それは、雨の降る中で、いつも住民たちは不安そうに見ている場所がある。
その場所は、恐怖のうわさが耐えないのだ。
千人倒れているとか、百人倒れているとか…。
そこまでのうわさがありながら、誰も手が出せなかった。
そこで、ある一族に、依頼を頼もうとした。
だが、既に別のグループが戦いへと赴こうとしていた。
が、種族の主は笑みを浮かべていた。
そして、ただ、そのグループに遭遇したのだ。
カー坊「私はカー坊。貴方の所為で、予定が狂ったわ…。」
マリオ「予定…?」
カー坊「ええ。今日を選択してくれなければ、面白かったのに。」
愚痴をこぼすカー坊。
カー坊「そしたら、城は全部破壊できたのに。」
冗談ではないかのように、真剣に告げるカー坊。
カー坊「仕方ないわ。貴方達に作戦を伝授するわ。」
カー坊はそう言うと、その視線をマリオたちへ向けた。
カー坊「首尾良くやりなさいよ。」
それは、冗談という粋を超えた言葉で、そう告げる。
終わり。
カー坊「いい?まず第一段階を実行する。今の状態なら可能だ。」
ルイージ「!」
カー坊「わかった人はわかったのよね?」
その言葉とは裏腹に、ルイージは小刻みに震えだすが、すぐ収まる。
カー坊「…成る程。」
その笑みを崩さず、ただ城へ視線を向けた。
カー坊「魔力暴走とは、何だと思う?…そいつを起こす。」
カービィ「美味しい?」
カー坊「死ぬわよ。」
その殺意を隠さず、カービィにそう告げる。
カー坊「第一段階が成功して、城があるなら、私は中央へ向かう。」
マリオ「?」
カー坊「そうだな…『無に帰す』…。これが、第二段階だ。」
ヨッシー「??」
カー坊「そう…。『無に帰す』事で真の力は戻る。」
マリオ「な!?真の…力…!?」
カー坊「あと、もう一つ報告。悪いけど…簡単じゃない。」
フォックス「簡単じゃないと…?」
カー坊「そう。…君だよ、ファルコン。」
完全にその視線は、そのものへと向けられている。
カー坊「第一段階の成功の鍵。そして…マスターハンドを超える力。」
マリオ「な、何を言って…」
カー坊「神様の力を貰ったかのような、その力…。偶然と思う?」
マリオ「!」
カー坊「彼らも、重要な鍵になる。神々の翼。この翼は、目覚めるわよ。」
その言葉は、誰も信用しているわけがなかった。
特に、カー坊の言葉を、聞いて―――。
終わり。
※あと、第二話の「そのものへ〜」は、「その者へ〜」です。はい。
カー坊たちは、その城へ到着した。
カー坊「見えないお化け満載ですが。」
ルイージ「お化け!?」
カー坊「…だって、見えるんです。」
マリオ「オカルトな話だな。」
カー坊「いえ、実際に見えていますが。…私は。ほら、リンクさん?」
リンク「え?」
フォックス「オカルト好きなのか?」
カー坊「いえ、種族だから見えるんです。あまりツッコまないでね。」
カービィ「は?」
カー坊「いえ、此方の話♪じゃ、突撃〜。」※言いながら車見る。
ルイージ「…。」
ファルコン「…。」
カー坊「あ、言っておくけど、破壊任務…GT−ONE突撃計画も」
マリオ「それは違うだろ。」
カー坊「本当。3000kmオーバーでツッコむ。あの鉄で。」
と、カー坊。
カー坊「…あの鉄…ってのは、知らないほうがいいわ。消されるから。」
言って、城の門に手を触れた。
カー坊「邪が出るか蛇が出るか、車が出るか闇が出るか…楽しみね。」
マリオ「
(…三番目違う!)
」
言いながら、小さくなっている(どうやって?)のホーカムが飛んでいた。
※登場するヘリたちは「改」というものを付けません。
そして、カー坊は開け放つ。
終わり。
その扉の向こうは霧が立ち篭っていた(え゙)。
カー坊たちは進む。
しかし、はぐれたのだった。
カー坊「催眠術か…。全く、逆鱗宣言しなくて良かったわ。」
カー坊が呟くと、剣を抜き放つ。
カー坊「出て来い、ゼロ!この城が、使い物になる前に!」
その時、地震のような揺れが。
…そう、攻撃を開始したのだ。上側からの攻撃である。
カー坊「いくら城であろうとも、城壁は古くなる!」
カー坊が叫ぶ。
カー坊「罪人、ゼロ!出て来い!城が半壊する前に!」
そう叫びながら、進んでいたカー坊。と、
カー坊「…F−16か。下がれ。言いたい事が一つ、敵側に。」
笑みを浮かべたカー坊。
カー坊「もし消えたくないのなら、私と勝負しろ!」
数秒して、歩くのを早めるカー坊。ただ、剣を持ったままで。
カー坊「さて、次は―――。」
と、前に誰かが立っていた。
サムス「…。」
カー坊「誰かと思ったらさーちゃんか。」
しれっと告げるカー坊。
カー坊「催眠術よりも、私は悪夢の象徴。起こしてもらうわ、サムス?」
その言葉と同時に、剣を向けた。
カー坊「第一段階、開始っ!」
終わり。
カー坊たちが城内ヘ潜入、戦闘中。
サマワ「くっだらねぇ…。」
と、愚痴をこぼす、軍人であって、言葉が軍人ではない人物。
湾岸「無理も無い…。これが、作戦だからな。」
ウォード「全くだ。」
サマワ「大剣使い、おめぇはいいのか?」
ウォード「どの道『無』に帰されるだけだ。」
サマワ「…カー坊の第二段階じゃなく、第一段階だろ、最初〜。」
湾岸「…それよりも、アレはどうにかならんのか?」
湾岸が言うと、その兵器側へ視線を向けるサマワ。
サマワ「クレイモアたちじゃねーか。本格的だなぁ。」
ローレライ「無理を言うな。俺は…こんなことが嫌いになる。」
サマワ「ガンナーだって言っていたじゃねぇか。」
ローレライ「…だろうな。」
ウォード「…第一段階も、すぐ終わらない。」
ローレライ「同感だな。」
サマワ「だからって、氷山の剣で斬るなよ!」
湾岸「…。」
不安も募りながら…ただ、『第一段階』が起きるのを待っていた。
終わり。
カー坊はサムスを見ていた。その視線を向けて。
カー坊「さて、殺しあおうじゃないか。あの人以外なら攻撃可。」
ファルコン「お、おいっ!!」
※焦っている。
カー坊「…ってのは冗談。本気にしたらダメだよ?」
カー坊は軽く微笑みながら、その視線を向けていた。が、
カー坊「避けろ!」
そう叫ぶカー坊。そして、青白い光。
カー坊「向こうは本気だな。…ま、第一段階に利用させてもらうよ。」
サムス「第一、段階…?」
カー坊「そっ。第一段階に利用させてもらうよ。」
カー坊が言うと、すぐに攻撃へ写る。
だが、接戦の中、カー坊は視線を向けた。
カー坊「!」
青白いような光が、その人物を襲った。
カー坊「…な…。」
※変化開始。
ふらつくカー坊。そして、負傷者の下へ向かう。
カー坊「……。」
ただ、彼はそのまま不思議な光に包まれ、気絶する。
カー坊「…許せないから…。」
ゾクッとするサムスが、攻撃を繰り出すも、不思議な力で消されてしまう。
カー坊「…破壊、してやるから…。」
目の色は…黄色になっていた。そして―――。
カー坊「壊す。」
その翼が巨大化していくのだ。
終わり。
※第六話の「彼はそのまま〜」では無かったです。後で訂正。
その翼は城外にいる者たちにも見えたのだ。
もはや、その翼は尋常ではなかった。
サマワ「やべぇ!あれは尋常じゃねぇ!」
湾岸「まさか…全神様魔力暴走…!?」
ウォード「それで正解だ。」
ローレライ「た…退却を!」
湾岸「お前は戻れ、ローレライ。」
ローレライ「…わかった。無事で…戻れるか?」
サマワ「じゃあな。」
ローレライが走るのと同時に、ほとんどが撤退していく。
…否、残ったのはたった3人。
サマワ「運命共同体だぜ?」
湾岸「カー坊…。」
ウォード「…。」
巨大な翼が、その城から出ている。
その翼は、まさしく悪夢を見せるようだった。
終わり。
※訂正点。第六話のね。
「彼はそのまま〜」
「ファルコンはそのまま〜」
GT−ONEに3000kmオーバーで突っ込まれた気分(オーバーな)。
その魔力は常にあふれているかのように、渦が出来ている。
その中心こそ、カー坊であるのだが。
サムス「き…消えなさい、化物っ!」
だが、その一撃をも、軽々と防ぐ。
カー坊「その攻撃、ヴィル・カー坊にも満たない。」
そして、空へ飛び上がるカー坊。
だが、一人の腕をつかんで。
カー坊「…ゼロ、マスターハンドを洗脳したか。」
ゼロ「…洗脳か。ある意味そうだな。」
カー坊「違うなら『
愛
』と」
マリオ「違うだろ!」
と、下からのつっこみ。
カー坊「…そうか、魔術か…罪人。」
マスターハンドの攻撃を、魔術で防ぐカー坊。
逆に攻撃を繰り出し、ふっとばすカー坊。
カー坊「黒いバス
(ブラックバス)
…。チョロちゃんよか弱いね。」
ゼロ「…俺が弱いだと?」
カー坊「…むしろ弱すぎる。罪人、ゼロ。お前は罪を犯しすぎた。」
カー坊はその視線を、ただ向け続ける。
カー坊「我の仲間になるか、消えるか、だ。」
カー坊は、ただその鋭い視線を向けた。
魔力は十分に溜まっている。
カー坊「消えるなら…。」
カー坊が笑みを浮かべた。
カー坊「願わくば、
来世では同じ事を起こさぬように
。」
そう、ゼロに告げた。
終わり。
退却を開始している軍人たち。
コロッセオ「…サマワ…。」
サマワ「悪ぃが、残らせてもらうぜ。」
湾岸「俺も、大剣使いは?」
ウォード「残るぞ、絶対に。」
そして、離脱する者たち。
サマワ「…だったら、根性だぜ?」
湾岸「…それよりも、です。」
小さい状態のままのホーカムが飛んでいた。
サマワ「…おい、マジかよ…。」
トヨタ「どうしたのですか?」
サマワ「っ!」
湾岸「大丈夫だ。仲間だからな。」
ウォード「そうだな。」
ローレライ「俺だけ逃げるのもアレだ、付き合おうじゃないか、地獄まで。」
トヨタ「では、奈落まで付き合いましょう。」
その笑みを崩さないトヨタ。
そして、ただカー坊に視線を向ける、その者たち。
偶然や奇跡を信じて、その者たちは、待ち続ける。
終わり。
カー坊はゼロへ魔術を向けていた。
カー坊「消えうせるか、死ぬか!どちらかだ!」
大爆発音と同時に、軽い悲鳴を上げるゼロ。
カー坊「お前の所為で、何人死んだ!」
カー坊のその鋭い視線が向けられる。
さらに攻撃を出し、ゼロを傷つける。
カー坊「トドメをさしてやる!」
だが、わずかな声が聞こえたのだ。
ファルコン「……。」
耳を澄まさないと聞こえないくらいの、小声。
カー坊「…。」
カー坊は、ゼロへ再び視線を向けた。
カー坊「ゼロ。辛いというなら…。」
その視線は、今までとは違うような視線。
カー坊「種族に関わる仕事へ、入らないか?」
カー坊が言うが、その右手は何も持っていない。
左手に、例の人物の腕をつかんでいる。
カー坊「だが、罪人は変わらない。」
そして、ゼロは後方へ視線を向けた。
そこにも、城はある。
カー坊「あの城へ向かうか、大人しくするか。」
カー坊はさらに睨む。
カー坊「大人しく待つのなら、お前は死ぬぞ。」
その羽が舞う。
終わり。