アットウィキロゴ

OP~ゲームスタート~




俺は今、目の前の状況に言葉も出せない。
何故かって、それはだなぁ。
さてさて明日もあるだるいだるい学校生活に備えて俺はぐっすり眠った。
朝、妹のダイブを食らう覚悟もしてそりゃどっかの国の姫のように、
よぉ~く眠ったさ。あぁ~このまま眠っていたいとも思ったな。
で、寝たらいきなり変な所にいる訳だ。
もちろん夢だ、夢以外の何でもない筈だ。
だが嫌にリアルな夢だし、何故か俺の心の底には不安を抱いている。
これから起こることが何であっても、何度も言うが夢だ。
そう、夢だから本気でやる必要もないだろうな。
………だが、こう変にリアルだと逆に本気でやらなきゃならない気もしてくる。
まさかハルヒの奴が俺を夢に閉じ込ませる様に仕組んだのなら起きた時に文句を言ってやるよ。
閉鎖空間にでも俺はいたらまだ安心だっただろうが、生憎にも人の気配は確かに感じる。
あの時はハルヒと二人、神人から逃げ延びた。
理由は知らない、だが神人に潰されることなく俺は夢を覚ます事に成功した。
だから今回も同じ様に何かをやり遂げる事で俺の夢は覚める。
そういう仕掛けに俺は今、引っかかってると言えよう。
仕掛けを解く為にはどうすればいい?それを考える必要がある。
長門や古泉が答えを出してくれる事にも期待したいが………。
もしもこの夢にあいつ等も巻き込まれてるならどうだ?
それは最悪だ、外から俺を起こしてくれる奴がいない訳だ。
妹のダイブにも期待したいが、おそらく現実の時間は通常通りだ。
この夢が覚める頃、俺は妹にダイブされて起きるであろう。
だが、これはあくまで予想だがこの夢で感じた時間は圧縮されてしまうことを考えている。
ハルヒの考えも知らねぇ、一体何を考えて俺を夢にほうりこんだか。
ともかく、俺は目の前の状況に言葉も出せない。

さて、今回の夢の参加者に予想外の人がまず現れたさ。

「ふふふ、全員そろそろ起きたかしら?」

その制服は確かに北高の制服だ。
女子制服、それを来ている女の姿は青髪。
見憶えのある、太い眉にこの声は確かに俺は確信出来る。

『朝倉涼子』だった。

ああ、朝倉涼子といえば俺を放課後の教室に呼び、
ハルヒの出方を見るとか言って俺を殺そうとして来た野郎だ。
あの時は長門に助けられて命が救われた。
朝倉は確かにあの時、長門に敗北して消えた筈だ。
それが、何故前に現れたか?
俺に理解は出来なくて、話は進んでいく。

「貴方達をここへ呼んだのはとあるデータを手に入れる為の材料ね。
 データを手に入れる為に、協力してくれるとありがたいんだけど………」

何がデータだ、どうせ下らん考えを持って俺を殺そうとしてるんだろ?
俺は反論しようと前に出ようとしたが、俺の手足は何かで繋がれており、
とても動ける訳じゃなかった。一般人の俺は鎖を力で切る事は出来ない。

「私が手を出しても意味がない、でもこれから貴方達がやる事。
 それを今から前で試してみるからね?とりあえず、黙って見なさい」

そう言って、朝倉がどこかへ行く。
帰って来るのに10秒かからずだ、そこで前に現れたのは………。
二人の少女、いや………片方は知人だ。
緑色の長い髪、思い出すのは一人しかいなかった。

「鶴屋さん!!」

手足は動かなくても声は出せる事に俺は今、気付いたさ。
俺が声を出すと共に、もう一人が同じ名前を叫んでたな。
声からして、朝比奈さんっぽかったが………?
まさか、いないと信じたい。
朝比奈さんまで朝倉の企みに巻き込まれるなんて考えたくなかったからだ。
万が一、朝比奈さんに手を出せば俺は盾にでも身代わりにでもなろう。
だが………既に鶴屋さんは巻き込まれている事が確定している。
何やら変な首輪もつけられており、朝倉の考えは読めない。

「この首輪には、あらゆる機能がついているのよ。
 残念だけど、この首輪がついてる限り自由はないと思うといいわ。
 ………で、この首輪の機能の一つには爆破機能がついているわ。
 おわかりでしょう?つまり、こうなるってことよ」

一気に話は進み、俺は爆破という言葉を頭に残し………。
そのまま朝倉は変な装置のスイッチに指を近づけて押した。
瞬間、前にいる鶴屋さんの首輪からかどっちからか知らない。
だがどこからかピピピピピと音が聞こえて来る。
嫌な電子音が俺の耳に響く。無音の広間にその音は確かによく聞こえた。
鶴屋さんは、何だい?って感じな表情のまま………。


その爆発は小規模だったさ。
だが………俺は今ここで再度、リアルな夢と思った。
何でこんな夢を俺は見てしまっている?
だってそうだろう?普通に朝倉の存在も忘れ始めた頃だぞ?
それなのによ、朝倉は夢の中に登場して意味不明な事を言っている。
こんな夢、早く覚めて欲しいと思ったな。
これほど不快感が溢れる夢も珍しい、珍しすぎて希少種にでも出来るぐらいだ。
夢の中、ああ、ただの夢の中でだな………。


死人が………それも、知人の死を見るなんて思ってなかったさ。


鶴屋さんの首は舞台を転げ落ち、俺の方へと落ちて来た。
多数の血が回りに広がっている。
瞬間、悲鳴がいくらか聞こえた、俺も悲鳴を上げる所だったが抑えた。
その時点で俺は自分を凄いとでも思ったが、思いたくない。
とにかく、朝倉は鶴屋さんを目の前で殺害した。
ハッキリ言おう、意味が分らないし笑えない。
鶴屋さんと共に連れられた少女が恐怖に染まっている。
当然だ、人の死なんて普通、目の前じゃ見ない。俺だって見てないさ。
俺が少女の位置にいれば同じ事を思うだろうな。
恐怖で心を埋め尽くされた少女は朝倉を脅え続ける。
朝倉はそれにゆっくり近づいていき………。

少女の首輪を揺さぶり始めた。

それから、また同じく電子音が聞こえて爆破音が聞こえた。
見るまでもない、あの少女も同じく死亡したのだ。
冗談じゃない………なんて嫌な夢だろうと俺は思った。
知らない少女だったが、それでも目の前で人が二人も殺害しおった。
SOS団の生活はもっと平和だったぞ?
そりゃな、閉鎖空間とかに連れられた事とか色々あったけど死亡寸前の事なんて特になかったぞ?
精々、朝倉に襲われた時ぐらいだ。
それがいきなりの夢で死亡を目の当たりにするなど誰が想像つく?
まず無理だ、それに俺はこんな誰かが死ぬ夢を今までの人生で見ていない。
明らか、誰かが故意に見せてる夢と考えるのも妥当じゃないか?
ハルヒが原因とも考えられるが、アイツが人を死ぬ事を望むとは思えない。
普段がめちゃくちゃな女だが、それでも誰かが死ぬなんて考える筈がないだろう?
ならば朝倉、お前がやはり犯人なのか?今、目の前で人を殺したんだからな。
しかし俺は冷静だと思う。人が死んだっていうのにな………。
ここまで冷静だと逆に俺自身が怖く感じてくる。


「この通り、首輪は爆破してしまう仕掛けがあるわ。
 爆破条件は二つ、禁止エリアの侵入と首輪への抵抗。
 禁止エリアについては次回の放送にて分かるわ」


朝倉、お前は本当に何がしたいんだ?
身体が自由ならお前を殴りたいさ。
普通の一般人な俺を苦しませて何が楽しいんだ?


「データを採取の為、貴方達にやってもらうことは一つ。
 出会った人間全員を殺害するだけ。
 最後の一人には特別、何でも願いを叶えてあげることにするわ。
 これは悪くない話な筈よ。一つアドバイスすると、早めの判断が大事。
 直ぐに殺し合う決意をすればより生き残れる確率は上がるわ」


ふん、俺は至って冷静だ。
殺し合いだ?んなもん、やる訳にはいかないだろ?
俺はSOS団の一員だ。世界を大いに盛り上げる為の涼宮ハルヒの団のな。
団員として、汚い殺し合いをするより逆に殺し合いを潰す方が盛り上がるだろ?
俺はSOS団の全員が殺し合いをしないと信じてるさ。
だから、俺は殺し合いはしないって訳だ。
決意の速さは早く生き残る鍵だってな朝倉さんよ?
ああ、早く決めてやったさ。これで長く生き残れるんだろ?
良いアドバイスをありがとうな朝倉。


「じゃ、とりあえず頑張って頂戴」


バトルロワイアルは開催された。
総員100名の殺し合いは今、始ってしまった。
殺し合いの終結は見えるか見えないか。
それぞれは、どこかへワープしていった。
確かにそれは殺し合いのスタートを意味していた。




----- 第二回 バトルロワイアル START -----



【鶴屋さん@涼宮ハルヒの憂鬱 死亡確認】
【桜田のり@ローゼンメイデン 死亡確認】


投下順 sm001:守護の心
START 朝倉涼子 sm:[[]]
START キョン sm014:松岡修造の学校冒険隊
START 鶴屋さん 死亡
START 桜田のり 死亡


最終更新:2011年10月07日 01:20