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アシナヅチノカミ・テナヅチノカミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アシナヅチ・テナヅチは、日本神話のヤマタノオロチ退治の説話に登場する夫婦神である。『古事記』では足名椎命・手名椎命、『日本書紀』は脚摩乳・手摩乳と表記する。

神話の記述


二神はオオヤマツミの子で、出雲国の肥の川の上流に住んでいた。8人の娘がいたが、毎年ヤマタノオロチがやって来て娘を食べてしまい、スサノオが二神の元にやって来た時には、最後に残った末娘のクシナダヒメを食いにオロチがやって来る前だった。二神はスサノオがオロチを退治する代わりにクシナダヒメを妻として差し上げることを了承し、オロチ退治の準備を行った。

スサノオが無事オロチを退治し須賀の地に宮殿を建てると、スサノオはアシナヅチを呼び、宮の首長に任じて稲田宮主須賀之八耳神(いなだのみやぬしすがのやつみみのかみ)(『日本書紀』では稲田宮主神)の名を与えた。

解説


神名の「ナヅ」は「撫づ(撫でる)」、「チ」は精霊の意で、父母が娘の手足を撫でて慈しむ様子を表わすとされる。また、「アシナ」は浅稲(あさいね)で晩成の稲の意、「テナ」は速稲(といな)で早稲の意とする説や、「畔(あ)の椎」「田(た)の椎」の対であるとする説、脚無・手無と解釈して蛇神であるとする説もある。

スサノオの宮殿があったとされる地には須佐神社(島根県出雲市)がある。代々須佐神社の神職を務める稲田氏(後に須佐氏)は大国主の子孫であり、アシナヅチ・テナヅチから数えて2004年現在で78代目であるとしている。

信仰


須佐神社のほか、廣峯神社(兵庫県姫路市)、川越氷川神社(埼玉県川越市)などで祀られている。

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最終更新:2008年07月11日 14:09
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