- イベント関係者:スカーレット、マーティン、ラインハルト、ハインツ、ユキ、テリー、リヴィア、ドグ
1日目
スカーレット「では、そのモンスターをユキさんも見たのですね?」
ユキ「そうなのよ。夜にお散歩をしてたら、山のほうでさっと影が走ったの。」
主人公(町の近くにモンスターが!?)
リヴィア「それがじじつなら、ゆゆしき事態だな。」
テリー「オレのところにも複数の情報が入ってる。かなり信ぴょう性は高いだろうな。」
スカーレット「いつ町に入ってきてもおかしくないということですか…。」
ユキ「怖いわねえ。夜の外出を控えなくちゃ。」
スカーレット「では、アレス(アリス)さん。夜の10時に、私の部屋まで来てください。」
主人公「了解です!」
テリー「人手がいるだろうから、町の連中にも声をかけておく。」
リヴィア「んむ、たすかる。」
(21時~23時)
スカーレット「待っていました。さっそく見回りに行きましょう。」
スカーレット「おつかれさまです。ご協力、感謝します。」
ドグ「ン?5教科で審査しまス?」
マーティン「こちらは異常なしだ。」
主人公(あまりに
聞き間違いがひどいからスルーした!というか、それも含めて異常なしってこと?)
スカーレット「わかりました。ご報告、ありがとうございます。」
スカーレット「おつかれさまです。なにか変わった様子はありませんか?」
ラインハルト「遠吠えらしきものは聞こえたが街の中に異常はないようだ。」
スカーレット「もしモンスターの姿を見かけたらムリせず逃げてくださいね。」
テリー「
ラインハルトといっしょならモンスターがおそってきても問題ないだろう。」
ラインハルト「そのときは
テリーどのに手柄をゆずってさしあげますが?」
テリー「おいおい、やめてくれよ。オレは腕のほうはからっきしなんだから。」
ラインハルト「またまたご謙遜を。」
テリー「これだ。ニコニコしながらいじめてくるんだもんな。」
テリー「でも、それがぜんぜんイヤミじゃないから不思議だ。若いのに、人間がよく練れている。」
テリー「あんた…本当はいったい何者なんだ?」
ラインハルト「私は一介の従者にすぎません。そんなことより、町の見回りをしないと。」
主人公(探偵の
テリーさんと組まされるなんて
ラインハルトさんも大変だな……)
スカーレット「これだけ見回っても見つからないということは、町には入ってきていないと考えてよさそうですね。」
主人公「よかった。今夜はみんな、安心して眠れますね。」
スカーレット「『誰かの心安らかな時間は、善意の誰かによって守られている』」
主人公「それもお父さんの言葉ですか?」
スカーレット「……いいえ。これは幼いときに亡くなったお母さんの言葉です。」
スカーレット「平穏を当たり前だと思わずに、それを守る誰かのことに思いをはせなさい―――」
スカーレット「よく言い聞かされていたものだから今もこの言葉だけははっきり覚えているんです。」
スカーレット「私が父を尊敬し、Seedに入ったのもお母さんの言葉があったからだと思います。」
主人公「今の
スカーレットさんを作った大切な言葉なんですね。」
スカーレット「はい。」
スカーレット「すみません、余計な話をしてしまいました。」
スカーレット「どうもあなたといると、気がゆるむだけでなく口まで軽くなってしまうようで……。」
スカーレット「まったく、油断ならない人ですね。」
主人公「それは言いがかりでは……。」
主人公(でも、油断してくれてるってことは気を許してくれてるということなのかな)
スカーレット「さあ、気を引きしめなおしてもうひとまわりしましょう。」
スカーレット「おつかれさまでした、アレス(アリス)さん。」
主人公「見回りはしばらく続けたほうがよさそうですね。」
スカーレット「ええ、まだなにも解決していませんし、町のみなさんも不安でしょうから。」
スカーレット「明日の夜10時になったら私の部屋に来てください。」
2日目
(21時~23時)
スカーレット「お待ちしていました。」
スカーレット「今日は私たち2人で見回ります。ですから1人ずつ手分けしましょう。」
主人公「わかりました。」
主人公「特に異常はなし、か……静かだな……。」
スカーレット「そういえば、モンスターが目撃されたのはたしかこのあたりだったはずです……。」
主人公「でも、それらしい気配は感じませんね。」
スカーレット「もしかしたら町の人の見間違いだった可能性もありますが……。」
(コケホッホー登場)
スカーレット「今のはモンスター!?」
主人公「やっぱり山から降りてきていたんですね!」
スカーレット「このまま見過ごすことはできません。追いかけましょう!」
(ケルブ火山地帯へ移動するマップへ、時間経過無し、ワープ移動不可に)
主人公「たしか、このあたりに逃げ込んだような……。」
ハインツ「ちょいちょいちょい、早まっちゃダメだよ~!」
ハインツ「ポチは危なくなんかないんだって!」
主人公「ポチ!?もしかしてそのモンスターの……?」
ハインツ「うん、この子の名前。ここでおじさんが育ててるんだ。」
スカーレット「育ててる……!?」
主人公「どういうことですか?」
ハインツ「じっくり話すと三日三晩かかるけど、いい?」
スカーレト「簡潔におねがいします。」
ハインツ「いやー、掘り出し物だったんだよね。こんなでっかい卵が驚きの値段でさ。」
ハインツ「巨大オムレツでも作ってみんなで食べたら楽しいだろうなと思ったわけよ~。」
ハインツ「でもその卵、硬くてぜんぜん割れないの。」
ハインツ「それで、とりあえずあっためてみたんだ。卵だし。」
ハインツ「そしたら本当にかえっちゃって!中から出てきたのがこのポチだったってわけ!」
ハインツ「びっくりしちゃったよ。卵がかえって、ひっくりかえる!なんつって、あはは。」
スカーレット「笑いごとじゃありません。町の人たちが怖がっているんですよ。」
ハインツ「だよね~…ごめん。」
ハインツ「でもすりこみってヤツか同類と思ったか、おじさんから離れようとしなくてね~。」
ハインツ「キュンキュン鳴いてるこの子見てたら、おじさん、どうしても捨てられなくなっちゃってさ。」
ハインツ「せめて1人で生きていけるようになるまでは育ててあげようと思ったわけさ。」
ハインツ「でも育ててるうちに情が深まって離れがたくなって……」
ハインツ「気づけば隠しきれない大きさになっててね~。」
ハインツ「さすがにもう置いとけないと泣く泣くお山に返したってわけ。」
ハインツ「だけど、さみしくなると山の入口あたりまで戻ってきちゃうんだな~。」
ハインツ「町に入ってこないようにおじさんのほうから会いに来てはいるんだけどさ。」
スカーレット「確認しますが……」
スカーレット「その子が人に危害を加えることはありませんか?」
ハインツ「そいつはおじさんが保証するよ。むしろポチに抱きついてりゃ、癒されるから。」
ハインツ「ありがとう!ポチにも町には来ないよう、よ~くいいきかせとくよ!」
スカーレット「お願いします。その子のためでもありますから。」
主人公「これで一件落着ですね。明日からは夜更かししないで済みます。」
スカーレット「……そうですね。」
スカーレット「あなたとの夜回りがなくなるのは少しさみしくもありますが。」
主人公「え?」
スカーレット「な、なんでもありません。」
スカーレット「今日はゆっくり休んでください。署長には明日、私から報告しておきます。」
主人公「ありがとうございます。
スカーレットさんもゆっくり休んでくださいね。」
スカーレット「はい。それでは。」
最終更新:2022年03月19日 01:04