った。
同時にKAITOは仲間に逃げられたという事実を受け入れる事が出来なくて―――。


「う、ああああああああああああ!!!」


裏切られた、そんな感情でいっぱいになり―――


「殺してやる!!!」


殺意でいっぱいになった。



【G-4 - 霧の湖】
【KAITO@VOCALOID(卑怯戦隊うろたんだー)】
【状態】健康 疲労(中) 錯乱
【服装】私服
【装備】なし
【道具】基本支給品 不明支給品1~3 ダイヤモンドの剣@Mine craft
【思考】基本思考:殺してやる!!仲間だと思ってた奴も殺してやる!!
1、ファルコンは殺さなくては!!
2、何故?!!うあああああああああ

※ファルコンと情報交換しました。
※ゾンビの存在を確認しました。
※精神異常の状態です。


【G-4 - 霧の湖】
【初音ミク@VOCALOID】
【状態】健康 疲労(中)
【服装】ミクの服
【装備】なし
【道具】基本支給品 不明支給品1~3
【思考】基本思考:???
1、逃げなきゃ!
2、KAITO兄さんは………。

※KAITOが殺し合いに乗っていると認識しました。



一方、イーノックは湖から上がっていた。
無駄に心が寛大なイーノックはそのファルコンの行為にも関わらず反撃しない。
その様子が伝わったのか、ファルコンは攻撃を止めた。

「襲って来ないのか?俺はお前を攻撃したんだぞ?」
「大丈夫だ、問題ない」
(い、いやいや……問題あると思うんだが?!!)

ともかく、ファルコンは前のイーノックが善人であると受け取った。
思えばこちらの行動は、大変失礼な事をしている。
素直にファルコンは謝ったが、イーノックはやっぱり大丈夫だ、問題ないといった。
それしか言えないのか、そんなぐらいイーノックは喋らなかった。
………そんなイーノックは無言である方へと歩き始めた。
それを静かにファルコンは着いていく。
その先にあったのは、一人の少女が倒れている姿だった。

「湖に降下してしまったんだろう。だから、助けた」

イーノックはそう言った。
取り敢えず助けたという事は少なくとも伝わった。
完全に善人なのは間違い無い、全てはKAITOの間違いだった。
そう思ってからファルコンは気付いた、思いだした。

「KAITOはどこにいった?」

待っている筈の場所はここから見える。
何気に場所を記憶していたファルコンだったが、KAITOの姿は無し。
急激な不安に襲われる、守ると決めていた存在はどこかへ消えた。
この男は助ける事が出来たがこの自分は守る事も出来ない。
直ぐに探しに駆け出そうとしたファルコンをイーノックは止めて質問した。

「名前なんていう?自分はイーノック」
「あ、ああ。俺はキャプテン・ファルコンだ」

それだけすると、イーノックは前を退いた。
名前と姿だけ知っておけば、いつか必ず出会える。
だからイーノックは名前を聞いてからファルコンを送り出す。
その意図はファルコンにも伝わり、ファルコンは駆け出して行った。
KAITOを探す為に。


「イエス!!!」


【G-3 - 霧の湖】
【キャプテン・ファルコン@F-ZERO】
【状態】健康
【服装】いつものあの服
【装備】なし
【道具】基本支給品
【思考】基本思考:KAITOを守る。だから、探す。
1、KAITOを探す。
2、イーノックとは後々出会いたい。

※KAITOと情報交換しました。
※KAITOから研究所にいるゾンビの情報をもらいました。
※イーノックと名前だけ情報交換しました。


【G-3 - 霧の湖】
【イカ娘@侵略!イカ娘】
【状態】健康 気絶
【服装】イカ娘の服
【装備】なし
【道具】基本支給品 不明支給品1~3
【思考】基本思考:???
1、……………。

※人間と出会えば殺されると認識しています。
※デイパックがビショビショです。


【G-3 - 霧の湖】
【イーノック@El Shaddai - エルシャダイ - 】
【状態】健康
【服装】大丈夫で問題ない装備
【装備】なし
【道具】基本支給品 ダイヤモンドのつるはし@Mine craft
【思考】基本思考:???
1、一番いい鼓動をしていて良かった。問題ない。
2、ファルコンとは後々出会うと神は言っている。

※ファルコンと名前だけ情報交換しました。


【ダイヤモンドのつるはし@Mine craft】

 その通り、ダイヤモンドで出来たつるはし。
 強度抜群で掘り進むペースも格段にUP!
 でも所詮、つるはしなんだろう………。


【ダイヤモンドの剣@Mine craft】

 その通り、ダイヤモンドで出来た剣。
 強度抜群で攻撃力もUPしてモンスターばりばり倒せる。
 でも所詮は剣。遠距離戦だとスケさんにボッコボコです。


sm051:真・里亞無双? 投下順 sm053:優しすぎる
sm027:I&KA イカ娘 sm000:[[]]
sm027:I&KA イーノック sm000:[[]]
sm019:荒ぶるKAITO兄さん キャプテン・ファルコン sm000:[[]]
sm019:荒ぶるKAITO兄さん KAITO sm000:[[]]
sm040:Unknown物体--リッカー-- 初音ミク sm000:[[]]


最終更新:2011年10月06日 00:22