ルーシー「あ、アレス(アリス)。こんなところで会えるなんて嬉しいな……。」
主人公「え?」
ルーシー「だって、ずっとキミのことを考えていたからさ……。」
主人公(なんだか、いつものルーシーと様子がちがうような?)
ルーシー「ねえ、アレス(アリス)。時間があるなら、あたしとお話しない……?」
いいよ・ちょっと忙しい……
▼いいよ
ルーシー「ありがとう!アレス(アリス)は、やっぱり優しいね……。」
主人公「う、うん?」
▼ちょっと忙しい……
ルーシー「お願い。ちょっとだけでいいから。」
主人公「うーん……わかったよ。」
ルーシー「えへへ。ありがとう。キミなら、そう言ってくれると思ったよ……。」
主人公(やっぱり、いつものルーシーじゃないみたい……)
ルーシー「ねえ、アレス(アリス)はあたしと初めて会った日のこと覚えてる……?」
主人公「うん、もちろん。僕(私)が
記憶喪失だって知って、びっくりしてたよね。」
ルーシー「あはは……だって、記憶を失った人なんて、はじめて見たんだもん。」
ルーシー「最初はアヤしい人なんじゃないかなって疑ったりもしちゃったけど……。」
ルーシー「アレス(アリス)のことを知っていくうちに、いつの間にか目で追っかけてたんだ。」
主人公「………。」
ルーシー「ふふ……あたしね、アレス(アリス)に出会えてよかったって思ってる。」
主人公「ありがとう。僕(私)もルーシーと友達になれてうれしいよ。」
ルーシー「………。……友達、か。」
主人公「ルーシー?」
ルーシー「……。……友達なのかな?」
主人公「……え?」
ルーシー「あたし……アレス(アリス)の友達じゃなくて、もっと……違った…その……。」
主人公「やっぱり今日のルーシー、ちょっとヘンだよ?」
ルーシー「………。」
主人公(ん?机の上に空のグラスが転がってる……)
主人公(もしかして、ルーシーの様子がおかしいのは、何かを飲んだせい……?)
ルーシー「……ねえ、アレス(アリス)は、
プリシラのことどう思ってる?」
主人公「……え?」
ルーシー「……。じゃあ、あたしのことは……?」
主人公「!?」
ルーシー「はっ!……あれ? あたし、いまなにを?」
主人公「ルーシー?」
ルーシー「う~……机の上にあったジュースを飲んだら、記憶が飛んじゃったみたい……。」
ルーシー「あたし、いつからキミと話してたんだっけ? 全然覚えてないや。」
主人公「あはは……ヘンな感じだったから、ビックリしたよ、」
ルーシー「……ヘン?やだなあ。あたし、なにかおかしなこと言ってた?」
主人公「う、ううん。」
ルーシー「それならよかった~!お母さんにジュース飲んだら、ウソがつけなくなるから」
ルーシー「飲んだかどうかすぐわかるって聞いてんだ。」
ルーシー「……だから、何か入っているのかもってドキッとしてたんだ。」
主人公(……え?)
ルーシー「でも、失敗作だったみたいだね。お母さんにはちゃんと言っておかなくちゃ。」
ルーシー「アレス(アリス)、巻き込んじゃってごめんね!気にしないで。」
主人公「う、うん……。」
主人公(ウソがつけなくなる……? ということは、さっきの言葉って……)
主人公(え、ええ~~!?)
最終更新:2025年03月13日 21:43