種族とスマブラキャラたち 〜 全ての過去と未来 〜第十六章

― 第十六章 ― 平和な日々だったF-ZEROに謎の霧が立ち込めたのだ。白い霧や、紫の霧が立ち篭っているかのように、タワーのような建物の下側は既に霧が発生している。密かに種族放送局も存在するが、外の様子を伝えるだけで、外へ出られない状態なのだ。しかも、それはその日突然だった。その為、外出禁止命令を出している最中である。 ファルコン「…逃げるしかないな…。」 彼にも、やはり謎の霧により、苦しめられていたが、気にせず報告しに行こうとしていたのだ。住民たちをただ、軽く見るだけで、辛そうな表情を見せる。 敵側…つまり、謎の人物は笑みを浮かべて、ただ空を見つめていたが、霧の上にいる人物を見て、ただ苦笑する。剣を向け、そして、逃げ逝く人物を見つめていた。 ???「…逃がすなよ!」※後、部下一名を除いて捜索する。 部下「ソリッド様…。メタルギア・ソリッド様?」 ソリッド「ああ…。行方知れずのリキッドを探して、俺は助け出したい…。もし死んでいるのなら、居場所が知りたい…。だからこそ、デストに願ったのだ。」 部下「ソリッド様、彼にある情報がありまして…。噂では、ルフトシュピーゲルングという人物がいるそうですが?」 ソリッド「…奴が…?奴は記憶の媒体じゃなかったのか?」 部下「いえ、それが…。某所の記憶装置から、元となる人物と融合したとかしないとか…。」 ソリッド「単なる噂だ。」 そして、複数の部下が慌しく行動するが、一人の部下が苦笑する。 部下「全レーダー上から消えました。魔術を使ったようです。」 ソリッド「いや、俺もわかっていた。お前は優秀な部下だ。」 その一方、マリルイブラザーズは。 ルイ「…F-ZEROから連絡があったが、一人だけ行動していたというのだ。」 マリ「彼だな…。違うなら、ゲルングだ。完全に人へなれた、記憶の媒体…。今度から、アヴァロンは彼に封じさせると通達してきている。」 ルイ「で、此方へ…」 ストロイ「俺はストロイ。お前は誰だ?」 ルイ「ルイ。で、破璃と瑠璃はいるだろ?」 ストロイ「ええ、勿論。彼らは種族本部を襲撃」 マリ「バカな方向へ走ったな。ついに軍法モノか。」 ルイ「ああ。今頃操作しているテレビ局はおろか、本体すらも殺されるかもしれないぞ?」 そう言っている間にも、そのテレビ局は既に襲撃されていたのを、ルイたちは知っていた。知らないのは、ストロイと、そのデスト、その仲間たちだけだったのだ。銃声音はかなり遠く、耳を澄まさないと聞こえないくらいの音である。ただ、ルイは笑みを浮かべたのだ。 ルイ「とうとう軍人たちのお出ましか…。」 そう告げたルイ。ティンクルポポもやってきていたのだ。 ティンクル(前はポポでした)「どうする?僕は今調べたけど…もう一箇所のテレビ局が引き金を引いたかもしれないよね?」 マリ「だろうな。今、そのくだらない劇を演じているようだ。」 その『くだらない劇』と賞賛している報道をしている者たちは唖然となっていた。細い道路辺りで、唖然とする女性、そして、壊れた機械。剣が彼女の前に突き刺さり、明らかに狙うなと言わぬばかりに突き刺さっているのだ。狙う人も唖然としていて、何が起きたのかは、全くわかっていないようにも見える。わかっているのは、唯一つだけある。 ドクターマリオ「…これが全部だ。」 と、ドクターマリオが全て説明し終える。それで全員は納得するが、ドクターマリオは一人の女性の前に出る。 ドクターマリオ「F-ZEROでは、今も謎の霧が出現している。それで"彼"(ファルコン)は苦しんでいる可能性がある。多分この出来事を見て、敵だと思ったのだろう。」 と、言うと、ドクターマリオは両手に紅い剣を出した。狙いを向けて、そして、カメラマンへと向けた。完全に宣戦布告するかのように。 ドクターマリオ「これ以上彼女を傷つけると…危険性が上がる。それに、現状況、軍人もいるから、あまり表沙汰にしない方がいい。ほら、君の後ろにもいるから。」 サマワ「…俺がどうした?」 ドクターマリオ「ああ、この女性を保護していいかな?」※向けるのをやめる。 サマワ「いいぜ。ここら辺をうろつく場合は度胸がいるぜ。それこそまさにファルコンやファルケンにも狙われるぞ。挙句、今は俺のような軍人だっているぜ?ただの報道程度なら見逃すが、ボウガンとかいった殺傷能力を持つ道具を持たないほうが、今はいいぜ?」 ドクターマリオ「…だろうな。サマワ、レバノンはどうした?」 サマワ「危険地区に誰が配備させるかよ。コロッセオは、パートナーがいる場合は其方で判断せよという命令だったしよ。」 ドクターマリオ「…と言う事だ。わかったな?」※剣をしまう。 言って、その場にいた全員が納得し、結局この番組を中止させるよう伝えて言ったのだ。が、タワーのような建物の屋上で、魔術移動してきたソリッドが、サムライと共にいたのだが…その上空を、あのテレビ局のヘリが飛ぶ。 ソリッド「おい、狙うなよ。民間ヘリは落とすな。保険としておいてあるだけだ。」 ファルコン「保険、か…。」アパッチ改「ぎゃぁぁ!!」※アパッチ改墜落、引っかかる。 ドン!※銃声音。血を見て笑みを浮かべるソリッド。 ファルコン(軽傷)「…っ!!」アパッチ改(小声で)「助けてー。」※呼んでいるアパッチ改。 ソリッド「言っておくが、声は聞こえないからな。」※無視してんじゃん。byカー坊 ファルコン(軽傷)「…な…。」アパッチ改(小声で)「助けてー。」※呼んでいるアパッチ改。 と、本当にその時だった!※コピペですね、アパッチ改(小声で)は…。byカー坊 アパッチ改(小声)「…助けて、本当に。動けなくなっちゃった…。」※ひっかかっている。 ソリッド「…おい、アパッチ改とやら、隙間に引っかかったのか?」 アパッチ改「は、はいぃ…。行動不可能です…。被害状況は大きいですし…。」 ソリッド「また妙な場所に引っかかったな…。」 アパッチ改「どないしょ〜。」※唯一動くプロペラで何とかやっている。後折れる音あり。 だが、操られたサムライは、さらに例の人物へ剣を向けた。 ドスッ!※剣で刺す音。偶然見たリンクス改は驚く。 ファルコン(重傷)「…!!!」アパッチ改「あ゙、折れた。どうしよう…。」 ソリッド「アッハッハッ!!」 リンクス改「って、折れましたけど…。ローターが。」 アパッチ改(ローター破損)「ふぇ〜〜ん。」※後落ちる。で、また引っかかる。 ソリッド「…大体いくらだ?」 リンクス改「えーと、確か5億程度は…。」 アパッチ改(ローター破損)「落ちちゃいます〜〜〜!!!あー…」※落ちた。 リンクス改「あ、落ちました。」ソリッド「落ちたな。」 アパッチ改(全損)「ぎゃぁ!痛い〜…。しかも全損です〜…。」 ソリッド「ヘリはどうでもいいが、君はどうだろうね?」 ファルコン(重傷)「…何故…。」アパッチ改(全損、通信中)「えーと、ここは(以下略)」 ソリッド「勿論、君を倒す為だ。」 ファルコン(重傷)「(奇跡を…信じ、たかった…だけかも、しれないな…。)」 そして、その見ている者たちの前で倒れるのを見るしかなかった。 リンクス改「え!?」アパッチ改(全損、通信中)「え、っと…念のため病院も(以下略)」 ソリッド「離脱だ!逃げるぞ!」 サマワ「逃がさねぇぜ!」レバノン「逃がしませんよ!」 ソリッド「場を改めて会おう!逃げるぞ!」 ソリッドと、その部下たちは逃げていった。が…。サムライは何かがきっかけなのか不明だが、何と元に戻ったのだ!!!! サムライ「……な…。」※アパッチ改を救助し終えたコマンチ改がサムライへ視線を…。 アパッチ改(全損)「サ、サムライさん…?」 コマンチ改「…酷いものだ。」 サマワ「…何故ここにいる!?」 レバノン「心配したからだよ。それが悪いのか?」 サマワ「…ありがたかったぜ。」 リンクス改「輸送能力が無いので撤収。」 と、リンクス改が魔術で移動するのと同時に、チヌーク改が登場する。 チヌーク改「いえね、アパッチ改さんと同時に、負傷者も搬送しますから。」 アパッチ改(全損)「負傷者を先にしてください。回収は、種族に。」 チヌーク改「わかりました。」 そうして、チヌーク改は、全損しているアパッチ改を後に輸送する事を約束し、チヌーク改は、負傷者を乗せて、搬送するのだった。それを見守る、全損しているアパッチ改。 アパッチ改(全損)「いたた…。でも、これで…」 ドクターマリオ「で、どうした?」 ※全損しているアパッチ改は、知っている限りの情報を伝えたのだった。 ドクターマリオ「成程…。お前らしいじゃないか?」 アパッチ改(全損)「意識不明の負傷者を最優先した方がいいです。僕なんて、機械ですし…それに、破片を拾ってくれていますし。」 下では、破片を慎重に拾っている警察官、軍人の姿があり、破片をブルーシートではなく、袋か何かに入れているようだ。そして、ローターなどの破片を注意深く見ているようだ。 アパッチ改(全損)「僕より、あの負傷者が大事ですよ。僕は、機械ですから、死ぬ事は多々あっても、また運が良ければ甦るから。でも、あの人は負傷者で、人間です。放置したら、きっと死んでしまって、それでもう終わりですから…。」 ドクターマリオ「だな。よく判断できたな。」 サマワ「そいつは状況で判断だろう。ついでに、剣はどうした?」 レバノン「回収できたぞ。」 と、軍人が言うと、全損しているアパッチ改は、破片を見つめている。 サマワ「サムライもチヌーク改と一緒に行動しているが、アパッチ改が隙間に引っかかって、挙句に落下するなんざ、まれじゃねーよ。」 アパッチ改(全損)「ひ、酷い!!」 ドクターマリオ「コマンチ改も守りへ入ったし…。リンクス改からの通信から、驚きの会話がわかったからな。」 アパッチ改(全損)「落ちて、地面へ墜落したからなぁ…。」 サマワ「それ以前に、助けを呼ぶヘリの声を無視した、何者かは莫迦じゃないのか?」 レバノン「気が付かなかったし。」「P52の25行にて、助けを呼んでおります。」 サマワ「任務の為じゃねーのか?」 レバノン「それに、通信も無視されておりましたね。」「P53の10行ですね。」 サマワ「俺だったら無視しねぇぞ。」 と、サマワが言うと、破片を確認しているドクターマリオを見るだけだった。 ドクターマリオ「…新しい機体にした方が早いな。ここまで損傷が酷いと。」 アパッチ改(全損)「じゃ、バックアップデータを作りますから、処理してくださいね。」 マリ「アパッチ改が全損…。隙間に引っかかっていたのか。」 ルイ「で、どうする?」 マリ「ここまで酷いと、逆に新しい機体にした方がいい。バックアップデータを取れ。」 全損したアパッチ改が、バックアップデータを作り、そして、ルイが魔術で全ての破片を回収すると、酷さを確認したのだ。 ルイ「新しい機体に変えよう。カー坊は多分無理だから、セシルに…。」 サマワ「俺が言っておこうか?」 ルイ「いや、いい。兄さん、直截伝えて。それと、チヌーク改を派遣して。それで輸送して、本部へ戻って。破片を一つも消す事無く。」 マリ「データは俺が持つ。サマワ、レバノンは任務を続行してくれ。」 ドクターマリオ「俺とルイは、病院へ向かう。」 ルイ「じゃ、また落ち合えたら頼む。」 レバノン「俺も、また会えたら宜しく。」 サマワは、少しだけ考えていた。その人物を見て、ただ不安だけを残したかのように、剣も何も向けず、ただの見物客のような状態だった、その人物を―――。 サマワ「…ただ、あいつ…。本心を隠しているぜ?」 ルイ「本心を…?一体…?」 サマワ「そう思った。」 ルイ「…わかった。それも、兄さんに。」 マリ「わかった。マリオたちにも伝えてこようか?」 ルイ「いや、今回はとても大問題になりかねない。まだ病院で、例の人物の安否がわからないだけでも不安なのだ。それで、もしマリオたちに言ったとするなら、かなり問題が起きそうだ。以前の場合でも、かなりの混乱が起きていたという。だから言うな。」 ルイが言うと、かなりの人物が静まり返っていた。そして、カメラを回していた人物も、ただ唖然としていた。そして、撮影していた人物も、テレビ局のスタッフたちも、目の前で起きた事件を、ただ唖然とするしかなかった。 ルイ「…無理に納得しろとは言わない。この情報を、俺たちに渡さないと、本当の真実がわからない。まぁ、アパッチ改や、コマンチ改などにも情報収集をして、それで真意を知るしかないだろうけど…。俺は無理に知りたくないからな。」 と、ルイが言うと、離脱を開始しだしたのだ。無論、警察官が入れ替わりになるのだが。 ルイ「一応事情聴取は今無理だからな。」 と、ルイが言うと、種族の者たちはうなずいたのだ。そうして、ルイたちは魔術で病院へ到着すると、まずヨッシーが顔を覗かせる。 ヨッシー「ルイさん?」 ルイ「ああ。」 ヨッシー「…僕じゃどうにもならない。隔離部屋で治療水をしたところ、例の霧が彼を苦しめていたみたい。霧自体はどうしようもないけど、浄化呪文さえ使えれば…。」 ルイ「浄化呪文か…。一部しか使えない故に、危険だな…。」 ドクターマリオ「サマワとレバノンも状況を一部見ているから、先に事情聴取をするって言っていたけど、俺は負に落ちないな…。何故…?」 ソリッド「俺の所為だ…。結局、リキッドと同じ道を…。」 ルイ「!?」 思わずルイは銃口を向けるが、カー坊が前に出る。 カー坊「…少し落ち着け。私も今落ち着いたばかりだが…。」 ヴィル「で、現場は二箇所。ただ、あの番組自体を封じろとか言われているらしいわ。」 ルイ「…しかし、こいつは…。」 カー坊「落ち着け、ルイ・トランスバール!」 ルイ「…そうだったな。」 カー坊「意識不明とはいえ、まだ危険だというのだ。今も面会禁止だ。」 と、カー坊。 カー坊「サムライも、今警察の事情聴取を受けているが、彼は操られた記憶があるというのだ。何かの文字が浮かんでは、消える…。その何かの文字の所為で、彼はあの人物(ファルコン)を傷つけたと言っているというのだ。…ついでで悪いが、こいつを見ろ。」 本を手渡すカー坊。ルイは本をめくり、そして視線を向けている。 ルイ「…これは…。」 カー坊「そう、これこそ…F-ZEROに起きた問題だ。それが克明につづられている。魔術の本からすると、魔術で作ったみたいだな…。」 ルイ「つまり、生きた証人みたいなものか…。かなり克明に描かれているし…。」 カー坊「この本を見て驚いたのは、外にいる住民たちの事だ。全員倒れているというが、魂はあると考えている事を考えると、どうやら何か、人には悪いもののようだ。」 ルイ「霧が、凶器みたいなものか…。」 カー坊が言うと、少しだけ考えていたのだ。 カー坊「瑠璃と破璃という人物を倒す方針でいる。とはいえ、もう兵力が向かって…」 ヨッシー「あ、破璃はコピーではなかったですよね?」 カー坊「ええ。瑠璃を倒したの?」 ヨッシー「はい。瑠璃さんを撃破したみたいですが、まだ住民たちに変化は無いですね。」 カー坊「了解、まだ油断するな。」 その中で、闇のような世界。 誰か「…起きよ…。」 ただ、その人物は、その声を告げる。優しさがある、その人物。 ファルコン「誰だ…?」 ゲルング「俺はゲルング…。記憶の、媒体の筈の、人物だ…。お前に、一つの力を渡そうではないか…。浄化の力を…。」 そうして、その光が放たれる。その光は、ただ消える。その時には…ゲルングの姿は無かったが、その光だけは、その人物を包み続けていた。 そうして、現実の世界では。 ルイ「だから、カー坊…。瑠璃だけじゃないって…。」 カー坊「ああ、それなら私に任せろ。」 ソリッド「待ってくれ。あの現場へ、俺は今から向かう。」 カー坊「…あの落下現場か…。行こうじゃないか。」 ルイ「俺も是非!」 カービィ「僕も〜!」 マリオ「俺も!」ルイージ「僕も。」 ルイ「ぬわ!」 カー坊「…こいつら独自の情報網を持っているのか…。」 結局、今から向かう事にしたのだ。その現場を下へ降りる前に、コマンチ改がまず高度を下げていく。そうして、周りの状況などを伝えていく。洞窟を見つけたコマンチ改は、カー坊に通信で伝える。 カー坊「…洞窟だそうだ。」 ソリッド「洞窟…?」 ソリッドは、心の痛みを感じたが、気にせず、降りる事にしたのだ。 ※降りる自体はヘリに乗せて高度を落としてもらい、そのまま地面へ降りるだけなので…。 カー坊「降りた〜。」 ソリッド「これか…?」 そうして、来た者たちで向かうが、コマンチ改は上空で待機する事にしたのだ。そうして、洞窟内は寒気を覚えるようなものだった。 カービィ「寒いね…。ここにいるの?」 マリオ「みたいだな…。」 ルイージ「寒いけど、壊したら証拠が消えるし…。」 ソリッド「寒いな…。」 カー坊「でも、これでもまだマシよ。」 ルイ「で、結局兄さんもいるわけで…。」 マリ「いいじゃないか。」 ヨッシー「せめて僕も行きますからね。」 ドクターマリオ「セシルに任せるのもどうかと思うぞ…。」 カー坊「いいじゃんか。」 ドクターマリオ「…やれやれ。」 洞窟のある部屋は、三重の扉で閉じられていた。簡単に開くのを不思議がるソリッド。そして、その部屋は、ただ広く、古いロウソクがあるのだ。 ソリッド「…これは…。」 カー坊「これは驚きよね…。」 ルイ「…これが部屋かよ。」 鍵付きの宝箱と、鍵入りの小さな箱がある。その箱を開けるカー坊。その箱の鍵を見て、苦笑しながら、手に触れる。 カー坊「成程…。特殊な鍵よ…。『ウォード錠』とかいう鍵でね…、結構古くから伝わる鍵なのよ。内側には、ロックできるようになっているけど、外側からは何も出来ないわ。」 ルイ「へぇ、リキッドはそこに眠っているのか?」 カー坊「ええ。内側からロックもされていないようね。」 ソリッド「…。」※息苦しいのを覚える。 ルイ「ソリッド?」 ソリッド「…く、ぅ…。」※苦しみが襲う。 カー坊「記憶で苦しんでいる。手を出すな。」 ソリッド「記、憶…?」 ルイ「ソリッド…。」 カー坊「リキッドはきっと笑っているわ。貴方が来た事に。」 そして、カー坊は本を見つけたのだ。本を手に取り、ページをめくっていく。古びた本なのか、優しくしているようだ。そして、あるページを見つけたのだ。 カー坊「血文字…。…えーと…『ソリッド、逃げてくれ…。無事で、生きてくれれば…それだけでも十分だ…。どうか、ソリッドに、神々の祝福を…。』…これって…。」 ソリッド「そうだった…。そうだったな…。」 と、軽く呟くソリッド。 カー坊「まだ続いている。…えーと…『ソリッド…。君だけは、忘れない…』そこまでしか書かれていないけど、紅い線がある事を考えると…。」 ソリッド「リキッド…。お前は、ここで死んだのだな…。」 ただ、ソリッドを見て、苦笑するしかなかった。ソリッドは、ただ流す涙を止めようと思っているのかもしれないのを、カー坊は考えた。ソリッドの様子を見て、カー坊はただ笑うしかしなかったが、カー坊は苦笑したのだ。 カー坊「嬉しいと思うぞ…。ソリッド、忘れない方がいいぞ…。在りし日のリキッドを、絶対に…。多分倒したのも、予測は付くが…。」 ソリッド「…リキッド…。永久に、眠ってくれ…。俺は、お前の仇討ちをするから…。」 カー坊「きっと、笑ってくれるわ。」 ルイ「じゃ、リキッドの仇討ちと、ファルっちの仇討ちをしよう。」 マリ「ああ。それでも喜ばなくても…倒すのが目的だからな…。」 カー坊「ソリッド、種族になるか…?」 ソリッド「頼む。させてくれ。」 カー坊「了承した。」 ルイ「じゃ、厳重に封じよう。カギはしまったな?」 カー坊「ええ。カギもね。」 そして出て行く中で、カー坊はただ、宝箱のような方向へ、軽く笑みを浮かべた。わずかに、亡霊がいたのだ。そして、カー坊は魔術で密かに、巨大な宝箱に、符を貼り付けていて、そこに縛っておくのを判断しておいたのを、亡霊とカー坊しか知らない。 カー坊「…眠れ―――。」 一つ、一つの扉を厳重に閉めておく。そして、外へ出る一同。 ルイ「じゃ、素直にこいつでも使おうか?刑事が事件の時に使う奴。」 カー坊「ダメよ。ここは任せて。」 魔術によって、入り口すらも封じるカー坊。 カー坊「さあ、戻りましょう。」 そうして、カー坊たちは戻っていった。 それから、数日後。まだ変化がない、隔離部屋を見る、あの日洞窟へ向かったメンバーたちだが、わずかな光を見たのだ。カー坊も、ただ苦笑するしかなかった。 ヨッシー「光った〜。」 カービィ「だね。」 マリオ「酷いな…。」 ルイージ「サムライさんも、いつの間にかいたけどね、洞窟に来た時。」 サムライ「来て悪かったな…。」 ドクターマリオ「いい検証人じゃないか。後で伝えるとか言ってしまったけど。」 ソリッド「正式に不老不死となったが…破璃を倒すとは思わなかった。」 ルイ「…まだ変化が無いのか…。F-ZEROも…。」 マリ「時間落にしてもなぁ〜…。」 カー坊「…。」 その、隔離部屋で眠る人物を見るカー坊。 その、人物の夢の中。 ゲルング「目覚めよ、力―――。」 そして、光が急激に放たれたのだった。 現実の世界でも、光が急激に強まったのだ。そして、一人の人物(ファルコン)が立ち上がる。 ファルコン「…浄化の霧。」 カー坊「はい!?」ヨッシー「!?」 メタナイト卿(来た)「今、浄化の霧と…!」 その霧が、下にある霧を消していく。まるで、魔術のように。 ファルコン「…浄化の風。」 浄化の風がまた吹きつける。さらに浄化していく、毒毒そうな霧。そして、完全にその霧が消えると、本人に、霧と風が吹きつける。そして、消える二つの術。 ソリッド「これで、彼は浄化の力に目覚めた。これは喜びたい事実だ。」 メタナイト卿「!?」 ソリッド「ああ、失礼。以前は敵だった、メタルギア・ソリッドだ。リキッドの事を確認してきているからね。」 メタナイト卿「お前は、一体…。」 ソリッド「浄化術を使う、悪魔として見られてきていた人物で、以前はデストの部下だった人物だよ。信じないのかい?」 部下「ソリッド様!!」 カー坊「メタナイト卿、そしてソリッドの部下、何時からいた…。」 カービィ「五十分年前。」 カー坊「答えになってないし、混じってるし。」 ルイ「何だよその答え。」 マリ「…全く…。」※P59の36行〜P60の3行まで、同ネタあり。 カー坊「やれやれ…。」※場所は、種族とスマブラキャラ 〜 車と種族 〜です。 と、カー坊。※カー坊、手を振って見る。反応を見て笑う。 ファルコン「…どうした?」※ネタ的には、P17の3行から、16行辺り。byカー坊 カー坊「いや、気のせいだ。」 ルイ「気のせいじゃないし、そこ!」マリ「絶対違う!」ソリッド「お?」 カー坊「チッ。バレたか(笑)。」ファルコン「おい…。」 ソリッド「いいじゃないか、別に。それと、謝意を言いたくて…。」 と、ソリッド。それは、明らかに後悔の念を感じさせるような言葉だったのだ。 ソリッド「俺がもし…あの時、反乱さえ起こしていれば、お前を死なせかけた事は無かったと思っているし、あの犯罪は、俺も含まれた犯罪だ。」 カー坊「ソリッド?」 ソリッド「だから、殺すとかはしなくていいが…せめて、恨むなら恨めばいい。」 カー坊「…責任感だな。」 ルイ「だろうな。」 ヨッシー「検査するので、えーと、人払い〜。」 カー坊「医療じゃヨッシーが上ですから」 ヨッシー「セシルさんですから、勘違いなさらないでくださいね。」 カー坊「あ、わかっていたのね。」 ヨッシー「当然ですよ。医療現場で知らない人はいませんから。」 と、ヨッシー。 カー坊「一時撤退よ。邪魔だし、ここにいても…。」 ヨッシー「託(ことづけ)なら受けますからね。」 カー坊たちはその場から離れていった。そして、敵本拠地まで、カー坊たちは向かったのだ。そこにいる人物を睨むカー坊。不機嫌なのは、ルイもわかったのだ。 カー坊「そなたが、黒幕か?」 デスト「そうだ。ソリッド、お前の部下は消えたぞ。」 部下「な、何をいきなり…」カー坊「…?」 ストロイ「まだいたのか。」ファルコン「…カー坊。」 カー坊「無視すんな、黒幕。F-ZEROを襲い、挙句の果てには、サムライを使ってファルコンを殺そうと思ったのだろうな…?#」※あ、怒ってる。byルイージ ソリッド「…うわぁ。」ルイージ「逃げられる?」メタナイト卿「やってしまったか…。」 ルイ「絶対キレてるな…。」マリ「ヤヴァイ。」マリオ「あーあ。」部下「ダメだこりゃ。」 カー坊「…死を見ておけ。」(逆鱗宣言!あと5ターン!) ファルコン「死ぬだろうな…間違いなく。」(あと4ターン!) ソリッド「それ以前に、何だ、逆鱗宣言って…。」(あと3ターン!) カービィ「ヒィィィ!!!」(あと2ターン!) 部下(名:ロス)「…嫌な予感…。」(あと1ターン!逃げるなら今!) カー坊「死へ落ちよ!」(0ターン!逆鱗発動!) ロス「あわわわ…。」 ソリッド「おい、ロス。ロスアンジェルス。」 ロス「は、はい!ソリッド様!ここにおります!」 ソリッド「死を受けろと」 カー坊「そなたとロスは殺さない。殺すのは…あいつらだ!」 ロス「…あの…ソリッド様、そういえば、ヘリは引っかかりませんよね…?」 ルイ「種族のヘリならなるぞ。」「詳しくは、P52の25行だ。」 ヨッシー「成程。」「一応…P52の19行辺りから、P55の10行まで。」 マリ「思いっきり引っかかっていたな…。どうやったらああなるのか?」 ルイ「ローターまで折れたからなぁ…。」 マリ「…確かに。普通なら折れないのだが…。」 ルイ「墜落じゃなさそうだし…。」 ルイは少し考えていると、ある思考にたどり着いたのだ。 ルイ「何か、機械自体を…狂わせたのでは?」 カー坊「それはアパッチ改から聞いた。」「アパッチの同行も書いておくか…。」 ルイ「…じゃ、成立だな。」「P52の36行じゃ衝撃、33行では折れてるし…。」 カー坊は既に、敵を倒していたのだが、現場は酷くなっていたのだ。 ルイ「あーあ…。」「P52の25行と27行は助けだし、P53の3じゃまた落下。」 マリ「殺ったか。」「P53の6行で完全落下、8行で地面へ激突だ。」 ヨッシー「あちゃー。」「P53の10行、14行は通信だね。以上!」 ソリッド「ところで…お前はわかっていたのか?アパッチ改の事は。」 ファルコン「気が付いていたが…。」 ソリッド「…素直じゃない奴。」 ファルコン「お前もだろ。」 カー坊「…やれやれ。」 ロス「…あ、あの…。どうします?」 カー坊「まぁ、戻るしかないわね…。」 その空を見るカー坊。ただ、平和になったのを喜んで。その変化は…既にF-ZEROにも起きていたのは、誰もが知っているのだ。カー坊は、それを知ってか、F-ZEROへ遊びに行くと告げたのだ。気まぐれな遊びのように。 数日後。のF-ZERO。 カー坊「F-ZEROか…。この世界はいい技術だ。」 ルイ「だろうな。」 ソリッド「…いい眺めだ。」 ロス「そうですね。」 ソリッド「これほどいい世界を、あのデストは…消そうと思ったのか…。」 カー坊「みたいね…。でも、これでも、平和な空よ。」 ソリッド「すまなかったな…。」 ファルコン「気にするな。」 ソリッド「カー坊も、気にしないのか?」 カー坊「…ええ、そうですね…。気にしませんから。」 その空は、いつもの空を映し出している。 その空が、綺麗な空を見せているのは、当然なのだろうか。 カー坊は、平和となった空を見て、苦笑するだけだった。

最終更新:2010年04月19日 03:15