種族とスマブラキャラたち 〜 全ての過去と未来 〜第二十四章

― 第二十四章 ― その一方、森にいるアレス。 アレス「惜しかったな。あの制約で殺せない相手がいて。」 ドレッドノート「ええ…。」 アレス「…悪いが、見物人なのは当然だ。攻撃してくるだろうけど。」 ドレッドノート「アハハ…確かに。」 アレス「…頑張れよ。絶対倒せよ。」 ドレッドノート「俺はやる。必ず倒す。」 それからして、二人は例の場所へ向かったのだ。 その一方。 カー坊「…作戦変更を伝えたけど?」 マリオ「ああ。アレスは見物だっけ?」 ヨッシー「邪魔。」 アレス「…言うと思った。」(T_T) カー坊「とりあえず、ドレッドノート勝負!」 ドレッドノート「ああ。」 マリオ「倒してみろ!」 ルイージ「…。」 ドレッドノートは銃を持った。無論、それは種族を殺す為。 マリオ「…行くぞ!」 ドレッドノートはナイフを持つ。 カー坊「行くぞ!」 その一方、アレス。 アレス「…おいおい…。」 アレスが見たのは、種族の作戦を見て、だった。軍人もちらほら見える。 アレス「一体…。」 ブラッド「やはり大将は此処か。」 アレス「お前は何故来た?」 ブラッド「ゲルングを止める為…じゃない。本当の目的がある。」 アレス「…闇の城か?」 ブラッド「お前…。カー坊が経験した戦争の話を知っているか?」 ほぼ唐突の事だった為、アレスが唖然としたのだ。 ブラッド「アレス・グングルニル。カー坊は戦争を体験し、呪われた少女と言われ…そして、戦争で、とても大切な人を失っている。しかも、その人は、必ず兵士となっている。」 アレス「…戦争で…?」 ブラッド「カー坊は戦争を体験している。何よりも、辛い経験を知っている。戦争の惨さも、きっと知っているだろう。」 アレス「…。」 ブラッド「闇夜のような辛さ…それをカー坊は知っている。戦争の話をも聞いている。戦争というその悲惨さも知っている。」 アレス「つまり…戦争を知れ、と?」 ブラット「…お前は…あの戦争の後の、あの事件を知っているか?」 アレス「…それは、一体…?」 ブラッド「後から知ったが…カー坊は、二つの戦争を知っていて、あの事件を起こした。」 アレス「!?」 ブラッド「自殺未遂…事件だ。」 そう告げるブラッド。その視線は、アレスへと向けられている。 ブラッド「ただ、カー坊は…何よりも辛さを知っている。お前の目的も、別の意味があるだろう。俺にも目的があるが、種族に関わるもので…ね。」 アレス「…。」 ドレッドノートはまだ戦いをしていたが、戦い慣れたとはいえ、苦戦しているのだ。 ドレッドノート「(くっ…!こいつ、強い…!)」(又は、 ドレッドノート「(くっ…!マリオ=マリオ…強い…!)」 で。) マリオ「(こいつ…戦い慣れている!!)」(又は、 マリオ「(ドレッドノート…こいつ…戦い慣れている!!)」 で。) マリオの腕にはナイフが二本刺さっていて、右腕は無傷の状態だ。 ドレッドノート「…時間はかけさせない。」 マリオ「させるか!」 ルイージ「(…そして、ここで…例の人物が現れる。)」 銃撃戦を受けて、既に傷だらけのルイージだが、ルイージはその状態を見ていた。 アリゾナ「行くぞ。真紅の悪魔…相手になろう。」 ドレッドノート「…上等です。」 ルイージ「(そして、もう一つの作戦がある。)」 ドレッドノート「…ちっ!」 そして、さらに銃を向けた。それでも、カー坊たちは戦っていた。 アレスとサマワたちは遠くから見ているのを知っていて、カー坊は銃を持たず、剣で戦っているのだ。それは、ある作戦の為に。そして、例の作戦の為に。 ドレッドノート「…そこか!」 アリゾナを何とかポケットピストルというもので何とか倒れさせたが、誰かが後ろにいる。振り向いたドレッドノート。そこにいたのは、麻酔銃を持つ、その作戦の為にいる人物。 ドレッドノート「(…な…!…ファルコン…!?)」 カービィ「…。」カー坊「…。」※カー坊笑みを浮かべる。 ルイージ「(この作戦で、終わる…!)」マリオ「…いつつ…。」※マリオ、痛みに耐える。 その銃口から、その麻酔銃が放たれ、ドレッドノートに当たる。そして、倒れるドレッドノート。カー坊は銃を持ちながら、ただ呆れながら、ドレッドノートに近寄るゲルングへ視線を向ける。無論、銃は持ったままだ。 ゲルング「お前の負けだ。ゆっくりと休め。」 ドレッドノート「――――…。」 ゲルング「…お前の、完全な負けだ。」 そして、完全に気を失うドレッドノート。アレスへ視線を向けるカー坊。 ブラッド「…終焉だな。今回は突発的すぎたから負傷者がいるけど、な。」 カー坊「突発すぎ。負傷者の治療を。」 アレス「…また会おう。」 ブラッド「…ああ、またな。」 アレス「今度会った時は…敵となって、だろうな。」 ブラッド「そうだな。俺は多分無いと思うけど。」 アレス「…種族よ、また会おう。敵同士として…な。」 魔術で去っていくアレス。そして、警察車両が来る音。 マリオ「…ってぇ…。」 ルイージ「それにしても、痛いですね…。」 ヨッシー「痛い。」 ガノンドロフ「…情けないな。」 カノンドロフ「兄者も撃たれて痛いと思いますけど…。」 マリオ「…お前な」 アリゾナ「俺と湾岸は無傷としても、ファルコンだって撃たれてるんだぞ!?」 カー坊「ま、私はほぼ影響無いし。」 湾岸「…うらやましいと思うけど、な…。」 キー坊「お姉さまだって痛いのに耐えているのに!」 カー坊「…妹、負傷者。」 キー坊「…はいっ!お姉さま!」 カー坊も苦笑すると、ただキー坊を見るだけだった。 カー坊「…成程…。『翼ある銃』(ガン・ウィズ・ウィング)か…。」 リンク「?」 フォックス「何だ、その異名は。」 カー坊「先ほどの相手。二人はそう呼ばれているらしいけど。」 アルケオ「…成程。」 シュメーラ「諦めてくれ。」 アラハバキ「その『翼ある銃』(ガン・ウィズ・ウィング)というものは、明らかに強い証だそうだ。」 荒覇吐「アレスは知らないが、ドレッドノートはそう呼ばれていた。」 POD「…無敵の翼だったのですか…。制約のお陰で勝てたものですね。」 プロトン「見守っていたが、やはり制約というものがアダになっただろう。」 クロウ「そうでなければ、マリオだって殺されていただろう。」 マイル「俺は、制約にはいないだろうと思うが、一瞬だけ止めたのは…。」 カー坊「多分、制約として決めた人…ね。」 ゲルング「…制約で決めなかったら、きっと殺されていただろう…。」 カー坊は苦笑しながら、治療活動などをする者たちへ視線を向けた。 カー坊「危険すぎる制約はしないほうがいいかもしれないわね。」 湾岸「…そうではないと思うけど、な…。」 カー坊「制約を決めていた理由も気になるが、あまり首を突っ込むなよ。」 ゲルング「…ブラッド、目的は何だ?」 ブラッド「それは言えないな。けれど、種族の来るルートくらいは知っている。」 カー坊「でも普段は使わないけど、というか来ないけどね。」 ブラッド「…そろそろ帰郷させたい奴はいるのか?」 マリオ「流石に帰郷願いを。」 カー坊「了解。」 だが、その一年後。あの事件が起きる事となる。 そのF-ZERO。アパッチ改がふと視界を気にしたのだ。 アパッチ改「!!」※音楽なら『グローバルフォース 新・戦闘国家「06 紛争勃発」』を。 その屋上にいたファルコンも、その異変を感じたのだ。 アレス「…やあ。君はここの住民だとは知らなかったけど、君も捕まえに来たよ。」 ファルコン「…やってみろ。」アパッチ改(こっそり見えない)「…そろ〜。」 アレス「…住民たちは突然の苦しみに倒れている。君も何処まで対抗できるかな?」 その瞬間、雷鳴の矢が何本もアレスのそばに突き刺さるが、アレスは冷静だ。 アレス「さあ、霧での攻撃をするよ。果たして、光の翼が出るかな?」 ファルコン「…。」「(どうでもいいが、アパッチ改の台詞は台詞ではないな…。)」 アレス「さあ、勝負だ!」ホーカム改(見物ヘリ)「…(ツッコミを入れるなよ…)…。」 アパッチ改(見物ヘリ)「わくわく、ドキドキ…!」※無視している。…ネタありか…? ホーカム改(此方は姿が見える)とアパッチ改(姿は見えない)が見物ヘリとなり、二人の戦いが起きる。しかし、アレスには誤算があったのだ。既にアレスの拠点を、種族は割り出していたのだが、攻め込むという決定の矢先に、この事件を起こしていたのだ(偶然か?)。 ホーカム改「…アレスと…えーっと、ファルコンか。両名無視してくれ。」 アレス「そうしようか。」※備考。大戦略と新戦闘国家はやりこみました作者! ホーカム改「…俺にまで被害を加えるなよ。」※続き。新戦闘国家はF−16が多い作者。 アパッチ改「はーい!姿を見せて登場!無視して戦闘を続けて!」 アレス「そうしようか。」「…この台詞二度目ですね…。」 その霧を出すアレスに、二機は空へと逃げる。無論、ヘリは風圧が出来る為、本来は霧など吹っ飛ばせるのだ…が、それほど不安定な状態では飛ばないだろう。そのホーカム改はふと、その霧のデータを集め始めたのだ。そして、驚愕な事実を見つけたのだ。 ホーカム改「…おい!この霧、まさか…麻痺とか…!」 アレス「そう。流石は種族のヘリ。けど、ヘリ系は無理だね。戦闘機はいいけど。」 ホーカム改「…あ゙。」※豆知識。大戦略は兵士が音楽に合わせて踊っているように見える。 アパッチ改「ファルケンが落ちている…。」 アレス「さあ、不利な条件化で戦えるかな?」 ファルコン「…。」アパッチ改(見物ヘリ)「ファルケンさん…ごめんなさい…。」 アレスの霧の攻撃を見ていたアパッチ改だが、突然の通信が入ったのだ。 アパッチ改「…?」 無論それはホーカム改には届いていない。 ホーカム改「…あー、いっそのこと審判になるから、そのまま続行だ。」 アレス「いいよ。そんなことしなくても。」 アパッチ改「…。」 ファルケン(通信)「…アパッチ…改…か…?」 アパッチ改「…ええ。ファルケンさん、しばらく眠れますか?」(酷) ファルケン(通信)「…どうせ…そうなるだろ…。」 アパッチ改「…待っていてくださいね…。助け出しますから…。」 ファルケン(通信)「…待て…。終わってから…にしろ…。」 アパッチ改「…でも…。」 ファルケン(通信)「今は…重要な…任務中…だろ…?」 そこでアパッチ改はわかったのだ。今の状態、確かに重要な任務中だと。 アパッチ改「…わかりました。待っていてください…!」 ファルケン(通信)「…待つぜ…。終わるまで…。」 アパッチ改「…はい…!」 通信が終わると、アパッチ改は今の通信記録を種族へと送った。そして、ホーカム改へと視線(何処か謎(笑)だ…)を向けた。※追伸。新戦闘国家はF−16より隠しが多かった…。 アパッチ改「…一応見物はしますけど、先ほど通信記録を送りました。」 ホーカム改「…わかった。俺は…この様子を見届ける。」※続き。上は起動歩兵隊…。 その霧が立ち込めていくが、異変が起きたとわかったのは、ホーカム改がその霧の向こう、つまり少し見えにくいとこにいた人物を見てからだ。 ファルコン「…ッ…!」※突然苦しむ。…余談だが、政治家の事務所が被害に…。 網のような位置で、その“何か”に耐えているのだ。※続き。上の奴平成19年8月10日。 アレス「ふふふ、これが住民を苦しめている霧の威力だよ…。」 アパッチ改「…この霧で…ファルケンさんまで…苦しめて…ッ!」 アレス「偶然だよ。」「じゃないとどうするのかな?」※知らん。Byカー坊 ホーカム改「大体跪く時点でもう終わりじゃないか。」 ホーカム改「…すまん、バカが行った!」※ダブルフリッドかそこらに似たネタ。 チヌーク改「…ファルケンさん…助けますから…!」 ファルケン「…っ!」アレス「な…!」※因みにコマンチ改も登場。 ファルケンの近くはローターの起こす風圧で何とかなっているが、その間にファルケンが魔術で移動する。上へ上がるチヌーク改。そして魔術で帰還する。 アレス「…無茶苦茶だね。」 コマンチ改「無茶苦茶もあるか。多分起動すらしないぞ。」 アパッチ改「大体勝利でしょう?勝者は立たないとダメだよ。」 ホーカム改「種族の考えは、人質を一人でも作る事、だそうです。」 アレス「居場所くらいは知っているでしょう。」 アパッチ改「でも捕まって欲しい人なんていないよ。」 その霧はさらに濃くなっていく。その濃さは、まるで普通の状態でも見難い状況でもあるのだ。その濃い霧はさらに深みを帯びていく。 ファルコン「(…油断…したか…。)」 その霧は状態異常であるにもかかわらず、その一人の人物(ファルコン)は確実に無理をしていたのだ。 アレス「まだ無理しているのかい?」 アパッチ改「…あ゙、コマンチ改さん、チヌーク改さんはしばらく使えないのでは…!?」 ファルコン「…手遅れだ…。」 コマンチ改「うぉい!そういう事はもっと早くに…あいつに通達しろぉぉぉ!!!」(怒) ホーカム先「無駄に叫ぶな。」アパッチ改「すいませ〜ん!」 アレス「でも、もうこの戦いも終わるよ。」 アパッチ改「…わかっていますけど…。アレスさん、一体…目的は何ですか…?」 アレス「…目的は、まるで光のような翼。神々の翼を出す事。強引でも…。」 アパッチ改「…。」 コマンチ改「それに、サムライとかいったレーサーたちは前日に避難させ、マシンなども非難させたそうだ。だが、遅れた作業が一つあって、そいつが住民の避難だ。無理な事は承知だったけど、一部は間に合ったそうだ。今日はやらないと言ったが…。」 アレス「無理だよ。」 と、アレス。 ファルコン「…それこそ…死ぬだろ…。」 アレス「…まぁ、そういう所だね。」 アパッチ改「…。」ホーカム改「…。」 だが、アパッチ改には不安があった。この霧の謎など無いのだと思いながら…。 コマンチ改「あの事件のようになったら…俺は…」 ホーカム改「コマンチ改!」(激怒) コマンチ改「…そうだな。忘れてくれ。」 アレス「…さあ、あきらめてくれれば、苦しまずに済むよ…。」 電流がアレスに襲う。だが、アレスは冷静になって避ける。そして、さらに電流が襲う。 アレス「…せめてもの抵抗かな?」「最後の抵抗だったのかな?」 ファルコン「(…無理…だった…か…。)」 そして、倒れる音が響いた。アパッチ改も、ホーカム改もただ唖然としていた。 ホーカム改「…おい、勝者。」 アレス「…何?」 ホーカム改「どうする?」 アレス「連れて行くよ。」 コマンチ改「最後の一撃みたいな奴…簡単に避けたな。」 ※襲っていた一撃は、アレスが話している時に回避していたのだ。 アパッチ改「激久々のナレーションだ…。」※確かに。byマリオ アレス「…ふふふ…。」 アパッチ改「…無茶苦茶なのは…彼もです…。異変の時…逃げればいいのに…。」 コマンチ改「…。」 アレス「…無理も言えないね。けれど…。」 完全に気絶している、その人物へ視線を向けた。その表情は優しさを含めたものだった。 アレス「無茶してまで戦う人は、嫌いじゃない。むしろ好きだね。」 アパッチ改「…。」 アレスがその倒れた人物を魔術で移動させる。そして自身も魔術で移動したのだ。戻る静けさに、そして戦いの現場を見ていたホーカム改はふと上空へと上がる。それに続いてアパッチ改、コマンチ改も同じくして上空へ上がる。その霧は、ビルの屋上にも達していた。 ホーカム改「…あとは、時間か…。」 その時間が過ぎるにつれて浅くなる。だが、それはビルの屋上だけの変化だった。また地面濃くなる霧を見て、アパッチ改は不安を覚えていた。 その一方。カー坊はデータを確認し、戻ってきたチヌーク改とファルケンを確認したデータを見て、少々苦笑したのだ。 カー坊「…で、過去の時を本で確認したら、窓を開けたらしいじゃない?」 マリ「…通達不足でした。そして、チヌーク改の行動も…。」 ルイ「始末書を提出しま…」 カー坊「いいわ。私はそれよりも、情報が欲しい。」 マリ「ああ、それなら…。」 ルイ「人質が出たそうだ。何やら不気味な霧で状態異常にさせて捕まえたそうです。」 カー坊「…そう…。もうすぐね。」 マリ「は?」 カー坊「もうすぐ、作戦が起こる。起こりうる事実を無視するな。」 それで二日後(すいません、省略しました)。の某所。 アレス「…。」 警報が鳴り響く中で、アレスの上司と思しき人物はにやりと笑った。 その中で、カー坊たちは上階へと進む。 カー坊「地下は無い。上階は敵の塊。果たして悪者は?」 キー坊「上階。人質に闇の翼を仕込んだ確立がありますので、慎重に。」 カー坊「…ええ。」 キー坊「お姉さま、暴れてもいい?」 カー坊「今はダメ。人質まで殺すのは得策じゃないから。」 キー坊「わかったわ、お姉さま。」 そして、最上階。カー坊は多少剣を出すのを一瞬躊躇った。人質がいない事を見て、意外だと思った為である。何故いないのか、その疑問はすぐ解決する事になる。 カー坊「人質は何処?」 アレス「…ふふふ、不思議な事を言うのは、当然かもしれないね。」 カー坊「…何?」 そこに、誰かが倒れている。それを見たカー坊は、ある過去を思い出す。 キー坊「お姉さま!」 カー坊「…好きにしな。殺しても構わん。」 キー坊「紅の悪魔が困るかもね。」 カー坊「…別に。破壊する私の行動を、どこまで批判するかはわからんが…な。」 キー坊が視線を向ける。と同時に、カー坊は笑みを浮かべたのだ。その見えないところから刃物が突然出現したのだ。…そう、“消す側”が隠れていたのだ。種族消滅部隊も警戒しているようだが、カー坊は銃を持ったのだ。 カー坊「さあ来い。蹂躙してやる。」 マリ「“消す側”も承知の上で勝負を挑んでいる。彼らは命令を従う人物がわかっているのだ。だからこそ、俺たちは安心して任せられる。赤色の液体だろうが何だろうが、俺たちは俺たちの仕事をして、彼らは彼らの仕事をする。神鬼だってそれを最近知ったからな。」 カー坊「来い!」 その上司たちと戦い、大圧勝したカー坊たちだが、カー坊は銃口を向けたのだ。 マリオ「!?」 カー坊「出て来い…いや、いでよ闇の翼。その漆黒の翼を持って、光を埋める闇と成す。」 その言葉と同時に、その人物が立ち上がる。カー坊の言葉に呼応したかのように。 キー坊「え!?」 カー坊「あいつらは闇の翼の事を知っていた。アレスにも知っている筈だろう。」 アレス「確かに聞いているが、今の状態、もう命令は―――。」 カー坊「承知の上で起こした。ありえない奇跡を、私は信じよう。そして、その奇跡が起きた時は―――。…その時は、私は笑おう。」 ルイ「…そうだな…。」 カー坊「…これは父と同じ予言だ。『闇の翼を寄生されし者現る。唯(ただ)唯一の光の翼、その者に現れ、闇の翼を打ち消すであろう。』…これが、予言として当たるかは…意味深だ!」 マリ「…アレス!後方に下がれるか!?」 アレス「莫迦にするな。俺だって戦える。霧といった毒系統は効果が無いのはわかってる。」 カー坊「それだけ聞ければ十分だ。だが、種族に任せろ。」 カー坊が狙いを定めている。そして、闇の翼が現れる。無論、人質だった者から。 マリオ「…な…!」 ルイージ「黒い、翼…!?」 カー坊「…闇の翼。寄生させる事ができる、完全悪夢の翼。」 ルイ「だが、此方には史上最強の翼がある。」 カー坊「種族究極奥義『死の竜(デス・ドラゴン)』という技がある。」 マリオ「デス・ドラゴン…死の竜…。」 カー坊「ええ。この技は、命と引き換えに竜となり、攻撃する技。」 ルイ「運が良ければ助かるが、ほとんどは助からない。」 マリ「雷鳴竜究極奥義『死の雷(デス・サンダー)』もあるが、雷鳴竜の主にのみ使用が出来る。」 ルイージ「デス・サンダー…死の雷…。」 カー坊「こいつも…命と引き換えに竜となり、攻撃をするもの。」 ルイ「こいつで未だかつて生き残った人はいない…。」 カー坊「それらが無くても十分強い事を、私たちは証明しなくてはならない。」 マリ「行くぞ。」 カー坊が狙おうとしたその矢先、湾岸が出る。湾岸が様子を確認しているのだ。 湾岸「…こいつは、無闇に出たら殺されるぞ!」 マリ「…。」カー坊「…。」 だが、その湾岸が闇の翼により操られた者(ファルコン)により負傷すると、カー坊がすかさず銃を撃つ。しかし、カー坊は銃を二丁持ちし、狙いを定める。大してダメージが無いと判断したのだ。 カー坊「運命(さだめ)が死を意味するなら…私は、それを完全に引き曲げる!」 マリオ「…仲間を傷つける事に抵抗は無いのか?」 カー坊「本当はある。だが、それで止まっていれば、敵側の思惑通りになってしまう。それは種族にとっては絶対にあってはならない事。」 クロウ「…マリオ!」 カー坊「絶対に守ると決めた者は、守り抜いて見せよう。」 その光り輝くような剣から繰り出される一撃を防いだカー坊だが、苦笑しながらも銃口を向けた。だが、すぐに離れる。 カー坊「…ダメか。」 マリ「湾岸の傷が深い為に…」 マリオ「!マリ!」※そういえば折りたたみ戦闘機は空母にもいるみたい…。 その剣が、クロウを傷つける。だが、その剣を掴むクロウ。 クロウ「…捕まえたぜ。」※F−15の後継が、まさか出る?2007年8月11日より。 カー坊「神々の剣まで出せたのか…。」「…ふぅ。」 クロウ「…いい加減にしろ!ファルコン…!」 カー坊「…ったく、これ以上戦うなら…本気で殺すぞ。」※銃口を向けるカー坊。 アレス「!!」マリオブラザーズ「な!?」(驚) カー坊「これ以上手間をかけさせるな!死にたいのか、ファルコン!」 だが、クロウたちは光を見たのだ。何か不思議な光を。その手を離すクロウ。そして離れる、闇の翼によって操られた者。だが、次の瞬間その光は彼を包み込み始める。 カー坊「…これぞ、神々の翼の効力ね。」 クロウ「…負傷…する前に…発動、してもらいたかった…。」 そして、黒い何かが現れ、倒れるファルコン。 カー坊「…全てを切り裂け!ラファルソード!」 ラファルソードでその何かを切り殺す。カー坊はため息をついた。 カー坊「撤収、撤収!アレスはどうする?死にたいのか?」 アレス「…ご一緒します。」 カー坊「…何なら、本当に殺しても良かったな。」 マリ「それは流石にマズイです!」 キー坊「お姉さま!」 カー坊「私は…人をいとも簡単に殺せる化物だからな。」 アレス「…申し訳ない…。利用したような形で起こさせて…。」 カー坊「…成程、あの翼を起こす為の方法か。それは意外だな。」 アレス「神々の翼は…全てを揺るがすもの。それを見ずに終わらせるとは今後同断でしょう。しかし、今の状態、遅すぎると逆に敵側も黙っていない…。そこで、今回のような騒動を起こさせ、目覚めをさせたという事です。」 カー坊「…いつかやろうと思ったことだ。」 カー坊が言うと、アレスはきょとんとした表情を見せたのだ。 カー坊「このまま放置すれば、今後この翼を使う任務で後々大変な事になる。この翼に匹敵すると言うと…あの死の竜…デス・ドラゴンになる。だから早く起こそうと思ったのだ。」 マリ「…そうか…!それを考えていたからこそ、始末書を書かせない事にしたのか!」 カー坊「ええ。そして、目覚めをさせるのにまだ時間はかかる。その間、黙っているか…。」 ルイ「…。」 カービィ「…難しい話だね…。」 ネス「カービィ君!」 カー坊「別にいい。この戦いに、どの道巻き込まれるのは2人いるかもしれない。」 カー坊は軽く笑う。…そう、残るは2人―――。

最終更新:2010年04月19日 03:15