種族とスマブラキャラたち 〜 全ての過去と未来 〜第二十一章

― 第二十一章 ― 某所の建物。そこに、人々は集っていた。 アリゾナ「頼むから、あまり離れるなよ。」 と、道を歩く三人と一匹がいる。 カノンドロフ「何が楽しくて、こんな事をしているのだ…。」 クッパ「我輩も向かっている場所とは…この場所になるのか?」 ガノンドロフ「…つまらない場所だ。」 アリゾナ「エステ…じゃないのか?」 リンク「ち、違いますよ!」 と、こっそりついてきていたらしいリンクとゼルダが姿を見せた。 リンク「マッサージ店だそうです。結構人気があるみたいですけどね。」 ゼルダ「今度行きましょうね。」 ピーチ「いいわね。明日…」 だが、その時。会話を遮る、大きな爆発音が響き渡ったのだ。 リンク「!?」 アリゾナ「まさか…これから向かう店か!?だとするなら、急ぐぞ!」 走り出すアリゾナについていく一同。そして、現場へ到着すると、もはやほとんど骨組みしか残っていなかったのだ。アリゾナはただ、住民たちを避難させるよう指示する。 アリゾナ「…ルイ!わかるか!?」 ルイ「わからん!ファルっち!どこにいるんだ!!」 その威力は、想像を絶していると…ルイたちは思ったのだ。 その一方。※参議院選挙は荒れそうな雰囲気がありそうだ(2007/06/24の時点で)。 ただ、血に染まっているその人物は…痛みに耐えながら笑みを浮かべた。 ファルコン(重傷)「…傷は…深すぎる…みたいだ…。」 その瓦礫が、完全に凶器となっており、しかも威力は凄まじいものでもあったのだ。 こうなったのも、少し前である。※豆知識。この事件、シエスパ爆発事故を元に。 ファルコン「…それにしても、この場所は重要性というものがあるのか…?」 だが、わずかに火花のような気配を感じたのだ。魔術で一人を移動させた、その時。 ドォォォォォォォォォオンッ!※大爆発という大爆発。 その大爆発により、一部が瓦礫の下敷きとなってしまったのだ。 それで今に至る。※関係無いが、自作GT4&スマブラの物語で、中里登場予定(マテ ファルコン(重傷)「…死ぬな…間違いなく…。」 既に瓦礫は行動を不可能に陥っていた。その血は、既に大量失血しているようである。 ファルコン(重傷)「(…お前は…敵が…少しでも、いなければ…いいだろ…?)」 ただ、その人物は、そう考えていたのだ。 ファルコン(重傷)「(…俺が…いなくても…大丈夫だろ…?…サムライ…。)」 そして、見える光に視線を軽く向けたのだ。 そして、その人物の意識が消える。※あくまでもこれは想像上です。勘違いするなよ。 その一方。※シエスパの事故で運が良かった芸能人、歌手がいたようである。来る前で…。 マリオ「だーっ!!!」(怒)「何だ、爆発事件(テロこうげき)って!!」 ルイージ「兄さん…勘違いしないで。…ただ、死者が何名か出ているらしいよ。」 ルイージは受話器を手に、そう告げている。だが、次の瞬間、顔色が変化する。 マリオ「…?どうした?」イラン「…任務(せんとう)か?」 ルイージ「ち、違うよ〜。」 マリオ「…怪しい。」 イラン「答えろ。正直に…」※言いながら剣を向ける。銃口も同時に。 ルイージ「ギャーッ!殺されるーッ!」マリオ「おいおい!!冗談じゃないぞ!」 ※仕方ないので、ルイージが説明を。ただしルイージは落ち着かせて話しているが。 イラン「仲間が負傷…。」 ルイージ「一人、意識不明の重体だって。」 マリオ「意識不明の…。」 イラン「重体…。それで、どうなっている?」 ルイージ「一応発見されて、搬送されたけど…どうなるかわからないって…。」 ただ、ルイージはそう告げた。 その一方。暗闇の世界。 そこは、夢というものから少し離れているものである。 闇の手が、死へ誘おうと誘ってくるのだ。その手に掴まれても、離させる事ができるのだ。 ファルコン「…。」※周りを少し見渡している。 一人の人物は、重みというものを感じながら歩いていた。ただ、その後倒れるのだが。 だが、その時、彼の視線に、誰かが立っていた。その人物は、その笑みを浮かべ、そして、彼の元へと向かおうとするが、見えぬ壁により、阻まれた。 ファルコン「…マリ、オ…。」※言って手を伸ばす。 だが、彼の意識は急激に消えていこうとしていた。まさにその時、手をつかむ、誰かが。 マリオ「諦めるな!諦めたらそれで終わりなんだ!だから、諦めるな!!!」 その言葉は、まさに彼を奮い立たせるような台詞でもあるのだ。 マリオ「あきらめたら、そこで終わるぞ!出来れば…死なないでくれ!」 ファルコン「…。」 マリオ「だから―――」 ―――絶対に、死ぬな…!…ファルコン…!――― ただ、その言葉と同時に、その人物の意識自体が急激に戻ろうとしていた。 そして、その人物が意識を取り戻した時には、既に事故から二日経過していた。 ファルコン「…。」ヨッシー「あ、起きたよ。」 湾岸「よぉ、起きたか?」 サマワ「おい、おめぇは来なくていいんだよ。」 湾岸「そうか?お前、確か言ったな。軍人は劣るに足らんとか。」 言っていると、カー坊が姿を見せた。 カー坊「事故原因は、火花が出来て、それが引火できる煙か何かで爆発したようだ。」 イラン「それで彼が負傷したってのも…なぁ…。それに、作られてから一度も…。」 ファルコン(一応軽傷まで回復)「…不幸、だな…。」 カー坊「それで、目撃…じゃない、過去を調べていたら、重大事実が発覚した。」 ルイ「ああ、あいつか。」 マリ「ペルフェク・ガノンドロフ。『全ての世界の造物主の護衛者』でもあり、例の戦いのひとつ前の戦いで、命を落としている。だが、改革したきっかけを作ったのは…間違い無く彼だ。彼が作ったその改革が、その神様の世界を変えたのだ。」 カー坊「変化させたのね。」 カー坊がそう付け加えると、ルイは苦笑しながら、視線を空へ向けた。 ルイ「ファルっち。一応、お前は病院で治療されていろ。」 マリ「大人しくしなかったら…。」 カノンドロフ「魔人拳で一撃」 カー坊「待て。殺す気か、ファルコンを。いくらなんでも負傷者だというのに。」 ヨッシー「それで、ペルフェクさんは?」※そういえば、自民党〜11はいいものだ。 カー坊「まだ確認できていないが、この事故でわずかに確認できた。」 ファルコン(軽傷)「何…?」※あと、自民党〜12と自民党〜13と自民党〜14はいいね。 ルイ「何だ?」※それに、自民党〜15(注:グロい)と、自民党〜16と自民党〜17は良い。 カー坊「ただ、まだ目覚める過程には無い事はわかっているからな。」 クロウ「それだけわかれば十分だ。」※自民党〜10もいいねぇ。 アリゾナ「いつか目覚めるだろう。宝剣者。…あの宝剣『カムシーン』の使い手。」 クロウ「だろうな…。」 カー坊「それと、この件に関して、加わる者が増えた。ナチスとイギリスという人物だ。」 ベトナム「いや、もう到着しておりますが。」 カー坊「早いな、ベトナム。流石不老不死の人物だ。」 ナチス「カー坊、本日より協力致します。」 イギリス「宜しく。」 と、イギリス。 イラン「とりあえず、合流した奴らはこんなけんか?」 ナチス「そのようだな。」 イギリス「どうでもいいけどよ。」 湾岸「…イランも、あまり変わらないな。久々に会ったと言うのに。」 カー坊は書類を手に、ただ笑みを浮かべていたが、苦笑したのだ。 カー坊「ドクターマリオ。」 ドクターマリオ「…ダストならば、あと少し遅れるかと。」 マリオ「遅れるぅ?」 カー坊「…。」 と、その時。 ダスト「よぉ、お前さん。元気だったかい?」 POD「あ、ダストさん。」 マイル「久しいな。」 カー坊「大剣使い。」 ウォード「…お前か。」 ダスト「ああ。大剣使い、ゆきだるまはいないのか。」 カー坊「この危険な大地へ向かわせるとでも?」 アラハバキ「同感。」 荒覇吐「あいつ、雪の塊だが、モストのようなくらい強いわけではない。」 モスト(以前はニード)「俺も弱いんだが…。」 カー坊「弱い、強いとかいう話じゃない。ただ、この戦いが悲劇を呼ぶかもしれないから。」 セントレア「そうか…。」 ソリッド「…結局来たのか。」 ロス「と、見て良いようだ。」 クロウ「…ダスト。」 ダスト「わかっている。リンク、俺を倒すなら中途半端な光撃は止めろよ。」 リンク「…『皆殺しの暗殺者』だからですか?」 ダスト「わかっているようじゃないか。ダスト・ラファール=スープラという事を。」 クロウ「偽名『ダスト・ラファール』だ。そして、こいつは全て含めた通称名がある。」 カー坊「それが…『皆殺しの暗殺者』だ。」 と、カー坊。 カー坊「その強さは生半端ではない。『全ての敵を倒す者』よ。」 ルイ「…。」 カー坊「まさか…“血のように赤い車”(ブラッディ・レッド・GT−R)が来るとは想定外だ。」 ヨッシー「え?」 カー坊「あ、そうだ。…彼は…『悪夢を見せる戦車』とも呼ばれているぞ。」 キー坊「そのダスト・ラファール=スープラを敵にしたら、本当に死ぬわよ。」 ルイ「ダークファルコンも大分警戒しているらしいし。」 ダークファルコン「何が警戒をしている、と?」 カー坊「噂をすれば何とやら、って?」 ヨッシー「はひ。」 カー坊「とりあえず、状況を。」 ※状況報告なので省略。 クレイター「ふむ、そいつらが行動を起こしていたのか…。」 神鬼「これはのんびりと構えられないな。」 ダークネス「…ネスたちといった少年たちはここで待機した方がいい。」 リンク「!?何故です!?」 クロウ「敵は誰だと思っている。シャドウカー坊、シャドウマリオ、シャドウルイージ、影の一族の主十代目のシャドウツィオン、シャドウファルコンが行動を起こしているのは明白だ。そんな悲劇を起こしかねない戦いに、少年少女を連れて行けるのか?」 カー坊「私は別。」※因みに、P641行1桁から音楽使うならGT4の『Horizon』を。 サマワ「別っていっても、逆に主だから前線へ向かわないと思うぜ?」 レバノン「それは古い話と思いますけどね。」 サマワ「だがよ、未来を壊させねぇ為にも、大人しくしていればいいさ。」 カー坊「でも、死にたいなら来ればいい。死にたいのなら、ね。」 カー坊の言葉に、ほとんどは黙ったのだ。まるで、わかっているかのように。 キー坊「ネスだってわかるでしょ?貴方たちを利用して、そして潰そうとしたのを。」 カー坊「そして、完全に潰しきれたかどうかも含め、最終的に勢力で攻めてくる。そのような事を抑える為にも、言っているの。本当に守りきれるのかわからないから言っているの。でも、もしみんなが心配なら…来なさい。」 キー坊「死ぬかもしれないという覚悟も一緒に、ね。」 カー坊はそう告げると、ただ苦笑する。それでも、全員の意思を確認したかったのだ。あの事件の後とあっては、警戒しない方がおかしいと、カー坊は思っているのだ。 カー坊「だから、生きたいなら向かうのをやめなさい。」 ロシア「そうですよ。」 と、雪国の服を着込んだロシアが、いつの間にかカー坊の前にいたのだ。 カー坊「ロシア…。」 ロシア「…だから、死にたいのなら―――。」 カー坊「…待って。接点は?」 ルイ「へ?接点?…影の一族の後方に、闇の一族が…。」 カー坊「そいつだ。そいつを叩く!」 マリ「何処だ?」 ルイ「いや、それは例の機械で使うぞ。『オーフレイム』で追尾する。」 カー坊「了解。では、私も…。」 そうして、向かう者が準備を進めていく。カー坊は確信をまだ持っていない。 ルイ「そういえば、レイっていう元FBIの奴がいただろ?」 カー坊「ええ。彼は殺されたっていうけど、復活させて、現世へ戻したの。」 ルイ「それでヤツが驚いたのもあったな。ま、名前なんてわからなくしたのもあるけど。」 カー坊「あの名は死んだ。だから、別名。」 ヨッシー「ひでぉ」※ネタありです。 ルイ「ピーッ」※ネタありです。 カー坊「待てや。」 クロウ「おーい、準備完了したから、行くぞ〜。」 カー坊「ええ。」 ただし、翌日になって向かうだけに、ほとんどは警戒心が強かったのだ。その翌日になって、カー坊の部屋で、カー坊はある装備を見たのだ。二つの剣があるのだが、一つは半透明のような刃、一つは本当に完全なる刃―――。 カー坊「行くぞ、我が愛用の武器…悪魔聖水剣…ラファルソード。」 カー坊がその二つの剣を構えると、魔術でしまう。 そして、走るカー坊。ただ、奇跡を信じながら。 クレイター「カー坊、用意ができました。」 カー坊「軍人であると同時に、種族本部の者だからな…。」 ヨッシー「?」 カー坊「何でもない。とにかく、行くぞ。」 そして、ただ、例の場所へ向かう。そこは―――。 カー坊「容赦が無い敵の攻撃はここだったわね?行くわよ。」 そして、カー坊たちは向かう―――。 その一方、影の一族の影竜(えいりゅう)を扱う者たちは。 シャドウカー坊「影ファルちゃん、影ファルちゃん。」 シャドウファルコン「…お前か。」 シャドウカー坊「ちょっと聞いて。…影竜…やけに大人しいと思わない?」 と、シャドウカー坊が言うと、幻影の影竜が登場する。 影竜『無理も無かろう…。相手が相手だ。」 シャドウカー坊「そうかしら?」 と、誰かが現れたのだ。慌てて姿を隠す影竜。 シャドウカー坊「侵入者が来たみたいよ?」 闇の一族「そうか。それは楽しみだ。」 シャドウカー坊「ダークブラスラル…いえ、ダークブラスル。目的はあるの?」 ダークブラスル「…ある。ブラスラルが出来なかった事を、俺が必ず叶えるのだよ。」 シャドウカー坊「成功した暁には―――。」 ダークブラスル「無論だ。」 そして、魔術で去っていくダークブラスル。 シャドウカー坊「…それにしても、シャドウマリオブラザーズ、主のシャドウツィオンが来ないのも、また問題よね…。」 シャドウファルコン「…待つ時間も無さそうだ。」 その一方。 カー坊「マリオたちに言っておく。私は先に向かう。だから…。」 マリオ「生きて帰って来いよ!」 カー坊「…ええ。」 ただ、カー坊は走る。何かの願いと共に。 シャドウカー坊たちは。 シャドウカー坊「…来たね。」 ダークブラスル「みたいだな。」 シャドウカー坊「!?」 だが、雷鳴の矢が地面に突き刺さる。その先…つまり、放った人物は―――。 アリゾナ「無理して来るな、と言った筈だ。」 ファルコン「…戦いならば、その油断は必要ない。」 アリゾナ「…勘弁してくれ。」 シャドウファルコンが、そのシャドウカー坊の前に出る。 シャドウカー坊「!?」 シャドウファルコン「…こいつを片付けるぞ。」 アリゾナ「…お前、まさか…。」 ダークブラスル「そうか、お前たちが裏切り者か…。」 アリゾナ「俺も、半分怒っているからな、俺にもよこせよ。」 アリゾナが武器を出す。だが、シャドウファルコンはアリゾナ側へと魔術で逃げ、シャドウカー坊をどさくさにまぎれて移動させたのだ。 シャドウファルコン「いいか、必ず逃がせ。俺が時間を稼ぐ。」 アリゾナ「待て、止めろ!それで喜ぶ奴がいるのか!?」 シャドウファルコン「戦いの所為で、この命が散るなら―――…。」 ダークブラスルへ、魔術で出した銃を向ける。 シャドウファルコン「…誇りと、本能だよ―――…。」 ただ、言って銃を撃ったのだ。敵にも、その一撃は入っている。 ダークブラスル「な…!」 ダークブラスルが魔術で狙った先は、明らかにシャドウカー坊だ。 シャドウカー坊「シールドが、間に合わないッ…!」 その一撃は―――シャドウファルコンに当たる。ただ、鮮血が流れ、そして、シャドウカー坊はただ、唖然として見ているだけだった。 シャドウファルコン(重傷)「(…すまない…。)」 ただ、それだけ、シャドウファルコンは思ったのだ。 シャドウカー坊「影ファルちゃん!!!」 その瞬間、天井の一部が突然落ちてきたのだ。そこから、カー坊が着地する。 カー坊「…お前が、黒幕だって事だ。だから、離れていろ。」 アリゾナ「!魔力暴走!」「まさか、場合によっては起こせるのか!?」 その瞬間、ダークブラスルの左腕が飛んだのだ。しかも、爆発で。 ダークブラスル「う…あぁぁぁぁっ!!!」※痛みで悲鳴。 カー坊は痛みに耐えるシャドウファルコンに軽く視線を向け、そして、カー坊はダークブラスルへ視線を戻す。ただ、その殺意だけは隠さずに。 カー坊「シャドウファルコンは、これくらいの痛みじゃない。だから、殺す時は殺す。」 シャドウファルコン(重傷)「…お、前…。」 カー坊「殺る。」 ダークブラスル「ま、待ってくれよ!」 カー坊「遅い。」 悪魔聖水剣で、ただ突き刺すカー坊。怒りを、その相手にぶつけるように。引き抜いて、ただ視線を向けるカー坊。ダークブラスルは痛みに耐えながらも、カー坊へ視線を向ける。 カー坊「何を殺ったとでも。殺らないと困る理由でもあるの?」 ダークブラスルはそれで黙ったのだ。 シャドウカー坊「そういえば…ブラスラルが出来なかった事を、彼がやるって…!」 カー坊「人殺しはそう簡単には生かさないしね。」 シャドウカー坊「…ごめんなさい。」 カー坊「いいわ。こいつを殺すわ。」 ラファルソードでその敵を殺すカー坊。ただ、後悔など無い。 カー坊「戻るぞ。」 シャドウカー坊「ごめんなさい。謝意を示しておくわ。後で事情も言うから。」 カー坊「興味があるけどね、そこは。」 アリゾナ「カー坊、どうする?」 カー坊「急いで戻るわよ!」 そうして、負傷者を運び、スマブラ寮(作者注:スマデラは間違いでした)へと戻ったのだ。 カー坊「で、どう?」 治療水にいれ、ただ治療を行っているのを見たカー坊が言う。 クロウ「今の状況、生きているのが奇跡だろう。」 ダスト「ロシアとサマワ&レバノンは現場検証へ入った。」 リンク「僕たちより早かったですね、対応が。」 カー坊「種族の対応を甘く見たらいかんで。」 ダークネス「ただ、殺した敵側は、裁かれるのはいいが、向こうは断りを入れている。」 神鬼「どうするのかな、あいつ。」 クレイター「…一応報告があるが、聞くか?」 カー坊は視線をクレイターへ向けた。 クレイター「今回、俺が気になった点が一つある。闇の一族が、何故影の一族を操っていたのか、という疑問がある。ダークファルコンもそこを気にしている。」 ダークファルコン「影の一族は、闇にも光にも変化できる一族だ。」 ダスト「ただ…今回は、無茶して来た者がいたというのを知っていたのか?」 ソリッド「何?無茶して来た者…?」 ロス「それは聞いてはいないぞ。」 セントレア「俺とソリッドたちは向かっていた。」 モスト「俺も初めて知った。」 アラハバキ「ダスト、事実を調べている最中だ。」 荒覇吐「一応俺もデータベースから引用できるからな。」 POD「無理して来た人物についてはわかりました。後は、黙認か否か…です。」 カー坊「有難う。」 カー坊もデータを確認して、残った者たちへ視線を向ける。 カービィ「僕は向かっていたよ?」 ネス「僕も。」 ヨッシー「そこは証人になります。」 リンク「今回は、何人残ったのですか?」 カー坊「…そうだな。黙認か?」 言ったその時、顔色を変えたのを見逃さなかったのだ。 カー坊「成程。」 POD「ちょっと来た方がいいよ〜。」 ルイ「…おいおい。」 マリ「セ、セシル…。」 そのスマブラ寮に残った者がどこかの部屋一つを借り、そのスマブラ寮に残った者たちが説教を受ける中、カー坊はデータを確認して呆れたのだ。 カー坊「当の本人は眠っているし、シャドウファルコンは攻撃で負傷…か。」 ヨッシー「カー坊さん、治療水の加減は?」 カー坊「水が知っている。情報さえ入れると、完全にその情報を把握して、それで加減をするのよ。種族の神様がそう教えてくれた。」 ヨッシー「?」 カー坊「種族の神様は…『ガーゴイル様』なの。彼女が、ね。」 マリオ「へぇ、神様っているんだな。」 カー坊「ええ。限定されてしまうけど、一応神様は存在するのよ。あの世界に神様を送ったら全員が驚く程なの。誰でも、その世界に神様は存在するという話があるけど…ね。」 ルイージ「それよりも…目覚めるの?」 カー坊「二人に関しては…何とも言えない。」 マリオ「…そうか。」 カー坊「ただ、一人は大した影響など無い。」 ルイ「だから、安心してくれ。」 ルイージ「安心できない。」(笑) シャドウカー坊「そういえば、話があるって言ったわね?」 カー坊「ま、魔術の本を使って教えておくから。」 ファルコン「…。」 シャドウファルコン「…。」 ルイ「おいおい。起きているんだが、その二人が。」 カー坊「って事で教えて。」 シャドウカー坊「あの戦いの事ね…。あの戦い、絶対にダークブラスルが仕組んだの。ただ、自滅を誘ったの。それで、コロッセオ元帥も殺すよう言っていたし。そして、自分のフィールドに誘って、後は殺すだけ…って、ダークブラスルはね。」 カー坊「殺して正解か。」 さらっとカー坊は一言で済ませたのだ。そして、ただ視線をシャドウカー坊へ向けた。 シャドウカー坊「そして、そのフィールドで悲劇を起こして、ただ倒すつもりだったの。」 カー坊「悪いが、種族には切り札があったのを、知らなかったようだな。」 ルイ「この際だから言っておく。魔力暴走、悪魔魔力暴走、天使魔力暴走、種族天使魔力暴走、神様魔力暴走。だが、さらに上があったのを知ったのだ。」 カー坊「完全なる悪魔魔力暴走の、堕天使魔力暴走…?」 マリ「違う。全神様魔力暴走という、史上最強の威力を誇るものがある。」 カー坊「…まさか…。」 マリ「そう。『全ての世界の造物主の護衛者』のヴィントの力…これに近いのだ。」 カー坊「化物ね…。」ドクターマリオ「…。」 ルイ「それに、威力は生半端じゃないから、解放したその時に…。」 マリ「神様は行動を起こすらしいぞ。」 カー坊「威力は…簡単に言えば、素直に星一つなど一瞬だろう。」 ヴィルはただ苦笑したのだ。まるで子供のように。 ヴィル「だから私のような神様に関わった者がいる。」 カー坊「起こしたら大変な事になる。」 ベル「無理だと思ったら逃げるしかない。」 ウォード「それが、真実だ。」 ヴィント「だが、あきらめたらそれで終わりだ。だから諦めない。」 ファルコン「…負けたくない者ならわかるだろう。」 ラファール「だからって、俺たちが諦めたらそれでおしまいになる。」 モスト「俺のような奴でも、絶対に諦める事はしたくないな。」 アルウス「俺が負けを言ったら、それで終わりだよ。」 荒覇吐「同感だ。」アラハバキ「負けたくは無い。」 カー坊「負けたくないから、逃げる事はしたくも無い。」 ペルフェク「…それは、脅威から逃げるわけではなかろう。」 ルイ「!!!」 ほとんどは驚いたのだ。そう、ペルフェク・ガノンドロフがその視線の先にいたからである。そして、その武器を見て、さらに驚愕したのだ。 カー坊「成程。」 カー坊は苦笑しながらも、ヴィルたちへ視線を向けた。 ヴィル「光銃。」 ヴィント「光剣が強敵になる、剣か?」 ベル「光槍よ、我が前に現れよ。」 ラファール「光弓矢!光弓と、光矢で撃つ!」 アルウス「光小剣よ、我が前に現れよ。」 ペルフェク「宝剣!」 ただ、カー坊は視線を向け続けた。彼らを見て、ただ苦笑する。 カー坊「ようやくそろったな。このメンバーが。」 ルイ「もしかして、このメンバーで構成されていたのか?」 カー坊「そうだよ。」 ルイ「いいメンバーだな。」 カー坊「だからなんだよ。信じる事もできるから。仲間と一緒なら。」 ルイ「ちょっと厄介だけどな。」 マリオ「同感。」 カー坊「だからって、諦めるの?生きる権利すらも、諦めてしまうの?」 ルイ「…。」 カー坊「誰にだって生きる権利はある。でも、操られたら洒落にならないけど。」 カー坊が言うと、その視線をただ、マリオに向けた。 カー坊「種族にとっては、全員が未熟者に見えるけど、その人その人によっては、価値観が全く違う。その価値観が違う事で、完全にその人からの価値観がわかるのよ。」 ルイ「カー坊、最初の台詞は一番問題の台詞だが。」 カー坊「事実でしょう?」 マリオ「だったら、厳しい訓練でも受けてやる!」 と、叫ぶマリオ。 カー坊「やめなさい。一般人には、某映像の映った奴でも十分で、軍人訓練は体力がないといけないのに、それをも超えかねない訓練なのよ?」 マリオ「うぐっ。」 マイル「俺はそういう訓練に耐えている。種族全員がそうだ。訓練に耐えるのは、何かと戦いなどに有利な状況を作り出す為だ。だから、負けたくは無いのだ。俺も、カー坊も。」 その言葉に、ほとんどは黙っていた。 ただ、カー坊はまだ不安が残されていた。 そう、神々の翼という、そんな存在が、種族を行動させていた。 残るは、あと3人―――。

最終更新:2010年04月19日 03:15