短編集『あの戦争の…』(視点系)
あの戦いは、今も覚えている。
あの争いは、今も覚えている。
悲劇が、とても辛い。
ある人の…フーガの為に。
グロース「…フーガ…。」
ルイ「グロースシュトラール。過去は語らないだろうな?」
グロース「…いや、語ってもいい。」
その戦いが恐ろしい…。
あの時は、完全に最悪だと思った。
剣を振るい、そして敵を倒してきた。
だが、町の状況は思わしくなかった。
軍たちの攻撃が酷かったのもある。
そして、炎の燃え盛る中、フーガに言葉を告げてきた。
戦う事と、そして町の事を伝える事を。
そして向かっていった。戦う為に。
ルイ「で、どうなったんだ?」
マリ「そうだな。」
グロース「…まだ悪夢が続いた。」
あの炎の向こうにいた敵たちが厄介だった。
軍たちの銃撃、そして悪夢。
傷を負っても立ち向かう。
そして敵を倒したものの、片腕は血で染まりつくしていた。
それを応急手当し、戦いへ赴いた。
そしてその後、敵を何とか全滅させた。
フーガは逃げていたようだ。
あの場からいなくなっていた。
血が流れていた為、心配だった。
その後、そのまま向かう。
ただ、腕の失血がまだ止まっていなかった。
ルイ「で、どうだった?」
グロース「…。」
そのままどこかへ向かう。
ただ、あの戦場へ。
その時に、その身を貫く一撃があった。
銃弾だった。
そのまま倒れ、気を失った。
気が付いた時には病院だった。
重傷であったと言う。
治療されていた時には不安などなかった。
ただ、条件があり、隠れた種族へ入らねばならないと思った。
そして、隠れた種族へ入り、そして少し後に…。
種族へやってきた。
ルイ「そういうものか。」
グロース「だ、黙ってくれ。」
カー坊「いいじゃないか。」
マリ「…。」
でも、今は幸せである。
そして、仲間だっている。
フーガと、そしてその仲間達の為にも。
全ては、仲間達の為に。
その身を犠牲にしようとも。
未来の為に、戦おう―――。
終わり。
視点は『グロースシュトラール』です。
凄まじいものである。
が、これはかなり恐ろしいものである。