種族とスマブラキャラたち 〜 全ての過去と未来 〜第二十章

― 第二十章 ― マリオ「…最近休めないな。」 ルイージ「戦争?」 マリオ「縁起でもない事を言うな。」 セントレア「…今日の試合は…っと、出番があるみたいだぞ。」 リンク「俺か。」 マリオ「ドクター。お前も、だよ。」 ドクターマリオ「…わかっているよ。」 ロス「…頑張れ。」 ソリッド「…負けたら承知しないぞ。」 その試合は、熱戦に近かった。…カー坊は、その人たちにアドバイスをするのだが。 それから、数分後。 カー坊「…で、何を考えたの?」 マリオ「?」 キー坊「弾幕ごっこって、できるのかなぁ、って…。」 POD「それじゃ、僕が困ります…。」 ルイ「あー。疲れたのか〜?」 今のPODは、『SLEEPY』であるのだ。それに、以前、PODは『ANGRY』も使っているのだが、それでも本気ではない。『HAPPY』も使ってはいるが、未だに一つは使っていない。それが、『SAD』である。 ルイージ「可愛いけどね。」 マリオ「う、そんな顔して見るな。」 POD「…はぁ…。」 サマワ「よぉ、PODさんよぉ。元気かよ?」 POD「サ、サマワさん!」 レバノン「ええ。そんな顔していたら、どうすればいいか悩みますよ?」 POD「そうですねっ!」 マリオ「お前表情が変わって面白いぞ。」 POD「そうですか?でも、僕はこれが普通と思っていますけど。」 カー坊「人それぞ…じゃない、車それぞれですし。」 カー坊はただ、笑みを浮かべたのだ。平和であると思いながら。 カービィ「っていうか、使えるの?」 POD「…つ、使えない…。」 ルイ「お前泣かすな!」 今のPODの感情は、『SAD』である。完全に泣いているので、サマワが銃口を向け、完全に撃つつもりでいるのだ。※ここでほとんどが狙いを定める。 サマワ「てめぇ泣かせた罪は重いぜ?」※銃を向けながら言う台詞なのだろうか…。 ガノンドロフ「…二度とこういう事が無い様に攻撃してやろうか。」 カービィ「た、助けてー!」ファルコン「…ご愁傷様だ。」 カー坊「あきらめて倒れなさい。私だって攻撃するけど。一発分。」 カービィは逃げるが、追いかける側は追いかけるのだった。 クロウ「…平和だねぇ。」 アリゾナ「…で、どうする?」 クロウ「止めにいった人がいるが、止められるだろうか。あのメンバーを。」 PODはまだ泣いている。と、大爆発の音。 クロウ「あー。やっちったか?」 べちっ、というような音と同時に、何かの物体(笑)が落ちていたのだ。 カービィ「あはは…星が見えるよ…。」 クロウ「これカービィか。黒くコゲたな。」 アリゾナ「どうするんだ?」 セントレア「処理。」 ※という事で処理中……Now Loading… カー坊「終わった?」 ルイ「カービィは。」 カービィ「痛いよぉ…。」 カー坊「泣かせた方が悪い。」 ルイ「同感。」 マリ「以下同文。」 カー坊「でも、注意して。裏があると思うから。影の一族が絡むと、戦争が起きるから。」 ルイージ「…え?」 カー坊「ああ、初めてだったな。シャドウカー坊、シャドウマリオ、シャドウルイージ、影の一族の主十代目のシャドウツィオン、シャドウファルコン辺りが動き出しているらしいしね。影の一族は、闇の一族にもなれるし、光の一族にもなれる分岐点なの。ある意味。」 クロウ「注意してくれ。」 だが、突然郵便が来たのだ。それこそ、バトルフィールドを紹介するなどの文字が書かれているのだ。カー坊は無論警戒心を強めるが、ルイはふと、カー坊にある提案をしたのだ。 ルイ「不老不死にならないか?」 カー坊「は?」 マリ「今後も戦いなどでカー坊が無傷ではいられない…」 カー坊「待ってくれ。ある血を体内に入れてから、だ。」 カー坊はその液体を手に持ち、それを飲む。ただ不安そうに見ているカービィたちだが、カー坊が倒れそうになるのを、ローレライが支え、ただ時を待った。 カー坊「行こう。神様のいる舞台へ。」 カー坊たちは魔術で移動しようとするが、マリオたちは視線を向けたのだ。 マリオ「折角だ、この場所で暴れてくる。戻ってきたら伝えるよ。」 カー坊「…そうね、マリオたち。無事に戻ってくるのよ…。」 そして、カー坊たちは移動していった。 それで数時間後。の新築状態であるスマデラ寮。 カー坊「…更新、してくれて本当に悪いね。」 マリ「…どうも。…それよりも、急ごう…。彼らの戦いは、もう起きている。」 その一方。その現場は血に染まっていた者がいた。 ファルコン「…傷は…深いな…。」※重傷です。一応。 雨が降る中で、負傷している者(ファルコン)が歩く。無理しながら。その様子を影から見ているのは…影の一族のシャドウカー坊である。そのまま走っていったが、彼女は不安があったのだ。死ぬかもしれない、と。そして、完全なる不安が、彼女を動かしている事を。 シャドウカー坊「…あら、カメさん?楽にしてあげるわ。」 偶然遭遇した、重傷者のクッパを見つけたシャドウカー坊が剣を向けた。そして、一閃。そのまま絶命させる。楽にさせるという名目の元で…。そして、またシャドウカー坊は走ったのだ。そして、軍人を見つけるや否や、その元の前に姿を見せたのだ。 シャドウカー坊「貴方が、軍人ですね?」 サマワ「ん?何だてめぇ。」 レバノン「えっと、貴方は何者ですか?それに、焦っているのですか?」 シャドウカー坊「ええ、そうよ…。負傷者を見つけたから…。来て。」 ただ、案内のために走る、シャドウカー坊。 その一方。ネスは銃を持って歩いていた。 ネス「…やっぱり怖いなぁ…。お化けでも出るのかなぁ…。」 と、ネス。※ネスは確か8歳じゃなかったか?下手すりゃこの年齢で逮捕って事も…。 ネス「どうしてこうなったんだろう…。」 負傷している者(ファルコン)が倒れているのを見て、明らかにネスは焦ったのだ。ただ、無事であってほしいという願いもあってか、ネスは走ったのだ。 ネス「大丈夫!?」 ファルコン(重傷)「…全、然…。」※傷口を手で押さえているのだが。 ネス「しっかりして!」※ちゃっかりファルケンがここで連絡を取っている。 ただ、その雨が降り注ぎ、ネスと、その負傷者の体に叩きつけるように降り注ぐ。ネスは失血を止めようと考えているが、考えがまとまっていないのだ。とりあえず止血だけはしておくネスだが、焦っているのは目に見えていた。 ネス「お願い、死なないで…!」※何故かコマンチ改が通信してきた方角から来る。 ファルコン(重傷)「(…お前は…一人でも…大丈夫だろ…?…サムライ…。)」 そして、"彼"(ファルコン)の意識が消える。ネスはただ叫ぶだけだった。その時。 サマワ「おい!向こうに人が!」※ここでコマンチ改、全体通信で連絡。 レバノン「負傷者です!死者も一名いましたし…!」 それを遠くで見ているのは…シャドウカー坊である。※ちゃっかりファルケンも。 シャドウカー坊「…これで、いいのよね…?シャドウマリオブラザーズ…。」 そう呟くと、シャドウカー坊は魔術で去っていこうとしたのだ。 サマワ「…っと、少し待っていてくれ。」 ただ、走ってくるサマワを見て、少し焦ったが、笑みを浮かべたのだ。 シャドウカー坊「どうかされました?」 サマワ「いや、礼くらい言わねぇと、怒られると思ってよ…。」 シャドウカー坊「何よ?クッパ殺しの事?」 サマワ「違うぜ。…負傷者の事だけどよ…。教えてくれてありがとな。」 シャドウカー坊「…当然よ。でも、あまり深追いしない方がいいわ。忠告しておくけど。」 シャドウカー坊は、その魔術で去っていくが、サマワはまた走ったのだ。 サマワ「悪ぃ、遅れた。」 レバノン「いえ、いいですよ。重体者は無し、重傷者2名、死者1名ですが。」 レバノンの報告を聞いて、ふと考えていたのだ。 サマワ「まだいたのかよ?」 レバノン「ええ。死者はクッパで、重傷者は二名。うち一名は先ほど治療の為に救助した方です。…名前を言いますか?」 サマワ「いいぜ。どうせあいつらだろ?」 レバノン「あいつら、ですか?」 サマワ「ガノンドロフとファルコンだろ、どうせ。」 レバノン「ええ、確かにそうですね。ただ、影の一族が行動しているのを見ますと…危険だと判断してもよろしいかと。これから種族と、コロッセオ様に報告をなさいますので。」 サマワ「…ちょっと待て、コロッセオは単体か?」 レバノン「え?…ええ、お一人ですが。」 サマワ「余計にやべぇよ!元帥が護衛無しで戦う事をさせてどうするよ!」 レバノン「え!?サ、サマワ!?」 サマワ「急ぐんだよ!コロッセオの元まで!」 その一方。 コロッセオ「君たち、順序を間違えたのかな?」 と、コロッセオ。目の前には、絶命している敵たちがいる。近くには、メディック、シュルツが。そして、そのそばには、見慣れぬ軍人がいる。 クレイター「俺はデュアルクレイター。通称クレイターだ。死にたければ、来い。」 コロッセオ「派遣されたと、君は言うのだが?」 クレイター「派遣?…確かにされたな。神鬼や、”消す側”のエーテルとジャックには及ばぬ。」 クレイターが刃を向ける。そして、ただ敵をまた一人倒す。 カー坊「護衛でも追いつかないわね。」 ベトナム「…カー坊、すまないな。わざわざ御足労していただいて。」 カー坊「いいわよ。それと、面白い軍人も後方に。」 言ったその時、移動呪文で使ったらしく、カー坊の後方に、二人が現れたのだ。 サマワ「大丈夫かよ!?」 レバノン「加勢しに来ました!」 コロッセオ「ありがたい。…頼むぞ。」 リンク「護衛しに来ました!」 カー坊「どうも♪無傷のリンクさん♪」 クレイター「…どうするよ。」 敵の攻撃が、コロッセオへ向けられるが、それをクレイターたちが防ぐ。クレイターが苦笑すると、ただカー坊が銃口を、敵側へ向けた。 カー坊「死にたいなら来なさい。」 その時、剣が敵に突き刺さる。そして、その後方から、一人の人物が姿を見せた。…そう、彼はイラン・琉球=ローマ・イギリスという人物である。 番人「イラン。」 迅帝「お前も来ていたのか。」 イラン「まあな。」(参照程度に『スマブラキャラと種族 〜 未来 〜』を。) クレイター「手強い相手なら、俺も戦ってもいいが。」 イラン「黒死蝶を操るダークファルコンと、ダークヴァンドルフ、ダークガノンドロフ、ダークガイア、ダークカインよりも弱いが、俺だっていい戦力になる。」 クレイター「空闇閃もその一つだ。どうやら、わざと作ったらしいとか。」 カー坊「そういう会話は、とめた方がいいぞ。」 カー坊が言うと、完全にほとんどの敵が驚いていたのだ。だが、一人の敵が、コロッセオへ銃口を向けた。そして、その引き金を引く。 ガゥン!※銃声。コロッセオ撃たれる。 銃声と同時に、コロッセオが倒れる。それを、ほとんどは見ているだけだった。 イラン「コロッセオ!」 クレイター「コロッセオ様!」 メディック「元帥!」シュルツ「…。」※シュルツは冷静に分析している。 サマワ「てめぇ!」 レバノン「…貴方は、殺人を起こしたわけですね…。」 カー坊「…敵側に言う。どの道言うつもりだったのだからな。」 カー坊が笑みを浮かべたのだ。そして、イランたちの攻撃が入る。それでも、不安だけはあったのか、集中攻撃が多かったのだ。 カー坊「結果的に、悲劇があったのはわかるのね…。」 イラン「俺のようになってほしくないのだ…。誰も。」 カー坊「コロッセオも、同じ事を思っているかもしれないわ。」 イラン「…それは、一体…?」 カー坊「…カノンドロフ!」 カノンドロフ「待ちわびたぞ。ずっと別の場所で行動してきていたからな。」 カー坊「あいつだけを残せ。」 カノンドロフ「わかった。」 そして、あっという間に、魔術でその敵たちが倒れていったのだ。カー坊は笑みを浮かべながらも、ただ、その敵が驚いているのは無理も無い。 カー坊「…さて、真実を伝えようかな。今日。」 アリゾナ「そうだな。」 シュルツ「…だましていて申し訳ございませんでした。」 カー坊「そういう事だよ。全員に伝えて。」 そう、死んだ筈だと思われていた、そのコロッセオが生きていたのだ。無論、その銃は持っており、メディックはただ、軽く微笑んでいただけだった。 サマワ「行くぜ。」 コロッセオ「君の事は犯罪だよ。」 カー坊「同感。」 そして、敵をカー坊たちで瞬殺すると、ただ軽く微笑んだのだ。それは、考えている事があるのだ。それこそ、真相というものである。 カー坊「メタナイト兄弟も呼びたかったけど…。」 カー坊が言うと、カー坊はすぐに魔術を使う。 カー坊「時空の剣、次元の剣にも通達…否、萃めろ。」 そうして集結させる、一同。 時空の剣「それで、何用だ?」 メタナイト「呼ぶほどの連絡か?」 次元の剣「…不老不死…じゃないだろうか?」 メタナイト卿「…不老不死だと…?」 マリオ「伝説だぞ、それは。」 ルイージ「それをどうしろって?」 カノンドロフ「コロッセオだけの情報だ、聞け。」 アリゾナ「…。」 カー坊「実は…。」 カー坊は知る限りの情報を伝え始めたのだ。 それこそ、悪夢の物語に近い、その過去を―――。

それは、まだコロッセオが元帥になる前の話。 コロッセオはただ業務に励んでいた。それは、普通の話であるのだが。 だが、軍人故に、訓練があるのだ。その訓練は厳しいものである。 その訓練後、コロッセオは元帥に視線を向けた。無論、この元帥は当時である。 元帥「…君たち、実験台になりたいかい?」 その発言こそ、まさにきっかけに過ぎない。 コロッセオ「是非、私どもにお任せ下さい。」 元帥「立候補するのかね?」 コロッセオ「勿論です。」 そうして、コロッセオは実験台となって、作業が進められてきた。 コロッセオ「…で、どうすれば…?」 彼は想像を絶する痛みなどにも耐えてきた、まさに最強の人物。 コロッセオ「…。」 そうして、完全なる不老不死の為に、彼は尽くされてきた…のだ。 元帥になっても、実験台のままでいいと、彼は断言したのだ。 それこそ、茨の道であろうとも…。

カー坊が語り終えると、ほとんどは唖然となっていた。 キー坊「私とカー坊以外でも同じ不老不死となった者が、まだいたのね…。」 カー坊「…コロッセオ元帥は、自ら実験台となる事を志願したのだ。」 コロッセオ「…。」 カー坊「そうして、不老不死となった。志願する事くらい、別に遠慮なく告げられる。」 ルイ「だが、その後が大変だ。失敗して、痛みを伴う事だってあり、死ぬのもある。」 マリ「死ぬ事も承知の上で志願するのが普通だ。」 マリオ「…それで死んだら終わりなのか?」 マリ「…ああ。復活させる事無く、破棄されて終わりだよ。」 ルイ「使えないように、それも、ゴミのように捨てられるのは勘弁してほしいぜ…。」 リンク「…そうですか…。」カー坊「…。」 それから、数ヵ月後。 あの悲惨な事故が起こるのは、まさに偶然に近いだろう。

最終更新:2010年04月19日 03:15